性奴隷・ユキ(2)(模作・SAYさん)



「これだけ味わわせればもう体が忘れられないはずですよ。そろそろ次いき
ますか」
男が、いきなり器具を抜いた。背中に電流が走ったように快感が突き抜ける。
思わず背中をそらせて、甘い声をあげてしまう。
「ハァンッ…」

男は、別の男がもってきた縄をうけとると、片手で私を抱き起こし、それから
両手をつかんで、うしろへ引っぱった。ついさっきまでたっぷり味わわされて
いた快感に茫然としているユキの両腕を背中にまわすと、手首を背中で合わせ
素早く慣れた手つきで縛っていった。

「ハァ…ハァ…ああ!もう、いやあ!やめて、狂っちゃう!」
「いやダメだ、縄の味を教えてやるよ、縛られて濡れる女になれ」
「いやあ!…わたし女じゃない!」
「もうすっかり女になってるよ、縄で、もっといやらしい変態女にして
やるよ」
男の言うことに反論できなかった。私はもう女だ。女にされてしまった。
しかも、いやらしいマゾヒストの変態にまでされる。

男は、乳房に縄を回し、両脇で縄止めをして縄を引き絞った。乳房や腕に縄が
ぎゅっと食い込み、思わず私は、「アアン」と声をあげてしまった。
「はじめて縛られて鳴くなんて、こいつ、生まれつきのマゾだぜ」
男たちは私を、まるで淫乱奴隷のように扱った。上半身を縛り上げただけでは
飽き足らず、さらに私の口に、穴のたくさん開いたプラスティックのゴルフ
ボールのような、SM道具のボール・ギャグを無理やり咥えさせ、素早く後頭部
のところでベルトをギュッと絞めてしまった。
「ううぅ、ううう」
もう、言葉は言葉にならなかった。床に座らされ、一人の男が背後から抱き
つき、私の両の乳房をわしづかみにして揉みしだき首筋をなめはじめた。もう
一人の男は私の足首をつかんで足を開かせ、太ももに舌を這わせ指先でアナル
を刺激した。男たちに前後から同時に責めたてられ、私は流しこまれる快感に
たまらずに緊縛された肢体を悶えさせた。

(もう、どうでもいい…どうにでも…なれ…)
私は自暴自棄になってしまった。アナルを刺激され、さっきまで死ぬほど味わ
わされていた快感の記憶が蘇り興奮してきてしまった。目を閉じた。ビデオで
見た縛られて犯される女に自分がなったような気がした。抵抗する力が抜け、
されるがままになった。ボールギャグの隙間から悶え泣く女のような、いやら
しいすすり泣きを漏らしはじめてしまった。その声は、高音で透き通った、女
の声だった。

アナルにまた何かヌルヌルする液体を塗られ、肛門をマッサージされた。何度
もイカされて敏感になった部分をいじられ刺激されるとたまらずに声が漏れ体
が震えてしまった。肛門をほぐし終わると、男が背中の縄をつかんだ。前のめ
りに背中をグッと押され、緊縛された私は、膝をついてお尻を後ろに突き出し
た格好にさせられた。たまった唾液が口からドロッとたれた。ずっといじられ
て敏感にされたアナルが晒しモノにされ空気に触れてヒクついた。

「尻に入れてやるからな、しっかり咥えろよ」
男は私の反応を確かめるかのようにゆっくりとアナルにペニスを押し込んだ。
肛門を強引に押しのけて男のペニスがお尻の奥に入ってくるのが感じられた。
私はとうとう男のペニスをアナルに入れられてしまった。
「んあ!うぐぅ!」
やっぱり痛かった。暴れようとしたが、縄尻をつかまれていて、それにアナル
に入れられているとなぜか腰に力が入らなかった。ボールギャグの隙間から
大量の唾液がたれて床まで糸を引いた。男は私のアナルにペニスをゆっくりと
突き入れては引き戻した。繰り返されるたびに少しづつ奥まで入れられた。
異様な感覚に体が震えた。一瞬、頭のなかに彼の顔が浮かんだ、私は首を
振って必死に頭の中から追い出し、努めて考えないようにした。

もう一人の男がボール・ギャグを外した。外されると、ベルトで押さえつけら
れていた口の両端がひどく痛んだ。いきなりペニスを口に押しつけられた。
「咥えて舐めろ」
髪の毛を引っぱられ、口の中にペニスが押しこまれた。苦しくて吐きそうに
なりながら、舌を動かして必死に男のペニスを舐めてしゃぶった。腰を強く
つかまれたかと思うと、アナルに激痛が走った。後ろの男がペニスを強引に
アナルに押し込んできた。私は絶望的な気分になった。今度は奥まで深々と
ペニスを入れられた。私は口とお尻に両方ペニスを突っ込まれていた。体が
まるで肉の管になったような気持ちがして、とたんに異様な陶酔感がこみあげ
てきた。体が興奮して熱くなり、頭の中が陶然としてきた。二人の男に挟まれ
た肢体がいやらしくくねった。全身から汗が噴き出し、汗に濡れた体が光っ
た。写真やビデオで見た、二人の男に犯されるいやらしい女と同じだった。

