今年もやってまいりました、
ゴールデンウィーク名物、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭!@東京国際フォーラム
今年はシューベルトがテーマ作曲家です。
東京国際フォーラムは今年もものすごい人人人!!
スーパー屋台村から美味しそうな匂いが漂ってきてつい買ってしまうのも例年通り(;´д⊂
既に開会から3日経っていて、人の出も多いのですが、
テーマがシューベルトだけに例年より落ち着いてる感じがあります。
(民族楽派テーマの昨年が一番弾けてた気がする(笑))
では本日見た公演を順に…。
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公演番号:313:
小曽根真(p)/児玉桃(p)/児玉麻里(p)
大友直人(指揮)
上海交響楽団(管弦楽)
1:J.S.バッハ 3台のピアノのための協奏曲ニ短調BWV1063
2:F.シューベルト 交響曲第八番ハ長調D944(グレイト)
メシアンのスペシャリスト(と勝手に思っている)児玉桃さん登場!
というか児玉姉妹の共演にジャズ界の奇才、小曽根真氏が殴り込み(笑)
正直チケット取れるかどうか不安な豪華キャストだったのですが、
5000人という収容力のおかげで何とか取れました(^-^;)
しかし当然ながら当日までには完売です。すごい!
小曽根氏の演奏はクラッシックでしか聴いたことがないので、
正直ジャズピアニストというイメージが無いのです(^-^;)
何というか、ステージにピアノが3台並んでる様は壮観でした(笑)
小曽根氏も、相手がバッハだけに派手な即興には走らず、
流麗でひたすら美しい演奏でした。
児玉姉妹とのアンサンブルがはまりすぎの神演奏。
素晴らしかったです。
ラ・フォル・ジュルネといえば普段は聴けない珍しいオケがやってくるのも楽しみな訳ですが、
上海交響楽団もその一つ。
アンサンブルは精緻でかっちりした音を鳴らすオケという印象です。
そして何しろとにかく金管が元気!(笑)
グレイトの終楽章辺りになると、それまで何となくアヤシイ挙動をしていたホルンが全開に(笑)
割れる寸前までバリバリ吹いてくれるホルンに引っ張られるように、他の金管も鳴らす鳴らす('▽')
ティンパニの叩きっぷりも良いし、是非爆演系の曲も聴いてみたいオケです(面白くなりそうだ!)
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公演番号:325:
シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭合唱団
ロルフ・ベック(指揮)
川本富子(va)/大島亮(va)/向山佳絵子(vc)/藤森亮一(vc)/池松宏(cb)
F.シューベルト合唱曲集
シューベルトといえば声楽曲!
とぃう事でチケットを取りました('▽')
ヴァイオリンを除いた弦楽合奏の伴奏による「水上の精霊の歌」がとても印象的でした。
(中低音域の楽器ばかりなのでかなりシリアスな響きに)
そして有名な「詩編第二十三番」の美しさに何度もカーテンコールがかかったり('▽')
今日の有料公演はここまで。
広場(ミュージックキオスク)で聞いた無料公演は2つ
19時から公演のギターデュオ「いちむじん」
シューベルト作品をギターで演奏。
ギターでシューベルトのワルツを演奏すると、
ツィターで第三の男を聴いている気分に(笑)
その後21時ちょっと前に通りかかったら、
ピアノ演奏が始まるところで。高橋多佳子さんという方でした。
トークも的を得ていて演奏も物凄く熱い!
