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駄目日誌R V-spec(1999/06〜2001/07)


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9月2日(日)う12b
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大学を出て別々の企業へ就職した今も、どこに行くにもいつも一緒な二人の今までとこれからの物語。全然お姉様っぽくないOL百合

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2008年12月12日(金) [n年日記]

#1 入稿完了!

冬コミ原稿入稿しました!
あとは頼んだぜクロネコさん!!とトム出版さま!!

#2 Bunkamuraザ・ミュージアム

Bunkamuraで開催中の「アンドリュー・ワイエス展」を見てきました('▽')
コンサートとは違い、展覧会には年に1〜2回しか行かないので、
自分的にもかなり珍しいです(^-^;)

総じて寂寥感に充ち満ちているというか、物悲しさを秘めている絵ばかりで、
モチーフも真冬の空の下にぽつんと建っている古い古い農家、とか、
壊れかけの窓とか、枯れ木とか、そして背景はほとんど曇天。
何だ、この哀しい絵は!という感じでした。
…エエ、もろに好みですとも(;´д⊂

その画風がまた写真のようなスーパーリアリズムで、緻密に暗く描かれているものだから、
余計に哀しみが際立つ感じです。

ご本人、相当な多作家で、御年91歳の今でもインスピレーションの赴くまま次々と新作を発表されているとか(゚Д゚;)
じっくり見て回ったら2時間くらいかかりましたが、良い時間を過ごせました〜。
開催期間は今月の23日までだそうです('▽')

#3 メシアン・プロジェクト2008第五回(最終回)

オリヴィエ・メシアン生誕100年記念
メシアン・プロジェクト2008第五回
会場:浜離宮朝日ホール
児玉桃(p)
ルノー・カプソン(vn)
ゴーティエ・カプソン(vc)
イェルク・ヴィドマン(cl)

1:O.メシアン ヴァイオリンとピアノのための幻想曲
2:細川俊夫 四重奏曲「時の花」〜メシアンへのオマージュ
3:O.メシアン 時の終わりのための四重奏曲

丸3ヶ月に渡る児玉桃プロデュースのメシアン・プロジェクトもついに最終回。
さいたま市から始まって横浜〜さいたまを行ったり来たりしたこのイベント、
最後は築地の浜離宮朝日ホールに行き着きました(笑)
今回はメシアン活動最初期の秘曲(2006年に児玉桃が初演、2007年に出版)と、
児玉桃が委嘱した新曲、そして初期メシアンの代表作です。

幻想曲は後年のメシアンのようなコード進行とか垣間見る事ができるのですが、
まるでフランス近代作品そのままのような響き(ってフランス近代作品かコレ!w)
メシアン独特の響きよりもそちらの方が勝ってる感じの曲でした。
細川俊夫の新作は、メシアンの四重奏曲と同じ編成でという児玉桃の発注により、
ヴァイオリン、チェロ、クラリネット、ピアノという変則的な四重奏曲になってます。
群馬とは何かと縁のある細川氏の作品はすっごい好きで、
CDもフォンテックから出てるのはほとんど揃えてあるくらい('▽')
クラウス・フーバー門下の所謂フライブルグ楽派の方で、特に欧州で評価の高い方です。
曲は息の長いドローンが微妙な音色変化を伴って延々続くという細川節全開の作品。
音色変化の中には多様な特殊奏法も含まれ、クラリネットが空気だけ吹き出すとか、
弦のこすり方も様々な手法が試みられているとか、非常に密度の高い作品でした。
(こういう理論では説明できない作風が日本の楽壇からは嫌われているのかも…)

そして本日のメイン、メシアンの時の終わりのための四重奏曲。
第二次大戦時、メシアンが捕虜収容所で書いて初演したこの曲は、絶望的状況下で希望を求める極限の音楽で、
絶叫と祈りとが入り交じったとても深い曲です。
ラ・フォル・ジュルネ音楽祭でお馴染みのカプソン兄弟の気合いの入った演奏と、
一楽章丸々ソロがあるヴィドマン氏入魂のクラリネット、
そして緊張感溢れる児玉桃のピアノと、凄まじい「祈り」の音楽が聴けました。
この曲は生で聴くと本当に恐い…。