前の男は、私にたっぷりペニスをしゃぶらせ、固くなると、突然両手で私の頭
を抱えて無理やりピストン運動をし始めた。私は窒息しかけてあげそうになっ
た。苦しくて涙がボロボロ流れた。さんざん私の口にペニスを突っ込んで、男
はやっとうめき声をあげて射精した。私の口の中にドクドクと精液が流し込ま
れた。
「全部飲め」
男はいうと、手で私のアゴと後頭部をつかみ、私の口をぐっと閉めてしまっ
た。苦しくなって全部飲みこまされた。男はのぞきこんで確認するとその場
から離れていった。口の中が粘ついて嫌な感じがして、吐き気がした。無理
やり飲まされて悔しくて涙が出た。

それからもう一人の最初の男優に、アナルに入れられつづけた。私は必死に
耐えようと目をつぶった。心の中で、はやく終わって欲しい、はやく終わって
と願った。でもたちまち、後ろから突かれながら、胸を激しく揉みしだかれ
乳首をつままれ刺激されるとたまらずに悶えた。いったんペニスを引き抜かれ
仰向けにされて乳房を揉みしだかれ、首すじや乳首を舐められ、足の指や
太ももをしゃぶられ刺激されながら、肛門に指を入れられアナルを開かされ
いじめられた。足を大きく開かされ、正常位でアナルの奥までペニスを突っ込
まれた。私の体は興奮してしまい、乳首は固くなって、いつしかあえぎ声が漏
れていた。さんざん私を犯し尽くし快楽を覚えこませ調教し尽くし、ようやく
その男優の男は私の中に精液をぶちまけた。終わって男はペニスを引き抜く
と、私の顔になすりつけた。

「もう体の方が忘れられないだろ」
男はそういうと行ってしまった。気がつくと私は汗と男たちの体液でビショ
ビショに濡れていた。

「ハァ…ハァ…ハァ…」
床に縛られたまま横になって肩で息をしていると、ガラスのような冷たいもの
がアヌスに突っ込まれるのを感じた。

「あ!」
冷たい液体がおなかに侵入してくるのがわかった。浣腸だ。さっき私に無理や
りフェラチオさせた男が私に浣腸していた。

「あぁぁ・・・いやぁ…」
一本が全部体内に入ると、抜かれてまた浣腸された。六本も浣腸された。おな
かがパンパンになり、ゴロゴロ鳴った。終わるとアヌスに栓をされ、縛られて
寝転がされたまま放置された。すぐにおなかが痛くなった。

「ああ・・・トイレにいかせてください」
「ダメだ」
男が冷たくいった。
「おなかが痛いんです・・・おねがい」
男は私を無視して離れると部屋を出てどこかへいってしまった。
「ダメよ、まだ我慢なさい!」
優子が冷たくいった。

「ああ・・・お願い…トイレにいかせて…」
私の懇願は無視されつづけた。おなかの痛みに責め苛まれ、ずっと我慢させら
れた。やっと男が洗面器を持ってもどってきた。震える私のお尻に洗面器をあ
てがうと、いきなりアヌスの栓を抜いた。
「あ!だめ出ちゃう!」

抜かれた途端に便の爆発が始まった。ビデオカメラをかついだカメラマンが
近くにやってきて私の排泄をアップでカメラに収めた。
「ユキちゃん、お尻よく見せて」

「いやあ!やめて!撮らないで!」
ずっと我慢していたせいで濡れた体から汗がしたたり落ちた。

男が背中の縄尻をつかんでひっぱり私のお尻がカメラによく見えるように動か
した。
「ダメだ、ほら、汚いウンチをひりだしてる尻をよく見せるんだ」
優子もすかさず指示を飛ばした。
「恥ずかしがってる顔もしっかり撮って」

「キレイなお尻からウンチがたくさん出てるよ、恥ずかしいねえ」
カメラマンがレンズを操りながらいう。

「イヤ!イヤ!イヤァァァー!」
私は恥ずかしさで一杯になり顔を真っ赤にして懇願したが、男に縄尻をつかま
れていてうつぶせでお尻を突き出した格好のまま動くことができなかった。
肛門から汚物をひりだしつづける恥ずかしい姿を一部始終、ビデオカメラで
撮られてしまった。何回も何回も出た。私はとうとう声を出して泣いてしまっ
た。終わるとカメラを向けられ泣き顔を撮られた。

「よし!これだけ撮ればいいだろう」
そこで撮影は終わり、それまでずっとビデオを撮っていたカメラマンと他の
スタッフや男優たちは満足げに引きあげていった。浣腸した男が紙タオルで
私の汚れたお尻を拭いてくれた後、最後に出ていった。スタジオには優子と
樋浦の二人だけが残った。

