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2008年11月02日() [n年日記]

#1 メシアン・プロジェクト2008第四回

コンサートIII
児玉桃(p)
会場:フィリア・ホール(横浜市青葉区)

O.メシアン「鳥のカタログ」全曲(1956〜1958)

今日はメシアンのピアノ曲としては最大規模と思われる7集13曲から成る作品群、
「鳥のカタログ」の全曲演奏会です。
これ、普通に弾いても全部で3時間近くかかる訳ですが、
その全曲演奏を聴ける機会というのは滅多にありません、貴重です!(^-^;)

曲は、メシアンがフランス国内を渡り歩いて採譜した「鳥の声」そのものをピアノで再現するという、
作曲する方も演奏する方もありえない技巧を要求される曲集です。
鳥の声なので、当然西洋の12音階では表現できない音(微分音)や、
何分の何拍子、では割り切れないリズムなど、全ての制約が取っ払われている感じなので、
自然界の音そのものを音楽として聴く。そんな感じの音楽です。

どう聴いても楽譜は真っ黒だろうというものすごい数の音符を延々弾きまくる児玉桃さんの腕には本当に感服しました(^-^;)
指何十本あるんだ!!
しかも音が綺麗なのですよ〜。

で、終演後(休憩も含めて3時間半後!)エレベータの前で、
何というかひらひらの王子様風のシャツを着た男性がそのお連れの方(女性)
に向かって話をしていたのですが、
「今回の曲は一番酷い!」とか言ってますよ(´д`)
「こんなのは音楽じゃなくてドキュメントだ。全部同じにしか聞こえん。」
ああああ、フランスの国家的作曲家をばっさり全否定です(笑)

判ります。自分も最初にこの曲をCDで聴いたときはそう思いました。
延々鳥が囀っているだけの(当初はそれすらも判らなかった)超長い曲、
という認識しかできなかったのですが、
それは「音楽というものの概念」に囚われていた聴き方が間違っていたのだ!という事に気付いて、
それからはちゃんと鳥の声とか情景描写とかが聞き取れる(感じ取れる?)ようになりましたですよ。
よく鳥の声や川の音を収録した環境音CDというのがありますが、
これはそれをピアノで再現していると思って聴くのがいいのだと思います。
そういう意味では前述の男性の「これは音楽ではない」という意見は(語弊はあるにせよ)正しいかと
(同時に激しく勘違いしているとも言えます)。
しかしこの王子様、「こんな曲ばっかりじゃん」とピアノを口真似していたのですが、
それがこの長い曲集の特徴を端的に表しすぎていてワラタwwww
一言で要約できてしまうとは(笑)

2008年11月03日(月) [n年日記]

#1 サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団日本公演2008

ユーリ・テミルカーノフ70歳記念チャイコフスキーフェスティバル
会場:サントリーホール

指揮:ユーリ・テミルカーノフ
デニス・マツーエフ(p)
管弦楽:サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団

P.I.チャイコフスキー
1:ピアノ協奏曲第一番変ロ単調op.23
Enc:E.グリーグ 組曲ペールギュントから山の魔王の宮殿にて。
2:交響曲第五番ホ短調op.64
Enc:E:エルガー 愛の挨拶
Enc:組曲くるみ割り人形よりトレパック

ソ連時代はレニングラード・フィルと呼ばれた名門オケ、サンクトペテルブルク・フィル二年ぶりの来日です!
音楽監督テミルカーノフは70歳という事ですが、
歩く速度は慎重なものの、指揮台の上では全く歳を感じさせない力強さがあって安心しました。

そして、チャイコフスキーも自作を振ったという由緒正しいオケによるチャイコフスキーが
日本に居ながらにして聞けるというのは、実は凄い事ではないかと(^_^;)。

で、最初は超有名曲であるピアノ協奏曲。
ホルンによる冒頭の動機は、ベートーヴェンの運命と並びクラッシック音楽の代名詞のようになっている名曲です。
ピアノのマツーエフは二年前のモスクワ放送響とのラフマニノフで唖然騒然の超テクを披露してくれた方なので
今回も期待大(^_^)