良いショパンやシューベルトが聴けました('▽')
@本日のサイン会
老巨匠、合唱の神様ミシェル・コルボ先生のサイン会と、
ボリス・ベレゾフスキー、アレクサンドル・クニャーゼフ、ドミトリー・マフチン三者合同サイン会に参加('▽')
特にベレゾフスキー/クニャーゼフ/マフチンは三人が共演しているショスタコのトリオのCDに
三人連名でサインをお願いしようと画策した訳ですが、
まずクニャーゼフがディスクの上半部、そして次にベレゾフスキーが下半分にサイン…。
ちょwwwwおまいら空気嫁wwwww
マフチン氏に書いて貰う場所がなくなっちゃったじゃないかwwwwwwww
という事でマフチン氏はディスクの穴の隣に控えめにサインして下さいました(;´д⊂
そんな感じで21時過ぎに撤収〜。
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭も開催4日目、
終盤に入りました。
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公演番号:442:
ジャン=フランソワ・エッセール(p)
ベトナム国立交響楽団
本名徹次(指揮)
1:C.M.V.ウェーバー ピアノと管弦楽のための小協奏曲へ短調 Op.70
2:F.シューベルト 交響曲第二番変ロ長調D125
ここでしか聴けない!オケ第二弾はベトナム国立響fromハノイ。
女性奏者の方がみんなアオザイを着ていて蝶のように鮮やか!
ミュージックアドバイザーの職にある本名氏のタクトで独特の味のある演奏を聴かせてくれました。
上海響が精巧な機械だとするとベトナム国立響はアナログ風味というか職人技というか、とにかく独特でした(^_^)
本名氏のドイツものって初めて聴いた気がする(^_^;)
(本名氏と言えば伊福部作品でしょう!)
この後、荒川区に移動してショスタコのオペラ鑑賞。
そして夜に再び有楽町に帰還(^_^;)
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公演番号:416:
ミシェル・コルボ(指揮)
ローザンヌ声楽アンサンブル
シンフォニア・ヴァルソヴィア
F.シューベルト ミサ曲第六番変ホ長調D950
合唱の神様コルボ先生のミサ曲。
というか21時過ぎからのコンサートだったため、
5000人入るAホールに1/3くらいしか人入ってないですよ。
色々な意味でもったいない!!
でもその分、聴衆は熱かったですよ(笑)
一時間に及ぶシューベルトの荘厳なミサ。
至福の時間が過ごせました(^_^)
合唱団員の最後の一人が舞台に引っ込むまで喝采が止みませんでした!
今年はチケ取れなくて諦めていたケフェレック女史のピアノ演奏だったのですが、
奇跡の追加公演決定!
チケット販売方法は当日8:15から窓口販売のみ!(250席)
ハードル高すぎだrwwww
始発組とかいたらどうしようとかビクビクしながら7:50頃国際フォーラムのチケ売場に到着。
さすがにそこまで必死な人はいなかったらしく販売待ちの列は30人程でした(^_^;)
その後最後尾札が出るくらい増えましたが。
そして無事チケをゲット(^-^)/
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チケットは11時くらいまで売り切れなかった模様(^_^;)
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公演番号:541:
井上道義(指揮)
オーケストラアンサンブル金沢(管弦楽)
1:序曲ニ長調D590イタリア風
2:序曲ハ長調D591イタリア風
3:交響曲第六番ハ長調D589
(以上全てシューベルト)
例年LFJJの顔であった井上道義氏、今回の参加はこの公演のみ!!(´;ω;`)
今年、同時期に開催されていたLFJ金沢(5日で終了)の中心人物であるだけに、
期間中は金沢に張り付きだったんですねミッチー。
しかもこの公演、朝の9:15開演とか!
気合いで早起きして聴きに行きました。
ミッチー恒例のマイクパフォーマンスは今回マイク無し!
LFJ金沢は予想(5万)を上回る8万人の来場者があったそうで、
初回にしては大成功のようです。
でもやはりできれば開催時期をずらして欲しかった…(;´д⊂
(アーチストマネジメントをLFJJ本家と共有している以上無理だろうとは思いますが…)
ミッチーのいないLFJは寂しすぎる…(iдi)
それはともかく、もしかしてOEKって今回初参加…?