という事で3ヶ月間、メシアンのピアノ曲を俯瞰できるという非常に意欲的なシリーズでした。
幼子イエスにそそぐ20の眼差しと鳥のカタログを生で全曲聴けたというのはかなり貴重です!
これを企画して実現させた児玉桃さんは大評価されるべきかと!('▽')

2008年12月13日() [n年日記]

#1 ピアノ・エトワール・シリーズVol.7

北村朋幹(p)
会場:さいたま芸術劇場

1:G.クラム 1979年クリスマスのための小組曲
2:J.S.バッハ マタイ受難曲BWV244 第39曲「憐れみ給え、我が神よ」
3:J.S.バッハ カンタータ「楽しき狩りこそ我が喜び」BWV208 第9曲「羊たちは安らかに草をはみ」
4:E.グリーグ 抒情小品集より7曲
5:F.ショパン バラード第一番ト短調Op.23
6:C.ドビュッシー 2つのアラベスク
7:R.シューマン クライスレリアーナOp.16

さいたま芸術劇場の好企画、実力派新鋭ピアニストのショーケース。
今年はドイツ人(C.ヘルマン)、ロシア人(A.コルベイニコフ)と来て今回は日本人。
愛知の現役県立高校生(県立で音楽科がある学校って凄くないですか?!)。
ポスターとかに使われてる写真の目線からして「俺はやるぜ俺はやるぜ」的オーラが出まくりの17歳(´∀`)
…と思ってたら当初予定していたベートーヴェンのソナタの代わりに、
アメリカの前衛作曲家ジョージ・クラムの作品を演奏するという発表があり、
「何かやってくれそうだ」という予感は見事的中(笑)

そして演奏ですが、クラムの曲では何とピアノにプリペアードが施されていました(゚Д゚;)
(ピアノの弦に木片、金属片、布などを挟み込み音色変化させる技法)
恐らくほとんどの公的ホールでは「ピアノが傷む」という理由で拒絶されている
(と以前に作曲家の一柳慧の講演会で聞いた事がある)奏法の曲を持ってくるのもスゴイですが
許可したホール側もスゴいw
曲はメシアンの和声とリズム、そしてペルトの静寂さを加味したような不思議な音響で、
木片や布による音色変化で所々タイトになったピアノと良く調和してました。
途中立ち上がって弦を直接弾いたり、深い瞑想、思索を要求される音楽ですが、
終始落ち着いた動作で(譜めくりの動作すら音楽的!)「イエス・キリストの生誕」の物語を表現していました。
そして休み無く次のバッハへと。
イエスの生誕を祝う音楽の後は、その生涯の終わりを書く受難曲。
なるほどこのピアニストが曲目を変更してまでやりたかった事が判った気がしました。
演奏された曲は、捕らえられ尋問されるイエスの様子を見にいった使徒ペトロが、
会衆に「お前はイエスの仲間だ」と指摘され三度「あの方を私は知らない」と言い張る有名なシーンを音化したもの
(その後鶏が鳴き、ペトロは「お前は鶏が鳴く前に三度私を知らないと言うだろう」というイエスの預言を思い出して号泣する) ~。 深い、深すぎるプログラミングだよ北村さん(゚Д゚;)

その後はグリーグにショパンにドビュッシー、シューマンとピアニストとしてのレパートリーのカタログのような演目が並び、
どれも爽快に弾きこなして好印象でした('▽')
…特にドビュッシーのアラベスク。ここまで外連味なくすっきりとしたこの曲を聴いたのは初めてッスよw
これが若さか(;´д⊂

2008年12月14日() [n年日記]

#1 矢野顕子さとがえるコンサート2008「akiko」

矢野顕子 (p, vo)
Marc Ribot (g)
Jay Bellerose (ds)
Jennifer Condos (b)
会場:NHKホール

先月末に引き続きけんたさんと渋谷へ〜('▽')
毎年12月恒例の矢野顕子「帰郷」コンサート、
今年は堂々の3ピースバンドで登場!
という事で今回はJAZZありカントリーありのフュージョン風なアレンジでした。

