= @nifty「化学の広場」2000年12月の分子 =
●データ引用:早藤幸隆・中川 存・今倉康宏,『科学的に探求する能力と態度を育てる化学教材の開発(II) ─インジゴを用いた化学実験プログラムの試行』,化学と教育,2000年12月号,p.828

◆ インジゴを用いた化学実験プログラムの試行 ◆
(2001年2月3日掲載)
 新しい学習指導要領の中でも「総合的な学習の学習の時間」が注目されており,化学分野でも実験を取り入れた様々な試みが実践されています。
 今回取り上げた実験プログラムは,上記論文筆者らの大学のある徳島に関係の深い藍染めで用いられるスクモ中の天然色素であるインジゴに注目した実践です。スクモからインジゴを単離・同定した後,構造決定や染色実験に発展させており,NMR・IR・UVといった機器分析も取り入れた内容となっています。
 なお,インジゴはジーンズの染色にも用いられ,染料の分類上は建染染料(バット染料)に属し,C.I.Nameは C.I.Vat Blue 1 です。
(詳しくは上記論文を参考にしてください)

★分子表示プラグインChimeご利用の方は,こちらをご参照ください!


「今月の分子」最新版 | 「今月の分子」過去の掲載記事リスト

@nifty「化学の広場」 ‖ 日本化学会 | 『化学と工業』 | 『化学と教育』

※このトピック記事は,「化学の広場」の運営スタッフが毎月交代で担当します(今月の担当:シェーマ).