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オーデマ ピゲロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン “コンパニオン”が登場

キャラクターウォッチをチープなノベルティではなく優れた手仕事で真の高級機械式時計とする──2021年にスタートしたオーデマ ピゲのチャレンジは、新たな才能とのタッグで複雑時計と現代アートを融合させた。

キャラクターウォッチの歴史は古く、1902年に出版されたアメリカの漫画マスター・ブラウンの顔をダイヤルに描いた懐中時計が発見されている。そして1933年、インガソール社がミッキーマウスの腕を針としたキャラクターウォッチを開発。以降、キャラクターウォッチは、ダイヤルの飾りである静止画タイプとメカニズムに取り込んだアニメーションタイプとが次々と登場していく。それらの大半はチープなモデルであったが、1980年代以降、高級時計の表現手段としてさまざまなキャラクターとのコラボレーションが試みられるようになった。

オーデマ ピゲスーパーコピー時計 代引き専門店は2017年からマーベルと長期的なパートナシップを模索し、2021年、メゾン初のキャラクターウォッチを世に送り出した。それは静止画タイプでもアニメーションタイプでもなく、キャラクターを立体的なモニュメントとして設えダイヤルに配した、まったく新しい表現であった。2023年には、その第2弾が登場。そして今年誕生したオーデマ ピゲの3Dキャラクターウォッチでは、現代アーティストが生み出したキャラクターの世界観をメカニズムと融合させるという、新たな試みに挑んだ。

オーデマ ピゲが目指すのはより良いものを成し遂げ、まだ存在しないものを創ること。そのための手段のひとつが、伝統と前衛の共存であるという。伝統はメゾンに息づく。そして前衛は、さまざまなカルチャーとともにインスピレーションを与え合うことで新たな創造の領域を得てきた。

マーベルとの提携では、前述したようにそれまで存在しなかった3Dキャラクターウォッチが生み出された。それをさらに発展させるため、メゾンが新たなパートナーとして選んだのは、世界的な人気を誇る現代アーティスト、KAWSであった。そのコラボモデルとなる「ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン “コンパニオン”」のダイヤルは、その名の通り彼の代表作であるコンパニオンの立体的なモニュメントで埋め尽くされている。

ミッキーマウスから着想を得たと言われる、顔をスカルに仕立て目を“××”としたキャラクターはフィギュアでも人気で、グラフィックとしてもさまざまなブランドで用いられてきた。その上半身をオーデマ ピゲはチタンを使って立体的に創り上げ、サファイアクリスタル風防に手を押し当てて、外側を好奇心いっぱいにのぞき込んでいるかのように配した。そしてその胴体の真ん中は丸く開口され、トゥールビヨンの動きを見せている。

これまでの2作のマーベルウォッチは1作目のブラックパンサーがフライングトゥールビヨン、2作目のスパイダーマンがトゥールビヨンであったが、いずれもキャラクターとは切り離され、関連性を強く主張していなかった。それが今回、胴体に組み込まれたのは、KAWSには“解剖シリーズ”という作品群があるから。つまり機械式時計の心臓部を、解剖されたコンパニオンの心臓に見立てたのだ。これは、KAWSの世界観とメカニズムとの幸福なマリアージュだと言えよう。


ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン “コンパニオン”

Ref.26656TI.GG.D019VE.01 価格要問合せ(250本限定)

チタンケース、43mm径、17.4mm厚。手巻きCal.2979搭載、約72時間パワーリザーブ。10気圧防水。

サンバースト模様のチタンダイヤルプレート上に、グレートーンのチタン製ミニチュア KAWS “コンパニオン”。サンドブラスト仕上げのライトグレーチタンインナーベゼル、暗闇でブルーに発光する蓄光加工を施したチタンのペリフェラル式ロイヤル オーク針とアワーマーカーを採用。

また過去2作のモニュメントと比べ、ペイントを最低限にしているのも新たな試みである。色は、ライトとダーク、2つのグレーのみ。そしてサテン仕上げとサンドブラスト加工によるコントラストの違いで立体感を際立たせ、コンパニオンのフォルムを純化してみせた。さらにケースも同じチタン製として異なる仕上げを組み合わせ、グレーのトーン・オン・トーンによる静謐な外観を創出している。

ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン“コンパニオン”を見る

KAWSのクリエイティビティを全身で表現

キャラクターの純化はメカニズムでも図られた。ご覧のようにダイヤルを埋め尽くすコンパニオン上には、針がない。代わりにその外側で、分・時の各指標が回転するペリフェラル式時刻表示を、メゾンとして初採用したのだ。ムーブメントの縁に設置した遊星歯車を調速し、分・時の各指標が載ったリング状の歯車を回す仕組みは、ミステリーウォッチや今年各社から登場したセンタートゥールビヨンで試みられてきた。それを、時分針がキャラクターを邪魔しないために用いたのは、おそらく過去に例がない。

このモデルのために開発されたCal.2979は、ケースバック側の造作にも凝る。主輪列を覆うのは、ブラックPVDを施したティアドロップ型の立体的なブリッジ。これはKAWSのキャラクターたちのパデッド(詰め物)デザインからインスピレーションを得ているという。中央には約72時間のパワーリザーブをかなえる大型の香箱が鎮座し、そのラチェットホイール(角穴車)にも、KAWSを象徴する“×”が象られている。さらに香箱の上を小さく開口し、巻き戻りを防ぐクリックを見せているのも、ユニークである。


時計製作の世界に魅了されると同時に、オーデマ ピゲの職人たちの技術力が真に傑出した存在であることを知りました

– KAWS

真のコラボレーションを実現したキャラクターウォッチ

前に述べた通り、KAWSは現代アートの範疇を大きく超えて、実に多岐に渡る製品・ブランドとコラボレーションをしてきた。スニーカーやTシャツ、バッグにマウンテンパーカー、香水のボトル、スマホケース、スケボーデッキなど。しかしメカニズムとの融和が図られたのは、今回が初である。開発期間も、過去のコラボレーション作品と比べ圧倒的に長かったという。


