やり直し英語習得の心構え


やり直し英語の心理的な側面を述べてみます。案外、このことが、特にやり直し英語にとって
大変重要であると思っています。
以下の事柄は、ごくあたりまえのことですが、これらのことを
いかに自分の意識の中にいれて、やり直し英語にたいする動機を高めていくことができるかが、
成功のポイントになります。

1 必ずできるという自信をもつこと
    「今から英語をやり直しても、どうせうまくいかない」とか、「私は学生の時、英語が
    苦手だったので、今回もうまくいかないだろう」とか、「私は何事も、長続きしない」とか、
   マイナスイメージで、やり直し英語に立ち向かうのと、「私はやれば、なんでもできるんだ」、
   「今回は、きっとうまくいく」というようなプラスのイメージをもち、英語学習をやり直すのと
   では、効果が全く違います。プラスのイメージが英語学習に対して、リラックスさせ、英語
   学習により集中させるのです。ですから、「必ず私は英語が習得できる」という強い意志
   をもち、自己暗示をかけることが大切です。

    今まで世界中のいろいろな人と英語でコミュニケーションをしてきましたが、英語の発音が
   多少悪くても、単語力が弱くても、大部分の人は自信をもって自分の意志を英語で表現し
   ています。しかし、日本人は、なぜか、おどおどしながら、英語を話している人が多いです。
   日本の学校で学んだ英語に自信をもってください。単語や文法の基本はある程度身につ
   いているわけですから、それを使うことによって、さびている英語でも、きっと光り輝く
   ダイヤモンドになります。


2 完璧主義にならないこと
    「完璧主義」でやり直し英語を行うと、失敗すると思います。毎日英語に接している人や、
   英米人に比べて、英語を学習している時間が決定的に少ないわけですから、ネイティブ
   並の英語力を身につけようと思っても無理です。しかし、努力次第で、それに近づくことは
   可能です。

   冠詞や前置詞、単数・複数形、時制、三人称現在形などのことを、必要以上に意識して、
   英語を使うことをためらう人をよく見かけます。英米人でも、常に完璧な英語を使っている
   わけではありません。もっと、気楽に英語を使う機会を増やしていきましょう。英語に接す
   る時間を増やしていくと、自分の使っている英語の間違いに気づくはずです。時々、自分
   の英語をチェックするぐらいでよいと思います。英語を使っているとき、特に、英語を話し
   ているときは、状況による判断ができますので、完璧な英語を話さなくても大丈夫です。

3 継続して行うこと
   「三日坊主」にならないで継続して、やり直し英語を行うことが大切です。最初は、10分
   でも15分でもいいですので、毎日続けるようにして下さい。慣れてきたら、最低、一日
   に1時間は、やり直し英語に集中できる時間がほしいですね。毎日継続的に行わないと、
   せっかく蓄積されている英語が、なくなってしまいます。

   最初は、毎日英語の勉強をすることが苦痛に思うかも知れませんが、そのうち無意識
   にやり直し英語に没頭しているようになれば、しめたものです。そのためには、自分の
   毎日の時間を総点検して、あいている一定の時間に、やり直し英語の時間を設定しま
   しょう。最初は、決して無理をしないで、徐々に時間を増やしていきましょう。


4 楽しみながら行うこと
   やり直し英語には、もちろん、毎日継続して英語を集中的に行うという厳しいところがあり、
   挫折する人が多いですので、英語を楽しみながら勉強することも必要です。勉強と思わ
   ないで、遊びの一種と考えるようになればよいと思います。

   英語を楽しみながら行うためには、自分の個人的な趣味とあわせて考えるとよいと思い
   ます。音楽が好きな人は、英語の音楽を、映画が好きな人は英語の映画を、また、海外
   の人と交流したい人は文通などを、やり直し英語の勉強の一つに組み込むとよいと思い
   ます。そうすれば、継続的に積極的にやり直し英語と取り組むことができるでしょう。


5 目標をもって行うこと
   ただなんとなく、やり直し英語に取り組むよりも、具体的な、明確な目標を常に意識しな
   がら英語を勉強するほうがはるかに英語学習が積極的に効率的に、また、継続的に行
   うことができます。

   たとえば、短期的な目標では毎日継続的に勉強することや、中期的な目標では英語検定
   の2級に合格すること、また長期的には英語を使って仕事をすることなどが考えられると
   思います。もちろん、個人によって違いますので、いろいろ考えて実行して下さい。その
   目標をいつも見ることができるように、壁などに貼っておくとよいでしょう。


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