ウラディミール・ミシュク(p)
会場:東京オペラシティコンサートホール・タケミツメモリアル
オール・ショパン・プログラム
1:ピアノソナタ第三番ロ短調op.58
2:幻想即興曲嬰ハ短調op.66
3:ノクターン第二番op.9-2
4:ノクターン第二十番(遺作)
5:スケルツォ第一番ロ短調op.20
6:スケルツォ第二番変ロ短調op.31
7:スケルツォ第三番嬰ハ短調op.39
8:スケルツォ第四番ホ長調op.54
光藍社(招聘事務所)のド派手なチラシでお馴染みのウラディミール・ミシュク氏を今回初めて聴いてきました('▽')
毎年何度も来日してツアーとか(今回は北海道からの東日本縦断ツアー!)
精力的に活動してる(させられてる?(^-^;))人ですね。
…いえ、本当は隣の新国立劇場で行われていた東京二期会のオペラ(モーツァルトの魔笛。指揮は我らが高関健!)
を観る筈だったんですがチケット完売でorz
…で、調べたらコンサートホールでミシュクのコンサートがあると判り、
そのまま移動して当日券をゲット(こちらもほぼ完売で奇跡的に数席だけ空いてました)
会場に滑り込んだ次第。
チケット代が1/5で済みましたよ!wwww
ミシュクといえば、プレスで使われてる写真とか
こんな感じで
優男なイメージなんですが、
よくよく考えてみれば1968年生まれという、
「最後のソ連型教育システムによるピアニスト」と言われるボリス・ベレゾフスキーとほぼ同世代。
なので演奏スタイルはその外観とは裏腹に強靭な打鍵と集中力に裏打ちされた剛健なものでした。
ソナタの第二楽章以降の集中力の素晴らしさ、
息を飲むスピード感とホールに音が溢れるくらいのfffを聴かせるスケルツォ。
なるほど常連さんが付くのがよく判る面白さがありました。
(実際このホールでこの演奏でチケット安すぎなのではないでしょうか…)
是非ショパン以外も聴いてみたいピアニストですね〜。
…と思ったらアンコールでリスト、チャイコフスキー、
そしてドビュッシーまで弾いてくれる大サービス!
この日がツアーの千秋楽という事もあったのでしょうが、
それにしてもすごい体力です。
その後ロビーでサイン会とか。
いや、非常にサービス過剰で有り難いんですが、
これを1ヶ月ぶっ続けだったのかと思うと…(>_<)
光藍社さん少し休ませて上げてください(;´д⊂
次は冬に来日してレニングラード国立歌劇場管との共演だそうです。