で、冒頭のホルンからロシアン・ブラス炸裂!
西欧化したとか丸くなったとか言われるサンクトペテルブルク・フィルですが
ロシアらしさは健在だとこれだけで実感(笑)
マツーエフですが、最初の和音からもう力強くてそこからワクワクしっぱなしでしたw
加えて弱音はひたすら繊細に、神秘的に奏でていて、
ただの力押しのピアニストではない所も見せつけてくれました。
オケも、陶酔するような第二楽章の響きとかとても美しく、繊細な表現力はさすがとしか言いようが。
そして怒濤の終楽章、炸裂するブラス隊とマツーエフの攻撃的なピアノによる一騎打ちがすごすぎる(笑)
そしてめくるめく熱狂のうちに曲は終了。
鳴り止まない拍手に何度もステージに呼び戻されたマツーエフは、何回目かでやおらピアノに向かうと、
ペールギュントの終曲、激しい和音が連打される音楽をガシガシ弾きだして、
どこまでクレッシェンドするのかという大音響をホールいっぱいに響かせ、聴衆は口あんぐり(笑)
挙げ句、鍵盤全部を使ったグリッサンド→大声で吠えながら
(本当に「がおぉぉぉっ!」って言ってた!(笑))最低音を叩きつけて終了という超激しいアンコールに
客席が収拾つかなくなりました(笑)

そして、休憩の後にチャイコフスキーの5番。
この曲は「自分に幸せが見いだせない時は、人混みに行って、誰かの幸せを自分の事のように喜びなさい」
という究極の哀しみを歌った4番と、
死に彩られた6番「悲愴」との間にあってイマイチ自分では理解できていない曲でした。
しかし今回の演奏で、これは「取り返しのつかない悲劇」を表した曲なのではないかと解釈した次第。

第一楽章は冒頭から、クラリネットによる死にそうな「運命動機」が地の底から呻くように響き、
憂鬱に盛り上がったかと思うと最後は再びコントラバスの呻き声で地に戻って行くという暗鬱な楽章。
第二楽章はノスタルジーに満ち満ちていて、全ての良い事は過去に置いてきた、
と言わんばかりの悔恨の念さえ聞き取れる音楽。
第三楽章は現実逃避に華やかかりし頃のサロンを思い浮かべているのか、優雅なワルツが繰り広げられますが、
最後にクラリネットで不気味な運命動機が聞こえると曲は急速に萎んでそのまま第四楽章へ。
ここで突然「運命動機」が荒々しくファンファーレを鳴らし、暴力的な行進曲へ突き進む訳ですが、
これは「運命の勝利」以外の何者でもないでしょう。
故に「主人公」はここへ来てようやく「運命」に戦いを挑みます、
しかし為すすべもなく押し潰され、最後は更に荒々しく暴力的になった「運命」の勝利宣言にかき消されるという、
悲愴交響曲以上に救いのない音楽という印象を受けました。
色々な解説では「苦悩から勝利に至る王道すぎる交響曲」とか書かれていて、確かにそうかも知れませんが、
しかし、ここで勝利するのは「人間」ではなく「運命」なのですよ〜。
人が運命に蹂躙され踏みつぶされる様を描いた音楽。
そう考えて聞くと最終楽章は背筋が寒くなるくらい恐ろしい音楽に感じられました。

いわゆる通俗名曲でも全く手を抜くことなくこんな濃密な激演を繰り広げるサンクトペテルブルクフィルとテミルカーノフは
やはり凄い!

最初は今日は昼夜二回公演が予定されていたのですが、
「ちょwwwwそれ絶対ミリwwww!!」とテミルカーノフ氏から断られて昼公演が中止になったのは非常に頷けます。
こんな演奏を聞いてしまったら。
というかフツーに考えて無理だろ梶本音楽事務所(;_;)
無茶な日程組まんといて下さい・・・。

2008年11月05日(水) [n年日記]

#1 [コミックマーケット75] コミックマーケット75当選しました!

