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2009年01月24日() [n年日記]

#1 群馬交響楽団第451回定期演奏会

指揮:下野竜也
高木綾子(fl)
管弦楽:群馬交響楽団
会場:群馬音楽センター

1:O.ニコライ 歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
2:F.シューベルト 交響曲第四番ハ短調D417「悲劇的」
3:尾高尚忠 フルート協奏曲Op.30b
4:P.ヒンデミット 交響曲「画家マティス」

今シーズンも群響に登場の下野さん。
(群響史上最悪と思われるブルックナー九番事件以来の登板)
プログラムはヒンデミットに邦人作品、
シューベルトのマイナー作品とか読売日響での下野プログラムを彷彿とさせる・・・
というかまんまパクッてきただろwという企画(笑)
でも群馬では滅多に聴けないものばかりなので嬉しい限りです!

ニコライの序曲もシューベルトの交響曲も、
持ち味であるパワフルな指揮振りで、堅く見事に統制されたアンサンブルを披露。
曖昧な部分が全く無い非常に純度の高い演奏でした。
フルート協奏曲は、60年前の日本にこんな爽やかな田園詩のような曲が存在したのか!と驚くほど美しい作品でした。
でもフルートは終始動き回り、連続するタンギングや目まぐるしく入れ替わる拍子等、かなりの難曲である事が伺えます。
コンサート後のロビートークで群響のフルート奏者の方も語ってましたが、本当に神がかっていました(^_^;)
アンコールがまた激しい技巧を要求する曲で、
フルートなのに低音を駆使するとか音色からスゴすぎ。
正に舌を巻く驚演でした。

そして最近下野しさんが注力しているヒンデミットの代表作と言っても過言ではない作品。
要素要素が複雑に絡み合う、新古典風後期ロマン派拡張路線な濃厚で官能的な音楽。
それがきっちり整理されていて、複雑怪奇にも関わらず緊張感を保ったまま最後まで聞かせてくれました。
途中の打楽器群全奏の迫力や、最後の金管コラールの美しさは格別(^_^)

という事で下野さんの真骨頂を見た(聴いた)コンサートでした。やはりこの方はスゴい!
-----------------------------------------
*ブルックナー九番事件
一昨年、下野氏来演によるブルックナー交響曲第九番の演奏会の時、
終楽章の静かに静かに音楽が昇天して行く音楽末尾の神聖にて侵すべからずな部分で、
突如前列客席から携帯電話の着信音が鳴り響き、演奏会が台無しになった事件。
その後音楽雑誌に掲載された演奏会評でも、
評論家氏が演奏評ではなくマナー無視の聴衆について断罪を下す前代未聞の事態に発展。
この事件により、今シーズンからは音楽センターに携帯電波攪乱装置が導入された。

2009年01月25日() [n年日記]

#1 新交響楽団第204回定期演奏会

芥川也寸志没後20年演奏会

指揮:小松一彦
向山佳絵子(vc)
管弦楽:新交響楽団
会場:東京芸術劇場

1:芥川也寸志 絃楽のための三楽章−トリプティーク
2:芥川也寸志 チェロとオーケストラのためのコンチェルト・オスティナート
3:D.ショスタコーヴィチ 交響曲第四番Op.43

アマチュア・オーケストラ新交響楽団、
今回はその創設者、芥川也寸志氏の作品と、
縁の深いショスタコの4番というプログラム。
(ショスタコ4番は芥川也寸志指揮の新響で日本初演(1986年))

芥川作品も当然素晴らしい演奏だったのですが、
まず何よりショスタコの四番のすさまじかった事!
そもそも音楽自体が常軌を逸した内容ですが、
演奏は輪をかけて凶暴凶悪。
冒頭のピッコロの絶叫から異様な熱気に包まれていて、
最初から「これはヤバイ…!」という雰囲気がビシビシ伝わって来るという!
どんなに言を弄してもこの演奏を言い表すのは不可能、
というくらい空前絶後の激演でした。

新響の爆発力がものすごいのは以前の「ローマの祭り」で実体験していましたが、
今日の最強音はその上を行く音量で、リミッター解除か?!と思わせるほどでした(笑)

第一楽章プレスト、指揮の小松氏が超高速で振り出した時は「本気か?!」と思いましたが、
16分音符がびっしり書き込まれた部分をそのままの速度で弾き切る弦楽器群とか!
ホールの床が本気で揺れた全楽器強奏のクライマックスとか!
あまりのスゴさに本当に身震いが止まりませんでした((((;゚Д゚))))
オケの方々も熱が入り過ぎて、楽章の終わりでクラリネットがフライングして飛び出すくらいの勢いです!(^-^;)

会場がしんと静まり返る緊張感は保たれたまま第二楽章、第三楽章へと続き、
三楽章のクライマックス(の一つ)である金管と打楽器を中心とした大コラールへ。
ここは結構早めの速度を取る演奏が多い中、
今回の演奏では巨神の歩みのように徹底的にゆっくりとした速度。
これ、管楽器奏者には相当な負担がかかってると思われますが、
力尽きるどころか、どんどん音量が上がって行く新響の皆さんに戦慄を覚えました本気で(笑)
そしてホールが揺れるくらいの轟音が去った後の絶対零度の静寂。
チャイコフスキーの悲愴ばりの低弦のリズムに乗って、
不思議な和音(警句のような下降音型)が延々と続く終章はほとんどあの世。
最後の最後で絡んでくるチェレスタの上昇する音型がまた「黄泉の音楽」的風味を助長させるのですが、
その緊張感の持続はホールを完全に支配して、呼吸すら躊躇われる程。
最後の音が消え、小松氏がタクトを降ろしても、誰も身動ぎ一つせず(できず)、
全くの無音状態がどこまでも続くという前代未聞の経験をしました((((;゚Д゚))))
(2000人入るホールがほぼ満席だったにも関わらず、です!)
その後の爆発したような大喝采は必然('▽')

芥川作品のトリプティークは、弦の艶やかな美しさが際立つ絶品の第二楽章、
切れの良いリズムに乗る第三楽章など、とても印象的でした。
 NHK-FMでお馴染みの向山さんを迎えたコンチェルトでは、
チェロと同じくらいにチェンバロが大活躍(20世紀の作品なのに!)
チェロもチェンバロも延々細かい音型を繰り返す超アクロバティックな部分も有り、
上手くタイミングをずらす変拍子とか、かなりスリリングな曲ですが、
最後まで勢い良く駆け抜ける爽快感!オケはさすが手慣れています。

曲目といい、演奏の燃焼度といい、
もう今年コレを越える演奏会はないんじゃないのか?と(笑)
…いえ無かったらそれはそれで問題ですがw
でもこれを越えるのは中々難しいと思うデスヨ。
最高!

以上、2 日分です。
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