このルールは他者の協力などを経て和訳したルールですが、訳を間違えている可能性はあり得ます。その辺はなにとぞご了承下さい。


Piratenbillard

2、4人用  Reinhold Wittig作
 
内容物
ボード盤(取り付け足4本) 1個
木槌 4本
ボール 4色各8個
黒ボール 1個


<目的>
自分のボールを対極に位置するプレイヤーのスタートラインまで運び、得点とする。最も得点を得たプレイヤーの勝利。


<準備>
ボード盤に4本の足を取り付けます。
ボード盤の一番外側にそれぞれ自分のボールを一直線に並べます。そこが自分のスタートラインとなります。


上図のようにボールを並べます。もしプレーヤーAが上面に位置する所にいるならば、彼のゴールラインは対極に位置するプレーヤー(下面)の所となります。


<ゲームプレイ>
順番を決め、手番の来たプレイヤーは木槌を使って、ボード盤の下からボールを突いて飛ばします。他の格子内にボールを移動させる事が出来れば成功とし、次のプレイヤーに手番が移ります。突いたボールが他の格子に移動しない限り、何度突いても構いません。
もし突いたボールがボード盤の外へと出てしまった場合はNGとみなし、そのボールを失って手番を終えます。

ひとつの格子内に自分のボールが複数入っている場合、そこの格子を突いて一度に飛ばしても構いません。
対極に位置するゴールラインにボールを入れる事が出来ればゴールと見なし、のちに得点を得ることが出来ます。


<捕獲>

突いたボールが既に他人のボールが入っている格子に移動した場合、既に入っているボールを捕獲する事が出来ます。複数入っていればそれら全てを捕獲出来ます。捕獲したボールは一番端の格子(下から突けない木板格子)の中に入れておきます。
ただし、もしゴールラインに到達し、そこにまだ相手のボールが入っている場合は、捕獲は行われず、開いている他のゴールラインの格子へ相手ボールを移動させます。他に開いている格子が無ければ、一旦取り外し、空きが出来た時点でそこに入れなおします。

さらに自分の両隣に位置するプレイヤーのスタートラインにボールを入れてしまうと、逆に捕獲されてしまいます。
なお、既に入っているボールが自分のボールだった場合は何も起きません。


捕獲したボールはのちに得点とする事が出来ますが、交渉によって捕獲したボールどうしを交換して自分のボールを取り戻す事も可能です。取り戻したボールは再びスタートラインに配置する事が出来ます。

<終了>
捕獲されたり、ゴールさせたり、失ったりして、とにかく全てのボールを使い切ったプレイヤーが出た時点でゲームは終了します。ゴールさせたボールは4点、捕獲したボールは2点として数えます。
こうして得点を最も稼いだプレイヤーが勝利します。

通常のルールでは、全員が使い切るまでやり続けます。ただし1番最初に誰かが使い切った時点で、その後のターン一周につき、残りのプレイヤーはマイナス1ポイントというペナルティが発生します。(このルールは評判が悪いため、あまり推薦されていません)

<ヴァリアントルール>
邪魔な黒ボールを配置してプレイします。黒ボールはボードの真ん中辺りに置きます。
もしプレイヤーが黒ボールのある格子内にボールを入れてしまった場合、即そのボールを失ってしまいます。

自分のボールを打つかわりに、この黒ボールを打つことも出来ます。ただし黒ボールをボードの外へ出してしまったり、ゴールラインやスタートラインに入れてしまった場合、自分のボールをひとつ選んで捨てなければなりません。
そのかわり、この後黒ボールは、他のボールの入っていない場所ならどこでも自由に置くことが出来ます。
(明確に明記されてないようですが、黒ボールを打って、他人のボールがいる格子内に移動出来たら、そのボールは失われるかと思います、多分)

<ヴァリアントルール 2>
通常は既にボールが入っている格子内に移動したら、そのボールを捕獲するのですが、逆に捕獲されてしまうというルールで遊ぶというのも手です。


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