私はショックで泣いていた。スタッフの一人、声をかけてくれた若い男が花束
を持ってきたが、横にいた優子に渡して出ていった。
「ユキの恥ずかしい姿はたっぷりビデオに撮らせてもらうわよ、AVで売る
の、あなたの医療費と学費を肩代わりした交換条件よ」
優子が冷たくいい放つ
「そんな・・・やめてお願い・・・」

「もう手遅れよ、お金が入るんだから文句いわないの、それにユキ、すごく
感じてたじゃない?」
タオルで私の濡れた体を拭きながら、優子がいった。
「・・・ひどい・・・もう・・・」

「そんなこといって、ユキはもう、アナルセックスなしじゃ生きられない体に
なったはずよ」
「そんなこと・・・ありません・・・」
口では否定したが、優子のことばに、体の奥がジワッと熱くなるのを感じた。
一瞬、彼の顔が浮かんで、消えた。

ドアが開く音がした。
緒方が入ってきた。
「よう、やってるな、ユキ、おつかれ」

緒方はしゃがんで私の顔をのぞきこんでいった。
「おう、さんざんヤラれて、ずいぶんいい女になったな、ユキ、どうだった?
尻にたっぷり入れられたマラの味は?」
私は死ぬほど緒方が怖くなり震えてしまった。私をこんなひどい地獄に落と
した緒方が怖くて言葉も出なかった。

「処女だったから仕込まなくちゃならないけど、素質は十分。この子ったら、
さっきアナルをやられたばっかりなのに、もう感じはじめてる」
優子が手をのばし、震える私の頭を撫でながら、かわりに答えた。

「ほお、本物のスケベだな、ユキは、ところで、イカせてないだろうな」
「ええ、一度もイカせてないわ」

優子は手で私の濡れて額に貼りついた前髪を直しながらいった。
「アナルをやられっぱなしで、ビンビン感じてるけど、勃起したままイカせな
いでおけば、すぐにあなた、アナルセックス中毒になるわ」
優子の言葉に顔が真っ赤になった。言われた通り、私の股間は犯されている
あいだ中ずっと勃起したままだったからだ。でも、男たちはどんなに私のペニ
スがいきり立っても、なぜか触りもしなかった。ずっとそれがもどかしかっ
た。汚いものだと避けられていたのかと思っていた。そのときその理由がわ
かった。ショックだった。

「どうれ」
いきなり緒方が手を伸ばして私のアナルを指でさすった。

「あぁ…」
体がビクッとして思わず声が出た。優子に笑われた。私は顔をそむけ唇を噛ん
で、恥ずかしさと悔しさに耐えた。

突然、お尻に針で突き刺されるような痛みがした。いつのまにか、樋浦がそば
にきていて私のお尻に何かを注射した。
「な!…なんですか?」

「安心しな、ただのホルモン注射だよ、もっと感じるようになるぞ」
注射をつづけながら樋浦が答えた。

「病院でもずっとされていたでしょう、注射してれば、そのうち勃起もしなく
なるわよ」
優子がつけくわえた、私は何もいえなかった。病院でされたのと同じ、量の
多い長い注射が終わった。樋浦はその痕をしばらくもみ込んだ。もみ終わると
ようやく私は、ずっと上半身を緊縛されていた縄を解かれた。

優子がいった
「自分でイケないように手錠をかけて」
無理やり手を後ろ手に回されガチャリ!と手錠をかけられた。手錠は手首にあ
たる金属の部分が厚いウレタンゴムのカバーで包まれていて皮膚を傷つけない
ようになっていた。

それから、手錠をされたままシャワールームに連れていかれ、頭からシャワー
をかけられ、体中にこびりついた汗と体液を洗い流された。立ったまま優子に
バスタオルで全身を拭かれ、肩からタオル地のバスローブをかけられた。短い
休憩を兼ねながらメイク室で髪を乾かして整えられ、またメイクをされて、別
のマンション風の部屋に連れて行かれた。

部屋には小型のビデオカメラを持った中年の男とデジタルカメラを胸から下げ
た若い男が二人いて、中年の男の方がビデオカメラを回して撮影をはじめた。
待ち構えていた別の男が服を脱いで、ローションを全裸の私に塗りつけつつ、
愛撫しはじめた。私はあまりの出来事の連続に頭がボーっとしてしまい、
ベッドに寝かされ、されるがままになった。

男は乳首を噛んだり、乳房にローションを塗りつけて手で揉みしだいたり、耳
や首すじをしゃぶったりした。愛撫は上半身に集中した。ときどきデジタル
カメラのシャッターが落ちる音がかすかに聞こえた。足をつかまれ、指をしゃ
ぶられ、太ももからお尻にかけてをゆっくりと舐めまわされながら、アナルに
ヌルヌルしたローションをいっぱい垂らされた。指でさすられたり揉みこまれ
たりされて肛門を柔らかくほぐされると、仰向けにされ足を大きく開かさ
れた。