12月30日 火曜日 西地区 え 03 b です!
皆様よろしくお願い致します('▽')

2008年11月09日() [n年日記]

#1 モーツァルトの魔笛

W.A.モーツァルト 歌劇「魔笛」K.620 全二幕
出演者は多すぎるので公式をどうぞw
ttp://www.nissaytheatre.or.jp/opera/mateki.html
------------------------------------------------------------------------
・わかりやすい魔笛のあらすじ
1:光の世界の王、ザラストロと夜の女王が対立を続ける世界。
  ザラストロに(なぜか)娘パミーナを誘拐された夜の女王は、ザラストロSATSUGAIを狙う。
3:夜の女王は世界の支配権と娘を取り返すべく「王子」タミーノを陣営に引き入れ、
  ザラストロ全てを奪ったら娘をくれてやる、と約束。
  パミーナの写真を見ていきなり恋に落ちるタミーノはあっさり快諾(笑)
4:本能に忠実な自然児パパゲーノをお供に光の世界に乗り込むタミーノ。
  しかし簡単にザラストロの配下(今回は研究員)に捕まってしまう。
5:タミーノの前に現れたザラストロは「夜の女王こそ古い迷信や恐怖政治で民を縛る悪」
  とし、パミーナを誘拐したのは「その悪から救い出すため」と説く。
  あっさり信じてザラストロ陣営に寝返るタミーノ(笑)
6:夜の女王に騙されないように(古い迷信や因習に囚われないように)するためには儀式が
  必要。人間性を高めて高貴な精神で真理に近づくのだ〜という非常に宗教っぽい展開
  となり、そして全ての誘惑、迷いに打ち勝ち、見事パミーナを手に入れるタミーノ。
7:それを知ってブチ切れた夜の女王がザラストロ暗殺を企てるも、一瞬で倒され糸冬了(´・ω・`)
8:最後は試練から戻った主人公二人を、ザラストロやその配下、国民たちが(そして
  なぜか殺された筈の夜の女王まで!)拍手で祝福し「おめでとう、おめでとう」して終わる
  というどこかで聞いたようなやっつけエンディング(´・ω・`)
-----------------------------------------------------------------------
↑本当にこういう話です(*´Д`*)

指揮の上岡氏はドイツ、ヴッパータールの歌劇場を預かる言わば逆輸入指揮者で、
日本で歌劇を振るのはこれで二回目という非常に貴重な機会。

演奏は多少テンポがゆっくりめで重厚な雰囲気でしたが、
ものすごく自然で、舞台に没頭できる理想的なものでした。

で、今回のプロダクションは、高校生のための日程も設けられるなど、
普段オペラを見ない層向けの「とっかかり」という意義もあってか、
舞台装置、衣装ともに全て現代仕立てになってました。
主人公タミーノが突然放り込まれる夜の世界の入口は、
落書きだらけのコンクリート壁に鉄扉、更に周囲には金網という、
何か場末のライブハウスの様な雰囲気w
しかもタミーノは「王子様」という設定から、純白スーツですよ(笑)
冒頭から登場する夜の女王の侍女は、その落書きが実体化したという設定のようで、
壁に三人分の絵が描いてあったり、その三人の衣装がフツーにメイド服(ミニとロングの混成w)
だったりと、おおよそ18世紀に作られたオペラとは思えない装置の数々が新鮮でした(笑)

夜の女王(役の方はまだ学生だとか!)もラメの入った濃い紫色のスーツで、
背中で三人のメイドたちが長い羽根をクジャクのように広げるんですが、
これがまさしく「悪の小林幸子」状態(笑)
さらわれた娘を救出して欲しいとタミーノに懇願する訳ですが、
出て来た瞬間に「こいつはヒールだ!」と判る衣装でした(^-^;)
新人さんらしいのですが、夜の女王の超難しいハイトーンなアリアをすごい声量で歌いきって、
本気で「女王」の風格がありました。
(第二幕のハイトーンで上下する超有名なアリアも堂々と歌って、会場を飲む勢い!)

