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marantz:
前日は同社取り扱い品であるCLASSEのアンプとプレイヤーが繋がれていたのですが、
今日はマランツの中級システムであるSC11S1とSM11S1、SA11S2が稼働してました。
スピーカーはサー・ケネス・グランジのデザインが光るB&Wのシグネチャーダイヤモンド。
マランツらしいトゲの無いけれど高解像な心地よい音でした。
ウチのアンプはこ11シリーズよりも3段階くらい下のモデルですが、
音の目指すキャラクターはほぼ同じである事が判り一安心(^-^;)
マランツと言えばこの人!なマーケティング企画本部の澤田氏。
今回も独自のこだわりを披露してくださいました(^-^)
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DENON(講師:石田善之氏):
工業製品顔負けの自作スピーカービルダーでもある評論家の石田氏の講演。
今回はDENONのセパレートAVアンプを使った「4chマルチでクラッシック」の体験講義。
「オーディオの基本は2ch。その基本を突き詰めてから」と前置きしてから、
SACDマルチチャンネル時代におけるクラッシック録音再生のあり方について、
実演付きの説得力ある講演でした。
で、使われたCDがネトレプコのオペラ・アリア集…ってもう勘弁してください(;´д⊂
総論すると
1:フロントは2chでもきちんと真ん中に定位するのでセンタースピーカーなど不要。
2:リアは空気感だけ(残響など)が聞こえればいいので高級SPでなくても可。
別途AVアンプを用意する必要は無く、既存の2chシステムにリア用のプリメインアンプを用意するのが望ましい。
なるほど確かにホールの残響のような響きが楽しめました。
ただこの構成だと2chだと気付くアラとかが隠れてしまうので、
本当に2chを突き詰めてから「実験で」やるくらいがいいという事でした(^-^;)
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ステラヴォックス(講師:江崎友淑氏):
クラッシック録音ディスクをメジャーレーベル以上のハイペースでリリースし続ける業界の雄、
オクタヴィアレコードの江崎友淑氏の講演。
ここではかなり貴重というか衝撃的なお話が聞けました。
曰く、
「SACDはSONYの意向により全てのディスクに(ロスレスながら)圧縮がかけられている」
それにより音質はマスターと比べものにならないくらい変質しているという。
(それには量産ディスク用のカッティングマスターの質も関係してるのですが)
ハイブリッドディスクが全盛の現状、無圧縮だと2chとマルチチャンネル信号全てを記録するのが不可能で、
そうせざるを得ない状況だとか…。
それでは不可聴領域の空気感まで再生できるSACDの音質が泣くということで、
今回ついに非圧縮収録によるディスクをリリース!
この辺の商品が第一弾
おなじみマーツァルとチェコフィルの演奏。
ケースをわざわざ欧州から取り寄せた「SACD標準」のジュエルケースにするこだわり方(^-^;)
あと旧譜のアナログディスクもリリースしたが、ものすごい資金が必要なうえ、
まともな音のするマスターを作るのがとても難しくて困難を極めたという話もしていました。
やはりアナログの世界は難しいのか…・。
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タイムロード(講師:菅野沖彦氏):
コードのアンプとEBTBのスピーカーを使用した菅野氏録音のディスク試聴会(解説付き)
それぞれの音源にまつわる裏話などを披露されてました。