新しい学習指導要領の中でも「総合的な学習の学習の時間」が注目されており,化学分野でも実験を取り入れた様々な試みが実践されています。
今回取り上げた実験プログラムは,上記論文筆者らの大学のある徳島に関係の深い藍染めで用いられるスクモ中の天然色素であるインジゴに注目した実践です。スクモからインジゴを単離・同定した後,構造決定や染色実験に発展させており,NMR・IR・UVといった機器分析も取り入れた内容となっています。
なお,インジゴはジーンズの染色にも用いられ,染料の分類上は建染染料(バット染料)に属し,C.I.Nameは C.I.Vat Blue 1 です。
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※このトピック記事は,「化学の広場」の運営スタッフが毎月交代で担当します(今月の担当:シェーマ).