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#1
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団日本公演2008
ユーリ・テミルカーノフ70歳記念チャイコフスキーフェスティバル
会場:サントリーホール
指揮:ユーリ・テミルカーノフ
デニス・マツーエフ(p)
管弦楽:サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団
P.I.チャイコフスキー
1:ピアノ協奏曲第一番変ロ単調op.23
Enc:E.グリーグ 組曲ペールギュントから山の魔王の宮殿にて。
2:交響曲第五番ホ短調op.64
Enc:E:エルガー 愛の挨拶
Enc:組曲くるみ割り人形よりトレパック
ソ連時代はレニングラード・フィルと呼ばれた名門オケ、サンクトペテルブルク・フィル二年ぶりの来日です!
音楽監督テミルカーノフは70歳という事ですが、
歩く速度は慎重なものの、指揮台の上では全く歳を感じさせない力強さがあって安心しました。
そして、チャイコフスキーも自作を振ったという由緒正しいオケによるチャイコフスキーが
日本に居ながらにして聞けるというのは、実は凄い事ではないかと(^_^;)。
で、最初は超有名曲であるピアノ協奏曲。
ホルンによる冒頭の動機は、ベートーヴェンの運命と並びクラッシック音楽の代名詞のようになっている名曲です。
ピアノのマツーエフは二年前のモスクワ放送響とのラフマニノフで唖然騒然の超テクを披露してくれた方なので
今回も期待大(^_^)
で、冒頭のホルンからロシアン・ブラス炸裂!
西欧化したとか丸くなったとか言われるサンクトペテルブルク・フィルですが
ロシアらしさは健在だとこれだけで実感(笑)
マツーエフですが、最初の和音からもう力強くてそこからワクワクしっぱなしでしたw
加えて弱音はひたすら繊細に、神秘的に奏でていて、
ただの力押しのピアニストではない所も見せつけてくれました。
オケも、陶酔するような第二楽章の響きとかとても美しく、繊細な表現力はさすがとしか言いようが。
そして怒濤の終楽章、炸裂するブラス隊とマツーエフの攻撃的なピアノによる一騎打ちがすごすぎる(笑)
そしてめくるめく熱狂のうちに曲は終了。
鳴り止まない拍手に何度もステージに呼び戻されたマツーエフは、何回目かでやおらピアノに向かうと、
ペールギュントの終曲、激しい和音が連打される音楽をガシガシ弾きだして、
どこまでクレッシェンドするのかという大音響をホールいっぱいに響かせ、聴衆は口あんぐり(笑)
挙げ句、鍵盤全部を使ったグリッサンド→大声で吠えながら
(本当に「がおぉぉぉっ!」って言ってた!(笑))最低音を叩きつけて終了という超激しいアンコールに
客席が収拾つかなくなりました(笑)
そして、休憩の後にチャイコフスキーの5番。
この曲は「自分に幸せが見いだせない時は、人混みに行って、誰かの幸せを自分の事のように喜びなさい」
という究極の哀しみを歌った4番と、
死に彩られた6番「悲愴」との間にあってイマイチ自分では理解できていない曲でした。
しかし今回の演奏で、これは「取り返しのつかない悲劇」を表した曲なのではないかと解釈した次第。
第一楽章は冒頭から、クラリネットによる死にそうな「運命動機」が地の底から呻くように響き、
憂鬱に盛り上がったかと思うと最後は再びコントラバスの呻き声で地に戻って行くという暗鬱な楽章。
第二楽章はノスタルジーに満ち満ちていて、全ての良い事は過去に置いてきた、
と言わんばかりの悔恨の念さえ聞き取れる音楽。
第三楽章は現実逃避に華やかかりし頃のサロンを思い浮かべているのか、優雅なワルツが繰り広げられますが、
最後にクラリネットで不気味な運命動機が聞こえると曲は急速に萎んでそのまま第四楽章へ。
ここで突然「運命動機」が荒々しくファンファーレを鳴らし、暴力的な行進曲へ突き進む訳ですが、
これは「運命の勝利」以外の何者でもないでしょう。
故に「主人公」はここへ来てようやく「運命」に戦いを挑みます、
しかし為すすべもなく押し潰され、最後は更に荒々しく暴力的になった「運命」の勝利宣言にかき消されるという、
悲愴交響曲以上に救いのない音楽という印象を受けました。
色々な解説では「苦悩から勝利に至る王道すぎる交響曲」とか書かれていて、確かにそうかも知れませんが、
しかし、ここで勝利するのは「人間」ではなく「運命」なのですよ〜。
人が運命に蹂躙され踏みつぶされる様を描いた音楽。
そう考えて聞くと最終楽章は背筋が寒くなるくらい恐ろしい音楽に感じられました。
いわゆる通俗名曲でも全く手を抜くことなくこんな濃密な激演を繰り広げるサンクトペテルブルクフィルとテミルカーノフは
やはり凄い!
