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<グランドセイコー>エボリューション9 コレクションより、約50年ぶりの10振動の手巻メカニカルムーブメント「キャリバー9SA4」搭載モデル発表~

毎秒10振動で80時間のパワーリザーブを誇る、新世代の手巻ムーブメントが誕生~指先で実感する腕時計との対話

セイコーウオッチ株式会社は、<グランドセイコー>エボリューション9 コレクションより、約50年ぶりに生み出した10振動の手巻メカニカルムーブメント「キャリバー9SA4」を搭載した限定モデルとレギュラーモデルを各1種発売いたします。いずれも8月9日(金)発売予定で、限定モデルの希望小売価格は6,050,000円(税込)で、全世界 80本限定です。レギュラーモデルの希望小売価格は1,452,000円(税込)です。


2020年、毎秒10振動かつ80時間の持続時間を備える「キャリバー9SA5」が誕生しました。
さらに、2023年のWatches and Wonders Genevaにて、「キャリバー9SA5」をベースとした、グランドセイコー初のメカニカルクロノグラフムーブメント「キャリバー9SC5(テンタグラフ)」を発表。そして今回、2024年は、新世代の手巻メカニカルムーブメント「キャリバー9SA4」を搭載した、エボリューション9 コレクションのドレスウオッチを発表いたします。


≪特徴≫
毎秒10振動と最大80時間のパワーリザーブを備え、心地よい巻き心地を究めた新しい手巻ムーブメント
本作に搭載される新キャリバーは、2020年に発表した革新的な自動巻ムーブメント「キャリバー9SA5」をベースに、毎日、共に時を刻む究極の手巻ムーブメントを目指して生み出された「キャリバー9SA4」です。


安定した精度につながる毎秒10振動という高い振動数と、オメガスーパーコピー代引き 激安最大80時間もの長い持続時間を実現しており、「キャリバー9SA5」から受け継いでいる点として、
 ・動力ぜんまいからの動力を極めて効率よく調速機構に伝える「デュアルインパルス脱進機[※1]」
 ・安定した精度を長期にわたって持続するのに適した「グランドセイコーフリースプラング[※2]」
 ・「てんぷ」の振り角が変化しても、精度に変化が及びにくい「巻き上げひげ」
 ・2つの動力ぜんまいを備えた「ツインバレル」
などが挙げられます。

そして、巻き上げ時の心地よい感触や音を実現するとともに、手巻機構の部品の動きを鑑賞することができる手巻ムーブメントとするために、「キャリバー9SA5」をベースとしながらも、「キャリバー9SA4」の構成部品の約40%を新たに設計しています。


特に、巻き上げ時の心地よい感触と音を実現するため、「こはぜ」と「こはぜばね」の形状を大きく見直しました。巻き上げ時に動力ぜんまいが逆回転するのを防ぐ部品である「こはぜ」の形は、盛岡市の鳥であり、メカニカルウオッチが作られる「グランドセイコースタジオ雫石」の敷地内でもその姿が見られる「セキレイ」に着想を得ています。りゅうずを巻き上げる際に、香箱に取り付けられた角穴車と「こはぜ」が嚙み合い機能する動きは、まるでセキレイが啄(ついば)んでいるかのようです。
本作は裏ぶたをシースルーバック仕様とし、特徴的な「こはぜ」の動きとともに、製造地の岩手県に位置する美しい雫石川の流れを表現したムーブメントのストライプ模様が、目を楽しませます。

最大約80時間もの長時間持続を誇る「キャリバー9SA4」では、ぜんまいが最大に巻き上がるまでに要する相応の手間を減らすため、りゅうずを回転させた際の角穴車の回転量を「キャリバー9SA5」から向上させています。そのため、「キャリバー9SA5」と比較して、「キャリバー9SA4」は約15%少ない巻き上げ回数で同じ巻き上げ効果を得ることができます。さらに、自動巻機構を取り除いた空間にパワーリザーブ表示機構を搭載。ムーブメントの受にパワーリザーブ表示を配置しています。


「エボリューション9スタイル」によって洗練されたドレスウオッチ
本作は、エボリューション9 コレクションならではのデザイン文法である「エボリューション9スタイル」に則ったドレスウオッチとして、インデックスやベゼル、ラグの幅をすっきりと細くするなどデザインを一新し、洗練された手巻ドレスウオッチにふさわしい繊細で優美なモデルに仕上げました。

ケースの厚さは、9.95mmという薄型に仕上げ、その中でエボリューション9 コレクションならではの快適な装着性を実現するため、重心を低くしています。
レギュラーモデルのケースの素材には、グランドセイコー独自の素材である「ブリリアントハードチタン」を採用しました。通常のチタンよりも白くて美しい素材であり、熟練の研磨師が「ザラツ研磨[※3]」を駆使して磨き上げることによって、グランドセイコーのドレスウオッチにふさわしい上質な輝きを放ちます。また、ブリリアントハードチタンは、通常のチタンと同様の軽さを持ちながら、標準的なステンレススチールよりも約2倍硬く、傷がつきにくい先進的な素材です。


雫石がある岩手の自然と調和するデザイン
「グランドセイコースタジオ雫石」と同じ岩手県にある平庭高原には、約400ヘクタールという広大な面積に、荘厳な白樺林が自生しています。本作のダイヤルは、明るい場所に向かってすらりと伸びる白樺の、凹凸が不規則に連なる樹皮の美しさを、精緻な型打模様で表現しました。

限定モデルは、ケースや中留に華やかな18Kピンクゴールドを採用。レギュラーモデルと同様に、ダイヤルは美しい白樺の樹皮を思わせる型打パターンを施し、6時位置には、インデックスにも金無垢を使用していることを示すSDマーク(Special Dial マーク)を配置しました。「エボリューション9スタイル」を反映したケースや時分針、細長いインデックスはすべて、エレガントなデザインに一新されています。

<グランドセイコー>は、1960年の誕生以来、最高峰の腕時計を目指し、正確さ、見やすさ、美しさといった腕時計の本質を高い次元で追求・実現し続け、弛まぬ進歩を重ねてきたブランドです。世界でも数少ない真のマニュファクチュールにしか成し得ない最高レベルの性能と洗練されたデザインで、世界中で高い評価を得ています。

【仕様]
<グランドセイコー>
Evolution 9 Collection 手巻メカニカルハイビート36000 80 Hours 限定モデル
品番:SLGW002
希望小売価格(税込):6,050,000円


ケース:18Kピンクゴールド
ストラップ/中留:クロコダイル/18Kピンクゴールド
ガラス:ボックス型サファイアガラス(内面無反射コーティング)
防水性能:日常生活用防水(3気圧防水)
ケースサイズ:[外径]38.6mm(りゅうず含まず)/[厚さ]9.95mm
限定数量:世界限定80本(うち国内50本)
発売予定日:8月9日(金)
(グランドセイコーブティックおよびグランドセイコーサロン)

[その他仕様]
https://www.grand-seiko.com/jp-ja/collections/slgw002

<グランドセイコー>
Evolution 9 Collection 手巻メカニカルハイビート36000 80 Hours モデル
品番:SLGW003
希望小売価格(税込):1,452,000円


ケースブリリアントハードチタン
ストラップ・中留クロコダイル・ブリリアントハードチタン
ガラスボックス型サファイアガラス(内面無反射コーティング)
防水性能日常生活用防水(3気圧防水)
ケースサイズ[外径]38.6mm(りゅうず含まず) [厚さ]9.95mm
発売予定日
8月9日(金)
(グランドセイコーブティックおよびグランドセイコーサロン)

その他仕様
https://www.grand-seiko.com/jp-ja/collections/slgw003

[ムーブメント仕様]
メカニカルムーブメント キャリバー9SA4
巻上方式 :手巻
ムーブメントサイズ: [外径]31.0mm/[厚さ]4.15mm
時間精度 平均日差 5~-3秒(静的精度) ※携帯時の精度目安は日差 8秒~-1秒
パワーリザーブ:約80時間
石数: 47石
振動数:36,000 振動/時間(10 振動/秒)


[※1]デュアルインパルス脱進機:がんぎ車から直接てんぷに力を伝える「直接衝撃」と従来の「間接衝撃」を組み合わせることで、動力ぜんまいの力をより高い効率で、てんぷに伝達できる独自機構です。
[※2]グランドセイコーフリースプラング:精度の調整には緩急針のない「フリースプラング」方式を採用しました。てん輪の側面にある4つのちらねじを回し、てん輪の慣性モーメントを調節することによって、その進み・遅れの調整を行います。緩急針のないこの構造によって、ひげぜんまいの耐久性が向上し、より高い精度を長期間、安定的に維持することができます。
[※3]ザラツ研磨:円形の定盤を回転させ、オメガコピー代引き 激安そこにケースを押し当てて面をならし、歪みのない平面を生み出すための下地処理技術です。

【お問い合わせ】
セイコーウオッチ(株)お客様相談室(グランドセイコー)
0120-302-617(通話料無料)

<グランドセイコー>の公式Webサイトアドレス
https://www.grand-seiko.com

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Watch & Wondersの会場で実機を拝見、速報をお送りします。

