命のネックレス〜みんなで生きていこうよ〜に参加して

山本勝己


benkyou02.jpg (29625 バイト)月に2回の"お茶飲み会"を大きくオープンにして『多くの人と共に学ぼう』と始めた一般学習会も、今回で第2回目を向かえることが出来ました。今回も前回と同様百名近い参加者がありました。
学習会は、ぱせりの会のメンバーにより開会が宣言され始まりました。
次に高知女子大看護科三年生による「こんにちは赤ちゃん」という発表が行われました。この発表では、パネルやイラストを使って参加者との対話を交えながら、生命が誕生するまでの過程について分かりやすく話してくれました。
その後に、小鳩会の矢野泰彦さんにより「命の始まりと終わりを考える」と題する記念講演がありました。この講演では、ダウン症児として生まれたわが子が、その子にとって幸せな人生を送るために、親として何をすれば一番いいのかということを考えていること。そして、その小鳩会では子供と生涯、一緒に生活が出来る施設をつくる運動をしているというお話をされました。
今回の学習会は、子供を産むということはどういうことなのかに始まり、障害児を持つ親とその子供の生き方についての話であり、私にはあまり関係がないという思いで聞いていたところもありましたが、重度の障害を持つ子供達が親元を離れて、遠い施設の中で、寂しい気持ちを持ちながら暮らしているということを聞くとやはり考えさせられました。
住む場所が家にせよ施設にせよ、子供にとっても親にとっても一緒に暮らすことが一番良いに決まっているという思いを強く持ちました。講演の中で、ダウン症の子供達と親が生涯一緒に暮らせる施設は全国でもまだ例がないと、矢野さんはおっしゃてましたが、是非、実現できることを願わずにはいられませんでした。
ミニコンサートでは、平石宮子さんのピアノ演奏とギターを弾きながらのハーモニーでした。最近、生演奏を聴く機会が少なくなった私にとっては、短い時間でしたがホットするひとときでした。
最後は、ぱせりの会のメンバー全員と高知女子大の皆さんの手話を交えて、ぱせりの会の歌である♪あしたにむかって♪を歌いました。私はこの歌を口ずさみながら"やっぱりこの曲はえい"という思いとともに思いっきり歌ってしまいました。
今回の学習会は全体的に明るく、元気で、さわやかな印象の学習会だったように思います。ぱせりの仲間みんなで、提案し、考えて、手作りで出来あがった学習会。きっと初めて参加された方も、何かを感じていただけたと思います。次回も、ぱせりの会を中心に、たくさんの参加者一人一人がもっともっと楽しんでもらえるような一般学習会を作っていきたいと思います。

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矢野泰彦

高知女子大学生

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平石宮子

スタッフ


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