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2008年12月06日() [n年日記]

#1 アリス=紗良・オット ミニトークライブ&サイン会

渋谷のタワレコ企画で、現在来日中のドイツ人ピアニスト、
アリス=紗良・オットのミニライブ&サイン会がありました〜。

アリス=紗良の演奏は3年前にキエフ国立フィルとのチャイコフスキーピアノ協奏曲1番を聴いたのが初めて(当時17歳)。
以来注目のピアニスト。
で、今年クラッシックの名門「ドイチェ・グラモフォン」と契約してメジャーデビュー!(´∀`)
クラッシック売り場の一角にグランドピアノとパイプ椅子が用意されていて、そこがイベント会場。
しかし仕切られてる部分から人が溢れる大盛況っぷり(゚Д゚;)
現れたアリス=紗良さんは真っ赤な上着にパンツという本当に普段着でヒール履いてるしw
リストの超絶技巧練習曲から演奏してくれた訳ですが、
そういう構造なので、客席とステージが同一線上。
つまり聴衆はステージ上で演奏を聴くのと同じ状態。

ぶっちゃけ、床が揺れますwwww
 ffffの部分とか、ペダルを多用する部分とかでガツガツ床を蹴ってくれる(しかもヒールで!)ので、
ものすごい音と振動がダイレクトに伝わってくるという臨場感(゚Д゚;)
とてもサイン会のオマケ企画のピアノ演奏とは思えない気合いの入り方デスよ!

そして、トークは何語で行うのかと思ったら、普通に日本語で話ししてます!
西欧の言語しか話せないと思っていたのでこれにはびっくりしました。
(お母様が日本の方なので当然と言えば当然ですが(^-^;))

次のレコーディングは来年にショパンのワルツ集だとか。
デビューがリストで2ndがショパンて普通逆では(^-^;)
でもリストには相当の思い入れがあるらしく、今後もレコーディング続けて欲しいですね。

という事でCDジャケにサイン貰ってサイン会終了〜。

#2 NHK交響楽団第1634回定期演奏会

 NHK交響楽団
(コンサートマスター:篠崎”まろ”史記)
指揮:シャルル・デュトワ
合唱:東京混声合唱団
ナレーター:平幹二郎
ポール・グローヴズ(tr)
ペトラ・ラング(ms)
ロベルト・ギェルラフ(br)
デーヴィッド・ウィルソン・ジョンソン(bs)
大塚孝志(tr)

イゴール・ストラヴィンスキー・プログラム
1:バレエ音楽「ミューズを率いるアポロ」
2:オペラオラトリオ「エディプス王」(全二幕)

久々登場の名誉音楽監督、シャルル・デュトワ。
モントリオール響に長らく君臨した名匠(その後オケともめてクビに…)、
現在は英国ロイヤル・フィルの芸術監督やフィラデルフィア管の芸術顧問のポストに収まってます。
そのデュトワ、ストラヴィンスキーには並々ならぬ意欲を持っていて、
今回のプログラムはその趣味全開(笑)しかも滅多に演奏されないマイナー選曲です。
両方ともギリシャが舞台の新古典主義作品なので響きは極めて透明で洒脱。
いかにもデュトワに似合いそうです。

弦楽オケだけのミューズを率いるアポロの透明で艶やかな響きと言ったら絶品ですよ!
ホールが大き過ぎて若干音量に乏しかった気がするのは自分の席が後方だったから(;´д⊂

そしてオラトリオ「エディプス王」
誰もが知る有名なギリシャ悲劇がテキストとなっている舞台劇ですが、
台本のジャン・コクトーとストラヴィンスキーは、西欧においても一聴しただけでは意味が判らない言語「ラテン語」を
敢えて用い、内容は事前にナレーターに(上演国の母国語で)語らせるという手法を採ってます。
つまり「歌唱も含めて楽器として、全体を音楽として聴いて欲しい」という意図がそこにはある訳です。

で、物語のあらすじは…
先王が賊に殺害されたテーベの町に現れたエディプスは、先王の后を嫁に迎え、
新たなテーベの王として民から愛される善政を敷いていた。

そのテーベの町が疫病に苦しんでいる事から、預言者へ神託をもらいに使者を出す。

神託は「町に先王を殺した罪人が潜んでる。その者を追放すれば災いは去る。」

なぜか罪人の名前を告げない預言者に苛立ったエディプス王。
預言者に謀反の嫌疑をかけ投獄しようとすると…。

「そこまで言うなら伝えよう、罪人とは、王、あなたの事だ!」
逆ギレした預言者から一喝される。

そこへ殺された先王の妻でもあった后が登場。
先王は当時の神託「息子に殺害される」を恐れて、
生まれたばかりの子供を山に捨てた。
その後安泰だったが、ある日町外れの三叉路で盗賊に殺害されてしまった、と告げる。

そこでエディプスは思い出す。
孤児だった頃、町外れで一人の老人を襲って殺害した事を。

事実を知るべく、エディプスは養父である隣国の領主に伝令を飛ばす。
戻ってきた伝令の話から、エディプスは自分がテーベ付近の山で拾われた事を知る。

そこでエディプスが自分の産んだ息子だと気付いた后は、
自分が近親相姦の禁忌を犯していた事に戦き、絶望して自害。

そこで初めて、エディプスは自分が実父を殺害した上、母親を娶った近親相姦の化物だと気付き、
国民と官僚たちの前で罪状を告白。
母親だった后の遺した金のピンで自ら両目を潰し、王として自身の追放を命じる。

国民たちは涙し、自分たちが愛した王を優しく追放する。

…なんとも救い難い物語です(´;ω;`)
音楽もそれに呼応して、静かにそしてあくまで純度の高い響きで進行して行きます。
そして最後は国民たちの嘆き悲しむ声(合唱)が響いて静かに消えて行くという。
暗い、暗い音楽でした。

デュトワの棒は冴えまくりで、こういう透明で徹底した響きの音楽はとても合ってますね。
(決して重量級の音楽ではないところとか)

以上、1 日分です。
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