限定モデル。
インデックスも金でデザインの統一感を感じます。

ケース・インデックスによって同じダイヤルパターンから異なるイメージが生まれます。

特徴的なコハゼを備えた手巻きムーブメント。
「巻き味」や機構的なレポートは詳細な取材の後に…

ピアジェ「アルティプラノ アルティメート」 創業150周年の節目に薄型技術の限界を超えるコンセプトトゥールビヨン

創業 150周年という特別な年に、ピアジェはウォッチメイキングの歴史において初となる偉業を成し遂げました。ムーブメントを作り始めて 150年、初の薄型キャリバー「9P」の開発から 67年、そして 2018年の世界最薄ウォッチ 「アルティプラノ アルティメート コンセプト」の発表から 6年の時を経て、ピアジェは またしてもウォッチメイキングにおける創造性の限界に挑みました。エレガンスを追求し、独創性を具現化したこの比類なきタイムピースは先行モデルと同じわずか 2mmという薄さの 中にトゥールビヨンを搭載しています。進化し続けるピアジェが作り上げたこの画期的な クリエイションは、メゾンにとって技術面だけでなく達成感という意味においてもマイルストーンと言えます。

「アルティプラノアルティメート コンセプトトゥールビヨン」は、 それ自体が 1つのパラドクスです。そしてもちろん、ウォッチメイキングにおける実現可能性の限界を超えたこのモデルは、 150年にわたってピアジェの時計職人がいかにウォッチを進化させてきたかを物語っています。

ケース径 41.5㎜、2気圧防水、そしてブルー PVD加工されたコバルト合金製ケースの「アルティプラノアルティメートコンセプトトゥールビヨン」は、一見すると必要な機能を漏れなく兼ね備えた日常使いのウォッチであるかのようです。しかしわずか 2㎜という厚さとトゥールビヨンの存在によって、このウォッチは非日常的な異次元に達しているのです。ブリッジの中で回転する「アルティプラノアルティメートコンセプトトゥールビヨン」のキャリッジは、現在の最先端技術の定石を大きく覆します。裏蓋のサファイアクリスタルから見えるトゥールビヨンの下には、ピアジェの創業以来その原動力となってきたモットー「常に必要以上に良いものをつくる」が刻印されています。ピアジェの文化は、人、発明、コラボレーションを基盤とし、この精神が驚異的な薄型への挑戦を可能にしてきました。

最高を生み出すアトリエ
「アルティプラノ アルティメート コンセプトトゥールビヨン」は厚さわずか 2㎜で、 1ミクロンたりとも超えていません。そしてケース径は 41.5㎜で、こちらも 1ミリたりとも超えていません。先行モデルとまったく同じサイズであるにもかかわらず、トゥールビヨンを搭載することで 30% 増えるパワー消費量に対応しています。

これは単なる数字の羅列ではなく、ピアジェが成し遂げた偉業の証であり、その背景には、ラ・コート・オ・フェにあるピアジェのマニュファクチュールの中でひそかに繰り広げられた時間との闘いという長いドラマがあります。 3年間にも及ぶ作業、見直し、自問自答が、このプロジェクトに関わったすべての人の人生に刻まれました。トゥールビヨンは、ウォッチメイキングの頂点とされる王道のコンプリケーションの 1つです。このウォッチは、美しさのために技術を活かすというメゾンの昔からのアプローチに忠実でありながら、技術面においても詩的なまでの美しさという面でも、新たな次元に到達しています。このプロジェクトの指針は究極の精度を得ることでした。先行モデルと同じ薄さを保ちつつトゥールビヨンを加えるために、見た目には分かりにくいものの、ピアジェは先行の「アルティプラノアルティメートコンセプト」の部品の 90%を設計し直し、さらに新しい機構も開発しなければなりませんでした。「アルティプラノアルティメート コンセプト トゥールビヨン」の内部は、すべてが新しく、長年の経験を活かして再開発・再設計されています。

「『アルティプラノアルティメートコンセプト』と確かに似ていますが、それは表面上の話です。トゥールビヨンを足しただけのように見えて、ロレックススーパーコピー時計 n級品実際は何もかもを新たに見直したのです」と、ピアジェ CEOバンジャマン・コマーは語っています。

ムーブメント
「アルティプラノ アルティメート コンセプト」は 6年以上にわたる共同作業の 成果であり、 2020年のジュネーブ・ウォッチ・ グランプリ( GPGH)で栄誉ある「金の針賞」を受賞しています。完成までに長い道のりを 経たことは言うまでもなく、このウォッチに よってもたらされた挑戦の数々によって、 ピアジェは薄型ウォッチ開発のゴールに 到達したと思われたかもしれません。

しかし、先行モデルが納品された時から、創業以来マニュファクチュールを構える ラ・コート・オ・フェの時計職人チームは、このウォッチを超える次なる一手は何なのだろうと考えずにはいられなかったのです。答えはサブダイヤルを増やすことではなく、視覚効果、 ムーブメント、技術的な革新性を兼ね備え、ウォッチ愛好家から認められるコンプリケーションを組み入れることでした「。アルティプラノアルティメート コンセプト トゥールビヨン」誕生のの背景は、かつてキャリバー「9P」と「12P」、アルティプラノアルティメートオートマティック 「900P」または「910P」、そして「アルティプラノアルティメート コンセプト」を開発した時と似ていました。新しいアイディアがありながら、それをいかに実現するかという難問への答えはなかなか見つからなかったのです。キャリバー「900P」の発明から繰り返されてきた 試行錯誤を礎として、このウォッチはムーブメントとケースが一体化しています。貴重なスペースを確保して超薄型を実現するため、ケースバックがムーブメントの地板の役割を果たしており、外面は肌に接しています。ケースはブルーコバルト合金製で、極めて優れた厚さと強度のバランスを誇ります。ケース側面に埋め込まれたリューズは、引き出してから専用ツールで操作します。このツールは歯車減速とトルク制御システムが内蔵されており、香箱に エネルギーを与えることができます。

レボリューション
部品の配置は先行モデルと同じで、時分表示の文字盤はややオフセンターに置かれています。トゥールビヨンは 10時位置にあり、リングには秒表示の目盛が刻印されています。最大の制約にして決して妥協することができないのは薄さであり、全部品を厚さ 2㎜の中に納めることが課されました。最大の難問は、先行モデルと同じケース径、同じケースの厚み、そして同じ厚みの部品を用いる中で、既に部品で満たされた空間にいかにしてトゥールビヨンを挿入するかという点でした。

そこから、ラ・コート・オ・フェとジュネーブの時計職人の思考の歯車は回り始めました。
紙と鉛筆、記憶と文化、開かれた精神とウォッチメイキングに関するノウハウ・・・。開発には ありとあらゆる人材が携わりました。ピアジェが常に実践してきた開発手法に基づいて、アイディアを採用または不採用にするために試行錯誤を繰り返し、常に一からやり直すということが行われました。こうして 70種類以上のトゥールビヨンキャリッジ、 15種類以上のアンクル、 30種類以上のケースフレームを改良後、ようやく「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」の最終的な機構が完成したのです。ピアジェは薄型技術のノウハウを生かし、中でも厚さ 7.35㎜のケースに収められた厚さ 4.6㎜の薄型トゥールビヨンキャリバー「670P」の高度な専門技術を採用しました。このフライングトゥールビヨンはわずか 1.49㎜の厚さに収まっており、上部ブリッジがなく、トゥールビヨンはその下側から固定されています。しかし、数百分の数ミリの差で、ラ・コート・オ・フェのマニュファクチュールは目標に達することができず、トゥールビヨンを全面的に考え直す必要がありました。

やがて新たなアイディアが浮かびました。
トゥールビヨンをその外周で固定するというものです。「アルティプラノ アルティメート コンセプトトゥールビヨン」のトゥールビヨンは環状です。外周はセラミック製ボールベアリングで固定され、 1分間に 1回転します。素材は主にチタンでできていますが、可能な箇所ではスチールも使用されています。次に取り組むべきは動力の課題でした。

優れた技巧
「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」は、オリジナルの「アルティプラノ」の十字型のデザインを再現した独自のスケルトン香箱を採用しています。しかし、トゥールビヨンのエネルギー消費量は固定式の調速機を備えたムーブメントよりも多く、「アルティプラノ アルティメート コンセプト」 より約 25%多くの動力を消費します。
にもかかわらず「アルティプラノアルティメートコンセプトトゥールビヨン」は、
40時間以上のパワーリザーブを備えています。この驚異的な性能は、2つの要素に起因しています。

1つ目は、パワーを最も効率よく伝達する因子に基づいて作り直された、カスタムメイドの主ゼンマイです。ブレードの厚みをやや増やすことで、新たに必要なエネルギーの供給が可能になりました。

そして 2つ目は、ピボットの代わりにボールベアリングを使用したことです。可動式のパーツの回転を容易にすることで、摩擦を軽減しました。こうして確保されたエネルギーをパワーリザーブに使用できるだけでなく、薄型化も達成できました。設計におけるさらなる技術革新は、ウォッチ全体の厚みに合わせてサファイアクリスタルの厚みを文字盤 側で0.20㎜、裏蓋側では 0.16㎜に抑えた点です。ウォッチの厚さが 2㎜になると、すべてにおいて方法論が変わります。身に着ける人がほとんど気づかない点であっても、時計職人にとってはきわめて重要な意味を持ちます。特に小型化された部品の機械加工公差は、最大の課題でした。
テンプのリムとサファイアクリスタルの厚みが共に 0.2㎜のため、これらを製造する機械は約 2ミクロン、つまり 0.002㎜の精度を持たなければなりませんでした。その後の装飾的な表面加工の工程を考えると、この段階での精度はさらに重要になります。以前は 6本 だった歯車のアームの数は 4本になっていますが、手作業で行われるダイヤモンド研磨と面取りの装飾の際に部品が変形しないように作る必要がありました。「アルティプラノアルティメートコンセプトトゥールビヨン」は、さまざまな革新の集大成といえるでしょう。しかし真の偉業は「アルティプラノアルティメートコンセプト」と同じく、このウォッチが醸し出す美しさです。硬貨と同じ厚さわずか 2㎜のトゥールビヨン搭載ウォッチがもたらすのは、驚きと快適な着用感です。横から見ると、ウォッチはほとんど見えません。裏面は思いもよらない魅惑的な開口部を備えています。