「このプロジェクトの実現にあたり、2年という時間をかけてオーデマ ピゲと仕事ができたことは素晴らしい経験でした」と、KAWSは振り返る。

1974年、ニュージャージー州で生まれたKAWSは、高校生だった10代の頃、タギング(グラフィティで壁などに自分の名前を残す行為)をはじめ、その際にKAWSとのタグを用いた。名前を残すのは、それがコミュニケーションの手段だったから。一方で時計は、人と時間とのコミュニケーションツールである。だからだろうか、KAWSは今回のプロジェクトを通じ、「時計製作の世界に魅了された」と語っている。同時に、

「オーデマ ピゲの職人たちの技術力が真に傑出した存在であるということを知りました。卓越した時計を100年以上にわたり造り続けているオーデマ ピゲの作品リストに、私の時計が名を連ねることを光栄に思います」

他社にもキャラクターウォッチは数多い。しかしその多くは、キャラクターをモチーフにしているに過ぎない。対して本作は、ただKAWSのキャラクターを引用するだけに留まらず、作品の世界観をさまざまな工夫で時計の内で外で表現してみせた。オーデマ ピゲにとってコラボレーションとは、インスピレーションを与え合うこと。KAWSとのタッグで、メゾンと創造的な世界との間に新たな橋が架けられた。

オーデマ ピゲ公式サイトを見る

オーデマ ピゲによるキャラクターウォッチたち
2021年ブラックパンサー

立体的モニュメントという、キャラクターウォッチの新たな領域を開いたオーデマ ピゲとマーベルとのパートナーシップ締結がアナウンスされたのは、2021年3月のことだった。しかしプロジェクトは、2017年から極秘裏に進められていた。きっかけは、メゾンの前CEOフランソワ-アンリ・ベナミアスが、友人である俳優ドン・チードルに、「マーベルとの提携は、昔からの夢」と打ち明けたことだった。チードルは、その場でマーベルに電話をかけ、オーデマ ピゲとのミーテングを設定したのだ。

数あるマーベルのキャラクターの中から最初に選ばれたのは、ブラックパンサーだった。2021年4月に発表された「ロイヤル オーク コンセプト “ブラックパンサー” フライング トゥールビヨン」は、WG製のブラックパンサーの立体的なモニュメントを、フライングトゥールビヨンをまたぐように設置。その上で大型の針が時を刻む、力強い外観を創出している。ヒーローのスーツの質感はレーザーカットとハンドエングレービングで表現。さらにハンドペインティングでリアルな陰影のコントランストが描きされた。キャラクターを工芸技術を駆使して、立体的なモニュメントすることで高級時計へと昇華する。キャラクターウォッチの新時代を開いた、これはまさに金字塔である。

2023年スパイダーマン

マーベルとの提携のニュースは、実は時計ファンの間で賛否が議論された。キャラクターウォッチは、チープなトイウォッチとのイメージが強かったからだ。そんなネガティブな声をブラックパンサーは吹き飛ばし、250本が即完売。期待が大きく膨らんだ第2弾では、マーベルのキャラクターの中でももっとも人気が高いスパイダーマンが登場した。

その「ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン “スパイダーマン”」は、ダイヤルから飛び出さんばかりに、蜘蛛の巣を発射せんとするスパイダーマンの姿が、実に印象的だ。このモニュメントはWG製で、塊から職人の手で1つずつ彫り出され、スーツの模様まで繊細にエングレービングされている。この彫刻と手作業による塗装には、計50時間以上を要するという。

大人気のオーデマピゲ時計コピーNランク代金引換搭載するCal.2974は、既存のCal.2948のスケルトン仕様。残されたフレームの間から、スパイダーマンは裏蓋側へ足を突き出している。そのブーツの底のパターンまでメゾンの職人はエングレービングしてみせた。

精緻な工芸技術を注いだ2つの3Dキャラクターウォッチは、それぞれ仕様が異なるユニークピースも製作され、オークションにかけられた。その落札で得たお金は、すべて世界各地の恵まれない家庭の若者たちに均等な教育の機会を与えることに使われる。

ドバイで開催されたスパイダーマンのユニークピースオークションでオーデマ ピゲは、「2025年には新たなキャラクターとのコラボモデルの登場を約束します」と、力強く宣言。どのキャラクターとどんな新しい表現でコラボレーションするのか、ファンの想像と期待は膨らむばかりだ。

ヴィンテージ911を完全電動化した新しい解釈のクルマを運転する機会。

数週間前、オードレイン・ニューポート・コンクール&モーターウィークの目玉イベントであるコンクール・デレガンスのPhoto Report記事を紹介した。このイベントは週末の日曜日に開催され、豪華絢爛なギルデッド・エイジ時代(1865年の南北戦争終結から1893年恐慌までの時期)のロードアイランド州の邸宅の芝生に、驚くほど素晴らしいクラシックカーが並ぶ壮観な催しである。今日はその前日の出来事について語りたい。オードレイン・ツール・デレガンスに参加し、予想外、いやむしろ場違いともいえるクルマを運転する機会を得た時のことを。

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1964年製の非常にクールなイソ・リヴォルタ GT。

具体的なクルマの話に入る前に、まずはツアー自体について少し背景を説明しよう。通常、知名度があるコンクールイベントの多くにはツアーが併催される。このツアーではクルマがパレードのように決められたルートを走行する。これにより地元の人々や、チケット制のイベントには参加しない人々にもクルマを見る機会が提供される。そして何より重要なのは、これらのクルマが自走可能な状態で動いているのを目にできるということだ。もしあなたが熱心なカーファンでなければ(ここまで読んでくれたことに感謝する)、この種のイベント(たとえばオードレイン・コンクール・デレガンスなど)に登場するクラシックカーの多くは、極上スーパーコピー時計代引き専門店そら~必ずしも完璧な状態で走行できるわけではないことを知っておくとよいだろう。