で、今回、主役二人も夜の女王も食ってしまった感があるのが、
お笑い担当のパパゲーノ役、折河宏治氏。
歌から演技から、本気で舞台を駆け回る大活躍に場内爆笑と喝采の渦w
囚われた先での王の手下(白衣を着た研究員という設定)との掛け合いが絶妙でした。
…しかし、時事ネタやCMネタ多数だったので、このプロダクションは今回限りだろうなとw

しかしこのオペラ、筋書きはツッコミどころ満載というか、支離滅裂です('▽')
話がブツ切りで矛盾だらけなのは初演時から延々言われ続けてます。
にも関わらず見てて飽きずに面白いと思えるのは、場面場面できちんと見せ場がある所と、
やはりモーツァルトの音楽が良いからで、一番の「魔笛」はこの音楽自身ではないかと(^-^;)

現代風な演出については賛否両論のようですが、
自分としては十二分に楽しめたので、とても満足な公演でした!

2008年11月14日(金) [n年日記]

#1 Koninklijk Concertgebouworkest China- en Japantournee 2008

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団・日本公演2008
指揮:マリス・ヤンソンス
管弦楽:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
会場:よこはまみなとみらい大ホール

1:A.ドヴォルザーク 交響曲第八番ト長調Op.88
2:R.シュトラウス 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」Op.28
3:M.ラヴェル ラ・ヴァルス
enc:A.ドヴォルザーク スラヴ舞曲 ホ短調 op.72-2

オランダが誇る世界有数のスーパーオーケストラ、コンセルトヘボウ管の二年振りの来日公演に行ってきました!
前回はMUZA川崎で、ベートーヴェンの8番とドヴォルザークの9番…。
今回はドヴォルザークの8番が大きな曲で、他は管弦楽作品集の趣き。
来日オケは重厚長大な曲を演奏する傾向にあるので、
こういうプログラムは逆に地元でしか聞けないというある意味貴重なもの。
しかも全部好きな曲とあっては行かない訳にはwwww

ただ平日開催という事もあるのでしょうが、席が1/3くらい空いてます(゚Д゚;)
前々回(2004年)からコンセルトヘボウの公演は見てますが、
満席じゃなかった演奏会は初めてです…やはり不況の影響が(;´д⊂

しかし!超ど真ん中の席で5席くらいごっそり空いてたのは、
間違いなく企業とかの接待席ですね?(´・ω・`)
そんな良席余らすくらいなら放出しろと小一時間(*'-')

オケは二年ごとですが、指揮者のヤンソンスは毎年秋に日本に来て振っているので、
「ヤンソンス日本定期演奏会」と呼ばれているですよ(笑)
この人もマゼールやアシュケナージ同様、評論家受けの悪さには定評がありまswwww
その三人とも自分は大好きなんですが('▽')。
ヤンソンスは結構「くどい」味付けをする時があるので、その辺を作為的と嫌う人がいるのも承知してますが、
好きな人はそこが好きなんだなw

そして開演。
もう最初のドヴォルザークから、弦が艶やか、管の音も清冽というか、
 fffにしてもとても澄んだ通る音でため息が出てしまった〜。さすが!

客はやや少なめですが、1曲目から指揮者が何度も引っ張り出される大喝采。
ヤンソンスとコンセルトヘボウのファンの熱さは健在で安心しましたw

2曲目のティルは、どんなものでも笑い飛ばす悪戯者を愉快痛快に描写した音楽ですが、
最後は逮捕され断頭台に消える(その音楽の恐ろしいこと!)という結構悲惨な物語。
おばあちゃんが子供に聞かせる昔話、という体裁を取っているので、
「昔々こんな事が〜あったとさ」というプロローグとエピローグが付いてます。

