雪の結晶やミツバチの巣の穴の構造など,六角形構造は自然界にも数多く見られ,私たちの心を惹きつけるものがあります。朝倉書店「形の科学百科事典」の索引を引くと,六角形または六角パターンで,『単層上皮細胞はなぜ六角形か』,『ミツバチの巣はなぜ六角形か』,『緑藻アミミドロがつくる六角形の網目』,『蜂の巣のような酸化皮膜の形』,『商業と都市の形』,『雪結晶のサイズと形』が出てきます。
分子の世界でもベンゼンに代表される化合物は芳香族と呼ばれて一大分野を成しています。今を時めくフラーレンやナノチューブなども六角形の世界です。
上の例のように生物の世界でも六角形は重要ですが,ウイルスの世界でも今回取り上げたレトロウイルスのキャプシドに,タンパク質が集まってできる六角形構造を見ることができます。詳しくは以下のページからリンクしてある資料をどうぞ。
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※amino表示の凡例 ASP GLU CYS MET LYS ARG SER THR PHE TYR ASN GLN GLY LEU VAL ILE ALA TRP HIS PRO = 以下の表示はアミノ酸の親水性・疎水性参照 = ※酸性・中性〈芳香族〉・塩基性アミノ酸区別表示の凡例 ASP GLU GLY ALA VAL LEU ILE CYS SER THR ASN GLN PRO MET PHE TYR TRP LYS ARG HIS ※極性〈酸性・塩基性〉・非極性(疎水性)アミノ酸区別 SER THR TYR CYS ASN GLN ASP GLU LYS ARG HIS GLY ALA VAL LEU ILE PHE PRO MET TRP ※疎水性インデックス順 ARG LYS ASN ASP GLN GLU HIS PRO TYR TRP SER THR GLY ALA MET CYS PHE LEU VAL ILE ※等電点順 ASP GLU CYS ASN PHE GLN TYR SER MET TRP VAL GLY LEU ALA ILE THR PRO HIS LYS ARG |
※春季休業のため,次回は2005/04/14の予定です(急遽更新の場合あり)。