ショーミキゲン/同級生

(2002.11.20)ポニー・キャニオン

遂に復活!おニャン子クラブ、15年ぶりの新曲!!

【レビュー】 【ファーストインプレッション】

 

 レビュー (「特選 今月の一枚」 02年11月 ピックアップ)
 11月20日、初期メンバー14人が参加するオリジナルシングル「ショーミキゲン」が発売された。全体として「NO MORE恋愛ごっこ」を思わせるようなコンサートのオープニングに近いノリの曲だが、メンバーの声質が効いているためか第一印象としては夢カタログのイメージも浮かんだ。

 新曲としてまず楽しめたのはボーカルのソロパート当てだった。それは15年ぶりの快感であり、すぐにすべてが分からなかったとしてもやはり楽しい。歌詞カードにパートを載せなかったのはその点で正解だと思う。

 詞はやはりこの人、秋元康が担当。相変わらずの大胆な内容に、ちらっと殺し文句をちりばめる手法は健在。おそらく、中心的主題は一見して印象的な「女も若けりゃ…」とか「男もカッコよきゃ…」ではなく、応援歌的な部分にあるのだろう。想像と夢を見る力があるうちはずっと青春だよ(夢を見ようよ!)、フィーバーが終わってもずっと好きでいてくれる?ということかもしれない。あの頃の熱い時間のショーミキゲンは自分次第、終わらない夏休みがあってもいいよね、と感じられた。この曲は、あきらめなかった、あきらめられなかった僕タチへのプレゼント。

 曲の中で「おっ」と思った箇所は、ゆうゆの「煮たり〜」だった(嬉泣)。続く「あきらめーてー」と併せて「ショーミキゲン」のチェックポイントのひとつと言えるだろう。全体的に少しずつソロをまじえてすべてのメンバー参加するスタイルとなっており、一人一人のあの頃の顔を思い浮かべながら聴くと、感激も一層のものになった。待ちに待った新曲だから!

 B面の「同級生」はやさしいテンポのオーソドックスな曲調ながら、しかし、おニャン子ソングとしては目新しい印象の曲。うれしかったのはメンバーの愛すべき「微妙な」音程のハーモニーが健在だったこと。実はこれこそがおニャン子の味であって、今までのカバー曲にどうしてもうなづけなかったのはこれだったのだと感じた。このシングルで久しぶりにほっとした気分になった気がする。今こそ言いたい。「おかえり!」。 【T.Ishida】

【ファーストインプレッション】

投票より

bullet最高の出来です。ショーミキゲン。勢いのある音楽から始まって彼女達の今の生活から1980年代を振り返るけど、当時は戻らない、けど過去は戻らなくとも人生はまだまだこれからという応援歌という気がします。落ち込んだときに聴くとパワーが増す曲となるでしょう。
 同級生は文字通り再会です、あの頃に戻れるけど、あの頃には戻れない、けどまた会える、この場で会えるその会えるのを楽しみにしてまた自分の今の道(生活)へ戻っていく、寂しさもあるけど、また会えるじゃないか、そういうまるでふるさとを捨て都会へ出た若者がふるさとを思い出す、そして戻ってみるとあの頃と皆変わらないけどまた自分の生活へ戻るという現実、だけどまた会えるよ、また戻ってこれるよという原点を思い出させる歌、今忘れられている昔の輝いていた自分を思い返し、また頑張るぞというショーミキゲンと同じく人生の応援歌としての1曲になるのではないのでしょうか。とにかく今色んななにのに挫折されているかた、自分を見失って前に進めないかた、自分に迷っているかたに是非聴いて欲しい、秋元 康さんの愛情こもった詩にパワーを感じて欲しいと思います。

投票より

bullet「ショーミキゲン」っていうタイトルロゴからして、結構コミカル系な歌なのかと思っていたら、全然。なかなか奥深い歌ですぞ、これはo(^-^)oやっぱ秋元氏の詩はすごい!二十歳前は「お刺身のままで」もオッケーで、二十歳過ぎたら「魔法が解けて 煮たり焼いたり」。そして、恋愛のショーミキゲンが「思いやりのマラソン」。オトナになったおニャン子ならではの歌だと思う。それでいて、おニャン子らしさも失われていないし。それにみんな歌も少しうまくなっているような気がしました。

こさんぺ

bulletこの企画を聞いた時は、どうなることやら、と思っていましたが、かなりいいできですね。十数年経っても、声は変わらないですね。買ってよかったです。

【レコーディング時のメンバーのコメント】

おニャン子クラブ再結成メンバー

新田 「皆さん年を重ねても声が変わっていないので、当時に帰って楽しめました」

国生 「主婦の方も仕事をしている人もいますが、本当に懐かしいメンバーがそろいました。ぜひ聴いてください」 「夫と2人で練習して臨みました」 「1人1人が加わることでおニャン子の歌になってくるんですよ」 「(今後のおニャン子としての活動が)あるといいですね」 「ファンの人が今も年に1回ビデオコンサートを開いてくれていたりする。応援してくださる人がいる限り、おニャン子は続きます」 「懐かしんでくれてもいいし、明日への活力にしてくれてもいい。とにかく聴いてください」

名越 「おニャン子ってちょっとすごかったのかもー」

内海  「他のみんなにもお子さんがいたりして、その子たちの世代にとっては『モー娘』だと思うけど、私たちのことを子供に分かってもらうためにも負けたくないですね」

城之内  「(引退したメンバーは)時間が合うとみんなでカラオケに行ってると言っていたけど、当時よりもうまくなった気がする。レコーディングも『ずいぶん早く終わったな』と感じました」

ゆうゆ 「この場に立っているだけですごい緊張」

布川 「また明日からフツーの主婦です。」

新田 恵利 主婦、タレント
樹原 亜紀 2児の母
国生さゆり 女優、主婦
名越 美香 主婦で母親
内海 和子 5歳の娘の母
富川 春美 沖縄で仕事
立見 里歌 主婦、編集者
城之内早苗 歌手
岩井由紀子 主婦、2児の母
白石 麻子 詳細不明
横田 睦美 ヨガの先生
渡辺美奈代 女優、主婦、母
山本スーザン久美子 会社員
布川 智子 主婦、2児の母