四国全域を対象とするJR四国のフリー切符

いずれの切符も、サンライズ瀬戸、阿佐海岸鉄道線(海部−甲浦)、私鉄線は利用できない。
ジェイアール四国路線バスのうち大栃線(土佐山田〜大栃間)、松山高知急行線(松山〜久万高原〜落出間)が利用可能。
高速バスは利用できない。

四国グリーン紀行

いつでも購入でき、グリーン車が乗り放題になるJR四国最強のきっぷ
グリーン車の利用 特急の利用 指定席○、自由席○
値段 \20,570(子供同額) お勧め度 ★★★★
利用可能期間 通年(盆正月も含む) 有効期間 4日間
瀬戸大橋線 児島以南で利用可 土佐くろしお鉄道 全線利用可
他のJR会社が次々とグリーン車乗り放題切符を廃止する中、唯一最後まで残った無制限のグリーン車乗り放題切符。価格は高いものの有効期間は4日間と長く、1日あたりでは5,000円と四国フリーきっぷよりも安くなる。土佐くろしお鉄道も利用でき、ゆったりとリッチな旅行をしたい方におすすめ。2007年10月1日より路線バス大栃線、松山高知急行線も利用可能になった。

バースディきっぷ

誕生日月なら迷わずこれ。この値段で3日間グリーン車が乗り放題!
グリーン車の利用 特急の利用 指定席○、自由席○
値段 \10,280(子供同額) お勧め度 ★★★★★
利用可能期間 通年(誕生月に限る) 有効期間 3日間
瀬戸大橋線 児島以南で利用可 土佐くろしお鉄道 全線利用可
利用開始日が誕生日月の場合に限り購入できる切符。購入時に誕生日の書かれた身分証明書を提示し、切符に署名をする必要がある。公式ページに、「大切な方へのプレゼントに」と書かれているものの、このように本人確認が行われるためプレゼントに使うことは難しそう。
なおバースデイきっぷ1枚につき3枚まで同行者用切符が同額で購入できる。同行者は本人と同行する場合に限り使用可。また以前あった「キリの良い年齢」の場合に適用される割引は廃止になった。
価格は1日あたり3,333円と極めて安く、土佐くろしお鉄道にも乗れるので、容易に元を取れるであろう。2007年10月1日より路線バス大栃線、松山高知急行線も利用可能になった。

四国フリーきっぷ

一般的な自由席限定乗り放題切符。お得度はやや劣る。
グリーン車の利用 × 特急の利用 指定席×、自由席○
値段 \16,140 (子供\8,070) お勧め度 ★★
利用可能期間 通年(盆正月も含む) 有効期間 3日間
瀬戸大橋線 児島以南で利用可 土佐くろしお鉄道 予土線区間のみ
周遊きっぷと同じ自由席限定の乗り放題切符。フリータイプの切符の中ではもっとも古くから発売されているが、その分お得度は低い。1日あたり5,233円で四国グリーン紀行より高くなってしまう。またトクトクきっぷ用アップグレード券「ザ・席券」「ザ・グリーン券」によるアップグレードもできない。
この切符を利用するならむしろ、四国外から来る方は周遊きっぷ、四国内の方は指定席が利用できる「四国途中下車の旅」をお勧めしたい。
路線バス大栃線、松山高知急行線も利用可能。

週末乗り放題きっぷ

有効期間は週末の1日だけ。価格が安いので往復切符代わりの利用も視野に
グリーン車の利用 × 特急の利用 指定席×、自由席○
値段 \10,280(子供\5,140) お勧め度 ★★★
利用可能期間 土日祝日、12/31〜1/3 有効期間 1日間
瀬戸大橋線 児島以南で利用可 土佐くろしお鉄道 予土線区間のみ
自由席限定、週末1日限定の乗り放題切符。「ザ・席券」「ザ・グリーン券」によるアップグレードもできない。1日あたりの金額で考えると高く感じるが、高松からだと八幡浜、土佐久礼以遠に往復した場合は、割引切符を組み合わせても10,000円を超えるので、この切符の利用価値が現れる。週末に遠方を日帰りする場合は、この切符のことを覚えておいて損はないだろう。路線バス大栃線、松山高知急行線も利用可能。

四国途中下車の旅 ぶらり四国路

乗り放題切符と宿泊がセットになった旅行商品。利用価値は高くお勧め。
グリーン車の利用 × 特急の利用 指定席、自由席○
値段 約6,200円+宿泊料(2日用)
約9,200円+宿泊料(3日用)
子供料金設定あり
お勧め度 ★★★★
利用可能期間 通年(盆正月も含む) 有効期間 2日または3日間
瀬戸大橋線 児島以南で利用可 土佐くろしお鉄道 原則不可
JR四国全線の乗り放題きっぷと宿泊をセットにした旅行商品。そのためワーププラザ(駅旅行センター)での取扱になり、みどりの窓口での購入は出来ない。宿泊先と価格のリストは公式ページを見て頂きたい。四国には夜行の交通手段がないので、四国巡りをする場合はいずれにせよ宿泊が必要になる。
公式ページに書かれている「宿泊プラン代金」と「基本旅行代金」の差額がフリーきっぷの代金に相当する。宿泊施設により若干異なるものの、2日用が7,200円前後、3日用は10,200円前後となり、指定席が使えるにも関わらず四国フリーきっぷより安くなる。2007年10月1日より路線バス大栃線、松山高知急行線も利用可能になった。
土佐くろしお鉄道については、予土線分断区間となる窪川−若井間も含め利用できない。但し宿泊地が中村、宿毛、足摺の場合は窪川−宿毛間が利用可能になるが、フリーきっぷ相当額の料金が約9,600円と高くなる。
なお「旅館」タイプと書かれている施設は2人以上でなければ利用できないが、「ホテル」タイプなら1人から利用可能。
公式ページでは、宿泊予定日の2週間前までの申し込みが必要となっているが、これはインターネットでの申し込みに適用されるもので、窓口では「お申し込みのご注意」ページに書かれている通り、前日まで申し込みが可能となっている。

四国再発見早トクきっぷ

四国限定の普通列車乗り放題きっぷ。土日祝日限定だが1枚単位で購入でき、1日あたり\2,000。
グリーン車の利用 × 特急の利用 ×(乗車券から買直す必要有)
値段 \2,060(子供\1,030) お勧め度 ★★★
利用可能期間 土日祝日、振替休日、国民の休日 有効期間 発売から1ヶ月以内、前日まで発売
瀬戸大橋線 児島以南で利用可 土佐くろしお鉄道 予土線区間のみ
2009年3月末で四国再発見きっぷが発売終了となり、このきっぷにリニューアルされた。
普通・快速列車に限定されたきっぷで、青春18きっぷと同様に、特急を利用する場合は、特急券の他に乗車券も買い直す必要がある。
青春18きっぷと異なり、1年中いつでも買うことができるが、利用日当日の購入はできず、必ず前日までに購入する必要がある。また利用可能日の限定があり、土・日・祝休日のみ使用できる。乗車中に日付が変わる場合は、日付が変わって最初に止まる駅ではなく、その列車の終着駅まで有効となる。
「早トクきっぷ」へのリニューアル後は瀬戸大橋区間(児島−宇多津間)の利用ができるようになったが、金曜日の利用はできなくなった。また1枚単位で購入できるようになった分、1日あたりの値段も大幅に上昇した。
青春18きっぷ的な使い方はもちろん、片道51km以上の区間を土・日・祝休日に往復する場合にお得になる。


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