3曲目。ラヴェルの描いた一番病的な音楽と言われる歪んだワルツ。
冒頭の暗雲を表す低音弦楽器の恐いこと((((;゚Д゚))))
以前同じコンビで聞いたペトルーシュカ(ストラヴィンスキー作曲の血にまみれた寓話)に近い怖さを感じました…。
やがて現れる華やかなワルツ。ここでヤンソンスがこれでもかという程緩急を付けていて、超濃い味仕様w。
これがたまらんのですが、嫌だって人も当然いるでしょうねぇ(^-^;)
解説書にある「暗雲からやっと姿を現したワルツは、壊れる寸前の機械のように不吉なクレッシェンドを繰り返す」の通り、
意味不明の盛り上がりを見せ、やがて三拍子も取れなくなるくらい加速し、
部品をばらまきながら疾走する機械の如く、最後は大崩壊という壮絶な音楽。
それでも音色は全く濁らず、ひたすら美音。どんなfffでも頑固に美音。
素晴らしい(*´Д`*)
熱狂的な観客はオケが去ったステージにスタンディングオベーションを続け、
毎回それに応えてステージに戻ってきてくれるヤンソンス。
今年も良い来日公演でした!

2008年11月18日(火) [n年日記]

#1 marantz SA13S1 SuperAudioCompactdiskPlayer

ここ数ヶ月ショップ通いとかして物色していた次期SACDプレイヤーですが、
 marantzのSA13S1にしました。
結局あれほど「気になる!」と言っていた最新型のSA15S2は買わず(^-^;)
有言不実行ゥゥゥッ!!
正直1年半以上前のモデルで、SA15S2に比べるとドライブもDACも旧型ですが、
聞き比べてみてこちらの方が好みの音だったので、少し悩んでから決めた次第(^-^;)

そして買った翌日に品物が届き、早速セッティングです!
当初、従来からのSA8400と比較試聴でもしようかと両方繋いでおいたのですが、
数曲聞き比べてあまりに無意味である事が判り、
 SA8400はMiyaさんの所にそのまま嫁に出す事に(^-^;)

今まで本当にありがとう(´;ω;`)、SA8400は出すには惜しいくらい素晴らしいプレイヤーでした。

2008年11月22日() [n年日記]

#1 群馬交響楽団第450回定期演奏会

指揮・飯守泰次郎
児玉麻里(p)
管弦楽・群馬交響楽団

L.V.ベートーヴェン ピアノ協奏曲第五番
P.I.チャイコフスキー 交響曲第五番

ワーグナー解釈などドイツ・オーストリア系音楽に定評のある重鎮指揮者飯守氏登場です!

以前の児玉桃さんといい、今年の群響は児玉姉妹揃い踏みです!
というかメシアンプロジェクトでの姉妹公演を見たばかりですがっ!(笑)

ピアノ協奏曲は老巨匠らしいゆったりとした歩み・・・、
なんですが!ただゆっくりしていってね、ではなく随所に斬新なテンポの揺れを作ってくれました。
確かに聞き慣れた曲なのにとても新鮮!

ですが、ちょっと濃い味で乗りづらさがあったのも事実。
正直児玉さん着いて行くのが大変そうで飯守氏の様子を伺いながら弾いてたシーンも(^_^;)
でも勢いとテクで疾走するカデンツァとかのすごい事!
全体的には良い演奏だったです。

後半のチャイコフスキーもゆっくり重々しい足取りでこの悲劇的な運命交響曲をどっしりと聞かせてくれました。

コンサート後のロビートークでコンマスの長田氏から、飯守氏の練習時の指示方法の話があり、
「この部分は、こう(ゼスチャー)こんな感じで!」
という俗人には判らない指示が飛びまくるので感覚で理解するしかなかったとか(笑)
つまり長嶋采配ですねわかりますwwww

2008年11月29日() [n年日記]

#1 新日本フィルハーモニー第440回定期演奏会「自身の秘密」

指揮:クリスチャン・アルミンク
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
会場:サントリーホール

D.ショスタコーヴィチ 交響曲第九番Op.70
H.ヴィリ オーボエとフルートのための二重協奏曲「…久しい間」
L.ヤナーチェク シンフォニエッタ

新日フィルが誇るイケメン音楽監督アルミンクの指揮で
今年のテーマである「秘密」に基づく謎めいた曲を集めての演奏会です。

アルミンク、指揮中に陶酔してよく天を仰ぐんですが、
これが絵に描いたようなすっごい耽美チックでハマるんですわ(笑)
若く(見え)て美形な指揮者てあまりいないからなぁマンガや小説にはいるけどwwww

