アトキンス博士の講演の概要
− 環太平洋国際化学会議(Pacifichem '95:ハワイ)より −
- 物質を構成するのは元素である
- 元素を構成するのは原子である(それによって,化学は定量的なものになる)
- 電子は軌道(オービタル)に入る(これで元素の周期表が理解できる)
- 電子対が化学結合(構造と反応)の基礎である
- 分子はそれぞれ定まった形をしている
- ボルツマン分布(構造から反応まで)
- エネルギーは保存される
- 物質とエネルギーは散らばってゆく
- 化学平衡は動的なものである
- 化学反応の種類は,基本的にごくわずかである
- 反応速度はいくつかの反応速度式にわかれる
【文献】 P.W.アトキンス・細矢治夫,『これからの化学 −何をどう教えるべきか−』,現代化学,1996(3),p.16,東京化学同人