そういったクルマが実際に走る姿を目にすることができると、それは特別な体験となる。戦前のレーシングカーやヨーロッパのクラシックカーが、ニューポートの絵のように美しい街並みを駆け抜ける様子はまさに見ものだ(あるいは僕のように運よく今年だけでこうしたツアーに2度参加できたなら、モントレー近郊のハイウェイ1を駆け抜ける光景もまた格別だ)。

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1956年製のジャガー XK140 DHCのヘッドライトとグリル。

オードレイン・ツール・デレガンスでは、ニューポートのドックに180台以上のクルマが並び、各グループがツアールートへと出発した。このイベントの模様はオードレイン・コンクール・デレガンスのPhoto Report記事で広く紹介したが、今回はクルマの細部にさらに注目してみた。ヘッドランプ、ステアリングホイール、計器類、ボタンやノブ、そして精巧に組み合わされた装飾品…これらに焦点を当てる機会としたのだ。

僕にとって、特にこれらのクルマを運転する機会がどれほど貴重なものであるかを理解しているからこそ、こうしたディテールは写真でも非常に映えるし、時計愛好家を引きつける要素とも直結していると思う。金属、木材、革、ガラスが一体となり、時代を超えて美しく存在し続けるものを生み出している。それも現代では到底再現できないような方法でつくられていることが多いのだ。

ドライブについては後ほど触れるとして、まずはオードレイン・ツール・デレガンスに登場した美しいヴィンテージカーやコレクターズカーの細部をじっくりとご覧いただきたい。

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1957年製、ガズ・ヴォルガ M-21Vの車体とマッチしたカラーリングの内装。

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1957年製シトロエン DS 19のヘッドライト。

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DS 19の何ともクールなリアウインカー。

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1959年製トライアンフ TR3A。

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1969年製のプリムス・バラクーダ、魅力的なエンブレム。

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ハーレーダビッドソン EL "ナックルヘッド" 1938年製のシフトレバーノブのディテールに注目。

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1938年製、リンカーン・ゼファーの美しい装飾。

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鮮やかなイエローが印象的な1965年製フェラーリ 275。

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まったく異なる黄色のクルマ(今回は1974年製サーブ ソネット III)。だがステッカーもいい感じ。

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ルノー アルピーヌ A110、1973年製。ピンク・フロイドの『狂気(Dark Side of the Moon)』がリリースされた年と同じだ。

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アルピーヌ A110のディテール。

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さらに詳しく。

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さらにもっと。そしてよく知らないブランドのロゴ。しかしこの混沌感は愛おしい。

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もう1台のヴィンテージハーレーダビッドソンに見られる、オードレインのディテール。

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ツアーの開始を待つ年代物のポルシェ 911。

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1958年製、デビン SSのダッシュボード。

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1958年以来、デビン SSが走り抜けてきた道とレースの記録。

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1954年製、メルセデス・ベンツ 220の見事な木製ダッシュボード。

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1953年製の非常に希少なPBX H モディファイドレーシングカー。

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秘密を抱えた黒いポルシェ 964 911 カブリオレ(続けて読んで)。

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もうひとつのアングルから見るフェラーリ 275。ただただ美しい。

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1932年製、フォード モール・スピードウェイ・ホットロッド。低い位置にセットされたユニークなセンターランプに注目。

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モール・スピードウェイの燃料計は座席うしろの壁に埋め込まれている。バックミラーで確認できるよう、逆向きに設置すべきだったかもしれない。

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フォード モール・スピードウェイの素晴らしいディテール。金属、革、ガラス。シフトレバーのノブにはファイアストンタイヤのエンブレムが刻まれている。

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露出したシフトリンケージをチェック。

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かつてのテールライトは実に美しかった。

サクリレッジ・モータース・ブラックバードを運転する。964世代の911を完全電動化したモデル
 オードレイン・ニューポート・コンクールを控えた数週間のあいだに、A.ランゲ&ゾーネのチームからツアーでクルマを運転する機会があるかもしれないと言われた。その提案には即座にぜひと返事をした。あまりに即答だったので、実際に運転するクルマについては一切気に留めていなかった。戦前のクルマか、あるいはオードレインやイベントスポンサーが提供するデモ車か何かだろうと思っていた。しかしその予想は大きく外れていた。

 ツアー用に並べられたクルマの列を歩いていると、ブラックバードの製造元であるサクリレッジ・モータースの創設者のひとり、フィル・ワーゲンハイム(Phil Wagenheim)氏を紹介された。このブラックバードは1992年製の964型ポルシェ911をベースに、完全電動化をしたモデルだ。後輪軸に500馬力のモーターを搭載し、ポルシェ911への深い愛情と、電動化された911というコンセプトに魅力を感じる特定の購入者層に訴求できると信じる哲学のもと設計されている。見た目、走り、そしてほとんどのフィーリングは確かに911そのものだ...エンジンを除いて。

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 現在では一般的となった911のレストモッド(再改造車)の流れを汲む製品として、たとえばシンガーやワークショップ5001、カネパ、エモリー、ガンサーなどを思い浮かべて欲しい。サクリレッジ・ブラックバードは、その一部に似ていながらもまったく異なる個性を持っている。停車中のサクリレッジを見かけても、それが単なる標準仕様の964カブリオレではないとすぐに見抜けるのは鋭い目を持つ人だけだろう。確かにこのクルマはリバッジ(エンブレムの付け替え)されているし、ポルシェのロゴは車内のメディアユニットにしか見当たらない(これもポルシェ純正だ)。さらに、リアのライトアレイにはブランドのロゴがあしらわれており、それはバッテリーの回路記号を模したデザインとなっている(このひねりは実にクールだ)。

