※本ページは次回以降の予告と終了後の報告掲載ページです。
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※当日横浜から参加された @az4u さんにカフェの一部を Ustream で公開していただきました。 |
林さんからPR:キーボード(鍵盤)はいまや広く使われている入力インタフェースだが,その起源は紀元前3世紀に発明されたパイプオルガン「ヒュドラウリス」にまでさかのぼる.音を出すパイプを選ぶためのスライダー弁(図1)がその原型だ.それが1500年間も使われ,ようやく13世紀に上下動するキーが現れ,14世紀に指で弾ける鍵盤が現れた(図2).その機構は弦楽器に応用され,クラヴィコード(図3),チェンバロ(図4),ピアノ(図5)が誕生する.19世紀後半のアメリカで,鍵盤は印字機に応用されてタイプライターが実用化された(図6).市販第1号機から4段手鍵盤をもち,キー配列もQWERTY配列に近かった.人間工学的には問題の多いキー配列だが,テレタイプにも流用されたため,それを初期の入力装置としたコンピュータにも使われ,現在に至っている.
図1 初期オルガンの手鍵盤
図2 14世紀オルガンの手鍵盤
図3 クラヴィコード
※参考:クラヴィコード製作の様子(当日演奏も行います)
図4 チェンバロ
図5 初期のピアノ
図6 タイプライターの試作機(C.L.ショールズ, 1872)
【カフェの記録】
林さんが毎夜弾いているというクラヴィコード
2日間続いた新潟市の大雪の晴れ間の午後,定員オーバーでスタート。
実際の楽器演奏CDを聴きながら,鍵盤の歴史を一気に辿る
クラヴィコード:飯田万里子さん,リコーダー:林さん
休憩時間にクラヴィコードを囲んで
Togetter(トゥギャッター) - まとめ「ngtsc031」
Ustream(カフェの一場面;@az4uさん録画・提供)
※2010年12月のカフェは林さんにチェンバロのお話をしていただく予定です(演奏付き?)。
●スタッフ