そして表面は驚くほど奥行きを感じさせ、想像を超えるようなユニークなスタイルを作り出します。着けていることを忘れてしまいそうでありながら、堂々たる存在感も感じさせるウォッチ。ピアジェらしいブルーとゴールドのカラーの組み合わせは、深みのあるエレガンスを表現しています。 このエレガンスこそ何よりもピアジェが常に目指しているものであり、 ピアジェ DNAの中核をなすものです。
「アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン」は身に着ける楽しみと、眺める楽しみの両方を与えてくれます。制作に携わった人々とマニュファクチュールの長い歴史への想像も刺激します。そして、次にピアジェはどんな驚くことをするのだろうという楽しみももたらしてくれます。

【仕様】
アルティプラノ アルティメート コンセプト トゥールビヨン
Altiplano Ultimate Concept Tourbillon 150th Anniversary


・手巻腕時計
・石数13石
・ボールベアリング数6個
・オフセンターダイヤル、時、分表示、スモールセコンド、ワンミニッツペリフェラルトゥールビヨン
・モノブロックダイヤル
・ケース径41.5mm
・厚み2mm
・防水性2気圧
・パワーリザーブ:約40時間
・振動数:4Hz(28,800vph)
・コバルト合金製ピンバックル

ピアジェについて
ピアジェの独特の魅力はその大胆なスタイルにあります。 1874年の創業以来受け継がれるクリエイティビティー溢れるスタイルは、華やかな時計やジュエリーに体現されています。大胆な創造性に対する情熱は、スイスのジュラ山脈にあるラ・コート・オ・フェで生まれました。メゾンの創立者であるジョルジュ=エドワール・ピアジェが、その村にある家族の農場の中に最初の工房を設け、高性能ムーブメントの制作をはじめたのは 1874年のことでした。このときから時計職人としてのピアジェの名は広く知られるようになります。パイオニア精神を大切にするピアジェは、 1950年代後半に薄型ムーブメントの設計・製造に乗り出しました。メゾンを代表する「アルティプラノ」の礎石となるそのムーブメントはピアジェの代名詞のひとつになり、時計製造の世界に確かな足跡を残しました。同時に、ピアジェは常に創造性と芸術的な価値に重きをおき、ゴールドと色とりどりのカラーの融合、新しいシェイプ、高価な宝石、オーナメンタルストーンの文字盤といったスタイルを受け継いできました。卓越したクラフツマンシップのもと、メゾンは「アルティプラノ」、「ピアジェポロ」、「ライムライト ガラ」、「ポセション」、「ピアジェサンライト」「ピアジェ ローズ」、「エクストリームリーピアジェ」などの素晴らしいクリエイションを創り続けています。

ウブロ、期間限定「HUBLOT LOVES SUMMER FAIR」~

ウブロの直営店「ウブロブティック」では、2024年7月20日(土)~8月12日(月・祝)、期間限定のフェア「HUBLOT LOVES SUMMER FAIR 2024」を開催します。
ウブロ公式サイト:  http://www.hublot.com


豊富なウォッチコレクションの中から、サマーシーズンにおすすめのカラーリングや素材のタイムピースをご提案します。期間中「ウブロブティック」で時計をご購入いただいた方には、オリジナルギフトを差し上げます。

スポーティさと華やかな存在感を併せ持つ「ビッグ・バン ウニコ スカイブルーカモ」は、アイコニックな「ビッグ・ バン ウニコ」のデザインをベースに、美しい発色と質感のセラミック製ケース、ユニークなカモフラージュモチーフの文字盤とラバーストラップを組み合わせた日本限定モデルです。

ウブロコピー 代引きブティック」は、ブランドコンセプト“アート・オブ・フュージョン(異なる素材やアイデアの融合)”を体現し、アートを随所に配した特別な空間です。

人気コレクション「ビッグ・バン」、「クラシック・フュージョン」、「スピリット オブ ビッグ・バン」の定番から新作モデルまで、「ウブロブティック」ならではの幅広いラインナップをご用意しております。ぜひこの機会に足をお運びください。


【フェア概要】
HUBLOT LOVES SUMMER FAIR 2024 
期間: 2024年7月20日(土)~8月12日(月・祝)
店舗: 全国の「ウブロブティック」 銀座・表参道・伊勢丹新宿店・名古屋・大阪・大丸梅田・京都


【お問い合わせ】
LVMH ウォッチ・ジュエリ-ジャパン株式会社 ウブロ 
電話番号:03-5635-7055 
URL: www.hublot.com
BRANDS : HUBLOT (ウブロ )

タグ・ホイヤーが夏を感じるポップアップストアをオープン~

ラグジュアリースポーツウォッチをけん引するタグ・ホイヤー、夏を感じるビジュアルを装ったポップアップストアが東京 渋谷に7月12日オープン

タグ・ホイヤーは2024 年7 月12 日(金)から西武渋谷店 B 館 1 階 プロモーションスペースにて、ポップアップストアをオープンします。


冒険愛好家をイメージして誕生した「タグ・ホイヤー アクアレーサー」の新しいビジュアルを装ったこのポップアップストアは、アイコンコレクションである「カレラ」を始めとして人気の「モナコ」、「TAG Heuer Connected」など幅広いラインナップを取り揃えています。

新しいビジュアルに使われた「アクアレーサー」は、冒険を求め、厳しい自然環境さえ楽しんでしまう人々のために誕生しました。極めて高い耐久性、防水性、正確な計時といった特徴を備え、どんなに過酷な状況にも耐えられるようにデザインされています。

1860年から受け継ぐブランドクラフツマンシップの伝統と革新が融合した、タグ・ホイヤーのウォッチメイキングの世界を、ぜひこのポップアップストアでお手にとってご覧ください。


【店舗情報】
タグ・ホイヤー 東京 渋谷西武 ポップアップストア
住所 : 〒150-8330 東京都渋谷区宇田川町21-1 西武渋谷店 B館 1階 プロモーションスペース
電話番号: 03-3464-8808
営業時間: 10:00-20:00


< タグ・ホイヤースーパーコピー 代引き アクアレーサー プロフェッショナル300 >
WBP5110.BA0013 / 47万3000円(税込)

キャリバーTH31-00 / 自動巻 /
サンレイ加工サテン仕上げに波模様を施したブラックダイヤル /
ステンレススティール製ケース / 直径42 mm /
300m防水 / ステンレススティール製ブレスレット
(参照:https://watch-media-online.com/news/8569/ )


【お問い合わせ】
LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー 
TEL : 03-5635-7030

[タグ・ホイヤー]
1860 年にエドワード・ホイヤーがスイスのジュラで設立したタグ・ホイヤーは、世界をリードするラグジュアリーグループLVMH Moët Hennessey Louis Vuitton SE(「LVMH」)傘下の高級時計ブランドです。タグ・ホイヤーはスイスのラ・ショー・ド・フォンに本社を置き、4 か所の生産拠点を擁し139 か国で活動しています。タグ・ホイヤーの製品は、公式オンラインブティック www.tagheuer.com、および世界260 のブティックと2300 の販売店でお求めになれます。当社は、タグ・ホイヤーCEO を務めるジュリアン・トルナーレが率いています。
タグ・ホイヤーは164 年間にわたり、生粋のアヴァンギャルドな時計作りの精神と、革命的な技術を駆使した革新を追い続ける姿勢を証明してきました。 1887 年に発表された機械式ストップウォッチ用の振動ピニオン、1916 年発表のマイクログラフ、1969 年に発表された世界初の自動巻クロノグラフムーブメントであるキャリバー11、2015 年の世界初高級スマートウォッチなどがその一部です。今日のブランドのコアコレクションは、ジャック・ホイヤーのデザインによる3 つのアイコニックなコレクション、タグ・ホイヤーカレラ、モナコ、オータヴィアで構成されています。そしてこれらに、現代的なタグ・ホイヤー リンク、アクアレーサー、TAG Heuer Connected Calibre E4、フォーミュラ1 の各ラインが華を添えています。
タグ・ホイヤーのモットー「プレッシャーに負けるな」を体現するのは、アクションやハイパフォーマンスに対するブランドの情熱を表現している著名なパートナーシップやブランドアンバサダーたちです。

ハミルトンが、アールデコにインスパイアされた「アードモア」に 4つの新作を発表~

クラシックなデザイン、新鮮なカラー アールデコにインスパイアされた「アードモア」に 4つの新作が登場

ハミルトンの「アメリカン クラシック」コレクションは、優美さと精密さを融合させ、アールデコ調のデザインを取り入れた独特のシェイプと洗練されたスタイルが特徴です。

1937年に発表された「アードモア」は、「アメリカン クラシック」コレクションの代表的なモデルです。
特徴的なケースと風格のあるダイヤルを備えた「アードモア」は、1930年代の洗練されたセンスと大胆なスタイルを体現し、そのシェイプは87年の時を経ても変わらず一貫しています。この度4つの新作が登場し、このタイムレスなデザインに現代的な躍動感が加わりました。

4つの新作は、フォーマルな場からビジネスシーン、ちょっとしたお出かけまで、あらゆるシーンにふさわしいスタイリングを演出します。シルバーのダイヤルにはブラックのレザーストラップが組み合わされ、シックで汎用性の高いドレスウォッチとなっています。

