このルールは他者の協力などを経て和訳したルールですが、訳を間違えている可能性はあり得ます。その辺はなにとぞご了承下さい。


BAUBYLON

2〜6人用  Reinhold Wittig作
 
内容物
積み木ブロック 48個(Clemens Gerhards版は40個)
駒 6色各6個
赤い妨害駒 6個
サイコロ 1個

<目的>
プレイヤーは積み木を使って自由にフィールドを作り、最も高い場所目指して駒を進め、誰よりも先に到達する事を競います。

<準備>



戦いの場となるフィールドは、参加プレイヤー全員で組み立てます。この時、明確なゴール地点を必ず作ります。
ゴール地点は作ったフィールド内の最も高い場所となるので、フィールド内に一カ所だけ一番高い箇所を作成します。(上の作成例では、真ん中の位置にある箇所がゴール地点となります)
また、スタートポイントも作ります。わかりやすく明確にした方がいいでしょう。例えば上の作成例では、番号がふられた箇所をスタートポイントとしています。スタートポイントは1カ所でも4カ所でもいくつでも構いませんが、参加人数に合わせて数を決めると良いと思います。
そして6つある赤い妨害駒を、フィールド内に自由に配置します。必ずしも6つ全てを配置する必要はなく、フィールドの大きさに合わせて決めると良いでしょう。


ブロックを繋げる際は上の図のように微妙な位置で繋げないでください。


<ゲームプレイ>
順番を決め、番が回ってきたプレイヤーはサイコロをふり、出た目の数だけ自分の駒を進めます。まずはいずれかのスタートポイントから駒を進入させて進めます。駒の進め方は以下のような法則があります。


横に置かれた積み木ブロックは、駒を進めるにあたって2マス分に相当します。(左図)
段差を駒が登る場合、余計に移動コストを消費します。真ん中の図のように1段差分上がるのに3マス分かかる事になります。これは降りる場合も同じです(右図)。


スタートポイントからフィールド内に駒を進入させる場合、段差を上がって入れなければならないため、前述した法則に従い最低でもサイコロで3以上を出さなければなりません。1か2が出た場合はスタートポイントに進入させる事は出来ません。



段差を登るのにかかる移動コストは、自分自身の駒の身長分だけ上がるのに1マス分消費すると考えると分かりやすいです。横になったブロックは駒2つ分の大きさなので、上に上がるために2マス+横に動いて乗っかるのに1マスで3マスという事です。
縦のブロックは駒4つ分なので、上昇4+横1で5マス分となります。


サイの目で出る最大の数字は6なので、登るのに6以上の数字が必要な段差は登ることが出来ません。このことから、フィールドを作る際に、6マス分以上で登らなければ到達出来ないような道のりは作らないよう注意してください。作り直すか、それ以下で登れる道を増やしてください。

駒を進める場合、登っている途中や、降りている途中で止まる事は出来ないため、そのような事になる場合はその駒を動かす事は出来ません。勿論サイの目は5と出たのに3しか移動しないというのは許されません。もし移動できないのならばそのまま手番は終了します。

なお、ルールにはどうも明確な記述は無いようですが、恐らく行って戻って、といった足踏み移動手段は取れないと思われます。ただし一筆書きのような移動方法なら多分問題ないと思います。(開けた場所があるなら、ですが)

プレイヤーは駒を6つ持っているので、自分の手番になったらフィールド内に新たな駒を進入させて行くことも出来ます。複数の駒があったとしても手番で動かせるのは一つだけですが、駒を動かすことが出来ないまま終了、といった事が起きにくくなるでしょう。




もし他人の駒が行く手を遮っている場合(自分の駒も含む)、段差を登るのと同じ要領で越えていく事が出来ます。前述した、駒の身長=1マスという法則にならい、駒の上に乗っかるのには2マス分必要です。
なお駒が積み重なってしまうと、上がどいてくれないかぎり下の駒は身動きが取れなくなります(スタック)。
駒の積み重ねは5個が限界で、それ以上は上に乗ることが出来ません。


<妨害駒>
手番が回ってきたら、自分の駒を動かすかわりに、妨害駒を動かす事も出来ます。動かし方 は通常駒と同じで、サイコロの目に従い動かします。
これを使って他人の邪魔をしたり、自分が進むにあたってアシストさせたり出来ます。

<打ち飛ばし>

駒が積み重なった状態を"スタック”と呼びます。このスタックを飛び越える際、一番上の駒に乗っかるかわりに、その駒を打ち飛ばす事が出来ます。
例えば上の図では5で移動する事になりましたが、スタックの上に乗るのためには6マス分必要です。しかし強引に塔のてっぺんの駒を打ち飛ばして、5で移動する事が出来ます。これによって飛ばされた駒は、フィールドから外れて持ち主のプレイヤーの所に返されます。もしその駒が妨害駒だった場合、その駒を獲得します。のちにスタートポイントから進入させて再びフィールド内に戻す事が出来ます。
打ち飛ばしはスタックでなければ行えません。また飛ばせるのはスタックのてっぺんの駒のみです。

<地震>
もしサイコロをふって1が出たなら、地震を起こすことが出来ます。自分の駒が他のプレイヤーによってスタックされて身動きが取れない場合、そのうちのひとつに地震を起こして、上に乗っかっている駒を振り落とす事が出来ます。
振り落とされた駒はすべてフィールドから外れて持ち主のプレイヤーの所に返されます。妨害駒の場合はプレイヤーがそれを獲得します。
地震を起こしたら、そのまま手番は終了します。

<ゴール>
フィールド上の最も高いポイントに駒が到達出来た時点でゲームは終了し、そのプレイヤーが勝者となります。





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