A代表
2002年のアイドル・ワールドカップに出場する代表チームのメンバーが内定した。今回は、ベテラン中心のA代表
と、若手中心、18番以降のアンダー18が編成された 。両チームの予想ラインナップを解説する。
- A代表は、4-4-2のバランスの良いフォーメーション。
- 新田、その子の実力派ツートップは個人技・実績ともに申し分なく、精神的にもタフだ。新田は攻撃の起点としてのポストプレーが 器用で中島、高井ともコンビネーションが組める
。その子の変幻自在七色のシュートはワールドクラス。
- トップ下の司令塔にはアスリート能力抜群のキャプテン国生。豊富な運動量から、するどいキラーパスを連発しゲームを支配する 。チームの精神的かなめでもある。
- 中盤のMFは中島と吉沢。やや守備的なポジションから、攻撃的な国生とのバランスをとる。中島はFW新田とのパス交換が抜群 。吉沢は雰囲気に飲まれず、
マイペースの落ち着いたプレーぶりに定評がある。
- ボランチには内海。安定感と、ときおり見せる大人のプレイに注目。
- センターバックには、長身で対空力に優れるスーザンと樹原。
- サイドバックは、国生に次ぐアスリートでスピードのある福永と、キープ力とセンタリングに優れた高井がするどい上がりを見せる 。高井はゆうゆがアンダー18に招集されたため絶妙のコンビネーションが見られないのが残念だが、両者ともバランスにすぐれたプレーヤーだ
。
- キーパーはベテラン立見。大学からプロ入りで意外性有り。
- サブは五味岡と香港リーグの名越。五味岡はセンスは疑いないがどれだけチームになじめるか。
- 総評:国生がキツいマークの下どれだけ自由に動き回れるかがカギになりそうだ。
アンダー#18
- アンダー18は若手中心、3-4-3の攻撃的布陣。
- 注目はやはり、ゆうゆ、ミナ、マリナの3トップだ。マリナは決定的チャンスを見逃さない嗅覚とクレバー で多彩なセンスをもつ。FWの王道をゆくミナはテクニックのすべてが高いレベルで充実している
。ユニフォームの裾は常に短めである。ゆうゆはハツラツとしたプレーが持ち味 で、スペースへのするどい飛び出しによりディフェンスを翻弄する。
- MFはダブルボランチ。やや攻撃的な位置の工藤はアーティスティックなプレーぶりで中盤を支配、強気なミドルシュート もある。アッコは頭脳的プレーで守備のバランスをとる
。二人のボランチとFWマリナは「ディープブレス」の異名をもつトライアングルを形成する。
- 両サイド横田と布川は中盤のつなぎ役をキッチリこなし、玄人受けするプレーヤー。布川はトリッキー、横田はリズム良し。
- ディフェンスはフラット3。富川(オーバーエイジ)、永田、白石の3人はコンビの経験が豊富で連携の安定感も抜群。シュアな富川はオーバーラップでマリナ&ミナと絡むシーンもあり、ポジションチェンジが巧みだ
。白石はリズミカルな動きのムードメーカー。永田は丁寧なプレーで抜群の存在感。どこのポジションも器用にこなすユーティリティプレーヤーで故障者の穴を
そつなく埋める。
- キーパーは的確な指示と信頼感のある城之内(オーバーエイジ)。
- スーパーサブに我妻。サイズはないが少ない出場時間でも何かをやってくれそうだ。他に、セブンティーン杯MVPの貝瀬 、ボランチのバックアップ斉藤がベンチ入りする。
- 総評:MF、バックスの組織プレーは万全。3トップに序盤から大量点を期待したい。