最初は今日は昼夜二回公演が予定されていたのですが、
「ちょwwwwそれ絶対ミリwwww!!」とテミルカーノフ氏から断られて昼公演が中止になったのは非常に頷けます。
こんな演奏を聞いてしまったら。
というかフツーに考えて無理だろ梶本音楽事務所(;_;)
無茶な日程組まんといて下さい・・・。
#1
日露友好ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト2007
コンサート1
会場:日比谷公会堂
指揮:井上道義
管弦楽:サンクトペテルブルグ交響楽団
合唱:栗友会
交響曲第一番 Op.10
交響曲第二番「十月革命に捧げる」 Op.14
交響曲第三番「メーデー」 Op.20
ついに始まりました、これから二ヶ月に及ぶ日比谷公会堂再生プロジェクト、
ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏会です。
指揮は企画の立案者でもある井上ミッチー道義ご本人。
初日はまだショスタコがモダニストである事が許されていた時代の作品群。
(ソ連の自由はそこまで。革命後10年を待たずに台頭したスターリンにより65年の長きに渡るソ連の崩壊が始まる訳です)
まず会場の日比谷公会堂の雰囲気が良すぎです!
昭和四年完成のこの建物は、所々に煉瓦が使われていたりホール壁面に絨毯が貼られていたりとかなりモダン!
こんなホール見たことありません。
ここはショスタコ作品の日本初演が多く行われた由緒あるホールでもあり、それを理由に選ばれた経緯もあります。
まずは1番。
当時「20世紀のモーツァルト現る」というキャッチコピーが付いたくらいの、
おおよそ19歳の青年が書いたとは思えない斬新な交響曲。
演奏は少々荒削りでしたが、太鼓とラッパの鳴りっぷりが凄い!
休憩後に井上道義氏と亀山邦夫氏によるソ連と日本の1920年代の状況説明がありました。
ソ連は革命後10周年の頃まではまだ理想に向かって突き進んでいたが、
その後台頭したスターリンが悪夢の五カ年計画を持ち出し全体主義国家へ変貌、
そうして65年かけてただひたすら崩壊し続ける国家が誕生する事になった・・・。
という話はさておき、ミッッチー曰く、日比谷公会堂を堪能して欲しいという事で、
空いてる席は座ってOKというお許しが出ましたw
休憩後の第2番。
まず全曲演奏会では無い限り実演で聴くのは不可能と思われる貴重な演目。
途中の27声部に分かれる有名な「ウルトラ対位法」とその後に来る打楽器の連打のものすごいことw
演奏はやや荒っぽいのは変わらずでしたが、曲想も曲想だけに勢いで押し切るのも有りかと(笑)
そして工場のサイレン(本物のサイレンを使用)と共に突如合唱が乱入してくる訳ですが、
最後の「十月革命!コミューン!そしてレーニン!」のシュプレヒコールとその後の全合奏の一撃に思わず
「マンセー!!」とか叫びたくなる危険な煽動音楽だコレwwww
(その割には西欧の不健全な現代音楽を模しているとの烙印を押され、
ゴルバチョフが台頭するまでソ連国内ではほぼ演奏されなかったという…)
本日最後は第3番。
これも2番とセットのような内容ですが、曲調は更に判りやすく旋律らしきものもちゃんと聞き取れます。
しかし太鼓が大活躍、軍楽隊のような鋭いスネアのショットがカッコイイ!
労働者の祝日であるメーデーのお祭りの様子を描写して行き、後半の合唱は労働者を賛美しながらやたらと高揚させる構成。
サンクトペテルブルク響はアンサンブルが荒い感じでしたが、各自のテクは相当レベルが高く、
難しいパッセージやソロも流れるように演奏しているのが印象的でした。
そして日比谷公会堂の施設の魅力も良く判る好企画。
明日のコンサート2(5番、6番)はアイマスライブの方に行くので欠席ですぅ(;´д⊂
#1
ポリーニ・プロジェクトII
マウリツィオ・ポリーニ(p) (2,3,4)
アラン・ダミアン(cl) (1,2,5)
指揮:ベアート・フラー (5)
バルバラ・ハンニガン(s) (5)
エレーナ・ビッチーニ(声優)(5)
カティジア・ボーヴェ(声優)(5)
ジョエル・トンブルー(声優)(5)
ケルン打楽器四重奏団 (5)
フライブルク南西ドイツ放送局ハインリッヒ・シュトローベル記念財団実験スタジオ
アンドレ・リヒャルト(サウンドディレクション)
ラインホルト・ブライグ(サウンドディレクション・アシスタント)
宮沢正光(音響)
ふぉるく(音響)
会場:東京オペラシティコンサートホール・タケミツメモリアル
1:P.ブーレーズ 二重の影の対話(1984)
2:A.ベルク クラリネットとピアノのための4つの小品Op.5 (1913)
3:K.シュトックハウゼン ピアノ曲VII (1955)、ピアノ曲IX (1961)
