◆環境ホルモンの例◆

有機概念図や分子モデルを参照できるページトピックス情報もご参照下さい.

化合物名主な用途分子式分子モデル沸点/℃(文献)
 〃  (計算)
log Pow(文献)
 〃  (計算)
無機性
有機性
Chimeモデル*

ICSC参照**

DDT殺虫剤
(使用禁止)
C14H9C15
260
428
3.98
6.31
80
480
分子参照

ICSC参照

PCB熱媒等
(使用禁止)
例:
C12H5Cl5

428(5Cl)
6.30(概算)
5.76(5Cl)
80(5Cl)
440(5Cl)
分子参照

ICSC参照

ダイオキシン※毒物例:
C12H4O2Cl4

430(4Cl)

5.02(4Cl)
120(4Cl)
400(4Cl)
分子参照

ノニルフェノール界面活性剤
原料
C15H240
295
334
3.28
3.65
115
300
分子参照

ICSC参照

ビスフェノールA樹脂原料C15H16O2
250〜252
445

3.14
230
300
分子参照

ICSC参照

フタル酸エステル可塑剤例:
C16H22O4
フタル酸ジブチル
(DBP)
340(DBP)
371(DBP)
4.72(DBP)
3.84(DBP)
135(DBP)
320(DBP)
分子参照

ICSC参照

  *  ChemscapeChimeのPlug-inが必要[マウスクリックで回転や表示形式変更が可能]
  ** 国際化学物質安全性カード日本語版(国立衛生試験所)に接続
  ※ 上表の沸点とlog Powの計算値は,以下の有機概念図という手法を用いて算出(◎印)


有機概念図の有機性・無機性による物性値推算(Plug-in“Formula One/NET”による)

  1.沸点/℃ の推算                  ◎
  2.log Pow(オクタノール-水の分配係数)の推算[1]
  3.log Pow の推算              [2]
  4.log Pow の推算              [3] ◎
  5.魚介類への生物濃縮性 log BCFの推算[1]
  6.魚介類への生物濃縮性 log BCFの推算[2]
  7.生態学的濃縮係数 log EM の推算[1]
  8.生態学的濃縮係数 log EM の推算[2]
  9.魚体濃縮 log BA の推算
 10.活性炭への吸着性の推算
                                  (※文献については,別ページ参照)


★以下の欄のB1にI(無機性),B2にO(有機性)を入力して下さい.

“Formula One/NET”のダウンロード

“Formula One/NET”により分子式から有機性・無機性を計算するページへ


※有機概念図は,有機化合物の炭素数・構成置換基から有機性・無機性を算出してその化合物の様々な性質を推定するユニークな方法です.“Formula One/NET”により任意の化合物の有機性・無機性を計算できるようしましたので,是非お試し下さい.また,表計算ソフト Excel(Microsoft社)で計算できるデータシートも作成・公開しました.
 有機概念図表示例上記の化合物を図にしたものと,いろいろな化合物の分布図(生物濃縮性が高い化合物の領域など)も是非比較してご覧下さい.
 さらに,NEC PC-9801シリーズパソコン(または互換機)をご利用の方で,N88BASIC.EXEをお持ちの方は,N88BASIC版「有機概念図作成プログラム」をダウンロードすることも可能です.
 なお,log Pow(オクタノール-水の分配係数)は,化合物の性質を定量的活性相関という手法で解析する際のメインのファクターとなるものです.定量的活性相関については例えば,以下のページを参照して下さい.

・吉田喜久雄(三菱化学安全科学研究所),数理モデルによる環境中の化学物質の動態と曝露の評価


※環境ホルモンの作用


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