「アァ!」
ペニスを入れられた時は大きな声を出してしまった。初めて入れられたとき
ほど痛くなかった。それどころか、首すじや耳を舐められたり、胸を揉まれ
たりしながら、ヌルヌルしたペニスを何度もアナルに出し入れされるうち、言
いようのない感覚が体の奥から沸き上がってきてしまった。
「…ぁ…あぁ…ああ…あぁん…」
私はとうとう、ローションを流し込まれてヌルついたアナルにペニスを入れら
れるのが気持よくてたまらなくされ、いつしか男のペニスの抽送にあわせて
あえぎ声を漏らしていた。
「アナルで感じはじめたな」
男の声がした。

「こんなに垂らして」
ペニスを突っ込みながら、男は私の性器から垂れた汁を指ですくいとった。
男の指に、痛いほど固くなっているペニスの表面をほんの短い時間だけこす
られ、頭がクラクラするほどの快感を感じた。
「ああ…はうっ!…ああ!…」
何回も指で表面をこすられ、腰がピクッピクッと震えてしまった。恥ずかしく
て顔をそむけた。

「顔をそむけんな、きちんと自分のを舐めろ」
男はそういうと、いきなり、粘液を絡めた二本の指を口に押し込み、私は粘つ
いて糸を引く自分自身の汁を舐めさせられた。
「指を咥えてちゃんと吸いこめ、吸えホラ!」
男に強く押し込まれ、咥えた指を吸わされながら同時にアナルに激しく突っ込
まれた。私はあまりにいやらしい自分の姿に興奮させられてしまった。指を咥
えたまま猫が鼻を鳴らすような甘い声を漏らし、たまらなそうに体を曲げて悶
えた。

勃起したまま私のペニスは、この男にもそれからずっと放置されつづけた。
後ろ手に手錠をかけられ、固くなった性器をどうすることもできなくて、もど
かしくなり、私はイキたくて堪らなくなった。でもイキたい、イキたいと思う
ほど、ペニスを入れられるアナルに意識が集中してしまって、私はお尻を掘り
ぬかれる感覚を次第に体に覚えこまされた。それはまさしく優子たちが仕組ん
でいた罠だった。

「イキたくてたまらないだろ? イキたいならアナルで感じて、アナルでイケ」
「ああ…あ、いや…はうっ…ああ」
意識を必死にそらそうとすると、すかさず男にまた性器を指でサーッとこすら
れ刺激され、もどかしくなってまた堪らなくされてしまった。
「あぁ!…ああ…イヤァ…」
「アナルでイクまで許してやらないからな、尻を奥まで掘られて気持ちいいと
思え」
私はついに罠に落ちた。イキたくて、アナルにペニスを出し入れされるのを気
持ちよく感じたいという気にさせられ、私はとうとう、狡猾にアナルを開発され
てしまった。

さんざん入れて私にアナルの味を覚えこませた後、ようやく男は私の中に注ぎ
込んだ。男に引き抜かれやっと開放されると、ビデオとデジタル写真を撮影し
ていた二人はそこで部屋を出ていった。残った男は手錠をかけられた私を
ベッドに放り出したままシャワーを浴びた。ローションまみれの私はベッドに
放置され、目を閉じてはじめて感じたアナルセックスの余韻に浸らされてし
まった。「ああ…お尻が…気持ちいい…」。男は体を洗い終わってタオルで
拭くと服を着た。

男は帰り際にペットボトルから水を含むと、後ろ手に手錠をかけられた私の口
に唇を押しつけ、口移しで飲ませた。私は喉がカラカラだったので男の口から
注ぎ込まれる水がおいしく感じられ、ゴクゴク飲みこんでしまった。それが済
むと男はなにも言わず部屋を出ていった。

やっと終わったと思ったら三人目の男が入ってきた。
「さあ、シャワーを浴びな」
男に腕をつかまれ、シャワールームに連れていかれローションまみれでぬる
ぬるになっていた体を洗われた。そこの蛇口には先が細くなった長いゴムの管
が端を蛇口につなげられて丸めて壁のフックにかけてあった。

体を洗い終わると最後に壁に押さえつけられアナルにゴム管を押しこまれ、水
を流し込まれてまたむりやり浣腸された。おなかがパンパンになるまで水を流
しこまれた。トイレにはいかせてもらえず、その場で膝をついてお尻を突き出
した格好で排便させられた。我慢できずにお尻ををゆるめるとアナルから水が
激しく噴き出した。

「いや!見ないで」
「まだ残ってるぞ、ちゃんと全部出してきれいにするんだ」
止まるまで大量の水をずっとお尻から噴出させられる恥ずかしさに耐えなけれ
ばならなかった。シャワーで汚れを洗い流され、タオルで体を拭き終わると
ベッドルームにもどされた。

ベッドルームにもどると、さきほどビデオを撮影していた中年の男とデジタル
カメラを構えた若い男の二人がまた室内にいた。シャワールームにいた間に
部屋は掃除されていて、ベッドは新しいシーツに交換されていた。全裸のまま
立っていると、ビデオカメラを回す音がして、服を脱いだ男に後ろから抱き
すくめられてぎゅっと乳房をつかまれた。

