◆新潟市のゴミの行方◆


− 混ぜればゴミ,分ければ資源! −

新潟市では2008年6月から家庭系ごみは10種13分別となります! → 新潟市ごみ家庭系ごみの分別一覧
※参考:サイエンスカフェにいがた第10回『新潟市のごみは13分別で減量は可能か 〜ごみはなぜ減らないのか,どうしたら減らせるか〜』(2008/05/18)


●私とあなたの捨てたゴミの行方は…

写真:新潟ガラスリサイクルセンターと新潟市赤塚廃棄物埋め立て地
(撮影;1993/06/21)

ガラスリサイクルセンター
いろいろな色のビン

 
白ビン

同じ形のビンが集まれば…

ビンの種類を統一すればもっと楽!(※朝日記事2001/04/23参照)

赤塚廃棄物埋め立て地
埋め立て地の入口

 
文字通り,ごみの山


ごみの話(厚生省,2000/04/04)
プラスチックと容器包装のリサイクルデータ集(国立環境研究所)

新潟ゴミ関係ページ集など(新潟大学教育学部小学校理科・Saitou Masanobuさん)こども けいじばん 「ゴミ問題をみんなで考えよう!」(新潟インターネット教育利用研究会)もお薦めページです!!

◎ 以下の文中の新潟プラスチック油化センターについては,新潟大学(現 東京工業大学)・伊東先生のページのプラントの詳細を参照してください. ※参考:代表的な高分子

