フラーレン(buckminsterfullerene,C60


 1996年のノーベル化学賞は,フラーレンの発見に功績のあった,ロバート・カール米ライス大教授,リチャード・スモーリー同大教授,ハロルド・クロート英サセックス大教授の3氏に(The Nobel Prize in Chemistry 1996).
 フラーレンは,以下の図のように炭素原子60個集まったサッカーボール型の分子で,ユニークな性質を持っています.炭素数の異なる類似球状分子や筒状分子も発見され,その利用法等についても多くの研究が進められています.
 日本では,豊橋技術科学大学の大澤映二教授がその存在を予言して先駆的な研究をされており,そのホームページFullerene Galleryで詳細と様々な画像を参照することができます.

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※その他の情報例
「化学の広場」リンク集/フラーレン関連
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《トピックなど》
有機化学美術館 フラーレン) | フラーレンの新世界カーボンナノチューブ
難病とたたかいを展開するナノマテリアル(気になる科学探検隊)
難病治療に応用されるナノテク素材バッキーボール(WIRED NEWS,2001/08/01)
シリコンでフラーレン 新しい半導体素子への期待(朝日新聞,2002/03/17)

《以下は要・ChemscapeChime》
ナノチューブと五角形
包接化合物/カリックスアレーンとチアカリックスアレーン


●様々な分子ソフトで見るC60
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