「いやらしい体してるな、胸も大きいじゃねえか」
男は片手で乳房を揉みしだきながら、もう一方の手を伸ばしてお尻をさわり
はじめた。
「キュッとあがっていかにもスケベそうなお尻だ」

私は目を閉じ唇をかみしめて羞恥に耐えた。

男はとつぜん背中を押して、私をベッドに突き倒した。
「あ!」
ベッドに倒れた私は男にのしかかられ、うつぶせのままお尻をまさぐられた。

「そうやってどこまで意地をはれるか試してみようか?」
ユキは男の言葉に含まれた冷たい響きにギョッとした。ふりかえって男を見
ると、男の手に小さいガラス製の瓶が握られていた。フタのあいたその瓶の
なかには褐色の粘液状のクリームが入っているのが見えた。

「何の薬……です…か?」
横目で見ながら、さすがに敵対的な口調は無謀に思われ、丁寧語をつかった。
「心配か? 大丈夫だ。中毒症状みたいな副作用はないから」
そういうとクリームをすくいとり慣れた手つきでアナルに塗りこんだ。私は男
の片手で手錠を押さえられたためされるがままであった。

「やめてください…お願いします」
得体の知れない薬をアナルにすりこまれる恐怖に私は男に懇願せざるえな
かった。しかし当然のように男はそれを無視した。
「ちょっと時間がたてばたまらなくなるぜ」

男はそういうとアナルの中に指を深く押しこんで奥までクリームをすりこんで
いった。
「あ…うう…」
いままでさんざん入れられたせいか敏感になっているアナルがジンッと熱く
なったような気がした。
「ん…んん…」

しばらくのあいだ私は唇をかみしめて男がアナルのなかをいじりつくすのを耐
えるしかなかった。男は奥までたっぷりクリームをすりこみ終わると、タオル
で手をぬぐってからふたたび私を抱いた。仰向けにされたり、うつ伏せにされ
たりしながら体中を舐められたり揉まれたりした。愛撫されるうち、だんだん
アナルが熱くなってかゆくなってきた。それとともにお尻の奥にドロッとした
液体がにじみ出す感触がやけにはっきりと感じられた。

「そろそろいいだろう、ほら舐めろ」
男は私を床にひっぱり降ろすとベッドの脇に腰をかけ私の目の前にペニスを
突き出して座った。言う通りにしないと鞭で叩くぞと脅され、しかたなく私は
後ろ手に手錠をかけられたまま冷たい床に膝をつきお尻を持ち上げて男のペニ
スを口にくわえた。ぬるんっとしたペニスが口のなかに入ってきた。

「クックッ、スケベな格好だな」
「ン…ング…う、ゴホッ!」

「もっと舌をつかえ、喉の奥までいれるんだ」
私はむせながらペニスをくわえ必死にしゃぶった。口からよだれがしたたり
落ちた。後ろに突き出したお尻のなかにニジミ出すドロドロが気になって
つい太ももを擦り合わせるが、逆にかゆみが強く感じられるようなっただけ
だった。

「こら、歯を立てるな」
男に怒鳴られた。途端に背中に鞭を一回二回と振り下ろされた。痛くて転げて
逃げ回り、さらに鞭打たれた。泣いて許しを請い、フェラチオを再開した。鞭
打たれていたときだけはビデオが止められていたようだった。私は泣きながら
必死にペニスを咥え舐めてしゃぶり続けた。

「どうした、いやらしい尻が入れて欲しそうに動いているぞ」
時間がたつにつれアナルのかゆみがたまらなくなってきた。男のペニスをフェ
ラチオしながら自分がもじもじと腰を揺すっているのに気づき、ビデオに撮ら
れていることが恥ずかしくて身をよじった。でもそうして太ももをすり合わせ
るとお尻がいやらしく揺れてよけいに性的な感覚が沸き起こってしまうの
だった。

「あ……」
ジュンッと、ユキのお尻に熱い液体が染み出してきた、それとともにアナルの
かゆみはもう耐えれられないほど激しくなった。
「おまえ感じすぎて尻から愛液があふれてきたぞ」

「ああ、かゆい、お尻がかゆい」
私は我慢できなくなりはしたない声をあげてしまった。

男は含み笑いを浮かべると立ちあがって背後に回り、後ろから私を抱きすくめ
両手で乳房を揉みながら耳元で囁いた。
「ほお、尻がどうしたって、どうして欲しいんだ、いってみな」

男はわざと無関心なふりを装っていじわるくいった。すでにアナルのかゆみは
凄まじく私は羞恥心をかなぐり捨て男にとうとう淫らなことばをいってし
まった。
「ああ…入れて……入れてください……お尻の穴に…」