考えてみればかなり豪華なコンサートでした。
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公演番号:542:
ミシェル・コルボ(指揮)
ローザンヌ声楽アンサンブル
シンフォニア・ヴァルソヴィア
F.シューベルト ミサ曲第六番変ホ長調D950
はい、昨日のラストと同じコンサートです(*'-')
昨日のは行けない可能性があったので予備で取っておいたんですが、
結局両方聴けました(^-^;)今回は2300人のCホール。
音響はこちらの方が良い…筈なんですが、
巨大なAホールの方が雰囲気的には合っていた気がしました。
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公演番号:543:
ロルフ・ベック(指揮)
オーケストラアンサンブル金沢(管弦楽)
シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭合唱団
1:F.シューベルト ミサ曲第四番ハ長調D452
2:L.V.ベートーヴェン 合唱幻想曲ハ長調Op.80
今回唯一曲目で選んだ公演。
…そうしたらオケがOEKでした(^-^;)
つまり今回LFJJでのOEKの全公演を聴いた事になりますwwww
聴きたかったのは合唱幻想曲。
とても好きな曲なのですが、実演に接する機会がまずありません(´;ω;`)
フルオーケストラ、混声合唱、ソリスト6人、独奏ピアノ、
確かに約30分の作品だけのためにこれだけの陣容を揃えてくれるオケはそうそうありませんよ(;´д⊂
でもLFJなので実現できました!(オケもソリストも大量に在庫してます(笑))
後半の壮大な合唱もさることながら、今回驚いたのがピアノ独奏!
ほぼ主役として最初から最後まで活躍するピアノを担当したのは
ウルリーケ・バイヤーというドイツの若手ピアニスト。
なんですが、最初のピアノソロの部分からガツガツ弾きまくり、
その迫力に圧倒されました。
音楽の最中に縦横無尽に駆け巡るピアノ。とにかくスゴイとしか表現できない(笑)
演奏終了後に合唱団から大歓声と大喝采で迎えられてしまうくらいの入魂の演奏でした。
これは当たりです!聴いて良かった。
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公演番号:536:
追加公演
…出演者と演奏曲目が多すぎて面倒なので、
これをご覧下さい(笑)
すごい事になってますwwww
今年話題のアーチストとLFJの看板アーチストが一堂に会した、
いわばミニ・ガラコンサート。
しかもルネ・マルタン(総合プロデューサー)も登場。
やはり最終日の追加公演という事でガラを意識したようです。
最初アナウンスされていなかったクニャーゼフと(vc)と今年初参加で話題のピアニスト、
プラメナ・マンゴーヴァによる「アルペジョーネ・ソナタ」
これが圧巻でした。クニャーゼフの激しい感情移入による激辛演奏に目と耳を奪われまくり。
当然それをサポートするマンゴーヴァのピアノも繊細さとダイナミックさを兼ね備えるものすごい表現力で、
本当に会場にいた全員(落ち着きの無かった子供までも!)釘付け。
この曲は3月にウィスペルウェイで聴きましたが、
その柔らかで甘美な音とは真逆に位置する激辛演奏で、
正直曲の評価まで変わりました(笑)
で、ここは舞台袖が無いので、出て来た演奏者の方々は自分の番が終わると、
客席の一番端に順番に座って行くじゃないですか(^-^;)
ルネ・マルタンや児玉桃がすごい近いですよ!!(*´Д`*)
アーチストと一緒にコンサートを聴くというある意味不思議体験ができましたw
で、終わってみたら予定時刻大幅超過の20時過ぎ!サービス良すぎです…。
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そしてその追加公演終了をもって、チケットを購入した公演が全て終了しました。
(実際にはまだ演奏中の公演があるので全日程終了では無いですが)
今年見たのは例年より1つ少ない全9公演でした!
そういえば毎日都内にいたのに今年は飲みの話が一つも無かったというか誰にも合ってませんよ…(/_;)/~~
という事で帰り途中の秋葉原HUBでライオンズvs日公戦を見ながら一人酒イイ!(*´Д`*)