唸るギターにシャープなドラム、ドライブするベース、
そしてアッコちゃんの冴え渡るヴォーカルに即興ピアノ。
極上の2時間でございました(*´Д`*)
新アルバムからの曲は全曲やって(変わるし、はアンコール)
途中、ピアノ弾き語りコーナーでは、もはや矢野顕子の持ち歌と言っても過言ではないくるりの出世作「ばらの花」を
今回も歌ってくれました。

あと80年代後期の名曲「ラーメン食べたい」ですが、
今までも様々なアレンジが試みられましたが、今回はめちゃめちゃJazzyな雰囲気。
そして歌詞とコード進行が同じだけで後は全くの別曲になってました(´∀`)
「ラーメン食べたい」はここまで進化した!って感じですよwwww
矢野顕子はやはり天才だ〜。

ライブで満腹でしたが、軽くのもー!という事で終演後にワタミへ。
色々盛り上がってあっという間に終電の時間になってしまったので撤収です(´;ω;`)
けんたさんお疲れ&ありがとうございましたー。

2008年12月20日() [n年日記]

#1 読売日本交響楽団「第九」公演@東京芸術劇場

今年もベートーヴェンの第九のシーズン到来!
という事で去年に引き続き読売日響で聞いてきました。
 ttp://yomikyo.or.jp/2008/04/106.php
↑出演者とか公演詳細はこの辺りで(^-^;)

正直、面白過ぎて終楽章辺り終始ニヨニヨする変な人化!(´∀`)
何しろ速い!
速すぎるってくらい爽快に突っ走る第九でした。
終楽章をここまで飛ばした例をほとんど知りません(笑)何分で演奏しきったというのかwwww
おそらく1960年代にこんな演奏をしたら、その指揮者は正気を疑われる(もっとハッキリ言うと基地外扱い)でしょう、
ってくらいの独特過ぎる第九でした。
四楽章のバリトン独唱からトルコ行進曲に至る一連の展開でもとにかく「ため」も「くどく執拗に歌わせる」事なく
高速度を保ったまま進み、有名な「歓喜の歌」の部分もその速度のまま全くアクセルを緩めることなく突っ走る。
悪く言えば一本調子ですが、そう思わせない微妙な表情付けがあって「意味のある速さ」になってるところがまた凄い(笑)
そのリズムとテンポが違和感無く気持ちい良いと感じさせるギリギリの速さなのだと思われ(^_^)
超難所の二重フーガで更に速度を上げてみたり、元々速いコーダに至っては超音速(笑)
(そこから更に加速するというフルトヴェングラーのような事はさすがにやらなかったw)
この無茶な棒に全く破綻することなくしっかり応えた読響と新国立劇場合唱団凄すぎるwwww
今年も読響の第九を選んで大正解でした!
こんな面白くてスリリングな第九が聞けるとは(笑)

この面白すぎる第九を振ったのはギュンター・ノイホルトというオーストリア人の方。
初めて聴く名前ですが、プロフィールによるとドイツの歌劇場を中心に渡り歩いているガチのオペラ指揮者。
なるほど他の部分はあっさりなのに、四楽章のバリトンソロが最初に入る部分とか、
独唱歌手四重唱の部分とかは執拗に表情を付けて歌わせていて納得(笑)
あとトルコ行進曲の末尾、初版楽譜のミスプリ疑惑のある「他はクレッシェンドなのにティンパニだけディミネンド」は
完全に無視して強打させていたのが印象的(最新のベーレンライター版ではそういう風に修正されてるのかな?)

あと読売日響の第九は、市民合唱団とのコラボなどアマチュア合唱団との演奏が多い日本の第九にあって、
貴重なプロ合唱団との演奏という点でも重要です(^_^)
しかも門外不出とい言われている(らしい)新国立劇場合唱団を初台のオペラハウスから引っ張ってきているその企画力!
言うことないです(笑)
本当に今回は(も)合唱団大健闘でした。
最後の一人がステージを去るまで拍手が止まなかった事実が演奏の素晴らしさを物語っていたかと(^_^)

以上、4 日分です。
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