 しかし車内を覗き込んでも、この車が電動化されている秘密を明かすものはほとんど見当たらない。多くのEV(電気自動車)がデジタルスクリーンを重視するのとは異なり、サクリレッジ・ブラックバードには中央メーター内にごく小さなスクリーンが設置されているだけだ。それよりもサクリレッジはディテールにこだわり、911でおなじみ(いやアイコニックと言ってもいい)な5つのメーターを、新しい動力源に対応した表示に改良している。たとえば温度やバッテリー残量、そしてもちろんスピードメーターだ。内装は外装と同様、オリジナル車両をとても丁寧に再現している印象を受ける。つまり、サクリレッジ・ブラックバードに乗り込む感覚は、これまで僕が964型に乗った経験とほとんど変わらないほどなじみ深いものだ(とはいえ、カブリオレに乗るのも、バッテリーで動く964に乗るのもこれが初めてだったが)。

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 このクルマの完成度は見事であり、それは実際に運転する前から感じられるものだ。サクリレッジは、ほとんどポルシェそのものを感じられるものを見事につくっている。ただし元のシフトセレクターの位置に取り付けられたシングルプレーンの“ギアレバー”だけは例外だ。サクリレッジは、ベース車両として964型をドナー車に使用しており、改造プロセスはボディを切断することなく行われている。そのため、この電動化を完全に元に戻すことも可能だ。とはいえその価格は驚くほど高額である。この車両は元々ポルシェの初期型ティプトロニックオートマチックギアボックスを搭載した、964カブリオレから始まったものだ。クラシックカー愛好家がコレクター車両への改造を嘆く気持ちは理解できるが、この時代のティプトロニック搭載カブリオレに関しては、そういった感情はそれほど当てはまらないのではないかとも思う。

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 サクリレッジを運転するというのは、いちどにふたつの場所にいる感覚を教えられるようなものだ。一見すると、これはクラシックな964の思想と現代の電気自動車技術が融合した矛盾そのものだ。だがクルマに乗り込み、バケットシートの低い位置に腰を沈める感覚は、まさにいつものポルシェそのものだ。それ以外の部分は、まあまったく新しい体験だった。視覚や触覚が伝えるのはまさに1990年代のポルシェそのものである。しかしエンジン音がほとんど聞こえないまま、クルマはすでにスタンバイしている。レバーを引き、ブラックバードをドライブモードに入れる。アクセルペダルを軽く踏むだけで、僕たちは静かに走り出した。

 最も興味深いのは、964そのものの運転感覚をほぼそのまま得られるにもかかわらず、ノイズが完全にないことだ。エンジン音だけでなく、トランスミッションの作動音や微かなガタつき音、振動などがすべて中和されている。その結果運転は非常に落ち着いたもので、きわめて扱いやすく、乗り始めた瞬間から安心感を抱かせる。


 ツアー中、基本的には低速でのんびりと進む場面が多かったが、僕の落ち着かないADHD的な思考が時々、前を走る改造ミアータとのあいだに少し距離を取らせようとすることがあった。しかしいざ距離を詰める必要が出ると、どのモードであれその隙間は一瞬で埋まった。スポーツモードでは500馬力が解放され、無限にも思えるトルクが味わえる。ゼロから60まで(0-60mph)は3.8秒と言われているが、それ以上に速く感じる。そして一度アクセルを深く踏み込んだらスピードメーターを気にしたほうがいい。気づけば法定速度を大きく超える速度に達しているだろう。戦前製の三輪オートバイのうしろで退屈な時間を過ごしたあと、アクセルを踏み込んでツアーの大半をバックミラーの向こう側に置き去りにした時、それを身をもって実感した。

 スピードそのものは大した話ではない。もし粗悪な冷蔵庫(いや、便利で非常に速い冷蔵庫)を運転しても構わないのなら、テスラでもそのスピードを手に入れられる。だがここで際立っていたのは、アクセル操作やエンジン音の欠如を除けば、操作感が間違いなく964らしいという点だ。車体が重たいと感じるわけではないが、間違いなく911としての特性を持ち、正統派スポーツカーらしく攻めて欲しいという意思を感じさせる。ステアリングは重さがある一方で鋭く、ドライバーに明確な情報を伝えてくれる。そしてグリップ性能は申し分ない。964を運転したことがある人ならこの操作感にすぐなじむだろう。ただし、ペースについては標準の964とはまったく異なるため、少し頭を切り替える必要がある。そしてもしクルージングしたい場合(たとえば、クラシックカーラリーで他人のクルマを責任を持って運転するよう頼まれている時など)、エンジンノイズがないことでカブリオレがさらに魅力的に感じられる。

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 もし2025年向けの964をつくるとしたら、サクリレッジは少なくとも魅力的な選択肢のひとつとなるだろう。特に、数多くの911を所有してきた経験があり、新しい何かに興味を持つような購入者層には強く響くはずだ。ただここで大きな問題がある。ブランドが非常に限られた台数しか生産しないという点だ。そしてその価格は85万ドル(日本円で約1億2900万円)にも達する。さらにドナー車の条件や仕様の個別カスタマイズによって、価格は多少変動する可能性がある。このクルマは間違いなく非常に印象的な仕上がりだが、その価格を考えると当然と言えるだろう。

 サクリレッジが提供する内容についてさらに詳しく知りたい方は、彼らの公式サイトをこちらで確認できる。またThe Curmudgeon Showのジェイソン・カミーサ(Jason Cammisa)氏とデレク・タム=スコット(Derek Tam-Scott)氏による自動車ジャーナリストの視点をこちらで見ることもできる(この番組は非常におすすめだ)。最後に、サクリレッジと僕をつないでくれたランゲのチームに感謝したい。またドライブ中に同行してくれたフィル氏にも、ブラックバードについて僕が投げかけた数千もの質問に辛抱強く答えてくれたことに心から感謝する。