シルバーのダイヤルにブラウンのレザーストラップの組み合わせは、日常のさまざまなシーンで上品な雰囲気を演出します。 また、メッシュのステンレススチール製ブレスレットとシルバーのダイヤルの組み合わせは、モノトーンで洗練された印象を与え、この由緒あるクラシックモデルに現代的なセンスをもたらしています。

イエローゴールドPVDケース、エメラルドグリーンのダイヤル、ブラックのレザーストラップの組み合わせが印象的なモデルは、夜のお出かけにぴったりな華やかなタイムピースです。

スタイリッシュな「アードモア」は、ハミルトンのスーパーコピーブランド 代引き高精度なクォーツムーブメントと、服装に合わせてストラップを付け替えることのできるイージークリックシステムを搭載しています。ハミルトンの卓越した計時技術、クラフツマンシップとデザインへの情熱が融合した「アードモア」は、永続的な人気を誇るタイムピースです。

【技術仕様】
アードモア

【お問い合わせ】
ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン
Tel.03-6254-7371

[ハミルトン]
1892年アメリカ ペンシルバニア州ランカスターで創業。130年以上の歴史を誇るハミルトンは高精度な時計を作り続けています。ハミルトンのウォッチメイキング技術は、アメリカの鉄道黎明期と共に発展し、軍の兵士、パイロット、ハリウッドスターの腕元を彩りました。フィルムメーカーのウォッチメーカーとして揺るぎない存在であり続けているハミルトンの時計は、500本を超える映画に登場しており、カスタムウォッチが複数のハリウッドの大ヒット映画において非常に重要な役割を担っています。タイムピースを通して、本物のキャラクターやストーリーラインの確立に励む中で、ビデオゲームに登場するブランドウォッチを初めてデザインしたのも、ハミルトンです。クラフツマンシップと精度を追求し続けるハミルトンは、1957年に世界初の電池式腕時計を発表し、1970年には初のLED式デジタルウォッチを発表しました。ハミルトンはデザイン、テクノロジー、クラフツマンシップを追求し続け、ウォッチメイキングのリーディングカンパニーであるスウォッチグループの一員として、アメリカンスピリットとスイスのテクノロジーが融合したタイムピースを生み出しています。

パネライ「ルミノール クアランタ」が初めてカーボテック™ケースを採用~

驚きの軽さ、ルミノール クアランタ カーボテック™ PAM01526

ルミノール クアランタは初めて、カーボテック™ケースを採用します。軽量かつ堅牢な性質で知られるカーボンファイバー由来の素材、カーボテック™の製造プロセスには、正確な温度と高圧で炭素繊維シートをPEEK(ポリエーテル・エーテル・ケトン)と圧縮する工程が含まれます。強度と寿命を高めるテクニカルポリマーと結合した複合素材であるカーボテック™プレートは優れた機械的特性と性能を誇ります。強度対重量比の点で、非常に快適な人間工学を可能にし、厳しい摩耗条件に耐え、外力や耐腐食性に優れています。カーボテック™ はスティールより80%、セラミックより73%、チタンより64%軽量です。プレートを断裁することによって得られる、パネライスーパーコピーマットブラックに筋目模様のある表面は、ケースによって個体差があり、各ピースに唯一無二の個性を与えます。

PAM01526はマットグリーンのサンドイッチダイヤルと組み合わせ、洗練されながらもダイナミックな印象を与えます。ホワイトのスーパールミノバ®X1がインデックスと針に塗布され、暗闇でグリーンに光り、いかなる照明環境でも高い視認性を維持します。

その心臓部には、自動巻きムーブメントP.900が搭載されています。P.900は信頼性が高く、驚くほど合理化されたプロポーションに、3日間のパワーリザーブをはじめ、様々な機能を備えています。直径12 1/2リーニュ(28mm)、厚さわずか4.2mmのこのムーブメントは、パネライのポートフォリオの中で最もスリムな自動巻きキャリバーで、3日間のパワーリザーブに必要なエネルギーは双方向回転錘によって供給され、シングルバレルに蓄えられます。テンプは毎時28,800回振動し、バランスコックにより確実に固定されます。キャリバーには正確な時刻設定を可能にするストップセコンド機能が装備されています。

サファイアクリスタルの窓付きチタンDLC製ケースバックからは、P.900のムーブメントを眺めることができます。驚くべきことに、時計の重さは100グラム未満と非常に軽量で、毎日軽やかに着用することができます。

ルミノール クアランタとしては初となる、30気圧(水深300メートル)の防水機能を備えています。表示よりも最大25%高い圧力をかけて、時計は厳密にテストされ、パネライの厳しい基準を満たしていることを保証します。あらゆるシーンでの実用性を実現するルミノール クアランタ カーボテック™ PAM01526には、革新的な機能が詰まっています。

ストラップはPAMクリックリリースシステム採用で、ミリタリーグリーンのラバーストラップと、1960年代のパネライのデザインに敬意を表し、カーフレザーのセカンドストラップが付属しています。

【仕様】
ルミノール クアランタ カーボテック™ 
Luminor Quaranta Carbotech™
PAM01526 
税込価格200万2000円 
発売中

Movement:P.900キャリバー(自動巻きメカニカル)
・12½リーニュ
・厚さ4.2mm
・171部品
・23石
・振動数28,800回/時
・インカブロック®耐震装置
・1バレル
・Power Reserve: 3日間
Functions: 時、分、スモールセコンド、日付
Case: 径40mm、カーボテック™
・サファイアクリスタル窓付き チタンDLCスクリューケースバック
・Water resistance: 30気圧(~300 m)
Dial:マットグリーンのサンドイッチダイヤル
・ホワイトのスーパールミノバ®
・3時位置に日付
・9時位置にスモールセコンド
Strap: ミリタリーグリーンのラバーストラップ
・チタンDLC台形ピンバックル
※Officine Panerai is not the registered owner of the Super-LumiNova® and Incabloc® trademarks.

【お問い合せ】
オフィチーネ パネライ
0120-18-7110

[Panerai]
パネライは1860年、時計工房兼時計店、そして時計学校としてフィレンツェに創業し、長い間イタリア海軍、特に特殊潜水部隊のための高度精密機器を納入していました。ルミノール、ラジオミールをはじめとする当時パネライが開発したウォッチは、何年もの間軍事機密扱いとされてきましたが、1997年にリシュモン グループの傘下に入った後、国際市場に参入しました。
今日、パネライはスイス、ヌーシャテルにある自社マニュファクチュールで自社製ムーブメントとウォッチを開発・製造しています。イタリアのデザインと歴史をスイスの時計製造技術が見事に融合したパネライウォッチは、独自の流通ネットワークおよびパネライ直営ブティックを通じて世界中で販売されています。

L’EPÉE 1839 × MB&F「アルバトロス(ALBATROSS)」~舞い上がれ、どこまでも遠くへ

L'Epée 1839とMB&Fのコラボレーションにより生まれた「アルバトロス」は、これまでの10年間に両社が手がけてきた15種類のクロックの中で、技術的に最も“攻めた”作品です。1,520もの部品で構成されたアルバトロスは、チャイムで正時を告げ、1回のベルで30分を知らせる時報機能と、毎時作動する16対のプロペラで構成されたオートマタ(自動機械装置)を備えています。

本作のデザイナーであるエリック・メイヤーのインスピレーションの源は、フランスの小説家ジュール・ヴェルヌの作品『征服者ロビュール』に登場する飛行戦艦「アルバトロス(邦訳:アホウドリ号)」でした。さらに、飛行機が実用化されていない時代に空を飛ぶことに憧れていたこの小説家が描いた、ロケットや熱気球などの「飛行物体」にもヒントを得ています。MB&Fではこれまでにも、ジュール・ヴェルヌの小説にインスピレーションを得た作品をいくつか制作してきました。レガシー・マシン コレクション、具体的に言えば、LMスプリットエスケープメントをベースに、エングレービング職人エディ・ジャケの彫刻を施したユニークピース シリーズがその一例です。

このクロックは技術仕様も格別で、部品数は1,520個、重さ17kg、幅60cm x 高60cm x 奥行35cm。時刻を告げると、32のプロペラが約7秒間回転し、飛行船は離陸の準備を始めます。

機体の内部には、2つのムーブメントと2つの巻き上げ機構が搭載されています。うち1つは、2つの香箱を備え、時計機能と時報機構に動力を供給。もう1つは、3つ目の香箱からプロペラに動力を供給します。1つ目のムーブメントは、飛行船の前方にあるプロペラを介して手動で巻き上げられ、時計回りに回すと時報用、反時計回りに回すと時計用の香箱が巻き上げられます。オートマタ用の香箱は、後方のプロペラにより巻き上げられます。パワーリザーブは、チャイム機能がオンかオフかにかかわらず、平均8日間。オメガ スーパーコピーオートマタは1日間駆動します。

本作は初の「プロペラアワー」クロックであるだけでなく、時計の内部に、将来のオーナーが動作のオン/オフを自由に切り替えられる機械機構も装備。ムーブメントが2つあるため、チャイムをオフにしていてもプロペラを回すことができ、反対に、プロペラが作動しなくてもチャイムを鳴らすことができます。時報とプロペラのオン/オフをそれぞれを個別に設定できる2つの「オンデマンド」ボタンも備えています。

プロペラをよく見ると、ペアで作動していることが分かるでしょう。2つ同時に回転しているため、実際よりも速く回っているような印象を受けますが、7秒で半回転、つまり14秒で1回転のスピードで動いているため、プロペラは常に目視でき、風が起きることもありません。この作品の制作は楽しいものだったというL’Epée社のCEO、アルノー・ニコラスは次のように話します。「プロペラに適した動力と回転速度を見出すために、何度か試作をしました。最初の実験では工房は大混乱でしたよ。まるで今まさに飛び立とうとしているヘリコプターのようになってしまったんです」

