出生率の低下に歯止めがかからず,元気なこども達の声が減り続けていくことを考えると,とてもさびしい気持ちになってしまいます。
その一方,今の時代にあっては望まない妊娠や出産を避けるというのも重要な課題になっており,女性にとっては低用量ピルの出現は大きな意味を持っていると考えることができ,Web上でも様々な情報が提供されています。
このページの中で,国内未承認の経口避妊薬であるミフェプリストン(mifepristone;RU-486)分子も紹介していますが,これは“事後に服用する経口避妊薬(morning-after pill)”(経口妊娠中絶薬,経口中絶薬)に当たり,厚生労働省から以下のような注意喚起が出されています。
ピルについて RCSB PDB を検索していたら,この RU-486 を含むタンパク質が見つかったので,上の警告を知ってもらう意味で,今回はこの分子を取り上げました。
なお,グルココルチコイド(糖質コルチコイド)やその受容体については例えば以下のページ等が参考になります。