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2005年07月23日() [n年日記]

#1 群馬交響楽団第420回定期演奏会

指揮:工藤俊幸
坂本朱(ms)
群馬音楽センター

1:池辺晋一郎 交響曲第四番(1990)
2:H.ベルリオーズ 歌曲集「夏の夜」op.7
3:M.ファリャ バレエ音楽「三角帽子」(1919)

意外にも定期演奏会初登場の工藤氏、のっけから池辺氏の交響曲でスタートという意欲的なプログラムですよ。

池辺作品は、雅楽をイメージした音響で、全体的に大きなうねりのようなある意味非常に「和風」な作品。
日本人の感性にはさすがにぴったりくるというか、聴いていて親しみやすい作品でした。また良い作品を知りましたよ!

ベルリオーズは、非常に「らしい」極度にロマンティックな作品で、メゾソプラノの坂本さんの声質も曲に合ってました。

そして三角帽子。有名曲ですが生で聴くのは発。
舞台裏のメゾソプラノをどうするのかと思ったら客席後方に坂本さんがいきなり登場(^-^;)
驚いていた聴衆多し。ってかオケのかけ声にもビビッてるし、曲知らないのか・・・?
演奏はイスパニアの情緒(リズム感も含め)を上手く出してましたし、何しろ演奏が熱い!
群響もここまでラテンのノリが再現できるようになったのね〜('▽')

演奏後のロビーでのトークショー。今回はコンサートマスターと工藤氏が登場。
池辺作品はとても「判り易い」作品だったにも関わらず「現代音楽」アレルギーの聴衆の多さに幻滅してみたり。
「耳に馴染まない現代曲なんて採り上げるな(意訳)」 という意見に対し、
「そういう方はポップスコンサートにでもどうぞ。聴きたくなければお帰り下さい(意訳)」
と答えた工藤氏キタ━━━━━(・∀・)━━━━━ッ!!!
偉い!よくぞ言い切ってくれた!(笑)
工藤さんのファンになってしまいそうだ(*゜ー゜)

コンマスも工藤氏も言っていましたが、
良い作品でも演奏されなければ埋もれて消えてしまう。それを紹介して広めて行くのが演奏家の使命でもある、と。
まさしくその通りだと思うわけですよ。
数百年前の「評価の固まった」作品ばかりを演奏していて何になると。管弦楽作品は過去の死んだジャンルではなく、
現在も新作が発表され発展し続けているジャンルなのですよと小一時間(以下略)。
つまり モーツァルトもベートーヴェンも当時は現代音楽だった という事。
「なぜ現代音楽はこんなにも聞きづらいのか?」という質問もありましたが、
音楽とは時代を映す鏡であって、現代社会における諸問題を相対的に俯瞰すれば、
なぜ音楽がそのような響きになってしまうのかは容易く理解できるはずです。
「音楽を聴いて何かを考える」という行為があまりにも欠如してませんか?

演奏会を「聞いてやる」という姿勢で来ている人があまりに多いのではないかと最近特に思います。
演奏会とはつまり演奏者と聴衆の一対一の真剣勝負な訳ですよ。
それを椅子にふんぞり返ってただ流し聴きしているだけでは、来ない方がマシですよホント。

という事でやや(かなり?)腹を立てて帰宅する私でありました(^-^;;)

2005年07月24日() [n年日記]

#1 FESTA SUMMER MUZA KAWASAKI 2005 木之下晃写真展

木之下氏とは:

世界的にも有名な音楽家専門写真家。
来日演奏家で彼のカメラを逃れた者は皆無、国内演奏家で彼のカメラに収まっていない者はモグリと言われるくらいの大家です。
(カラヤンなど、直々に彼を指名して海外まで呼び出したくらい)

で、秋葉原の石丸電気で立ち読みした雑誌に「ミューザ川崎にて木之下晃写真展開催中」とあるではないですか!
しかも今日そこに行くしwww
見に行くしかない!という事で少し早めに秋葉原を離脱して川崎へ。

ミューザ川崎特設会場:

そして会場到着。
居並ぶ巨匠たちの写真に圧倒されましたよ・・・。
最晩年のバーンスタインを筆頭に、カラヤン、アバド、ブーレーズ、ベーム、朝比奈隆、コリン・デイヴィス、バレンボイム、そしてジュリーニ、ラトル、
指揮者だけでなく、ギレリスやホロヴィッツ、ミケランジェリにリヒテルなど大巨匠たちの力演写真が多数!
大興奮しつつ眺めていると、何か即売のテーブルの方が騒がしい。
で、覗いてみると・・・、
人だかりの中に木之下氏本人がいるでは!しかもサイン受付OK!
早速写真集を1冊購入してサインぷりーず('▽')
気さくにサインして下さった写真界の巨匠に大感激ですよ!。

どうやらたまたまNHKの取材で訪れていたそうで、いいタイミングでした。

#2 FESTA SUMMER MUZA KAWASAKI 2005 若杉弘/東京都響

指揮:若杉弘
東京都交響楽団
G.マーラー 交響曲第五番嬰ハ短調
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール

そして本日本命の演奏会(^-^)
マーラー指揮者としても有名な元ドレスデン・シュターツカペレ常任指揮者若杉氏と都響のマーラー5番が、
なんと一番良い席でも3000円で聞けてしまうというすごいコンサート!
先日のライプツィヒ室内管のコンサートに行けなかった腹いせに、
モストリークラッシックのコンサートカレンダーを見て偶然発見した公演でしたが、これが大当たり!
素晴らしいホールと評判の高いMUZA川崎にも行ってみたかったですし、
若杉氏のマーラーはかれこれ17年近く前に地元で10番(クック版)がものすごい体験として記憶に残っている事から大期待でした。