第二次大戦戦勝記念曲をソ連政府から期待されて見事裏切ったショスタコの九番は
軽いノリの踊り出しそうな曲です。
しかしそれは表向きだけで作曲者の本音は未だ謎と言われている作品。
アルミンクは全体的に重くシリアスな表現に徹していました。
ヴィリが5年前に発表した二重協奏曲は中間部の鋭いリズム感覚が良かったです。
21世紀の人気作曲家という事でなるほどメロディーがちゃんとあって聴衆に訴える作品でした。
ヴィリ氏は今夏の草津アカデミーでの作曲課講師として来日していて、
草津でのフルートのシュルツ(この日ソロで来日する予定も体調不良で息子が代役で立つ)の演奏会で
コーヒー飲んでる所を目撃(笑)
この日は来日してなかった模様。

ヤナーチェクのシンフォニエッタは
当時70過ぎだった作曲家が横恋慕していた人妻への想いが結実した一大交響詩(^_^;)
セクハラ一歩手前の手紙を散々送り付けるも相手は上手くヤナーチェクを翻弄して
その誘いに乗ることはなかったとか(^_^;)
演奏は濃密で華麗。
特にブラス隊の音が綺麗で感激しました。
ホールも良いのでしょうが新日フィルの力量はやはりすごいと再認識(゜∇゜)

2008年11月30日() [n年日記]

#1 ロンドン交響楽団/ワレリー・ゲルギエフ

指揮:ワレリー・ゲルギエフ
会場:サントリー・ホール
セルゲイ・プロコフィエフ交響曲全曲演奏会プレ企画・管弦楽作品集
1:交響的物語「ピーター(ペーチャ)と狼」Op.67
2:バレエ音楽「ロミオとジュリエット」Op.64bis Op.64ter抜粋

ピーターと狼は、子供向けにオーケストラの各楽器を判りやすく解説するのが目的の啓蒙音楽です。
なので子供向けの演奏会とかで(アマも含め)世界中のオケが必ずと言っていい程演奏している超有名曲。
音楽は非常に明朗快活で、おまけに利口なペーチャ少年が、農場に現れた狼を退治するまでを面白可笑しく聴かせる語り付き。
そういう目的の音楽なので、オケの定期公演、ましてや海外オケの来日公演ではまず演目に乗る事は無い作品。

それを、
英国の超名門オケ、ロンドン響が、
カリスマ指揮者、ゲルギエフの棒で演奏してくれるというのは正直凄すぎると思った(笑)
しかもゲルギエフの弾き振りならぬ語り振り!!wwww
(↑なのでナレーションはロシア語)
こんなオーバークオリティなピーターと狼はそうそう聴ける物ではありません(笑)
という事でwktkしながら聴き入りましたよwwww

何というか楽員の人たちも非常に楽しそうに(でも当然本気の演奏でした!)演奏してるのが判るし、
何よりゲルギエフの声が渋い!!(*´Д`*)
結構変拍子のある曲を喋りながら指揮してるのに、ちゃんと表情まで付けてそれはもう面白く語って下さいましたw
こんな機会は滅多に無いので、非常に貴重なものが見れた感じです(笑)

そして後半は一転して極めてシリアスなロミオとジュリエット。
元の物語からしてそうなのですが、それにしても余りにも哀しい音楽です。
ソフバンモバイルの白戸家CMのおかげで「モンタギュー家とキャピュレット家」の攻撃的な音楽は
ほとんどの人が耳にした事があるのではないかという有名曲になってますがw

これはもうゲルギエフの棒が冴えまくりで、
ロンドン響なのに素で(ロシアのオケかと錯覚したくらいの金管と打楽器の迫力!
それでいて音色はあくまでも美麗。音量は大きいですが、鈍重にならず、しかも澄んでいるという…スゴイ芸当だ(゚Д゚;)