機体の左右に付いているプロペラは、それぞれ別の方向に回転し、まるで本当に離陸するかのように見えます。もう1つご注目いただきたいのは、時間になるとプロペラが瞬時に作動する点です。これは、アルバトロスが細部にまでこだわって製作されていることの証と言えるでしょう。

この作品に携わった「大人になった子供たち」は、子供心を忘れていないので、プロペラの操作を誤っても壊れることがないように、フェイルセーフ設計を施しています。舷窓の後ろには、ダッシュボードと舵輪を備えたミニチュアコックピットも備え、好奇心旺盛な子供たちの目を楽しませます。当初、飛行船のキャビンにダッシュボードを設置する計画はありませんでしたが、シースルーにするというアイデアが出ると同時に、この密かなディテールを追加せずにはいられませんでした。

時計の素材には、真鍮、スティール、アルミニウムを使用。ブルー、レッド、グリーン、シャンパン、ブラックの5色展開で、各色8点限定生産となります。彩色には、エナメルのような素材である半透明のコールドラッカーを使用しているため、ラッカーの下の多彩な仕上げを見ることができます。一般的なアルマイト処理と比べ、より深みのある表現を可能にするこの彩色技術は、L’Epée社が何年もかけて完成させたものです。

からくり時計と、正確に時を告げるチャイム機構という稀有な組み合わせにより、他にはない独特の存在感を放つアルバトロスは、かつてジュール・ヴェルヌが抱いた探求と冒険の精神を今に引き継ぐ作品であり、世界各地のオーナーのもとに届いた後も、間違いなく、人々にインスピレーションを与え続けることでしょう。

【技術仕様】
アルバトロス
ALBATROSS
アルバトロスはブルー、レッド、グリーン、シャンパン、ブラックの5色展開で、各色8点限定生産となります。

[機能]
時間と分は、それぞれ別の回転ディスクに表示。
チャイムで正時を告げ、1回のベルで30分を知らせる時報機能。
毎時作動する16対のプロペラから成るオートマタ。
チャイム機能とプロペラ機能はオン/オフの切り替え可能。
2つの「オンデマンド」ボタンで、時報とプロペラを個別に設定。

[ムーブメント]
L’Epée 1839が自社で設計・製造した2つのムーブメントおよび2つの巻き上げシステムを搭載。1つは時計機能と時報機能、もう1つはオートマタ(プロペラ)に動力を供給。
ムーブメント仕上げ:サテンおよびポリッシュ。

[時計および時報ムーブメント]
インライン8日間パワーリザーブムーブメント
テンプの振動数:2.5 Hz / 18,000 bph
石数:11
インカブロック衝撃保護システム
巻上げ:飛行船の前方のプロペラで手巻き。時計回りで時報機能、反時計回りで時計機能に動力を供給。
時計機能とチャイム機能に動力を供給する2つの香箱。

[オートマタムーブメント]
巻き上げ:後方のプロペラで手巻き。
パワーリザーブ:オンの場合、オートマタは1日間作動。
オートマタムーブメント専用の香箱を1つ搭載。

[部品数]
合計1,520個

[サイズ]
幅600mm x 奥行350mm x 高600mm
重さ:17kg

[ボディ/フレーム]
素材には、真鍮、スティール、アルミニウムを使用。
カラー:半透明コールドラッカー(ブルー、レッド、グリーン、シャンパン、ブラック)

【お問い合わせ】
シャリス・ヤディガログルー - cy@mbandf.com/ アルノー・レジュレ - arl@mbandf.com
MB&F SA, Route de Drize 2, CH-1227 Carouge, Switzerland
電話番号: 41 22 786 36 18

[L’EPEE 1839]~スイスを代表する置き時計メーカー
L'Epée 1839は、185年の歴史を持つ有数の時計製造会社であり、今日では、高級置き時計製造に特化したスイスで唯一のメーカーとなっています。1839年にフランスのサント=シュザンヌでオーギュスト・レペによって創設されたL'Epéeは、もともとオルゴールと腕時計の部品の製造に専念していましたが、当時から、完全手作業の部品製造メーカーとして知られていました。
1850年からは、エスケープメント製造のリーダー企業となり、目覚まし時計、置き時計、ミュージカルウォッチ用の特殊な緩急針の開発をスタート。その後、同社は名声を博し、特にアンチノッキング、オートスタート、コンスタントフォースシステムに使用される特殊なエスケープメントで多数の特許を取得。L’Epée 1839はいくつもの有名置き時計メーカーの主要サプライヤーとなり、国際見本市で数多くの金賞を受賞しています。
20世紀、同社は最高級旅行用携帯時計でその評判を高めましたが、多くの人にとってL’Epée 1839は影響力と権力を持った人が所有する時計であり、フランス政府関係者が上流階級のゲストに贈る品としても選定されていました。1976年に超音速航空機コンコルドが商業就航した際、機内キャビンで乗客たちに時刻を知らせていた掛け時計はL’Epée 1839製でした。1994年には、世界最大の振り子時計「ジャイアント・レギュレーター」を製作してチャレンジ精神を世間に示し、ギネスブックに登録されました。
現在、スイスのジュラ山脈(ドレモン)を拠点とし、CEOのアルノー・ニコラスが率いるL’Epée 1839は、完全自社製造のユニークな時計彫刻に情熱を注ぎ、その驚くべきノウハウを今も守り続けています。
技術力の高さ、フォルムと機能の融合、ロングパワーリザーブ、卓越した仕上げは、ブランドのシグネチャーとなっています。
2023年、L’Epée 1839は独創性と高い技術を兼ね備えたクローム仕上げのクロック「タイムファストII」でジュネーブ ウォッチ グランプリ(GPHG)の「機械式クロック」部門賞を受賞しました。


L’Epée 1839のコレクションは、3つのテーマで展開されています。
クリエイティブアート:芸術性を重視したコレクション。時には外部のデザイナーと共同制作されることもあります。これらの時計は、目の肥えたコレクターをも驚かせ、インスピレーションをもたらし、ショックを与えることさえあります。意識的にあるいは無意識に、唯一無二の逸品を求めている人々のための時計です。
コンテンポラリーなタイムピース:時代を反映したデザインを誇るテクニカルクリエーション(Le Duel、Duetなど)や、ミニマルでアヴァンギャルドなモデル(La Tour)は、レトログラード・セコンド、パワーリザーブ表示、ムーンフェイズ、トゥールビヨン、チャイム機構、パーペチュアル・カレンダーなどの複雑機構を搭載しています。
キャリッジクロック:「オフィサーズ・クロック」とも呼ばれる携帯用置き時計。ブランドの継承に由来するこれら歴史的モデルもまた、チャイム機構、ミニッツリピーター、カレンダー、ムーンフェイズ、トゥールビヨンなど、複雑機構を搭載しています。


[MB&F]~コンセプトラボの誕生
2005年に設立されたMB&Fは、世界初の時計製作専門コンセプトラボとして傑出した創造性を誇ります。ブランドはこれまでに20種類以上の秀逸なキャリバーを開発し、それらをベースにして製作されたオロロジカル・マシンとレガシー・マシンは高い評価を得てきました。そして現在も、創業者でありクリエイティブディレクターでもあるマキシミリアン・ブッサーのビジョンに基づき、従来の時計作りの殻を破ってキネティックアートを思わせる立体感豊かな作品を生み出し続けています。
マキシミリアン・ブッサーは15年間にわたり高級腕時計ブランドをマネージング。2005年ハリー・ウィンストンのマネージングディレクターの職を辞し、MB&F(マキシミリアン・ブッサー&フレンズ)を創立しました。MB&Fは、ブッサーが尊敬し、働く喜びを分かち合うことのできる才能あるオロロジカル職人を集め、先鋭的なコンセプト・ウォッチのデザインと小規模生産を行う芸術的なマイクロエンジニアリング・ラボです。

