※本ページは次回以降の予告と終了後の報告掲載ページです。
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概要:
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)は18世紀前半に活躍した作曲家です。この時代は、民主主義、政党政治、資本主義の揺籃期、つまり近代社会の揺籃期でした。そのため、バッハの音楽には、前近代的要素と近代的要素の両方がありますが、どちらかといえば前者の方が強いです。前近代社会では、音楽家は「芸術家」というよりも「音楽職人」でした。作曲家は与えられた作曲ニーズに対して、適切な内容と質の音楽を迅速に提供することが求められました。編曲能力も音楽職人の重要な能力のひとつです。
バッハの編曲には、1) 他人の作品を演奏したり、勉強したりするための編曲、2) 自分の曲を別の楽器編成で演奏するための編曲、2) 自分が特定の機会のために作った曲を繰り返し演奏できるようにするための編曲の3種類があります。今回のカフェでは、この各ケースで原曲と編曲後を比較することにより、バッハが編曲でも天才であったことを示します。
[左]バッハの編曲例楽譜から:オルガン協奏曲 イ短調 BWV593
[右]その原曲の楽譜から:A.ヴィヴァルディ作曲「調和の霊感」L’Estro Armonico 作品3・第8番 2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 RV522
▼林さんによるこれまでのサイエンスカフェ記録と関連情報
【カフェの記録】
会場写真
PDF版ポスター
(デザイン:池田佳織さん)
●スタッフ