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《以下のソフトの使用方法は各ソフトのマニュアルを参考にしてください》
● 他の分子をこの画面に表示させる方法
以下の表のソースは,デモ用データを表示させるようになっていますので,これを書き換えて任意の分子を表示させてください。なお,以下の表の分子の表示枠のピクセル数は,上から96×74,152×152,302×302になっていますので,作成目的に合わせてご利用ください。
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● iモード用アニメgif画像作成上の注意
以下はその要点です。
● Chime分子でiモード用アニメgif画像する場合の補足
次に,やはり表1の画像を例にしてiモード用のアニメgif作成について。
2000年8月現在,カラーアニメgifを見ることのできるiモードは,502i,209i,SH821iシリーズですが,今後は増えていくものと思われます。また,表示できるデータサイズは5kBまで(画像と表示用のHTMLを合計して)ですので,十分注意してください。
iモード用のHTMLについては以下のページを参考にしてください。
・ 最大画面数は5コマ。 ・ 1画面に最大4個までアニメーションgifを配置可能。 ・ 扱える1画面の大きさは横94×縦72ピクセルが最大(全機種対応にする場合)。 ・ 繰り返しの最大数は16回。
(繰り返しの最大数を越えた指定をした場合、規定最大値が使用される)
Chimeを利用したWebページ作成で,特定の原子の表示を変更する方法について,アニメgif(iモードサイズ)を用いて補足します。
例えば,高分子の末端原子に隣接するダミー原子だけスティックにして他を球棒にするには以下のようにします。Chimeメニューの使い方も参考にしてください。
1) まず全原子を球棒にして,“Select → Mouse Click Action → Toggle Atom's Selected State”にすると全原子が黄色になって全選択状態になります(表1a)。
2) 球棒のままにする原子をマウス左クリックするともとの原子色に戻ります。間違えて選択したら再度クリックすればキャンセルされます。表1bが末端隣接原子だけを選択したところです。
3) ここで,“Display → Sticks”にすると,残った選択原子だけスティック表示になります(表1c)。同様なやり方で特定原子の原子色その他の変更も可能でしょう。
4) この状態を直接ページで表示させるには,次のようにします。希望の表示状態になったところで“Edit → Copy Chime Script”を選んでから,エディタを起動してペーストするとその時の分子表示状態がすべてチェックできます。例えば表1cの状態ではその中に,
| # Atoms
とあるので,これをHTMLソースの参考にして,以下のようなタグを書けばいいのです。
| colour atoms cpk
| select all
| spacefill off
| select (atomno>=1) and (atomno<=23)
| spacefill 120
| select (atomno>=25) and (atomno<=26)
| spacefill 120
| set shadow off
<embed src="3gt.mol" align=abscenter width=300 height=300 display3D=stick script="select (atomno>=1) and (atomno<=23) or (atomno>=25) and (atomno<=26) | spacefill 120"> → 実際のChime版ページ例
※画面サイズ:100ピクセル×72ピクセル
状 態 a) 全原子選択状態 b) 変更しない原子を指示
(黄色のみ変更)c) 残った選択原子の表示変更
アニメ画像
コマ数 3 4 16
データサイズ 1.77kB 3.56kB 12.6kB
携帯の画面サイズは上述のように横94×縦74ピクセル以内が目安ですが,現在カラーアニメgifが表示可能な209i,502iだと機種にもよりますがもう少し大きくても大丈夫なので,私の場合は100×100を最大の目安にしています。分子が小さい場合はそれ以下でも十分です。タンパク質などはリボン表示などの工夫が必要ですが,通常は無理でしょう。
サイズが大きい場合や色数が多い場合は,アニメのコマ数を減らします。ともかくHTML+gifで1ページ5kB以下にしないといけないので,画像はだいたい4.7kB以内にするのが目安でしょうか。表1cのようなスムーズな表現はコマ数・データサイズからして無理になります。因みにもとのChime分子のデータ(MDL MOLデータ)は1.90kBですから,Chime分子をアニメgifにすることは効率が悪いわけで,この面からも新しい動画ファイル形式の出現とデータ変換ツールの出現が待たれます。
これらの制限にしたがって,上の高分子のほかにアミノ酸,ビタミン,界面活性剤なども作ってみました。大まかに見て100原子以上になるとiモードアニメは難しいことがわかります。なお,iモード版アミノ酸のメニューと20分子を見ると,パケット課金で91746バイト,218.4円かかります。3コマくらいでもだいたいの立体的な形が把握できるのが人間の視覚の面白いところです(アニメは8回転で停止するようにしています)。
球棒や空間充填などを使い分けるのもコツです。複雑な分子では詳しい構造の認識は不可能ですが,併記している分子式も参考にして,親水性・疎水性の違い,界面活性剤の共通構造など,分子の形の重要性を感じ取れるのではないでしょうか。
「生活環境化学の部屋」ホームページ | 「分子の形と性質」学習帳