2007年、MB&Fは初のオロロジカル・マシンであるHM1を世に送り出しました。HM1の彫刻のような立体的なケースと美しく仕上げたエンジン(ムーブメント)は、同社の風変わりなオロロジカル・マシンの基準となり、時を告げるためというより、「時を語る」マシンが数多く生み出されました。こうして製作された奇想天外なオロロジカル・マシンを通じて、宇宙やSF、大空、スーパーカー、動物王国、建築といった多様なテーマを探求してきました。
2011年には、MB&Fはラウンドケースのレガシー・マシン コレクションを発表。MB&Fとしてはクラシカルなスタイルを採用したこれらのモデルは、19世紀の腕時計製造の卓越性に敬意を払いながら、往年の偉大な時計製造革新者とは異なる視点で複雑機構を解釈することにより、現代的な芸術品に仕上がっています。また、一部のレガシー・マシンには、コレクターのアクティブなライフスタイルに合わせて防水性と耐衝撃性を高めたEVO(エヴォ)エディションも誕生しました。MB&Fは現代的で型破りなオロロジカル・マシンと、歴史からインスピレーションを得たレガシー・マシンを交互に発表しています。
MB&Fの「F」が「フレンズ」(Friends)を表していることから分かるように、優れたアーティストや時計職人、デザイナー、様々な分野の製造業者をブランドにとっての「友人たち」と考え、協力関係を築くことはごく自然な成り行きでした。
そうした姿勢がブランドにもたらしたのが、パフォーマンスアートとコラボレーション作品という新たな2つのジャンルでした。パフォーマンスアート・モデルは、創造性豊かな社外のフレンドがMB&Fのマシンをベースにしてアレンジを加え、新たな形で表現した作品。一方のコラボレーション作品は、腕時計ではなく別のタイプのマシンで、MB&Fのアイデアとデザインに基づいて独創的なスイスのマニュファクチュールが設計、製造を行います。レペ1839と共同で製作されたクロックなど、コラボレーション作品の多くは時間を知らせるマシンとなり、リュージュやカランダッシュとのコラボレーションでは別の種類のメカニカル・アートが創作されました。
ブッサーは、こうして誕生したあらゆるマシンにその魅力を発揮できる舞台を与えるため、従来型のブティックに陳列するのではなく、他のアーティストによる多彩なメカニカル・アートとともにアートギャラリーに展示することを思いつきました。このアイデアにより、ジュネーブに最初のMB&F M.A.D.ギャラリーが設立され(「M.A.D.」はMechanical Art Devices:メカニカル・アート・デバイスの略)、その後、ドバイにもM.A.D.ギャラリーがオープン。また、シンガポール、台北、パリ、ビバリーヒルズには、より小規模なスペースに限られた数の作品を展示するMB&Fラボが誕生しました。
MB&Fがこれまでに成し遂げた革新的な成果に対しては、いくつもの権威ある賞が与えられてきました。いくつか例を挙げると、名高い「ジュネーブ ウォッチ グランプリ」においては、その年の最も優れた時計に授与される最高賞「金の針賞(エギュイユ・ドール)」を含めた、9つものグランプリを獲得しています。2022年、LM シーケンシャル エヴォが「金の針賞」を受賞。またM.A.D.1 レッドが「チャレンジウォッチ賞」を受賞しました。2021年にはLMXが「ベスト メンズ コンプリケーション賞」を、オメガ コピーそしてLM スプリットエスケープメント エディ・ジャケ「Around The World in Eighty Days」が「アーティスティック・クラフト賞」を受賞。2019年にはLM フライングTが「ベスト レディース コンプリケーション賞」を受賞し、2016年にはレガシー・マシン・パーペチュアルが「ベスト カレンダー ウォッチ賞」を、2012年にはレガシー・マシン No.1が「パブリック賞(時計ファンによる投票)」と「最優秀メンズウォッチ賞(プロの審査員による投票)」をダブル受賞しました。また2010年には、HM4サンダーボルトで「最優秀コンセプト&デザインウォッチ賞」を受賞。さらに2015年には、HM6スペースパイレートが国際的な「レッドドット・デザイン賞」において最優秀賞である「レッドドット:ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞しています。

パテック フィリップが、新コレクション「Cubitus(キュビタス)」を発表した。

同社が新しいコレクションを世に問うのは1999年の「Twenty~4」以来、実に四半世紀ぶり。その「Cubitus」というコレクションネームからわかるように、シェイプは意表をつくスクエアだった。
そのデザインを巡っては賛否の声がいろいろ交錯するだろうが、思い起こせば「ノーチラス」のデヴュー時も、そして「アクアノート」の誕生時も、それ以前のパテック フィリップを愛してきた世代からは否定的な声があった。しかしその2つのコレクションが今どのような存在となっているかをみれば、推して知るべしというか、そこにあるパテック フィリップの先見性には、ただただ恐懼するばかりである。

思うに、長い歴史を持つパテック フィリップをわたしたちは伝統を重んじるブランドとして、そこに古典的な郷愁をイメージしがちだ。だが実際のところ、パテック フィリップは常にコンテンポラリー、つまり同時代に向けて時計を製作し続けているのだと思う。わたしのようなおじさん世代には"行き過ぎ"と感じられるのは、それが次世代のスタンダードを突いているからだとも言える。生まれた時から、スマートウォッチを使いこなしてきた世代にとって、時計のイメージといえば、ラウンドよりもスクエア、という認識が当たり前の時代に至る頃に、「Cubitus」がエグゼクティヴなアイテムとしてどのようなステイタスを持ち、どのようなスタイリッシュな存在となっているか…おじさんには想像もつかないけれど、もしかしたらこれは、世界最高の機械式時計ブランドから贈られたスマートウォッチへの回答なのかもしれない…。
…なぁんて妄想はさておき、おじさん世代はやは、時計と言えば習慣的に真っ先に歯車とかゼンマイ関係が気になってしまうため、まずは新コレクション中の最も複雑機能を持つモデル、5822P-001をみてみる。

瞬時送り式大型日付、曜日、ムーンフェイズ表示5822P-001モデル
まったく新しいコレクションに登場した新しいコンプリケーション

新しいCubitusコレクションの目玉として、パテック フィリップは瞬時送り式大型日付表示、曜日表示、ムーンフェイズ表示の組み合わせを特徴とする新しいモデルを発表した。
1977年に発表された機械式時計における偉大なクラシックである名作キャリバー240[※1] の進化形として、6 件もの技術特許が出願されている新ムーブメントを搭載する5822P-001。

同社初となる大型日付を備えたムーブだが、普通に考えればデイト モジュールを載せるとなると、ムーブは厚くならざるを得ない。しかしパテック フィリップは「時を超越したエレガントなケースの創作に欠くことのできないムーブメントのスリムさ」を目指し、それを見事に達成している。この新しいムーブメントの厚さはキャリバー240 PS IRM C LUの3.99 mm厚に対して4.76 mm厚、104個もの部品が追加されたにもかかわらずわずか0.77 mmしか増えていない。

ロレックススーパーコピー代引き同時代性における最優先案件であるスリム化という目的のために、パテック フィリップ技術陣は、基本キャリバーを改変し、2つの表示窓による大型日付表示のための瞬時送り式カレンダー機構という複雑な機構が追加されたにもかかわらず、例外的な薄さを維持したのだ。

[※1]キャリバー240は、そのスリムさ、信頼性、パフォーマンスによりアイコニックなムーブメントとなっている。追加機能を備えたいくつかのバージョンが創作され、現行コレクションの多くのモデルに搭載され、その価値と汎用性を証明してきた。例えばキャリバー240 PS IRM C LU (部品総数249個)は、10時30分位置にパワーリザーブ表示、7時位置に日付指針表示とムーンフェイズ表示、4時位置にスモールセコンドを備え、2006年以来ノーチラス5712モデルに搭載されている。新しいCubitus 5822P-001モデルにおいては、12時位置の大型日付表示と4時30分位置のスモールセコンドに加え、7時位置のサブダイヤルに指針による曜日とムーンフェイズが同軸表示される。こうして伝統と革新が完璧に融合した新しい自動巻ムーブメント、キャリバー240 PS CI J LU (部品総数353個)が誕生した。

さて、ここから先、5822P-001モデルのさらなる特筆点については、プレスリリースの引用で進めていくことをお許しいただきたい。

18 ミリ秒で同時にジャンプするカレンダー表示
スリムさという要件に加え、完璧な読みやすさは大型日付表示のための不可欠な条件である。異なる表示間の時間差を防止するため、パテック フィリップは、大型日付表示のみでなく、曜日とムーンフェイズ表示も含んだ瞬時送り機構を開発することにした。

これらすべての表示の変更は、24時間車によって駆動される大型レバーによって制御される。この24時間車は大型レバーを連続的に引き上げるカムを備えている。真夜中になると、強力なバネのおかげで、大型レバーの爪がカムの頂点から落下する。大型レバーは、これらの表示の変更を行うために、さまざまな部品を介して日付星車、曜日星車、ムーンフェイズ星車をそれぞれ1歯分回転させる。これらの表示はすべて、1日を通して蓄積されたエネルギーのおかげで、毎晩真夜中に瞬時に、同時に18ミリ秒でジャンプする。

大型日付表示のコプレナー・ディスク
大型日付表示の最も平らで最もエレガントな表示システムを実現するために、パテック フィリップ技術陣は、ディスクの非審美的な重なり合いを防ぐコプレナー・ディスク(完全に同一平面上に配置されたディスク)を備えたキャリバーを設計した。毎晩真夜中に、大型レバーのもたらすエネルギーは、10の位のディスク(0、1、2、3の数字が2組)と1の位のディスク(0から9までの数字)を駆動する2つの輪列の間で分配される。キャリバー31-260 PS QL (2021年のインライン表示永久カレンダー5236モデルにて導入)に関する技術特許から踏襲されたこの機構は、一部の歯が取り除かれた歯車により1を静止させたまま、31から01へのジャンプを制御することができる。また2021年に特許を取得した1の位の《ダブル・ジャンプ防止》システムは、衝撃または日付修正の際に日付のダブル・ジャンプを回避する。

複雑なエネルギー管理
2枚のコプレナー・ディスクによる大型日付表示は大きなエネルギーを必要とするため、日付表示のこれらの2枚の大型ディスクだけでなく、ムーンフェイズと曜日表示を駆動し、瞬時にジャンプさせるために十分なエネルギーを蓄積する必要があった。また時の経過と共に起る大型日付表示のジャンプの3つの異なるタイプに応じて、機構が適切にこのエネルギーを分配するようにしなければならなかった。
第1のタイプは、1の位のみが送られる場合(例えば11から12に変わる場合)である。この場合、1の位のディスクのみが回転する。第2のタイプは、同じ月において10の位も送られる場合(例えば09から10に変わる場合)である。この場合、2枚のディスク(10の位と1の位)が回転する。第3のタイプは、月に1回、31から01に変わる場合である。この場合、10の位のディスクのみが回転し、1の位のディスクは動かない。

