真のノーマライゼーションを求めて

代表者 上 田 真 弓


顔

そよそよと心地のよい秋の風や、やさしい青空をのんびりと眺めていたら、いろんなことを考え、思い出にも浸ります。私がこの時期になって必ず思い出すのが、運動会。その頃の私は、身軽に跳んだり、走ったりしていました。体育委員や応援団なんかは男の子に負げずと頑張ったものです。運動会の日の朝、「お母さん、お弁当には梨を入れちょってよ。」とよく言ったものでした。今でも私にとって梨は、運動会の味がします。遠い昔のなつかしい思い出がふっとよみがえると「あの頃に帰りたい」と、どこかホームシックにかかった時のような寂しさを感じませんか?「歳をとっていくと一年が過ぎるのが早いよ」、大人たちは言っていました。
undoukai いつの間にかそれを実感するようになりましたが、どうも秋という季節は、それを余計に訴えてくるような気がします。しかし、短いように思える一年も過ぎてみるといろんなことを得ています。それは、新たな出会いから生まれているようにも思います。知らなかったことを知れたり、分からなかったことのヒントがもらえたり、理解できなかったことが理解できていくことは、何か心が豊かになっているような気がしますね。また自分の弱さが見えてくるのは、苦手な人と向き合っている時だったりもします。自分自身は、人によって教えられるものなのかもしれません。自分自身を知り、他人を知ることから新たな発見、解決の糸口が見えてくるように思います。やはり、出会いは大切なものです。そういえば思い出のスクリーンの出演者は、決して自分一人じゃないですね。



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