終曲「ジュリエットの墓前のロミオ」での、後ろ髪を引くようなジュリエットのテーマの回想に、
絶叫するロミオの姿が見えてきて本気で泣けてしまった・゜・(ノД`)・゜・
その後の二人の悲劇的な死を静かに静かに描いて音楽は消えるように終わる訳です。
…当然そんな演奏を聴かされた後では皆「飲まれて」しまい誰も拍手どころか身動きすらできない状態に
…ホント凄かったです。
熱狂した聴衆が(自分も含めw)客席に灯りが付いて楽団員が去ったステージに拍手を送り続けていると、
ゲルギエフもう一度出て来てくれて、残ってた人総立ちで大喝采('▽')

プレ企画でこのクオリティ。本編の交響曲全曲演奏会はすごい事になりそうですw
…全部平日なので聴きに行けないのが口惜しい(´;ω;`)

#2 田部京子さんサイン会@石丸ソフト3

時系列的にロンドン響よりこっちが前でした(;´д⊂
という事で国際的に活躍するピアニスト、田部京子さんの新作CD発売記念サイン会です。
 ttp://columbia.jp/artist-info/tabe/
↑レコード会社のサイトはこちら。

秋葉原の石丸ソフト3はクラッシックのアーチストのサイン会をよく開催してるらしいですが、
出向くのは初めてです('▽')どんな感じなのかな…。

という事で10月に発売されたシューマンのアルバムを持って出かけてきました。

サイン会開始は13:00。間近で見る田部京子さんはすっごい上品な物腰の綺麗な方でした(*´Д`*)
…って、サイン会だけなのでホントテーブルしかなくて(マネージャーさん?が12月のコンサートの看板をずっと持ってたw)
ピアノとか楽器類は無し。
で、13:15にはサイン会終わってましたwwww
取り囲んでる人見ても十数人しかいないですよ!!
こんなにのんびりというかまったりなサイン会は初めてダ(´∀`)

ライブはまたも12月の平日とかで行けないので無念です…。

#3 pupa LIVE at C.C.LEMON HALL

前後しましたが、六本木でのロンドン響のライブの後、
急いで渋谷に移動して、今度はpupaのライブへ(;´д⊂
ここまでイベント予定が立て込んでるのは初めて…。
プロモーターの皆さん!11/30に集中させるのはやめようゼ(´;ω;`)

という事でかなり遅刻して会場入り。
先に入っていたけんたさんと席で合流。
ステージではちょうど高橋幸宏氏がドラムセットに腰掛けた所でした!
そこでスペシャルゲストでHarry細野とか!何というタイミング!

 pupaは幸宏さん以下、ボーカルの原田知世、ギターの高野寛等、
皆幸宏さんデザインのカーキ色した囚人服風スーツ(原田知世は制服風w)を着てるのですが、
細野さんだけフツーにカジュアルな格好してます(笑)
幸宏さん曰く「リハも何もしてません、ぶっつけ本番です」だし、
細野さんは立ち位置さえ把握していないという事を考えると、
本当に楽屋辺りで「今日出て!」って言って無理矢理引っ張り出したんじゃないだろうかwwww

幸宏さんの久々にブレイクしまくりのドラムと、細野さんのグイグイくるベースが聴けて最高でしたわ(*´Д`*)

しかし原田知世、プリーツのミニスカートとブラウスという質素な衣装なのに、
控えめな仕草とか、ころころとしたボーカルとか可愛いのなんの。
その昔数多のクリエイターたちを虜にしたのが良く判る(´д`)
全く歳を取らないというは芸能人というかアイドルという種族のなせる技か((((;゚Д゚))))
…決してその生脚ばかり見ていたわけではありません。
生脚ばかり見ていた訳ではありませんよ?(*´Д`*)
↑大事なことなので二度(ry

アンコールでは幸宏さん1982年のアルバムWhat me Worry?からIts gonna work outという
往年のアッパーチューンを演奏してくれて激しく盛り上がりました(*´Д`*)

やっぱりこの方々はスゴイと実感…。
しかしこの曲で盛り上がれる客席、みんな格好は若そうだけど実は同世代ですねわかりますwwww

以上、9 日分です。
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ヲドル駄目人間 / Master:一柳眞木
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