男は指で乳首をつまんでいじくりながらさらにいじわるく聞いた
「お尻の穴になにを入れて欲しいんだ、はっきりいえよ」

私は恥ずかしさに耐えながら答えた。
「ああ……あなたのオチンチンを……お尻の穴に…入れて…」
いいながら私のお尻はかゆみでいやらしく動いた。

「クックック、入れてほしかったら、犬になれ」
男はドスの聞いた声で私の耳元で囁きました。
「自分から四つん這いのメス犬になって尻をつき出せ」

背中でガチャ!と音がして手首が自由になりました。私は言われるままに両手
をつき四つん這いになってお尻を突き出しました。

「尻を振れ、メス犬らしく」
言われて、かゆくてたまらないお尻を男の目の前で振ってしまうのでした。
「いつもここで男のものを受け入れてんのか、この変態のオカマめ」
男は鞭でお尻の表面を撫でたり、アナルを開いて指を入れたりした。
「ああ…はやく…お尻に入れてください…かゆくてたまらない」
「ダメだ、もっと尻を高くあげろ、もっと振れ」
私は焦痒感のあまり命令されるままにお尻を高く上げいやらしく振るのでし
た。
「ドスケベなメス犬め、そんなに尻に入れて欲しいのか」
「ああん!入れてください、お尻の穴に、お願い!」
「入れて欲しくてたまらないのか?いってみろ」
バシッ!
男に平手でお尻を叩かれた。
「あ!ああ、入れて欲しくてたまらない!」
私は腰をくねらせて男に懇願した。
「もう、我慢できない!入れて!」
「ようし、尻で咥えろ」
男のペニスが入ってくる瞬間、アナルをこすられる凄まじい快感に私は思わず
声をあげた。
「ああ!イィ!」

男はじっくりと時間をかけてしつこく女を責めるのが好きなタイプらしく、
射精するまでの長い時間、私はたっぷりとアナルを掘りぬかれてしまった。
しかもそのあいだずっと私は、男に無理やり淫らな女のいいそうな恥ずかしい
ことばをさんざん言わされた。

「ほら、ちゃんといわないと尻から抜くぞ」
「ああん、恥ずかしい・・・もっと、ユキのお尻を突いて、突いてください!」

「このスケベ女め、尻のどこがいいんだ?」
「もう、そんな…恥ずかしい…」
「ダメだ、奥が気持よくてたまらないんだろ、いえよ奥がいいって、ほら!」

男はわざとペニスを奥まで押しこんでかきまわした。
「あっあ、い!おく、奥がいいです!ああ、気持ちいい」
我慢できないほどかゆかったアナルをこすられ掘りぬかれるのは本当に物凄い
快感だった。私は一部始終をビデオで撮影されていることも忘れて、快感に
たまらずに腰をくねらせ悶えた。

男の恥ずかしい要求はつづいた。

「どうだオチンチンがおいしいのか?ちゃんとおいしいっていわないと、抜い
ちまうぞ」
「ああ・・・いや・・・オチンチン、おいしいです」

「チンチンしゃぶると尻の穴に欲しくなるんだろ、ええ」
「ああ、もお・・・オチンチンをしゃぶると、お尻の穴に、欲しくなります
・・・」

「尻を掘られると、気持よくてたまらないんだろ?いってみろ!オラ!」
「ああん!…お尻を掘られると…気持よくてたまらない!…あっあっあ…
…あぁぁ!」
男は急にスピードをあげ、激しくかき回された私は、言わされたうえにたま
らず悶えさせられ、そのあさましい姿をビデオと写真で撮られてしまった。

私はアナルを突きまくられて、淫乱な女そのままの姿にさせられつづけたの
だった。

男は媚薬をつかって私にさんざん恥ずかしい姿を演じさせると、もう、もて遊
ぶのに飽きたのか、急にゆっくりとしたペースでペニスを前後させはじめ、私
のアナルの感触をじっくりと味わうと、ようやく射精した。終わった後私に
また手錠をかけて、満足げに服を着て出ていった。ビデオとデジタル写真を
撮影していた二人も満足げに部屋を出ていった。

最後に小柄なひげの男が、テレビ局でつかうようなビデオカメラをかついだ男
と一眼レフカメラを持った男の二人を連れて入ってきた。

男は縄をとりだすと黙って手錠を外した。私はビデオや写真で見た亀甲縛り
という形に縛り上げられ、立った姿勢になるように天井についた金具から吊る
された。股間に通した二本の縄でペニスをはさまれ、結び目をつくって締め上
げられた時には、痛くて声をあげた。

男は無口で愛撫はそっと優しい感じだったがときたま話すとドスのきいた怖い
声で、私は怖くなり、また前の男に媚薬でたっぷりしこまれたいやらしい姿を
演じさせられた。

「そうら、もっとたまらんように腰をくねらさんかいな」
「ああん…感じる……」
乳房を揉まれると腰をくねらせあえいだ。

立ったままアナルに太い指を入れられ、
「指入れられて尻が喜んどるがな、ほおら、指にあわせて尻ふらんと抜けて
まうで」
と言われ指でほじられながら、たまらなそうにお尻をふらされた。
「…ああ…もっと…もっと入れて…かきまわして…」

