2003年から刊行が開始されている日本化学会編集の実験化学講座・第5版,第14巻は「計算化学」です。
◎日本化学会 編,「実験化学講座 第5版 12 計算化学」,丸善(2004)第4版では「基本操作III」がコンピュータ利用になっていましたが,独立した一巻になったことでこの分野の重要性が増していることがわかります。
以下のプリオンは,pp.270-271に記述されている,基準振動解析例で取り上げられているデータで,初期表示で赤色表示部分(C末端側3番目のGLN 227と,2番目と3番目のヘリックス間ループのTHR 190-GLU 200)が大きく振動しているとされます。ただし,NMR構造を拡張MM2力場で構造最適化後に基準振動解析をした結果ですが,以下は計算していない構造データです。
→ 狂牛病とプリオン/牛海綿状脳症(BSE) ←
→ 計算化学演習(分子計算の概要など) ←
※参考サイト:ProMode(タンパク質ドメインの運動)
正常なプリオンタンパク質例である1qm2
(PDBのオリジナルデータ)
※amino表示の凡例
ASP GLU CYS MET LYS ARG SER THR PHE TYR
ASN GLN GLY LEU VAL ILE ALA TRP HIS PRO
= 以下の表示はアミノ酸の親水性・疎水性参照 =
※酸性・中性〈芳香族〉・塩基性アミノ酸区別表示の凡例
ASP GLU GLY ALA VAL LEU ILE CYS SER THR
ASN GLN PRO MET PHE TYR TRP LYS ARG HIS
※hydropathy index順
ARG LYS ASN ASP GLN GLU HIS PRO TYR TRP
SER THR GLY ALA MET CYS PHE LEU VAL ILE
※log P値順
ARG ASP ASN GLU GLN HIS GLY SER LYS THR
ALA PRO CYS VAL TYR MET ILE LEU PHE TRP
※有機概念図I/O値順(特性基 R)
ASN SER ASP GLN GLU THR ARG HIS GLY LYS
TYR TRP CYS MET PRO PHE ALA VAL LEU ILE
※同上(アミノ酸)
GLY SER ASN ASP GLN THR GLU ALA ARG HIS
VAL LYS CYS PRO LEU TYR ILE MET TRP PHE
参考情報例
- プリオンタンパク質の分子シミュレーション(産総研,2003/08/12)
- Prion Proteins(理化学研究所・計算宇宙物理研究室,Movies)/別版 ※プリオンタンパク質構造の分子動力学計算のミュレーションムービー(mpeg/avi形式)
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