ここでは、インテリア製品に関する様々な情報を述べさせていただきます。
光触媒とは、酸化チタンという物質に光を当てると様々なものを分解できるというものです。これは、日本人の研究者によって発見されたホンダ・フジシマ効果とよばれる反応で、純粋に日本の技術といってよいものです。近年様々なインテリア製品にこの機能を利用したものが作成され、太陽光または蛍光灯の光だけで、お部屋の除菌や臭い、汚れ、有害な化学物質を分解する効果が期待されております。触媒ですから、その反応によって酸化チタン自身に変化はなく、非常に期待される技術といえます。
光触媒に関しましては、株式会社シーエムシー 発行の「光クリーン革命 ~酸化チタン光触媒が活躍する」藤嶋昭、橋本和仁、渡部俊也 共著 (ISBN4-88231-012-0) 等の書籍をご覧下さい。また、 藤嶋先生の研究室のWebページも参考になると思います。 現在、市販されている光触媒を利用しているインテリア商品で当店で扱っておりますものは、以下のとおりです。2001年に入って、新しい光触媒の製品が出てきました。アスワン株式会社の
スーパーチタンという壁紙です。壁紙は壁に貼るためのインテリア素材ですが、部屋における壁の占める面積が非常に大きい事から考えて、光触媒の機能が十分に発揮できることが期待できます。たばこのヤニや油汚れ等の有機物の分解や除菌効果あるわけですから、待ち望んでいた製品の一つと言えると思います。
このスーパチタン壁紙を施工しましたところ、施工直後のノリの臭いが軽減されている事を確認しました。予想通りの効果が期待できそうです。
カーペットを敷く場合、お部屋の大きさを測るのが基本です。測り方は、床の縦と横の長さを測るだけです。その際、壁や柱による凹凸がないかどうかもチェックしておけば完璧です。お得な既製品を選択される場合は、その部屋が何畳になるかを知っておく必要があります。現在市販されている既製カーペットの大きさは次のとおりです。
江戸間 | 中京間 | 本間 | |
---|---|---|---|
2畳 | 176x176 | 182x182 | 191x191 |
3畳 | 176x261 | 182x273 | 191x286 |
4.5畳 | 261x261 | 273x273 | 286x286 |
6畳 | 261x352 | 273x364 | 286x382 |
8畳 | 352x352 | 364x364 | 382x382 |
10畳 | 352x440 | 364x455 | 382x477 |
12畳 | 352x522 | 364x546 | 382x572 |
製品によっては、表のすべてのサイズがない場合があります。また、長4畳等の特殊なサイズがあるものもあります。詳しくは、部屋の大きさをご持参の上、お店でご相談ください。近隣の方には、採寸サービスも行っております。
また、カーペットはその大きさから巻いて運搬するため、多少の伸び縮みが発生し、寸法に誤差が生じる事があります点はあらかじめご了承ください。本当にぴったりと部屋にカーペットを敷き込みたいなら、直接床に貼る等の施工工事をご依頼ください。
当店の近隣(目黒区、品川区、世田谷区、大田区)の部屋の多くは、上の表の江戸間サイズより少し小さめです。そのため既成カーペットをカットする必要があります。ここでは、そのコツを説明しましょう。ご自分では難しい方は、購入時にお店でご相談ください。
最近、機能性を重視したカーペットが登場してきました。当店ではこれらを総称して高機能カーペットと呼ぶことにいたします。ここでは、それらのいくつかをご紹介しましょう。
最初にご紹介するのは、防音を強調するカーペットです。集合住宅等で階下に響く音が問題になる場合に、防音の為にカーペットを利用することは有効です。この点を特に強調するカーペットが株式会社スミノエのサウンドガードカーペットです。防音層として独自のクッションバッキングを裏に使うことによって、通気性を保ちながら、遮音等級LL-50のフローリングに対して、LL-35 まで下げることに成功しております。結果として転倒時の衝撃が和らげられることも利点としてあげられます。それとは別に、裏面にポリウレタン樹脂を発泡させた、カンガバックという素材を使って遮音性を向上させているものをあります。その昔、裏がラバーのカーペットがあり、交換時に多大な労力を必要とした事がありましたが、カンガバックではそのような事がなくメンテナンスにも気を使っている商品です。こちらの商品もLL-35以下を達成しているようです。
