壁面の敵のタワミを逆に利用し、
連続曲面のジョイントを完全に無くした
高意匠施工法です。
この原理は新幹線のジョイントのないレールにあります。
鉄は自然変位応力度よりも、許容応力度が大きいので
剛に固定しても、力を分散すれば、エンドレスにすることが可能です。
一方、ガラスやコンクリートは許容応力度が小さいので
直線の場合は破損します。
しかし、曲面の場合はラーメン変位することにより、
変位応力度が小さくなるために、力が分散し、破壊しなくなります。
即ちエンドレスにジョイント無しの壁の施工が可能となります。
ガラスブロック壁面内のジョイントが
4辺のみとなることで、
意匠性に自由度が増すばかりでなく、
漏水事故も防げます。
どこまでも続くかのようなガラスの波は
当に圧巻です。
施工例:大杉喜彦建築綜合研究所 味覚糖 奈良工場
壁面は高さ4m、長さ36mのジョイントのないGB壁面です。