本書は、パソコン通信で情報交換や議論をしながらつくった本です → 100テーマ一覧
(最終更新日:2003/06/09 → 最新資料の情報は環境ホルモン情報も参照!)
【トピック】 2003年1月に発行された「ダイオキシン 神話の終焉」(渡辺正・林俊郎,日本評論社)がいろいろな波紋を投げかけています.詳細は以下のページをご参照ください. → 同書に対する露本伊佐男さんの反論 ←
※参考:ダイオキシンの作用に関する最近の研究例 ※参考:最近のダイオキシン発生量に関連してPRTR情報 ※詳細な解説書例 【トピック】 2001/04に6刷ができ上がりました.前回の5刷で改訂まではいきませんが初版後2年間の諸事情の変化を踏まえてできる限り新しい情報を盛り込みましたので,6刷では掲載リンク集更新など若干の修正に留めました.本リンク資料もそれらに合わせて更新しています. ※2001/04/25に最終チェックをしました.環境省の資料でURLの最初がhttp://www.env.go.jp/であるものは新データ(または旧データの移植),同じくhttp://satoru.eic.or.jp/(現在参照不可;&印は修正,他は近く修正予定)であるものはEICネットの旧データ書庫に保存してあるものです.
なお,本書は発行直前まで最新情報を盛り込む作業をしたこともあって,初版第1刷では若干のミスがありました.本ページで随時修正情報・追加情報をお知らせし,より正確な情報提供を心掛けたいと思いますので,よろしくご了承ください.なお現在,以下の一部は第2刷・第3刷で訂正し,第4刷ではすべて訂正しています.
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ページ/該当個所 | 誤 | 正 |
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p. 59/図の題目 | 塩ビの識別マーク | プラスチックの識別マーク |
p. 76/ 3行目 | 前に述べたように | 前項で述べたように |
p.141/図の題目 | ラット体内での酵素反応 | ラット肝酵素での反応 |
p.149/10行目 | 推積した年代 | 堆積した年代 |
p.153/表の項目 | DDT 濃度 | DDD 濃度 |
p.154/ 4行目 | 一〇億分の一キログラム | 一〇億分の一ミリグラム |
※ また,16(p.42)『よく出てくる「TDI」の考え方』などで紹介している,ダイオキシンの TDI(耐容1日摂取量)については,現在,厚生労働省では 10pg TEQ/kg 体重・日(単位は“pg TEQ/kg 体重/日”と表現する場合もあります),環境省では 5pg TEQ/kg 体重・日 としていますが,WHO では 1~4pg TEQ/kg 体重・日 に引き下げるとしており(WHOの資料参照),国内でもそれに合わせて基準見直しがなされました. |
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◆オンライン書店で購入する場合 → 一覧〔by 本探し便利帳〕 ∥ 例: bk1|Amazon|紀伊国屋 ◆ ご質問・ご感想等は NIFTY SERVE/fchemh/mes/7 にてお願いします. (同会議室は,1998/09/15までで[ログは fchemh/lib/1 に移動],それ以後はfchemh/mes/12 へ) |
2,3,7,8-TCDD,2,3,7,8-TCDF,3,3',4,4',5-PeCB(コプラナーPCB),2,3',4,4',5,5'-HxCB(非平面型PCB)
毒性等価係数(WHO の新提案)とダイオキシン分子
環境ホルモン情報 (最新情報多数!)
イリノイ環境保護局による環境ホルモンの仮リスト
ダイオキシン類による環境問題について(基礎とトピックス)
50. コプラナーPCBの毒性と分子構造
5 でコプラナーPCBがPCDD・PCDFに類似した平板構造をもっているために,その毒性機構の一部を説明しうることを述べました(“コプラナー”という語については 5 参照)。例えば,2,3,7,8-TCDDと類似の塩素配置を持つコプラナーPCBは,同TCDDと同様の酵素誘導$(体外異物が体内に入ることにより,それを排除しようとして酵素の合成が増加する現象。30 参照)を起こすことなどが確かめられています。
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$ 酵素誘導については,東北大学理学部化学科・生物化学研究室のページ参照.同ページのシトクロムP-450のProtein Data BankでのChime分子構造例には,P450CAM(細菌)などがある(同データによる画像例).
$$ 例えば,環境ホルモンとして疑われているPCBの代謝物,2',4',6'-trichloro-4-hydroxybiphenyl は非平面構造を持っていると考えられます.「環境ホルモン関連分子(1)」の“環境ホルモン分子の形の類似性”をご参照下さい(分子表示用plug-inが必要です;MDLでダウンロードするか書籍付録CD-ROM利用).
◆参考URL集(巻末に掲載予定)
【注意】 「地球のーと」創刊号(ふゅーじょんぷろだくと,1998/11/20発行)の,p.282-283のインターネットサイト情報の大部分は,本リンク集・紹介文を無断転載したものと思われ,こちらがオリジナルですので念のため《現在,同誌編集部に事情を問い合わせ中です》.
《追記:2007/02/28》 上記の件については残念ながら結局誠意ある対応を得ることができませんでした.なお,ふゅーじょんぷろだくと(現在のURL)発行の「地球のーと」(現在のURL)はその後休刊になっているようです.