またサウンドガードカーペットの滑りやすいという点を解消しながら、LL-30を達成している商品も販売されています。詳しくはお店までお問い合わせください。
消臭カーペットも、先に紹介しました光触媒を使ったもの以外に豊富に出回るようになりました。
特に注目するのは、株式会社スミノエの「トリプルフレッシュ加工」です。
新築の住居に初めて入った時ににおいが気になったりした場合は、建材や家具などから発生する化学物質が原因と考えられます。特に問題にされているのがホルムアルデヒドです。これらの化学物質に対する影響は個人差があるためうやむやになってしまうことがあり、住む人が意識して対策を取る必要があります。「トリプルフレッシュ加工」では、独自の化学反応と触媒作用で、ホルムアルデヒドやたばこ臭、生活臭を吸着分解して、水と二酸化炭素に分解することが確認されています。これらに使用する加工薬剤の安全性も確認されています。
このような商品を入居時から利用することにより、いわゆる「シックハウス症候群」の予防にもなるかと思います。
「トリプルフレッシュ加工」はカーテンにも取り入れられており、部屋内の吸着面積をなるべく大きくするという意味で有効であると思われます。
汚れに関しては、乾く前にティッシュなどで取ってしまうのが基本のお手入れ方法です。しかし汚れの付きにくいカーペットであれば、お手入れもかなり楽になります。汚れの付きにくいカーペットもいろいろありますが、ここでは
新繊維コルテラを使ったアスワン株式会社のカーペットをご紹介しましょう。この繊維は、防汚性に優れており、水溶性の汚れが繊維の内部に浸透しにくいため、汚れが取れやすく、塗れても乾きが早いのが特徴です。汚れ防止のために薬品を使わないため安全性も高いとされています。
実際に「容器に入れたコーヒーにこのカーペットの切れ端をひたして
から、水洗いすると見た目では全く染まっていない」という簡易実験で水溶性の汚れに強いという機能が確認できました。
ウッドカーペットは、手軽にフローリングの部屋に変えることができるため人気がありますが以下の点にご注意下さい。
以上の点をご検討の上、ウッドカーペットをご購入くだされば購入後に困るようなことはないと思います。
既成品のカーテンは、オーダーカーテンのような自由度はありませんが、お値段も手ごろで、気分によってお手軽に交換できる点が利点です。しかし、その大きさは限定されているため、そのまますぐに使えない窓も結構多いです。よく誤解されますが、「普通の大きさの窓」というものは、基本的にありません。窓は決まった大きさのものを当てはめるのではなく、家の設計に応じて作られているからです。従って、既製品を使う場合でも、必要なカーテンの大きさを測る必要があります。ここでは、既製品の一般的なサイズを一覧表にしますので、これらを参考にカーテンをお決めください。
半間用 (はんげん) 巾が100cm |
巾 x 丈(単位cm) |
---|---|
100x110 | |
100x135 | |
100x150 | |
100x178 | |
100x200 | |
100x230 | |
一間半用 (いっけんはん) 巾が150cm 二枚で一間半 |
150x178 |
150x200 | |
150x230 | |
一間用 (いっけん) 巾が200cm |
200x178 |
200x230 |
上の表は、一般的な既製品のサイズで、ドレープ(厚手)カーテンのものです。レースカーテンの場合は、ドレープからはみ出ないように2cmほど短くなっています。すべての柄がこのサイズをそろえている訳ではありません。またこれ以外のサイズの既成カーテンがあることも稀にあります。
一般的に、100x178 , 200x178 のサイズが最もお安い物が豊富にあり、カーテンの大きさと値段が逆転することも多いです。
サイズが合わない場合は、お店でご相談ください。
カーテンを作る場合に難しいのは採寸です。ご自分で採寸しますと、意外とトラブルがおこりやすいものです。ささ家では、近隣の方には、既成、オーダーカーテンにかかわらず採寸サービスをおこなっておりますが、ご自分で採寸する方の為に、ここでは測り方のコツを述べさせていただきます。