演奏会前にロビーでサマーフェスティバル限定カクテルを飲んで上機嫌で会場へ。
チケットを押さえたのが遅かった事もあり席は何とオケの右後方!
これはもう若杉氏の指揮法と表情をじっくり観察するしかありません。こんな席に座る機会はまずないので(^-^;)

演奏ですが、第一楽章冒頭のファンファーレからもう別世界の緊張感が。
ぐいぐいと熱っぽく悲観的に進んで行く葬送行進曲!
もう椅子から乗り出すようにして聞き入ってました(^-^;)
そして第二楽章。これがまたすごい!
マーラー演奏でよく尺度に出される「バーンスタインもここまではやらなかった!」という緩急の極端な付け方をした場面が随所に。
しかもそれがわざとらしくなく、ぴったりと当てはまっていて音楽の流れを阻害していません。
第三楽章は、あまりにどぎつい管弦楽法で聞いていてツライ楽章でもあったのですが、若杉氏の棒はここでも緊張感を孕んでいて、
聞く方を飽きさせません。
そして天上の響きのような限りなく美しい(かといって感傷的になりすぎない)アダージェット。
熱気をはらんだ第五楽章と一気に進んで行き、最後のコーダの迫力は圧巻としか言いようがありませんでした。
やはり若杉氏のマーラーは素晴らしい!
しかも繰り返しますが、今日のチケット代金は2000円ですよ!(S席が取れなかったため)
これは素晴らしい音楽祭です、川崎市さんありがとう('▽')

ホールの響きはさすがに艶やかで、昨日聞いた群馬音楽センターとは雲泥の差(比較対象が酷すぎるという話も有り・・・)
オーケストラを持っていない川崎市がこんな素晴らしいホールを持っているというのに、
方やオーケストラを持つ高崎市には音楽専用ホールが無いというこの矛盾・・・(iдi)
ちょっと考えさせられてしまいました・・・。

2005年07月27日(水) [n年日記]

#1 ちょいぐると

これは ブルーハーツ ですな('▽')
思わず歌ってしまいましたよwww

2005年07月30日() [n年日記]

#1 夏コミ原稿

入稿してきました。
くろねこさん頑張って運んでください('▽')

#2 FESTA SUMMER MUZA KAWASAKI 2005 アルブレヒト/読売日響

指揮:ゲルト・アルブレヒト
読売日本交響楽団
1:L.V.ベートーヴェン 交響曲第六番ヘ長調「田園」Op.68
2:L.V.ベートーヴェン 交響曲第七番イ長調Op.92
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール

ゲルト・アルブレヒト・プレトーク「オーケストラの歴史」:

今回は読売日響の常任指揮者、名匠アルブレヒト氏による講演付き。
冒頭「オーケストラの歴史のほんの一部をお話します、スシやテンプラをつまむようなものだと思ってください。」
と通訳を通して一言。これで掴みは完璧(笑)
最初の管弦楽団の誕生から始まって宮廷楽団やお抱え作曲家に話は進み、
最後は「現代のオーケストラは非常に不安定な土台の上に存在していると言わざるを得ません。
政治家が一人やってきて「こんな金のかかるものはいらん、その金で教育機関やスタジアムを作れ」と一言言っただけ全て終わってしまう、
非常に脆く危うい立場にあります。実際ベルリンで1つ、イタリアで6つのオーケストラが最近消滅しました。
それは日本とて例外ではありません。もしそのような動きを察知したら、皆さん全力で抵抗して下さい。
それが私からの切なるお願いです。」
という現在のオーケストラが置かれている問題を提起して講演は終了。
満場の拍手を受けアルブレヒト氏はステージを去って行きました。

まさしくその通りで、オケの置かれている現状の危機的状況は何ら解決しておらず、
色々考えさせられる講演でもありました。

休憩時間:

なぜか先週に比べて激しく混んでいるバーカウンターでワインを頂く。
客席は先週より空いてる気がするのに何故・・・。

田園:

決して煽らず、優雅な旋律運びですが、ジュリーニのように歌謡的になる訳でもなく、
その辺は純ドイツ製指揮者というところでしょうか(^-^)
しかし、7番ならまだしも、この曲で最後の音が響き終わる前に拍手するの止めて下さいよ皆さん(iдi)

休憩時間:

今度は先週も飲んだサマーミューザ限定カクテル。
今日のカウンターは店員さんも大パニックになっていて、実際さばき切れてませんでした。
やはり先週より人は多いのかな??

7番:

とにかく最初から激しいリズムの曲な訳ですが、そのリズムがかなり際だっていて、
しかもホルンの響きの力強い事!
第四楽章のコーダもプレストの追い上げが意外に強く、燃えに燃えて終結。
大興奮の聴衆の鳴りやまないカーテンコールに、
「おまいらもちつけ」とばかりに第二楽章の主題提示部だけをアンコールで演奏してみたりと、
かなりお茶目なところを見せる名匠でありました(笑)

あと今日のチケットはS席で7000円と普通の値段設定になっていました。
常任指揮者に率いられた楽団のフルコンサートなのでそうなってるんでしょうけど。
ちなみに31日のチョン・ミョン・フン/東フィルのコンサートはS席9000円だそうです(^-^;;)

あと今回は謎なお客さんが多く演奏に集中できなかったのもちょっと残念・・・(>_<)

以上、4 日分です。
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