【9月13日更新の情報】(再掲)


九重連山秋

9月12日の九重連山は曇。5時の長者原の気温は19℃。九重連山への道すがら、中津市耶馬溪町付近から雨が降り始め、玖珠町では一時止んだものの、長者原へ着いた5時、 路面は濡れ山のシルエットはガスに覆われ望めません。およそ想定どおりとはいえ、この天気ではご来光は望めるはずもなく、6時頃に雨雲がかかるいう予報です。 この状態でヘッドランプを点して入山する気も失せ、しばし車中で待機します。5時40分を過ぎ、周囲が少々明るくなり始めたタイミングでタデ原から入山。 雨で濡れた木道を注意深く歩き、ひとまず雨ヶ池まで往復することにします。

タデ原を抜け薄暗い森を慎重に歩き、雨ヶ池に7時に到着。上空は雲が多めなものの、雲間からは薄日が差しています。しばし青空も望めたので、坊がツルまで行くことも考えたのですが、 予報では正午頃から雨模様とのことで、ここは予定どおり早めにタデ原へ下り、ゆっくりと散策することにします。蒸し暑さで汗をかいたものの、雨ヶ池を渡る風は涼しく、 朝食を食べてから、近年すっかり姿を消したマツムシソウを探索します。1時間弱探したものの、1株も見つけることができません。

近年はノハナショウブやヤマラッキョウも全く見かけなくなり、雨ヶ池に設けられている掲示板の説明とは全く様子が変化してしまいました。シカやイノシシなどのジビエ軍団による食害ではないかともいわれています。 ヤマラッキョウの香りが立ちこめていた懐かしい景色は今はもうなくなり、ノハナショウブが咲き乱れていたのも昔の伝説のようになってしまいました。

8時に雨ヶ池を発ち、タデ原へ到着後にのんびりと花散策です。アケボノソウが咲き、シラヒゲソウも見頃を迎えています。アケボノソウの花から花へと飛び回るツマグロヒョウモンを追いかけ、 木道の下に咲くシラヒゲソウを探します。いつもの場所でジイソブ(ツルニンジン)もしっかり咲いています。

締めはビジターセンター横に咲くマツムシソウです。雨ヶ池では全滅していましたが、ここにはしっかりと花を咲かせていました。少々羽根の痛みは目立つもののまだ元気いっぱいに飛び回るベニシジミが飛来し、 けなげな姿に癒やされました。

【追伸】
掲載中の画像はX(Twitter)へポストしてる画像にリンクしています。全部ではありませんが、画像をクリックすると拡大しますので、精細な様子を確認できます。





【初秋のタデ原】(2026年09月12日撮影)

初秋のタデ原に咲くアケボノソウに飛来し吸蜜するツマグロヒョウモン

Nikon Z50�U NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR F16 1/320s ISO1400 Ev-0.3

9月12日撮影


【雨ヶ池】

7時に雨ヶ池に到着。気温は低めなものの、湿度が高く蒸し暑さは半端ない朝でしっかり汗をかき着衣はずぶ濡れです。(汗)

【雨ヶ池】

雲が多めなものの、一時青空も望めたので、坊がツルまで行こうかと悩みました。
正午頃は雨の予報だったので、予定どおりタデ原で花観察をすることにして、8時に雨ヶ池を発ち山を下ります。

【説明看板】

雨ヶ池に設置されている看板にはノハナショウブやヤマラッキョウ、マツムシソウが咲くと表示されています。
しかしながら、これらは全て今はありません。見事になくなったのは、シカやイノシシなどのジビエ軍団の食害ではないかと思われます。

【クサボケの実】

説明看板にあるクサボケはしっかり実を付けていました。

【アケボノソウ】

タデ原はアケボノソウが見頃です。木道脇に普通に咲いていますので、観察にはもってこいです。
花弁にある黄色い斑点状に見える蜜腺にアリやチョウが吸蜜にやってきます。

【ジイソブ】

慎重に探さないと見つけられませんが、木道の下には色々な植物が自生しています。
ジイソブ(ツルニンジン)もそのひとつで、毎年同じ場所に花を咲かせています。

【シラヒゲソウ】

ウメバチソウの仲間のシラヒゲソウ。この花もウメバチソウと同じく繊細な花の作りに感心させられます。

【シラヒゲソウ】

開花直後は花のパーツがそろっているのですが、時間が経つと多くの花で葯(花粉が入っている袋)が落下しています。 全部のパーツがそろっている花を探したのですが、見つけることができませんでした。

【ツマグロヒョウモン】

アケボノソウに飛来し、吸蜜するツマグロヒョウモンのメス個体。
特徴的な羽根の模様はメスの個体だけとのことですが、詳しいことはよく分かりません。(苦笑)

【吸蜜するツマグロヒョウモン】

ストローのように伸びる口を伸ばし、蜜腺から吸蜜するツマグロヒョウモン。
アケボノソウは花弁に黄色い斑点状の蜜腺が見られるのが特徴です。

【マツムシソウ】

晩夏から初秋にかけて九重連山で見かけられるマツムシソウ。近年雨ヶ池周辺では食害が原因らしくほぼ全滅しているようです。
ビジターセンター横の歩道脇にはまだきれいな花を咲かせていました。

【吸蜜するベニシジミ】

羽根は傷んでいるものの。まだ元気に飛び回るベニシジミが飛来し吸蜜していました。

【調査中】

木道脇に見られるピンクテープはタデ原で行われている植生調査のようです。

【観察中】

ピンクテープの目印の近くの木道橋脚に取り付けられているセンサーカメラ。どうやらシカなどの食害を監視しているようです。



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