さんざんお尻をもてあそんだあと男はいった。
「どうや欲しいやろ、欲しいのやったら、もうたまらん言わんかい」

わたしはいつのまにか男の言いなりだった。
「ああ…もうたまらない…入れて…」
腰をくねらしてお尻にペニスをねだらされた。

「ください…お尻に……オチンチン…入れて……」
私は無意識に好色そうな目で男をねっとりと見てねだった。

私はそのときすっかり洗脳され奴隷のようになっていた。頭のすみではかすか
に、前にされたホルモン注射と媚薬のせいで、私はこんなに狂わされてし
まったと思った。でも、怒涛のように男たちに調教され、縛られたまま男の言
いなりにされいやらしい奴隷女にされると、カァと体が熱くなって、クラクラ
するような陶酔感に支配されてしまう体にされていた。

「ほなわしのチンポ舐めんかい」
「ああ…うれしい…オチンチン…舐めさせて……」
天井から吊るした縄をはずされると、私はヘナヘナと床に座りこんでし
まった。アゴを下から押され顔をあげさせられた。今度は自分からペニスを
くわえた。

「どやオチンチンうまいか」
「ング…ン…とっても…おいしい…」
私はおいしそうにしゃぶりながらうっとりといった。

その男のペニスは日本人ばなれして大きかった。たっぷり舐めさせられた後、
アナルにねじこまれ犯された時は激痛がして、涙が出た。でも、大きなペニス
をアナルに入れられると、体の奥にまで達しすみずみまでをこすられた。まる
で体を征服されたような気持ちがして、とたんにすごく興奮させられて
しまった。

「もっといい声だして鳴かんかいな、抜いてまうぞ」
「ああいやん、抜かないで」
「ほなら、自分で乳首いじってみい」
私は入れられながら自分の手で自分の乳首をいじりまわし、たまらなくされて
乳房を揉みしだいて悶えた。

たっぷりアナルを掘りぬかれるあいだ、私はずっといやらしい言葉を言わさ
れ、はしたない声で鳴きつづけた。
「ああ……いい…すごくいい……ああ…」
「はあん…気持いい……もっと…もっと突いて」
「いやあ…まだダメェェ…もっと…アァ!」

最後の男が終わったあと、私は全裸のまま後ろ手に手錠をかけられた姿で部屋
に放置された。私のアナルはすっかりひろがってしまい、冷えはじめた部屋の
ひんやりした空気を感じると、いやらしくひくついた。私は口でシーツをくわ
えてひっぱると、どうにかそれに体を包んだ。

ボーッと宙を見ていた。なんだか、急に、私はまだ一度もイッテないことに気
づいた。後ろ手に手錠をかけられたまま、ペニスをシーツにこすりつけ自慰し
ようとした。でも、欲情をかきたてようとすると、たちまち、男たちに陵辱さ
れた記憶が脳裏を埋め尽くし、お尻が疼きだしてしまった。さんざん男たちに
掘りぬかれたアナルの奥がジンッと熱くなった。それなのに私のペニスは勃起
すらしなかった。私は不安になった。もしかしたら、優子の言ったように、
もう勃起できず、私はもう一生イケなくなったのだろうか。急に怖くなった。

ふと、私は彼の顔を思い出した。思い出すと欲情できた。ペニスがいきり立
ち、先端から汁がしたたった。シーツにこすりつけ、彼のたくましい手が私の
ペニスを握りしめしごきまくるのを思い描いた。ビクンビクンとペニスが脈動
し精液が流れ出た。
「ああ、彼に会いたい…会ってこんなことになってしまった私を叱って欲しい
…そして、汚されたけど、私のアナルに思う存分入れて欲しい…」

私はたった一日で五人の男たちに抱かれ、四回もお尻にペニスを突っ込まれて
犯され、三回もペニスを咥えさせられ舐めさせられ、一回は口に精液を注ぎ込
まれ飲みこまされた。そして一部始終をビデオに撮られてしまった。一回なん
か浣腸されて汚い排泄シーンを延々と撮られてしまった。ビデオは、マニア向
けにどこかで売られるのだろうか、それともレンタル店に置かれてポスターま
で貼られたりするのだろうか、変態として日本中で有名になってしまったら
どうしよう。そうなったらもう地元にも帰れない。私は暗い部屋で一人きりで
声をあげて泣いてしまった。

そのうち、私は疲れて寝てしまった。

「おい!ユキ、起きろ」
何時間過ぎただろうか、突然、樋浦に起こされた。

「帰るぞ、こんな寒い場所に裸で寝てたら、風邪ひいて肺炎になっちまうぞ」
一瞬、彼が来てくれたのかと期待したがそうではなかった。私は内心落胆し
た。樋浦に抱き起こされ、手錠もやっとはずされた。私は殴ってやろうかと
思ったが、やめた。お風呂を沸かしてもらって体と髪を洗い、来る時に着てい
た服を返してもらって身につけた。