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サクリレッジの共同創設者がオードレイン・ツール・デレガンスで何をつけていたのか? もちろん、ランゲ1だ。

 ツアールートを走り終えたあと、フィル氏が僕をオードレイン自動車博物館の近くで降ろしてくれた。そこで集まったクルマを眺めながら、少し時計探しを楽しむことにした。以下はニューポートで過ごした素晴らしい朝の最後に撮影した写真だ。クルマが好きな人にとって、これほどオープンで親しみやすくフレンドリーなイベントはほかにそう多くないだろう。

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来世は、秋晴れの日にカーショーを散歩するのが大好きな飼い主に飼われる犬として生まれ変わりたいものだ。

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別タイプのグリーンの911。

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ボンネットピンのディテール。

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フェラーリ 550 マラネロのヘッドライト。

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ヴィンテージポルシェ 356のボンネットとヘッドランプのディテール。主電源のマスターカットオフが非常にクールだ。

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1962年製のポルシェ 356のバッジ。

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ツアーの終わりに見られたハイ・ローな雰囲気の一例。ここには美しいセイコー 5 スポーツ SSK005が。

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そしてこちらは2019年の名作のひとつ、A.ランゲ&ゾーネのダトグラフ・パーペチュアルカレンダー・トゥールビヨン。

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アストンマーティンのバッジ。

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ヴィンテージポルシェ 911に装着された追加ライト(こうしたライトはほぼ間違いなくクールだ)。

デジクールウォッチが洗練された姿で再登場!

70年代のある時期は、画期的なアメリカらしいフューチャリズムが日本から押し寄せる波をくい止めるかに見えた。世界初のデジタル時計、パルサー・タイム・コンピュータは、ジョニー・カーソン(Johnny Carson)が司会を務める『ザ・トゥナイト・ショー(The Tonight Show)』にも登場した。とはいえ、ボタンを押すと数秒間、赤いLEDの数字が光る“タイムスクリーン ”には、ジョニーは感銘を受けなかったようだ。それでもこの時計は大ヒットし、アメリカの電子機器メーカーがウォッチメイキングに参入し、オメガにLEDモジュールを供給するまでになった。悲しいことに革新的なLEDの輝きはアメリカのウォッチメイキングと同様すぐに色あせてしまったが、70年代が復活を遂げつつあり、LEDはこれまでで一番輝いているようだ。

ゴールド風味で復活したGP キャスケット2.0
 ジラール・ペルゴ キャスケット Ref.9931は、LEDシックの象徴的存在だ。しかし1976年、日本製クォーツの波が押し寄せるなかで登場し、ブランドの忠実なバイヤーたちに衝撃を与えた。マットな宇宙産業御用達のマクロロン複合材やスティール、さらにはゴールドメッキを施したケースは、まるで空気力学に基づいたヘルメットのようだった。キャスケットという名称も実のところ、サイクリストがレースや練習で使用するぴったりとした帽子のことで、現在は主に表彰台で着用される。しかしそのワイルドなSF的ルックスにもかかわらず、2年間で8200本が生産されるヒット商品となった。

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 さて、ロンドンのジョージ・バンフォード(George Bamford)氏がOnly Watchのために鍛造カーボンファイバー複合材の有機的な渦巻き模様でカルトクラシックを復活させた2021年まで話を進めよう。ジラール・ペルゴはこの“ユニークピース”を経て、2022年に42.4mm×33.6mm、チタン製ケースバックのセラミック キャスケット2.0を発表した。しかし今回は、ラバーを裏打ちしたきわめて革新的なセラミック製ブレスレットに、真新しい多機能クォーツムーブメントを搭載したのだ。オリジナルのダークバージョンは、2023年にサンローランのクリエイティブ・ディレクターによる限定バージョンがいくつか発表され、(映画スター・ウォーズに登場する)シスの世界観を体現していた。

gp casquette
 先月、ジラール・ペルゴはデジタルルネサンスのさなかに、サテン仕上げのチタン製キャスケットを発表した。試着してみたところ、正直に言えばすっかり魅了されてしまった。最新技術のLEDスクリーンを備えたこの時計は、視認性が最高な時計とは言えないが、起動ボタンを押すのはちょっとした儀式である。このキャスケットは私の感性に完璧に響き、身につけることでまるでタイムトラベルをしているような感覚に包まれる。ジラール・ペルゴはその最終モデルとして、18Kのアプライドケースロゴとプッシャーが鮮明な輝きを放つ、洗練されたフルチタン製バージョンを発表した。

gp casquette
 軽量なチタンは常に歓迎されるものであり、口コミ第1位のカルティエ スーパーコピー 代引きブレスレットを快適につけられるラバーライニングが隠されているのも粋な計らいである(ほかのブランドも学んで欲しい!)。称賛に値する動きとして、キャスケット2.0のために開発されたCal.GP3980もリバースエンジニアリングされており、1976年製のキャスケットに後付けできるようになっている。先月69万3000円(税込)で発表されたキャスケットは、すでに完売間近もしれないが、ゴールド風味が効いたオールドスクールなLEDエレガンスを味わいたいのであれば、神に祈るしかない。