特許出願中の6 件の技術革新
これらすべての課題に応えるるため、パテック フィリップの技術陣は新しい技術的解決法を開発し、その結果、特定分野の合計6件の技術特許出願が行われた。これらの技術革新により、とりわけ大型日付表示数字の完璧なアラインメントを常時保証し、31から01への日付変更中または衝撃の際に10の位のダブル・ジャンプを回避し、さらにムーブメントが損傷したり、調整が狂ったりする危険なしにすべての表示(時刻と曜日を含む)を1日のどの時刻でも修正することができる。これらすべての進歩はパテック フィリップの完全にユーザー指向の設計思想に準拠したものであり、さまざまな機能の信頼性、読みやすさ、操作の容易さを最大化することを可能にした。

ムーブメントは、ケース側面に設けられた3つの調整ボタンにより日付、曜日、ムーンフェイズを調整できる。本モデルはシンプル・カレンダーであるため、ユーザーは3月、5月、7月、10月、12月のそれぞれ1日に日付を調整する必要がある。ムーンフェイズ表示は、真の月の満ち欠けサイクルから1日ずれるのに122年かかるほどの高精度を誇る。新しいキャリバー240 PS CI J LUの計時精度は2024年春、マニュファクチュールが公式発表したすべての強化された規準に準拠しており、パテック フィリップ・シールの規定が定める通り、日差は-1〜 2秒である。

個性と読みやすさを兼ね備えた文字盤

新しいCubitus瞬時送り式大型日付、曜日、ムーンフェイズ表示5822P-001モデルは、ソレイユ装飾と水平エンボス・パターンの施されたブルー文字盤を備えている。大型日付表示は、ベベルカットされたエンボス・フレームを備え、12時位置に並んだ2つの表示窓上に行われる。ブルーをバックに、7時位置に曜日とムーンフェイズが同軸表示され、非対称な4時30分位置にスモールセコンドが表示される。ホワイトゴールド・バトン型植字アワーマーカーとホワイトゴールドの丸みを帯びたバトン型時・分針には昼間はホワイト、夜間はグリーンに輝く夜光コーティングが施され、読みやすさが強化されている。

高貴なプラチナ仕様

新しいCubitusのプラチナ仕様ケースは、両側に2つの結合部を備えた2体構造となっており、45 mmの直径とエレガントな薄いプロフィール(9.6 mm)が特徴である。角が丸みを帯びた正方形の個性的なデザインは、《縦サテン仕上げ》によるベゼルの平らな表面とケースの上面、およびポリッシュ仕上げによるベベルカットされたベゼルの側面とケース本体の側面が生み出すコントラストによって強調されている。

パテック フィリップのすべてのプラチナ・モデルと同じく、新しい5822P-001モデルはベゼルの6時位置にダイヤモンド(今回初めてバゲットカット・ダイヤモンドを採用)がセッティングされている。

透明なサファイヤクリスタル・バックを通して、新コレクションのシグナチャーといえる、文字盤と同じ特徴的な水平のパターンが施された22金偏心マイクロローター搭載の新しいキャリバー240 PS CI J LUを鑑賞することができる。

タイムピースのモダンで技術的かつ《カジュアル・シック》なスタイルは、ネイビーブルー、エンボス加工ファブリック柄の優れた耐性を誇るコンポジット・バンド、およびこれとコントラストをなすクリーム色のステッチによって引き立てられている。プラチナ仕様の折り畳み式バックルには、Cubitusコレクションの名が刻まれている。

パテック フィリップは、この時計にマッチする新しいCubitusカフリンクスもコレクションにラインナップしている。ホワイトゴールドのフレームはケースのフォルムに呼応し、ブルー・ソレイユ・センターには水平エンボス・パターンが施されている(205.9821G-001)。

キャリバー240 PS CI J LUに関する6 件の新しい技術特許
キャリバー240 PS CI J LUの開発により、特定分野の合計6件の技術特許出願が行われた。

• タンジェント・ロック(欧州特許出願 EP4328674)
毎月末、日付が31から01に変わる際、1の位は不動のままでなければならない。そのため、この際エネルギーは2つの輪列(10の位と1の位)の間で分配されるのではなく、10の位のみに伝達される。10の位の輪列に統合されたこのタンジェント・ロック機構は、3から0への移行中に人為的な過剰消費を引き起こす。こうして10の位のディスクに向けられた余分なエネルギーを吸収することで、後者のダブル・ジャンプを回避することが可能となる。

• ダブルレバー修正システム(特許出願 CH719977)
この安全機構は、10の位の輪列が瞬時送り機構からのエネルギーを得ることができない09から10、19から20、29から30、31から01への移行中、10時位置のコレクターによって日付を手動で修正することを目的とする。第2のレバー(10の位のディスクの動きを完了させる柔軟なフィンガー)の存在により、いつでも、コレクターに加えられる力の量にかかわらず、確実に10の位のディスクをジャンプさせることができる。

• フレキシブルな曜日コレクター(欧州特許出願 EP4246247)
このシステムは、1日の任意の時刻、とりわけ午後9時30分と午前12時の間、曜日星車を回転させる大型レバーの爪によりコレクターの復帰がブロックされている時でも、曜日の修正を可能とした。この解決法は、回転爪を配置するには薄すぎるスペースに、格納式のコレクターを配置することを可能にする。

• ダブル・ファンクション・スプリングを備えたカム・セッティング・ホイール(欧州特許出願 EP4312083)
24時間車でカムを駆動するように設計され、ダブル・ファンクション・スプリングを備えたこのカム・セッティング・ホイール・システムは、完璧な精度で真夜中に日付をジャンプさせると共に、より大きな摩擦(トルク)に抗することができる。また24時間カムが大型レバーの爪に当る際、クラッチ・リリースシステムに設けられた柔軟なフィンガーが格納されるため、ユーザーはムーブメントを損傷するリスクなしに、真夜中を超えて前方または後方にいつでも時刻合わせを行うことができる。

• ディスク表示の配置機構および柔軟なロッキング・プレート(特許出願 CH720028およびEP4336273)
大型日付表示においては、10の位と1の位の数字がわずかに視覚的にずれても表示は見苦しくなる。エキセントリックと柔軟なプレートで構成されるこの新しい機構は、最終的な文字盤が取り付けられた後、2枚のディスクの位置を個別に調整することを可能にする。したがって2つの数字は完璧に表示窓の中央に配置され、最適な読みやすさを実現する。このシステムにより、張力を維持し、これらの位置を恒久的に固定することが可能になり、着用中の衝撃に耐え、完璧な表示位置を維持することができる。


キャリバー31-260 PS QLから踏襲された技術特許
新しいキャリバー240 PS CI J LUは、2021年に発表されたインライン表示永久カレンダー5236P-001モデルに搭載されたキャリバー31-260 PS QLのために開発された2件の技術特許を踏襲している。

• 時計ムーブメントの衝撃防止および/またはダブル・ジャンプ防止機構(欧州特許出願 EP3786724)
この機構は、衝撃や日付変更の際に日付が2度送られるのを防止することにより、日付表示の信頼性を強化し、2枚のディスク間の完璧な同期を実現する。

• 日付表示:31から01への移行(欧州特許EP3786723B1)
この機構は、31日から翌月の1日への移行時に、31歯から2歯が切除された日付プログラム車などにより、1の位の数字が変化しない。

UNDONEが髙島屋限定モデル「Urban Stellar Green」を発売

「UNDONE」は、タカシマヤ スタイルオーダー サロンのみで取扱う限定モデルを販売します。髙島屋5店舗(日本橋・新宿・横浜・大阪・京都)で展開する「タカシマヤ スタイルオーダー サロン」にて、店舗限定のカラーダイアルを用いた限定モデル「Urban Stellar Green」を2月28日(水)から発売します。
上記店舗では、UNDONEのカスタムオーダーを承っており、Stellar Green Dialを用いた特別なカスタマイズウォッチをオーダーすることも可能となります。

Stellar Green Dial(ステラ・グリーンダイアル)

艶やかな質感と特徴的なカラーリング。IWC コピーUNDONEで人気のこのステラシリーズに、新たなカラーとしてグリーンが登場。UNDONE JAPAN公式サイトでは選択できない店舗限定ダイアルとなっております。

TMI Cal.VK64ムーブメントを用いた本モデルは、左右にサブダイアルを備えたクロノグラフウォッチで、左にはクロノグラフ分針、右には24時間表示を有します。

また、中央の秒針はクロノグラフ秒針となっているため、クォーツ式ながらも常時駆動する時刻秒針が無いのも特徴となっています。

ケース・針・ストラップ・文字入れ など、多彩なカスタマイズオプションからあなただけの1本を完成させることができます。

【概要】
Urban Stellar Green

駆動方法:クォーツ式(クロノグラフ機能付)
ケース(素材 / 幅 / 厚):316Lステンレス / 40mm / 12.7mm
ムーブメント:TMI VK64
時刻精度:平均月差 ±20秒(常温時)
風防ガラス:K1強化ガラス
ストラップ(幅 / 腕周り):20mm / 14〜19cm
防水性能:30m / 3ATM
本体重量:46g
メーカー保証:1年間
価格:39,600円(税込)〜

販売:髙島屋 各店「タカシマヤ スタイルオーダー サロン」内
・日本橋高島屋S.C.店 本館6階(03-3246-4996)
・新宿髙島屋 オム・メゾン5階(03-5361-1786)
・横浜髙島屋 6階(045-313-7325)
・大阪髙島屋 5階(06-6631-9882)
・京都髙島屋 4階(075-279-2470)

