サッカーボール型分子としてフラーレンがすっかり有名になりましたが,タンパク質が集合してサッカーボール型の構造体になったのがクラスリン(clathrin)です。この話題は,2004/08/29の高エネルギー加速器研究機構(KEK)の一般公開で催された,若槻壮市さんによる講演「放射光で探るタンパク質のライフサイクル」の中で取り上げられたものです。そこで紹介されたアニメーションも以下で参照できます。
なお,分子モデルはα-炭素原子だけですので,ご注意ください。
※Googleイメージ検索による“clathrin”検索結果例
◎若槻壮市(高エネルギー加速器研究機構物質構造科学研究所),『輸送系の構造生物学』 〈PDF〉
◎若槻壮市,『タンパク質の成熟:糖鎖修飾と輸送』(田之倉優 編,「タンパク質のかたちから生命のなぞを解く」,クバプロ 2005)
◎Clathrin Protein (Movie by Allison Bruce)
◎クラスリン格子:膜輸送の重要な成分 (Nature,2004/12/02号)
◎Clathrin - Molecule of the Month(PDB,2007/04)
1XI4の全体構造(A〜IがHeavy Chain,j〜rがLight Chain)
KEK入口のモニュメント