 詳細はジラール・ペルゴ公式ウェブサイトまで。

スイスの洗練を身につけたアメリカのパイオニア、ハミルトン PSR
hamilton PSR
 ツールウォッチに重点を置くハミルトンが、2020年に復活した伝説的なパルサーのパワーアップ版、PSRを発表するとはうれしい驚きだ。しかし限定生産のキャスケットとは異なり、主力モデルへとアップグレードされている。我々は2020年に発売されたパルサーを取材したが、今では最新技術の有機ELディスプレイを誇るこの堅牢なスポーツウォッチには3つのバージョンが展開される。70年代のパルサー・タイム・コンピュータを短期間で再現したこのモデルは、100m防水と分厚いARコーティングサファイア風防を備え、日常使いに最適と言える。

hamilton PSR
 厚さ13.3mmのケースのスリム化とレトロ回帰の願いは、ハミルトンが先月発表したPSR 74(上の画像)で叶えられた。2020年モデルを購入寸前までいったのだが、PSR 74のファンキーなアルマジロのようなシングルリンクブレスレットに軍配が上がり、PVDゴールド仕様で決まりだと思った。

 バングルのようなこのPSR 74は、H-40eクォーツキャリバーを搭載し、反射型LCDと有機発光OLEDのハイブリッドディスプレイを搭載している。31mmのクッションケースは幅が狭いと感じる人もいるかもしれないが、私はすでにトッド・スナイダーのブラウンのカシミアタートルネックを合わせる準備ができている。小売価格は13万5300円(税込)。

 詳細はハミルトン公式ウェブサイトまで。

ブローバ コンピュートロン
 MADE IN USAのLEDウォッチのなかで際立っているのはハミルトンだけではないし、ウェッジの効いたブローバ コンピュートロンほどワイルドばものもない。元同僚のジャック・フォースターが2019年に発表したその復活に関する記事を読むと、私は過去の栄光を復活させようとする限定的で勇敢な試みだと思った。しかしこの時計がパンデミックを乗り越え、その過程でより洗練されたダークバージョンへと変貌を遂げなかったとしたら、私は納得できない。

bulova computron
 このことは、70年代や80年代を受け入れ、団塊の世代に似合う時計を身につけるZ世代を含む、時計バイヤーの想像力豊かなセンスについて多くのことを物語っている。コンピュートロンは厚さ13.8mmのドラマチックなしま模様のウェッジケースが特徴的で、鮮明なディスプレイと今ではおなじみの側面となったアクチュエーターを備えている。プッシュを繰り返すと、秒表示、日付表示、セカンドタイムゾーンまで表示される。レストアされたAMCグレムリンで近所を流しているときに、ディスプレイで気を散らさないようにしよう。

bulova computron
 2022年にデザインを一新したブローバ コンピュートロンは、ゲームチャンピオンのD-Caveとのコラボレーションによるトロン風ブラックバージョンでゲーマーを魅了した。しかし私が即座に気に入ったのは、スリムな31mmケースに赤いLEDを備えたRef.97C110の派手なゴールドだ。私はスター・ウォーズ(CGI以前の)ファンなので、C-3POのドレスウォッチを思わせる輝かしいルックスで4万4000円(税込)なら十分だ。

 詳細はブローバ公式ウェブサイトまで。

GPHGノミネートのメカオルタナティブ、アミダ デジトレンド
 なぜ非LED表示のデジトレンドを選んだか、理由を説明しよう。私は最近、クルマにインスパイアされた時計について書いた。そのなかにドライバーに対してダイヤルが向いたキャスケットを加えたかったが、起動ボタンを押すためにハンドルから手を離す必要のある本機は安全上の配慮から省くことにした。しかし最近、スイスの競合モデルとして、ドライバー中心のデジタル表示を備えたアミダ デジトレンドが復活を遂げた。視認性のイロハを押さえたものではないが、視覚的なひねりを加えた70年代の雰囲気を提供してくれる。

amida digitrend
 デジトレンドには3つのオプションがあるが、私はベイダーを思わせるブラックエディションを選ぶ。このモデルは70年代復刻の第2弾で、2024年のGPHGにノミネートされた。スイス製自動巻きムーブメントのソプロード社製P092を搭載したデジトレンドは、1976年のアミダを忠実に再現し、素晴らしいディスプレイ技術を搭載している。ダイナミックなフォルムはモーターレースにインスパイアされたもので、ドライバーに向いたサファイアクリスタル風防には1974年に取得された光学特許が使用されている。

amida digitrend
 ブラック地にオレンジのジャンピングアワー、回転するミニッツ表示の少し歪んだ縦型表示は、ディスクがムーブメントに水平に取り付けられていることから、潜水艦の潜望鏡に例えることができる。時刻表示は1974年に特許を取得したプリズムをとおして表示され、潜望鏡の光学系をほうふつとさせる。

 アミダ デジトレンドは50m防水に対応し、日常での使いやすさを徹底的にモダナイズしている。また約44時間パワーリザーブとサファイアケースバックを特徴とし、そこからジュネーブストライプやサンドブラスト、サーキュラーグレインを眺めることができる。デジトレンドはポップなオレンジのカーフライニングが施されたアンスラサイトカラーのアルカンターラストラップが3250スイスフラン(日本円で約57万円)で提供され、わずかな追加料金でブラックDLCブレスレット仕様も選べる。

グランドセイコー SBGH349 “氷瀑”を実機レビュー

グランドセイコーを目にした。穂高連峰の朝焼けをイメージした記念モデル2型(SBGA497とSBGE305)に始まり、厳美渓(げんびけい)の景観を型打ち模様とライトグリーンカラーで表現したSLGH021、Kodo コンスタントフォース・トゥールビヨン“薄明”ことSLGT005もあった。横浜髙島屋限定モデルのヘリテージコレクション SBGH361も実に印象的だったし、特に約50年ぶりになるという10振動の手巻きCal.9SA4を搭載し、Watches & Wonders Geneva 2024でも話題を集めたSLGW003 エボリューション9 コレクション“白樺”については動画を交えてじっくりとその魅力を紹介することができた。だが、2024年に見たグランドセイコーのコレクションのなかで、もっとも心を引かれたのはこのモデルかもしれない。“氷瀑(ひょうばく)”をモチーフにした新ダイヤルを持つSBGH349、そしてSBGH347だ。