4:L.ノーノ ピアノ、CDあるいはDATのための「苦悩に満ちながらも晴朗な波」(1976)
5:L.ノーノ ピアノと3人の役者、クラリネット、金属板、テープのための「森は若々しく生命に満ちている」(1966)
ピアニストのマウリツィオ・ポリーニのプロデュースによる同時代コンサート。
内容なポリーニと親交のあったルイジ・ノーノの作品を中心としたアンサンブル公演。
ブーレーズ、シュトックハウゼン、ノーノといういわゆる「前衛音楽三羽鴉」の作品に、
新ウイーン楽派のベルクの小品を挟む(箸休めか?(^_^;))という意欲的なプログラムですよ(^-^)
最初のブーレーズで、会場はステージまで真っ暗闇になっている中、
幽玄の彼方から響いてくるようなクラリネットの響きからもう今日の演奏会はただごとではない雰囲気がびしびしと(^-^;)
この曲はあらかじめ録音されたクラリネットとステージ上のクラリネットが交錯して会場全体を音響が覆うという作品。
客席、ステージ後方を含め10以上のモニタースピーカーが配置され、生音とサラウンドの音響で幻惑してくれます(^-^;)
会場真っ暗だし!!(笑)
続くベルクもさすが、まったく古さを感じさせない作品で、でもあの独特のベルク節は既に健在だったりして、
非常に面白く聞けました。
短い曲だったのでアンコールでもう一回繰り返して全曲演奏してくれましたよ(^-^;;;)
シュトックハウゼンのピアノ曲。エレクトロニカの祖によるアコースティック楽器の曲という事で興味津々でしたが、
ポリーニは普通に弾いているように見せて、かなり複雑な音を出してます。じっくり聞き込むタイプの曲。
特にIXの無限に続くかと思われる和音連打が非常にモノフォニックな雰囲気で良かったです。
本日の主役、ルイジ・ノーノのピアノ作品...sofferte onde serene...(...苦悩に満ちながらも晴朗な波...)ですが、
これ、持ってるCD(DG盤、ポリーニ(p)1977年録音)ではピアノとテープのための、となっていたのに、
今回は「CDまたはDATのための」に進化してます!(笑)
やはり録音されたポリーニのピアノと生演奏がアンドレ・リヒャルトのミキシングコンソールで絶妙にブレンドされ、
会場をサラウンド。これもまた生で聴くと不思議な音響世界でした。
そして日本初演の大作(演奏時間60分以上!)「森は若々しく生命に満ちている」
エレクトロニカな音響とコラージュされた絶叫、ボイス、台詞、そして歌唱が渾然一体になって、
圧倒的な音響で「アメリカ帝国」を告発する力強い作品。
作曲された時代背景から、その音源はベトナム戦争関係のものが圧倒的に多いわけですが、
これがまた現代にも通用してしまう恐ろしさというか、何も変わっていないのだという提言と言うべきか…。
南西ドイツ放送の誇る電子音楽スタジオの戦慄のノイズが会場を満たし、ステージ上の4枚の鉄板の苛烈な音もすごかった。
実際言葉も判らない訳ですが、その激しい訴追の姿勢は非常に伝わってきました。何と濃密な作品か。
激しいアメリカ・バッシングという極めて政治色の強い作品だけに、
曲が終わった直後はブーイングとブラボーが入り交り客同士でもエキサイト!(^_^;)
しかし演奏は素晴らしく、ブーイングはすぐブラボーと喝采にかき消されました(*^ω^)ノ
DATから流される「電子音楽」をバックに生演奏を繰り広げたアンサンブルの面々のバカテクにただただ唖然(^_^;)
とても興味深く有意義な演奏会でした。ポリーニ素晴らしい('▽')
#1
鹿島さんとこに
スクラップ置き場から救出したVAIOをお届け♪
ちょうどROで戦闘中のところに押しかけてスマソw
#2
Cos-chaとか
鹿島邸離脱後、Cos-chaでたいら〜師と合流して食事。
パジャマデーだったらしくみんなパジャマ('▽')
こちらも眠くなってきましたww
発売されてるYO!!
メッセで売り切れだったので色々回る。
テレカ柄の良さそうなヤマギワで(σ・∀・)σゲッツ
#1
芋かりんとう
病み上がり(というか病み中だよな…)14時頃某イベントの様子を見に行く。
船雄さんと行き会い、
芋かりんとう
を譲って頂ける事に。
うう、
ありがとうございますぅ(;_;)
#2
メイドさん
その後船雄さんとメイドさんのお店(ってあそこしかないよな…)にお茶を飲みに行く。
二杯目を飲む時に、茶こしを通すのを忘れカップの中に葉が…(´Д`;)
スプーンで掬って排出…。。。
雨もひどくいい加減寒いのでとっとと帰宅する私(;_;)
以上、5 日分です。
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ヲドル駄目人間 / Master:一柳眞木
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