Raspberry Pi Type B 512MB

DMAモードがPIOになる病


SiSチップセットのマザーを2枚もっていますが、プライマリIDEのスレーブに繋いだHDDの転送モードがDMAからPIOに戻ってしまう現象が両方のマザーで発生しています。

PIOモードになるとどうなるか
→ディスクアクセス時CPUの使用率が100%になってとても重くなります。ディスクアクセス速度も非常に遅くなります。

構成
 PC1
  M/B : ASUS/A7S333 (SiS745) Win2K
  Primary-Master    : Maxtor 4R080L3   (HDD  80GB)
  Primary-Slave     : Maxtor 6Y200P0   (HDD 200GB)  PIO病
  Secondary-Master  : 日立LG GSA-4040B (DVD)
  Secondary-Slave   : JVC    XR-RW2224 (CD-RW) (XR-W2080 OEM)

 PC2
  M/B : ECS/741GX-M (SiS741GX) Win2K
  Primary-Master    : Quantum FBSE     (HDD 4.3GB)
  Primary-Slave     : IBM DPTA-352250  (HDD 22.5GB)  PIO病
  Secondary-Master  : ARTEC DHI-G40    (DVD)
  Secondary-Slave   : なし

まずはいろんな情報

ユーザミス候補
(1)DMA/66以上なのに80芯のIDEケーブルを使用してない
(2)デバイスマネージャ→IDEチャネルのプロパティ→詳細設定で、転送モードを「PIOのみ」に設定している
(3)マザーに付属しているSiSのドライバを入れていない。

発生条件と思われる要因 (単なる想定。本当に発生条件に含まれるかどうかは謎)
(1)SiSチップセットに多い
(2)Windows2000以降
(3)マスタ/スレーブにHDDを繋いでいると、スレーブのHDDで発生する
(4)「シャットダウン」ではなく「休止状態」をよく使う
(5)HDDの電源を切る設定をしている

対策
(1)暫定対策
  [Win2000]デバイスマネージャ→IDE ATA/ATAPIコントローラ→(問題の発生している)IDEチャネル を削除し、再起動する。但し、またしばらくするとPIOに落ちる。
(2)有効そうな対策
  下のリンクにある 文書番号817472 の対策を行い、PIOに落ちる条件を緩和させる。   但し、Win2000用の対応atapi.sysは簡単には入手できない??
  XPならば指示どおりでうまくいきそう。
(3)最近の対策
  2台のHDDをプライマリのマスタ、セカンダリのマスタに接続することでとりあえず回避できてます。

参考リンク
817472 複数回のタイムアウトまたは CRC エラーの発生後 IDE ATA および ATAPI ディスクで PIO モードが使用される
大幅に改善されたWindows XPのIDEサポート
PIO病発症で悩める自作erよ、集まれ!
WindowsXP/2000でHDDを強制DMAにする方法 (リンク切れ)
PCトラブル解決編 (リンク切れ)


[戻る]