氷瀑(ひょうばく)とは、冬の厳しい寒さで滝から流れる水が氷点下でゆっくりと時間をかけて凍りついていく自然現象のことで、アイスフォールとも呼ばれる。特に本作は、岩手山の厳冬期に見られる氷瀑から着想を得たアイスブルーのカラーリングと縦方向のテクスチャーダイヤルが特徴で、ダイナミックさと繊細さが共存した質感はまさに氷瀑をほうふつとさせる仕上がりだ。水々しいアイスブルーとシルバーカラーのみで構成されたダイヤルは、絶妙かつ大胆な型打ち模様が光の反射により豊かな表情を生み出す。“白樺ダイヤルに”代表されるようにグランドセイコーは感情の琴線に触れる質感に優れたダイヤルを生み出してきたが、この氷瀑ダイヤルは、個人的に最もエモーショナルなダイヤルだと感じている。

口コミ第1位のパテックフィリップスーパーコピー 代引き専門店見て欲しい、この質感を!

そうした感情的な部分を抜きにしても、この氷瀑ダイヤルモデルは注目に値する。というのも、このアイスブルーのカラーリング(モデルによって微妙に表現は異なるが)は、エレガンスコレクションではいくつか見られるものの、グランドセイコーにおける王道デザインである独自のデザイン文法、グランドセイコースタイルを確立した44GSを現代的に解釈したスタンダードなヘリテージコレクションでは、限定や専用モデルに用いられていたもので、レギュラーモデルとしては意外とまれな存在となっている。

上の写真を見てもらえるとわかるが、この氷瀑ダイヤルモデルにはSBGH347とSBGH349の2モデルがラインナップされている。大きさが違うのは一目瞭然だが、このふたつは何が違うのか? まずはSBGH347から紹介しよう。こちらは37mm径で、ケースとブレスレットに耐食性に優れたエバーブリリアントスチールを採用している。一方のSBGH349は40mm径で、ケースとブレスレットにSSよりも軽量で錆びにくく、傷がつきにくいブライトチタンが用いられている。大きな違いとしてはサイズと外装素材で、搭載ムーブメントは共に毎秒10振動のハイビート自動巻きキャリバーである9S85を搭載しており、時計の性能としては同等だ。

なお、この2モデルは同時に発表・発売されているわけではない。SBGH347は2024年10月に発表されておりすでに購入可能だが、SBGH349は先日発表されたばかりで発売は2025年1月10日(金)を予定している。まもなく、同様のスタイルを持つ2モデルの購入を比較検討することができるようになる。

どちらのモデルが好みでおすすめか。普段なら間違いなく37mm径のSBGH347と答えるだろうが、このモデルに関しては異なる。どちらも実際に触ったうえで心引かれたのは40mm径のSBGH349のほうだった。サイズこそSBGH349のほうが大きいが、それ以外の数値を比較するとSBGH347が37mm径に対して、ラグ・トゥ・ラグが44.6mmで厚さは13.3mm、重さはフルコマ状態の公式値で142g。対してSBGH349は40mm径に対して、ラグ・トゥ・ラグが46.6mmで厚さは13mm、重さは104g。これは好みが分かれるポイントだが、個人的にはブライトチタン仕様のSBGH349のほうがつけ心地が軽く好みだった。

理由はそれだけではない。つけたときの印象としてもSBGH349のほうがサイズが少し大きいこともあり、よりダイヤルの存在感を感じられるところも気に入ったポイントだ。ダイナミックでありながら繊細な質感を持ち、手元がよく映える時計であり、時計を外したときにも思わず見惚れてしまうダイヤルは本当に魅力的である。

先行発売されている37mm・エバーブリリアントスチール仕様のSBGH347をすでにお持ちの人であっても、40mm・ブライトチタン仕様のSBGH349は十分に購入検討の価値があると思う。そしてもしこれから購入を検討しようを考えているなら、SBGH349が発売となる2025年1月10日(金)を待つことをおすすめしたい。どちらもそれぞれに魅力的なため、これはぜひとも店頭で2モデルを比較しながら自分の好みはどちらか、どちらがより自身の琴線に増えるのかを確認したうえで選んだほうがいいと思うからだ。それほどに、ふたつの氷瀑ダイヤルモデルの魅力は甲乙つけがたかった。

ブリューウォッチがスーパー メトリック クロノグラフでレトロを極める

ブリューウォッチ(Brew Watch Co.)にとって2024年は間違いなく実り多き1年だった。最近はしばらく製品紹介が途絶えていたが(2024年3月に放送されたトニー・トライナによるブリューウォッチ創設者ジョナサン・フェラーとの素晴らしいポッドキャストのエピソードに言及しないのももったいないだろうけれども)、このブランドが沈黙していたわけではないのは確かだ。今年ブリューウォッチは、いくつか例を挙げるだけでもチタンを使用した初のメトリック クロノグラフ、経年変化を極限まで追求したアルトン・ブラウン(Alton Brown)氏とのコラボレーション、そして文字盤全体に蛍光塗料を施したレトログラフなどを発表している。しかし、ホリデーシーズンが近づいてもフェラーは仕事納めはしていないようだ。ブリューウォッチは、スーパー メトリックという名で4つの新しいデザインのメトリックを発表したのだ。

brew orange lying on side
先に断っておこう。これらは増え続けるメトリックコレクションの新しい文字盤バリエーションである。つまり、大部分はすでになじみのモデルと非常によく似ている。シルエットはこれまでと変わらず、直径36mm、厚さ10.75mmのスティール製のスクエア気味なクッションケースだ。

