新田恵利 in スーパーミュージカル「源氏物語」

その3


 その後1時間観劇。前半終了。休憩ののち後半へ。ミュージカル自体も大変楽しめる内容で、満足。ただ、外国のメジャーなミュージカルと比べて、場面がどんどん流れていって、拍手のポイントが見つからない。まあ、そういう演出なのだろう。

 そして、ついに新田ちゃんの朧月夜が登場。光源氏と1対1での演技を繰り広げる。朧月夜は光源氏を誘惑する女性。光源氏の前に現れ、セクシーに誘いをかける。新田ちゃんの艶のある演技と歌声を堪能した。主な出番はもう一度あり、そちらの方の目玉はダンス。松村雄基とのからみで着ている着物がはらりと落ちると、その下は全身黒タイツ。新田ちゃんの肢体を目の当たりにし、あやうく失神しそうになる。
 ラストにも新田ちゃんは歌ったので、合計4回それぞれ約2分ずつその歌声を聴くことができた。しかし、新田ちゃんはかっこいい大人の女性になったが、その魅力が少しも衰えていない。そのことがうれしかった。

そして、フィナーレ、カーテンコール。観客の拍手に出演者たちが手を振って答える。幕が降りる直前、隣の女の子が「雄基!」と叫ぶ。「おお!」と思った僕は、手を大きく挙げて「新田ちゃーん!」と叫んだ。瞬間、新田ちゃんがこっちをみた。本当はこっちを見たんじゃあないかもしれないが、僕はそう信じた。


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