[TOPIC] 2002/07/09,ネオテームの記事と分子モデル追加
[TOPIC] 2002/03/03,スクラロースの記事とスクロースとの重ね合わせ分子モデル追加
上図は甘味のある物質が,甘味物質の受容体に結合するために共通して持つ構造として有名なものです。古典的なものですが,定量的構造活性相関(QSAR)という手法で人工甘味料を開発する場合などにも参考にされる場合があります。
α-グルコースとサッカリン ・色分け1(Chain):青がα-グルコース,赤がサッカリン |
アセスルファムとサッカリン ・色分け1(Chain):青がアセスルファム,赤がサッカリン |
α-グルコースとアスパルテーム ※アスパルテームは本ページ作者がPM3計算したもので,安定構造ではありません(下記文献「味とにおいの分子認識」p.23に結晶構造モデル図あり)。またアスパルテームのXは,「味とにおいの化学」p.119では-COOCH3の部分がしてあり,上のモデルはそのうちの炭素の一方を選んで重ね合わせたものです。 |
α-グルコースとキシリトール ※キシリトール(xylitol,別名キシリット Xylit)は近年虫歯になりにくい甘味料としてガムなどに含まれるようになった糖アルコールで,シラカバなどの樹木に含まれるD-キシロースを還元して得られます。α-グルコースの構造との比較,シャーレンバーガーの甘味構造と比較をしてみましょう。 |
※ステビア甘味成分の骨格を球棒表示 → ※別データ(下の参考図参) → ※別データ(下の参考図参) → ※甘味料はアセスルファムカリウム
(Sculpt Modeで内部回転させながら距離表示可能) |
参考図 アスパルテームとその誘導体(ネオテーム)の“L-Shaped Conformation”の例
※下記,網野裕右氏の解説(図3の化合物2がネオテーム)参照;conformationはかなり異なります.
【参考】スクロースとスクラロース(商品名スプレンダ)
・色分け1(Chain):赤がスクロース,青がスクラロース
R = H(150x),F(1000x),Cl(2200x),Br(3000x),I(7500x)
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