スタジオを出ると車に緒方と優子がいた。私は優子が違う方向を見ている隙を
見て、思いきり彼女を睨んでやった。車で三人に焼肉屋に連れていかれて、焼
肉をおごられた。私は昼から何も食べていなかったので、思いきりパクつい
た。
途中で、緒方に言われた。
「あんまり食べ過ぎて太るなよ、プロポーションの維持は女優の鉄則だ」

「ユキ、AV女優としての最初の撮影、おつかれさまだったわね」
優子がいった。そう言われると、私は心の中で優子に調教されたことが悔し
かったけど、すこしうれしくなった。

食べ終わって一服すると、緒方に今日のギャラだと言われて分厚い封筒を渡さ
れた。中を確かめると一万円札の束が入っていた。
「100万円だ、あとで確かめとけ」
私は黙ってうなづいただけだった。大金だったけど、どこか売春婦みたいな気
がして悲しい気分になったからだった。

それから車でアパートの前まで送ってもらった。優子が去り際にいった。
「明日からは、イヤだったらバイトに行かなくてもいいわよ、生活費は十分で
しょう。でも、まだあそこで働きたいなら、別に構わないからね」
優子はそういい残すと意味ありげにウィンクして、去った。

私はドキリ!とした。彼との仲を、優子は知っているのだ。

あのいじわるでずるがしこいサドの優子に、これからどれだけいろんな目にあ
わされるのかしらと、私は、まだ見慣れない大都会、東京の空を見上げなが
ら、なんとなく付き合いが長くなりそうな不安を感じて、ため息が出た。夜の
風が暖かく、さんざん男たちに汚された肌に、やさしく感じて心地よかった。

翌日、私は今までのようにバイト先に出勤した。私を見ると、彼はちょっと
ビックリした顔をしていった。

「なんだ、まだ働くのか? 緒方さんから、昨日で辞めるかもしれないって、
言われたんだけどな」
私は彼の言葉を聞き終わるまでもなく、大柄の彼の体に飛びついて抱きつい
た。彼は驚いて言葉を失ったようだった。

抱きついて彼の体を両腕で強く抱きしめた。胸に顔をうずめた。急に目に涙が
溢れてきた。溢れてとまらなかった。
「まだ、一緒に働いていいですか…こんな…こんな私でも…ここに…
…いていい?」
私の声は、流れ落ちる涙で途切れ途切れになった。

その夜、仕事が終わった後、私はもらったギャラからお金を出して、都内の
高級ホテルの一室を借り、彼と寝た。

ベッドに寝そべった彼のペニスをしゃぶり、屹立したそれを、女性上位になっ
て自分でアナルに入れた。彼のペニスが入ってくると、私はいいようのない満
ち足りた気持になり、奥まで入れながら、また涙を流して泣いた。
「あぁ…あ……」
彼の手が伸びてきて私の乳房を揉み乳首をいじりまわした。
「あぁん…すごく…気持いい…」
感じながら、流した涙が乳房まで垂れるのがわかった。

突然、起き上がった彼に押し倒されてうつぶせに返され、バックから責められ
激しく感じた。
「…あっあっあ…もっと…もっと…あっあ…」
私はこの時が永久に続けばいいと心から思った。腰をくねらせ、お尻を動かし
て彼のペニスをアナルの奥まで導き入れた。アナルを食い絞めてペニスを貪り
必死に射精を誘った。私は彼をどうしても私の与えられる最高の快楽の中で
イカせてあげたかった。

「おあ!おお、イキそうだ」
「あっあ……いい!…私もイク!…イキそう…きて!…お願い!」
私は一生懸命、教えこまれた快楽の奴隷を彼のために演じた。

「あぁん…あぁ…私もイク!…ね…ねえ…あぁ…私も…イッテいい?…
…私も…イッテもいい?」
「おあ!イク、イッちまう」
「…あぁ…ねぇ…お願い…一緒に……一緒に……きて……あぁ」

彼のペニスがアナルの中で一瞬膨らんだかと思うと、激しく動悸し、私の中に
大量の精液が注ぎこまれるのを感じた。脈打つペニスは何度も激しく精液を
放出した。私は腰を引いてペニスを抜き取ると振り返って口に咥え、貪るよう
にしゃぶり尽くし彼の精液を舐めとり飲み続けた。彼は大きな声で吼え、目を
回したような顔をして私の上に崩れ落ちた。

しばらく二人は抱き合ったまま、肩で息をしながらグッタリと動かなかった。

どのくらいの時間が過ぎただろうか、私はいつまでも続いて欲しいと心の中で
乞い願った。

私は、変態、私は、シーメール、私はもう男でもなく、女でもない、力はか
弱く、子供も生めない。ただセックスの快楽を与えるだけの、歪んだ肉の
人形。人の欲望のままに操られ、人の思惑のままに、生かされて、殺される。
私には、もう何もない、私のような存在にとって、この世界に、いったい何が
あるというのだろう。私には、彼という存在しか救いがない、彼を失えば、私
は私ですらなくなり、ただ腐っていくだけの、肉でできた狂った人形になって
しまうだけ…。


私は眠ってしまった彼の胸に抱かれながら、ずっとずっと泣いた…。