県内のボランティア活動紹介


第3回ラポール王国

第3回ラポール王国が8月31日〜9月1日に一泊二日で中村市の【とまろっと】で開かれました。今回は参加者(小学生〜高校生)70人、スタッフ120人。当日は天気が心配でしたが、そんな不安はどこへやら暑い快晴でした。ラポール王国にやって来る参加者は、あらかじめ決められている[家族班]に分かれます。

1家族に子供が平均9人、スタッフは両親そしてお兄さん・お姉さんとして付き添います。家族の中には車椅子の人、目の見えない人、耳の聞こえない人、また外国人の人もいます。

一日目は班旗を作り、とまろっと内でオリエンテーションをしました。そしてタ食は中央アメリカ中心の国際科理。いままで食べたことがないようなものもありました。それらの料理はとってもおいしかったです。

それから浜に行き、キャンプファイヤーと花火をしました。打ち上げ花火はなかなか本格的でした。私はけがなどしないように安全対策のためのスッタフとして班に付きました。夜はテントに入ると身体全体がもうひとつも動かすことができないくらい疲れ果てていました。夜中、予想もしていなかったのに雨が激しく降り始めて、朝になっても止やみませんでした。

それで2日目は雨天時用のプログラムに変更されました。バスで廃校になっている学校の体育館へ移動して、そこで綱引きなどいろいろなゲームをしました。それからお昼のお弁当を食べる頃に天気が回復してきました。夜から降り始めた雨のためにプログラムが変更されたりしましたが最初はどうしようもないよ〜と思っていた家族も時間の経過と共にひとつになっていました。私の班はおとなしい子、腕白な子など個性も年もばらばらでしたが、みんながお父さんとお母さん役割に扮したスタッフを中心にして不思議なくらい仲良くなっていました。その光景はとても感動的でした。

午後の堀内佳さんのコンサートでラポール王国は終了しました。子供たちを本当の親に引き渡してみんな元の生活に戻って行きました。

ラポール王国はいろいろな子供たちと大人たちを組み合わせ一つの共同体にします。いろんな人が参加してひとつのことを成し遂げることは素晴らしいことです。たった一泊二日ですが、私はラポール王国に来るととても基本的な大切なことを思いおこします。それは人と人がつながっているんだということ。いつもそれを幸せな感覚として保つことは難しいです。なぜならつながりなんて目に見えるわけではありませんから。でも、私は第2回、第3回とラポール王国に参加して《それは本当だよ》と確かに感じる瞬間がありました。


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