[UNDONE(アンダーン)]
2014年に設立された時計ブランド。スイスメイドの公認技師であったマイケル・ヤンによって立ち上げられ、「個性的であれ(individuality matters)」をテーマに、味わいのあるヴィンテージテイストをカスタマイズできる腕時計を発売。世界にファンを持ち、2018年には日本法人(株式会社UNDONE JAPAN)を設立。本格的かつユニークなコラボレーションウォッチも数多く展開し、革新的なデザインの時計をオンラインを中心に世界に販売する。

ジラール・ペルゴから「フリー ブリッジ メテオライト」が発売~

フリー ブリッジ メテオライト~型破りで魅力的なモデル


ジラール・ペルゴは、名高いブリッジ コレクションの新作 フリー ブリッジ メテオライト を発表しました。本作はモダンでありながら、1860 年代から受け継がれるジラール・ペルゴのシンメトリー デザインを踏襲しています。隕石(メテオライト)のプレートを 2 枚組み込んだこのフリー ブリッジ メテオライトは、アヴァンギャルドなデザインと最先端の素材を融合したモデルです。極めてシンプルで、類まれな美しさを持つ最新作に仕上がりました。


1860 年代から受け継がれるシンメトリー デザイン
ジラール・ペルゴのブリッジは時計業界のレジェンドです。機械式高級時計の製造を象徴する最古の部品でもあり、その起源は 1860 年代まで遡ります。長い時を経て、さまざまな形状や仕上げ、素材を含め、進化を遂げてきました。今回改めてジラール・ペルゴは、美しさも兼ね備えているこの部品を見直し、極めて独創的な新しい手法で表現しました。

1889 年、スリー・ゴールドブリッジ トゥールビヨンを搭載し、精緻なエングレービングを施した ラ・エスメラルダがパリ万国博覧会で金賞を獲得しました。この懐中時計と同じく、フリー ブリッジ メテオライトは文字盤側にブリッジを組み込んで反転させたムーブメントを備え、6 時位置にはテンプ、すぐ上には香箱を配しています。19 世紀に誕生した伝説のスリー・ゴールドブリッジ トゥールビヨンと同じ特徴的なシンメトリー デザインとなっています。

全体的にスケルトン加工で、カルティエ スーパーコピー激安通販輪列を構成する各種歯車をまたぐように渡されたブリッジの上にドーフィン型の時針と分針を配しています。そのため、通常は内部に組み込まれて見えない部品を外から見ることができる独創的なデザインとなっています。これは 12 時位置のすぐ下にある透かし彫りの香箱にも用いているデザイン的手法で、こちらは主ゼンマイの伸縮する様子を眺めることができます。


立体的デザインかつ、多様な質感を融合した時計のキャンバス
文字盤は、さまざまな光を吸収するサファイアクリスタル ボックスに覆われています。 モダンなこの文字盤では、ネオ ブリッジが地板に渡され、テンプを支えています。立体的デザインかつ、多様な質感を融合したことにより、全体的に遊び心のある仕上がりになっています。フランジに取り付けられて浮いているように見えるサスペンデッドインデックスも、このモデル独特の立体的なスタイルを強調する役目を果たしています。44 mm ステンレススティール ケースには美しいポリッシュ/サテン仕上げ、リューズにはポリッシュ仕上げ/サテン仕上げのファセット加工をそれぞれ施しています。


2 枚の隕石のプレートが類まれな美しさを放つ
メテオライトという名が示すとおり、このモデルには小惑星帯から採れた隕石の破片を用いています。ナミビアで発見されたギベオン隕石は鉄とニッケルの合金で、わずかにコバルトとリンを含みます。ウィドマンシュテッテン構造と呼ばれる自然に生じた線形模様が特徴の隕石が、それぞれの破片に独特の個性を与え、すべての時計を二つとない希少なものにしています。隕石の持つ複雑な線形模様と表面の質感が、コントラストの効いた魅力を放ちます。

美しい隕石のプレートは寄木細工のようにブリッジの中央に配置され、キラリと光る 2 つのネジで留められています。このプレートの製造には非常に時間がかかり、工程は複雑です。すべてはギベオン隕石を薄い板状に切り出すことから始まります。それから、板状にした隕石をさらに目的の形状に加工し、ネジを取り付けるための 2 つ穴を開けます。次に、一つひとつのプレートにウィドマンシュテッテン構造を際立たせるように加工しますが、これは素材を削りすぎないよう細心の注意を要する工程です。最後に、鉄とニッケルの合金である隕石の腐植を防ぐための保護層としてロジウムプレートが施されます。

シリコン技術
アヴァンギャルドなデザインのフリー ブリッジ メテオライトは、最先端の自動巻きムーブメント、キャリバー GP01800-2085 を搭載しています。これは既存のキャリバー GP01800 の進化形で、最新のノウハウを採用しています。ガンギ車、アンクル、精巧な形状の天輪のアームは、軽量で腐食の心配がないシリコン製です。
埃のない実験室のような環境で製造されるシリコン製の部品は、従来のフライス加工や打ち抜き加工では不可能な複雑な形状に加工することが可能です。入り組んだ形状も実現可能なのは、そもそも部品の形状を最適化できるからです。

シリコンは摩擦係数が小さいため摩耗を軽減でき、耐久性の向上につながります。さらに、従来の素材に比べて温度変化の影響を受けにくく、耐磁性にも優れています。

ジラール・ペルゴは、フリー ブリッジ メテオライトの開発を通して最先端の素材を用いた可変慣性テンプと脱進機の製造に成功しました。こうして誕生したテンプは、磁場や衝撃といった時計にとって不利な影響を受けにくくなっています。また、耐衝撃性が向上したことで歩度の安定性が増し、精度の向上にもつながりました。
極めてモダンなフリー ブリッジ メテオライトには、高度な時計製造技術を意味する数々の伝統的な素材を用いています。ムーブメントの部品には、伝統的なコート・ド・ジュネーブ、面取り、渦巻き模様に加えてサテン仕上げを施しています。ジラール・ペルゴのすべての自社製ムーブメントと同じく、キャリバー GP01800-2085 にも鷲のエンブレムのエングレービングが刻まれています。

フリー ブリッジ メテオライトは、時計に関する創造性と性能の限界を押し上げる一方で、1867 年に初めて登場した伝説の矢型ブリッジを始めとし、ブリッジ コレクションのほかのモデルと同じ特徴をいくつか備えています。ジラール・ペルゴの独創的な精神は、今なお新作のフリー ブリッジ メテオライトにも宿っています。
フリー ブリッジ メテオライトは、ジラール・ペルゴ正規販売店にて 2024年3月1日発売開始予定です。

【仕様】
フリー ブリッジ メテオライト
Ref. 82000-11-3259-5CX
税込価格: 361万9,000円

[ケース]
素材:スティール
直径:44.00 mm
厚さ:12.20 mm
風防:無反射加工サファイアクリスタル「ボックス」
ケースバック:無反射加工サファイアクリスタル
文字盤:蓄光塗料(ホワイトに発光)を塗布した
サスペンデッドインデックスを備えたリング
針:「ドーフィン」型、スケルトン加工、ロジウムプレート、
蓄光塗料(ホワイトに発光)を塗布
防水性:30 m(3 気圧)

[ムーブメント]
リファレンス:GP01800-2085
機械式自動巻きムーブメント
メテオライト プレートで飾られたアワーホイール ブリッジ
直径:36.20 mm(16’’’)
厚さ:5.94 mm
振動数:28,800 振動/時(4 Hz)
部品数:185
石数:23
パワーリザーブ:約 54 時間
機能:時、分

[ストラップ]
素材:ブラックラバー ストラップ、ファブリック仕上げ
バックル:トリプル フォールディング、スティール製

発売:2024年3月1日
正規販売店:https://bit.ly/4bOK4d5

【お問合せ】
ソーウインド ジャパン ジラール・ペルゴ
TEL: 03-5211-1791
https://www.girard-perregaux.com/jp_jp


[ジラール・ペルゴ]
ジラール・ペルゴは、1791 年以降、常に捉えどころのない時のリズムを刻んできました。ラ・ショー・ド・フォンの中心に位置するジュラ山脈に抱かれた高級時計のパイオニアであり、すべての製造を自社内で行っています。類稀な時計製造の技術を何世代にもわたり 2 世紀以上守り続けてその地位を堅持してきた独立したマニュファクチュールです。美と芸術への情熱に加えて、このサヴォアフェールを守り続けてきたことがジラール・ペルゴの変わらぬ革新力のカギとなってきました。
美しさと機能性の完璧なバランスを追求する高級時計愛好家であればすぐに、ロレアートのブランドを象徴する八角形のベゼルや「スリー・ゴールドブリッジ」を備えた伝説のトゥールビヨンといった特徴に目が行くことでしょう。時計業界の基準作りから高度な精密工学によって目に見えないものを見えるようにする技術まで、ジラール・ペルゴは、数々の業界初となるモデルを生み出すことで絶えず時間の流れを変えてきました。時計に関する革新のパイオニアというこの地位は、1884 年に登録された「スリー・ゴールドブリッジ」のムーブメントのようなオリジナルのデザインに関する 100 件以上の特許、そして 2013 年の「エギーユ・ドール」賞や 1889年のパリ万国博覧会で授与された金賞といった実績によって盤石なものとなっています。
ジラール・ペルゴは、その伝統に根差し、常に先を見据えてきました。新しい技術を受け入れ最先端の素材を活用し、アイコニックなシェイプを再構築することで喜びをもたらすような独創的な方法を見出す情熱に突き動かされています。2022 年には姉妹メゾンのユリス・ナルダンと共に独立したマニュファクチュ―ルのグループ企業となりました。