【サイエンスアゴラ2019ブース出展ポスターより】 3Dプリンタ模型「川上モデル」により「鍵と鍵穴」の関係を示す模型を製作し,手にしながら比較してその機構を理解できるようにしました。リガンドを囲んでいる周辺アミノ酸を親水性・疎水性がわかるように着色しているので,ベンゼン環などリガンドの各部分に近接しているアミノ酸の関係がよくわかると思います。 例えば女性ホルモン・男性ホルモン・環境ホルモンとその結合タンパク質,最近アメリカで問題になっている食品中のPFASと総称される一群の化学物質とその結合タンパク質の関係などを目の当たりにすることができます。 視覚・聴覚・味覚,医薬。生物エネルギー(光合成など)等々,多彩な生命活動がわずか20種類のアミノ酸によって支えられている一端を,「鍵と鍵穴」模型に触れることで実感してもらえたら幸いです。昨年の『分子が登場する本を読もう!』も引き続き展示します。 ![]() ![]() |
空間充填 球棒 球30% 球60% スティック 針金 消去 アミノ色 Chain色 CPK色 酸性・中性・塩基性区別 極性・非極性区別 疎水性インデックス順 I/O値順(特性基 R) 等電点順 コンホメーション選択性(αヘリックス・βストランド) 水素結合表示(川上モデルでは水素結合割愛) 背景・黒 灰 白 紺 |
鍵と鍵穴モデル全表示 Mn4CaO5クラスター・Fe4S4クラスター・O2分子選択 それ以外のリガンド選択
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リガンド(鍵)によって周辺アミノ酸の組成(鍵穴)が異なる例;GPCRの場合