マーラーコミュでちょっと話題に上がっていた、
ブルーノ・ワルターが1938年1月にウィーンフィルと録音したマーラーの交響曲第九番を買ってみました。
artリマスタリング盤
クレジットを見てびっくり!
終楽章18分台というのは持ってるマーラー9番のCDの中でも最速。
どんなにせかせかした演奏なのかと不安になりつつ聴いてみると…、
そんな事は全くなく、逆にテンポの速さが気にならないくらい緩急烈しい驚演。
なるほど世紀を超えて70年近くも語り継がれるだけの演奏ではあると納得致しました。
しかしこの極端な緊張感は一体何なのか(;´д⊂
それに驚いたことに、とても70年近く前の録音とは思えない良音質なのです。
1938年といえばドイツでもまだ磁気テープは開発されたばかりで音楽録音には使われていないはず??
(40年代に入ってからフルトヴェングラーの録音とか出てきてますが)これの録音媒体は一体何なのか???
それにしても継ぎ目は全く感じないし、ちゃんと各楽器の音が聞き取れるし、EMIのリマスタリングが神なのか…?
色々な意味で驚異のディスクでした。