近年,糖タンパク質や糖脂質など生体分子に結合している糖鎖の研究が盛んで,関連データベースも多数立ち上がっている。以前から気にはなっていたのであるが,次の書籍・雑誌を入手したのをきっかけに勉強したいと考えている。
特に糖鎖を含むタンパク質は鳥インフルエンザのニュースでお馴染みになった“H5H1”とも関係しているなど,生物の世界では細胞接着や情報伝達はじめ広範で重要な役割を果たしていることを知ってもらえたらと思う。以下では「糖鎖生物学入門」に掲載されているPDBデータの一部を表示できるようにした。
◎M.E.Taylor・K.Drickamer 著,西村紳一郎・門出健次 監訳,「糖鎖生物学入門」,化学同人(2005) …文献[1]
◎畑中研一,『糖鎖の認識は「形」が重要 ─弱い相互作用こそ高い選択性を産み出す─』,化学と教育 2005年8号,pp.424-427
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※amino表示の凡例 ASP GLU CYS MET LYS ARG SER THR PHE TYR ASN GLN GLY LEU VAL ILE ALA TRP HIS PRO = 以下の表示はアミノ酸の親水性・疎水性参照 = ※酸性・中性〈芳香族〉・塩基性アミノ酸区別表示の凡例 ASP GLU GLY ALA VAL LEU ILE CYS SER THR ASN GLN PRO MET PHE TYR TRP LYS ARG HIS ※極性〈酸性・塩基性〉・非極性(疎水性)アミノ酸区別 SER THR TYR CYS ASN GLN ASP GLU LYS ARG HIS GLY ALA VAL LEU ILE PHE PRO MET TRP ※hydropathy index順 ARG LYS ASN ASP GLN GLU HIS PRO TYR TRP SER THR GLY ALA MET CYS PHE LEU VAL ILE ※log P値順 ARG ASP ASN GLU GLN HIS GLY SER LYS THR ALA PRO CYS VAL TYR MET ILE LEU PHE TRP |
※文献・リンク集など詳細情報はJmol版に移しました。
※今後は糖タンパク質データ集(フレーム版)に新規データを追加します。