◎ その他の参考ページ


※参考:我が国の物質収支環境省「平成13年版 循環白書」
※Googleによる検索例:ゴミ OR ごみ エントロピーNIMBYイメージ検索



《コラム風資料》新潟市のごみ収集について ●パソコン通信 @niftyフォーラム「化学の広場」FCHEMT:MES_12【環境】(@nifty利用者のみ参照可)での書き込み例     (発言引用者名など、一部変更してあります)
00017/00032 GEH05313 シェーマ RE:ゴミの分別 (12) 97/04/27 10:56 00016へのコメント コメント数:2 **** さん、シェーマです。 > 新潟は6分別ですか!具体的にはどういう分別になってます?6もあると曜 >日ごとに違うごみを出すんですか?  燃えるゴミ[燃やすゴミ ^^;]        週3回  びん・缶(飲料用・食品用に限る;資源物)  週1回  プラスチック(食品トレーは店頭へ;資源物) 週1回  燃えないゴミ[燃やさないゴミ ^^;; ]    月1回  有害ごみ(乾電池・蛍光管・水銀体温計)   月1回(上と同じ日)  粗大ごみ                  月1回(申込み制、無料) となっています。家中ごみ箱だらけで、どのごみがどれに入るのか、その都度市 の資料を見て勝手に判断しています。軌道に乗るまで、町内で交代で集積場に出 ているのですが、いろいろなごみがあって、見張りも持ってきた方も首を傾げる 場合が少なからずあります。  店頭での回収の有無、埋め立て地の余裕、ごみ焼却・処理施設の能力、自治体 の広さ(回収の易難)などのよってその地域の集め方が異なりますね。  新潟には、プラスチック油化施設があるのですが、できて早々トラブって、き ちんと動いているのかどうか。詳しい方に聞くと、“プラスチック油化”はうま くいかないとかで、新潟がどうなるか注目されているとか。詳しい方に現状をお 願いしたいと思います。  びん(色分けしてません)・缶も同じ袋で出して良く、リサイクルセンターで 人手で分けています ^^;;。“資源物”もよく洗って出すことになっているので すが、どれだけ守られているか…(牛乳パックの回収、夏は臭くて大変、という 話を製紙会社の方から聞いたことがあります)。個々人の小さな行為の積み重ね (自治体がどこまで求めるのかと絡めて)が利いてくると考えています。  ○○県や○○町のごみ減量化の委員をしていたこともあるのですが、メーカー、 流通業者、素材メーカー、回収業者、消費者、自治体、学識者が集まると(場合 によっては議員さんも)、あるアイデアが出ても、「それはこれこれの事情でう まくいかない」、「それはやめて欲しい」という意見が必ずどこかから出てきま す。ベストの方法がないので、その地域にとってよりベターな方法を手探りし、 複合的な方法を準備しておく(多様性安定の原理!)というのが肝要だと思って います。あと、ごみの“越境”の問題も大きいですね。 1997/04/27 本間善夫(GEH05313[nifty]/honma@mxr.meshnet.or.jp)
00041/00041 GEH05313 シェーマ RE:ゴミの分別 & POT (12) 97/04/30 22:43 00035へのコメント **********さん、*** さん、******** さん ^^;、こんばんは。  #00022、**********さん、 >こちらでは資源ゴミは回収の前の日に回収業者の車がプラスチックの >コンテナを収集場所にいくつか置いていき、ブルーのコンテナには缶、 >白いコンテナには透明ビン、茶色のコンテナには茶色のビン、黒いコ >ンテナにはその他のビンを入れることになっています。うちのマンシ >ョンの収集場を見ている限りでは結構きちんと分けられているようで 新潟では、6分別前は市内の数カ所にガラスの色別回収ケースが置かれていまし たが(今でもあるのかな?)、近くの人しか存在を知りませんでした。以前、ガ ラスリサイクルセンターを見に行ったことがありますが(写真をページ化しよう かな…)、人力で分けるのは、危険もあって大変な作業です(選別機などは高価 ですから、一定量以上集まる大都市でないとペイしないでしょう)。完全に色別 に分けられていればいいのでしょうが、少しでも混ざる危惧のある場合は、最初 から分ける手間を省いて、最後で分けようということにもなるでしょう。要は、 “コンテナ”の値段と設置の人件費、回収時の区分けの正確さ(町内会などの力 を借りる場合もあり)、回収後の分別能力(集まる絶対量との関係)・保管場所 の広さ・引き取り手(どれだけ近くにあるか)の有無、再生化後の製品ルートの 有無、など、その地域(人口や、ゴミ改修にかけられる予算などを含めて)のシ ステムが、どうであるかで集め方が異なると思います。あるいは複数の方法を併 用する場合もあるでしょう。 >した。習慣の問題ですよね。やらない人はそれでもやらないだろうけ >ど、習慣になれば、案外できてしまうもんです。 年を取ると新しい“習慣”に馴染むまでに時間がかかります ^^;。  #00027、*** さん、 >と実にシンプルですが,この場合の「シンプル」はもちろんいい意味ではないですよ。 も、上記のような理由でシンプルになっている(シンプルにできる;その分、ど こかに歪みが行っている訳です)のだと思います。 >しかし燃えないゴミの日には,回収車が来る前に,どこからかおじさんたちが現れて資 >源ゴミを自転車やリヤカーに積み込んで去っていきますので実質的には資源ゴミと燃え これって、大事ですよね。 >私見ですが,資源ゴミはみんな販売時に回収費を上乗せして持ち込んだら返すようにす >れば(ビール瓶のように)あっというまに回収率が上がるだけでなく投げ捨ても減るん >ではないかと思うのですが(例え投げ捨ててもだれかが回収していくだろう) >ビール瓶みたいな制度が他の資源ゴミにも広がらない理由は何なんでしょうか? と、#00035、******** さんの、 >プラスチック類については、我が市は、プラスチック大手メーカーが軒を連ねる場所 >なのに、あっさり「埋め立て」されているところが情けないです。 > >PETボトルなんかは、jibさんが書かれているように回収費上乗せ制(デポジット制 >でしたっけ?)にすれば、回収・再利用が進むと思うんですが・・・。 ですが、上記のびんと違うのは、びんは昔からシステムができている(昔の人は 偉い! ^^;)、PETは軽い(ガソリンを燃やしてほとんど空気を運んでいる; 新潟には熱でプレスする施設がありますが、そこまではやはりほとんど空気)、 その後の引き取り手がまだまだ少ない(製品リサイクル・エネルギーリサイクル などどれでもいいから近くに無いと結局はガソリンと人件費を消費するだけ)、 できたものを使ってくれる人がいない(結局は需要と供給;再生紙なども同じこ と)、などでしょうか。新潟では少し前にPETボトルを引き取って繊維加工に 回してくれる個人経営のスポーツ品店が新聞に出たりしましたが、そこまで持っ ていく手間や集まり過ぎても個人の店では処理し切れないなどの問題があるでし ょう。  ゴミは有形ですので、自宅、ゴミステーション、回収後の各施設、それぞれに 一定面積(ストックヤード)が必要です。デポジット制をやるとして、近くの小 売店で置き場所のある店はありそうですか(商品でさえ、多様化で置き場所に困 っていると思います)? スーパーだって、近くに次の引き取り手が無ければ引 き取ってくれないでしょう。つまり、日本は土地代が高いのも困った要因なので す(燃やした方が手っ取り早い→世界に冠たるダイオキシン発生国)。こうなる と政治問題でもあります。  家庭科の教員をやっている教え子が、家庭科クラブでいろいろな環境活動に取 り組んでいて、一生懸命回収した牛乳パックの大部分が結局は燃やされるのを見 た生徒が涙を流したという話を聞いたりしますが、“気持ち”だけではどうにも ならないことってありますよね。やはり、行政、メーカーや流通業者が本気で乗 り出してくれないと根本的な解決にはなりません。  それでも、困難を乗り越えるためにこそあるのが人間の英知、最近、あちこち の地域でデポジット制の導入の声が上がってきていますね (^^)。  繰り返しますが、その“地域”がどういう状況にあるか、あるいはどういうシ ステムを築いていくつもりなのか(極論ですが、例えばPETボトル製品は絶対 県内に入れない! というところがあってもいい)、が大きいと思っています。  あと、個人的に考えているのが、コンビニでやっているPOS(これ自体、余 計な商品を作らないという面で環境問題に貢献しています)の真似をしたPOT (point of throw[捨てる])システム。廃棄前のパソコンで全国にゴミ廃棄情 報ネットワークを張り巡らして、ゴミ情報のフィードバックシステムを築く、と いうものですが、どんなものでしょう。  『今日はあそこの油化システムがPETを待ってるよ』なんてね ^^;;。 1997/04/30 本間善夫(GEH05313[nifty]/honma@mxr.meshnet.or.jp)


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