ただ注目するべきなのは文字盤だ。極限までレトロに仕上がっている。ルミナイエロー、エレクトリックブルー、バーントオレンジ、ロイヤルブルーの4色。フェラー氏に数日間これらの時計を貸してもらった。もちろん、私のお気に入りのバーントオレンジも見せてもらったし、もっとカラフルなエレクトリックブルーも見せてもらった。

lumina yellow
ルミナイエロー

burnt orange
バーントオレンジ

electric blue
エレクトリックブルー

royal blue
ロイヤルブルー

極上ロレックス スーパーコピー代引き専門店そら~スペックは通常のメトリックと同じであるものの、スーパー メトリックという名前はしっくりくる。4モデルとも文字盤デザインによって見た目が完全に一新されているのだ。これまでのメトリックは、古典的な円形インダイヤルとこざっぱりとした外観を備えていたが、スーパー メトリックは直線的な図形と直線を多用している。箱のような長方形の凹型インダイヤルと多くの直線が文字盤上の空間を巧みに埋め、80年代の美的感覚へといざなう。インダイヤルがクロノグラフの分針とスモールセコンド針に対して非対称に配置されているのがとても興味深い。結果として読みにくくはなるが、視覚的な満足度はきわめて高いし、セイコー製VK68 メカクォーツムーブメントのレイアウトを見事に活かしていると思う。

orange dial
これら4つのモデルは、エレクトリックブルーを除き、すべてブラックのテクスチャー文字盤がベースである。ほかのメトリック同様、3時位置にはブリューウォッチの看板であるコーヒー豆のロゴがあしらわれている。これまでの伝統的なバトンインデックスの代わりに、スーパー メトリックは丸みを帯びた四角いフォルムの夜光塗料入りアプライドインデックスを採用。文字盤のほかの要素を引き立てるとともに、ふたつのインダイヤルやそのあいだに引かれたリーディングラインに注目させる気の利いたやり方である。

ケースの縁と見返しリングのあいだを埋めるフルポリッシュの鏡面は、光をドラマチックに反射し、直接光が当たらないと黒く見えることもある。カーボン、ゴールド、チタンといったほかのメトリックモデルと同様、デイト表示はない。文字盤上の非対称的な要素を増やさないための正しい選択である。

wrist shot of blue
top corner of blue dial
bottom of blue
もちろん、これらの文字盤最大の見どころはその色づかいだ。バーントオレンジとロイヤル ブルーはこのなかでは落ち着いた2色だが、それでも全体に豊かな色のアクセントが散りばめられている。コーヒーにインスピレーションを受けたブリューウォッチのブランドストーリーを物語るように、25秒と35秒のあいだのミニッツトラックはエスプレッソの理想的な抽出時間を示すショットタイマーとして着色されている。私は最近ハンドドリップにハマりはじめたばかりのため、これについてはブリューを信じることにしよう。

dial closeup near 2 oclock
case side with pushers
closeup of dial orange
スタンダードモデルにはない新しい要素として、色付きのスタートプッシャーの採用がある。メトリックでこのプッシャーが見られたのは2023年に発表されたブリューとWorn & Woundのコラボモデルが初めてだったと思うが、スーパー メトリックにも採用されたのは非常に喜ばしいことだ。ルミナイエローのように文字盤の配色が驚くほど派手なものもあるが、フェラーは天性のデザイナーであり、それは時計を見ればわかる。いろいろな要素のすべてが高次元で均衡しており、それがカラフルながらやり過ぎ感のない時計を実現している。大学時代に数多くのデザイン批評を受けた身としてそこは高く評価したい。

vertical wrist shot of orange
スーパー メトリックを手首に乗せるととてもコンパクトで、つけていてとても楽しい。このモデルは475ドル(日本円で約7万5000円)であり、ブリューはこの価格帯においてほかとは異なる楽しいことを多く行っているブランドとして確固たる地位を築いていると思う。このスーパー メトリックはその証拠である。“たかが”文字盤の変更についてこれだけの長文を書くのは通常であれば難しいだろう。しかしこれらの時計を実際に手にして、文字盤を近くで見ると常に新しい発見があるのだ。

ブリューウォッチ スーパー メトリック クロノグラフ。ルミナイエロー、エレクトリックブルー、バーントオレンジ、ロイヤルブルーの4色展開。直径36mm、厚さ10.75mmのステンレススティール製ケース、フォールディングクラスプ付きスティール製一体型フラットリンクブレスレット、サファイアクリスタル。セイコー製VK68メカクォーツ クロノグラフムーブメントを搭載、ソリッドケースバック。50m防水。小売価格は475ドル(日本円で約7万5000円)で、ブリューウォッチの公式ウェブサイトで購入可能。

タグ・ホイヤー新作 「タグ・ホイヤー カレラデイト」~

タグ・ホイヤー カレラデイトが、 流線型のシルエットと大胆な色使いに。 ムーブメントも新たに生まれ変わります。


タグ・ホイヤーは、モーターレーシングにインスピレーションを受けた、不朽のスポーツウォッチの誕生60周年を記念して、Watches & Wonders(ウォッチ&ワンダー)にて「タグ・ホイヤー カレラ デイト 36 mm」を発表しました。

タグ・ホイヤーのデザイナーとエンジニアがシルエットに磨きをかけ、真のデザインアイコンを定義する、モーターレーシングのDNAを受け継いだスポーティーなデザインを新たに実現しました。カラフルなダイヤルと華奢になったブレスレットでデザインを一新、ムーブメントも改良しました。

タグ・ホイヤー カレラの愛用者なら、1963年に発売された初代タグ・ホイヤー カレラと同じ36 mmというアイコニックなデザインに込められた特別な意味をおわかりいただけるでしょう。60年もの間に人々の好みは変化し、ケースの平均サイズも大きくなりましたが、36 mmというサイズは絶大な人気があります。 タグ・ホイヤー カレラの時代に左右されないデザインの根底にあるものが普遍的だからこそ、性別を問わず愛され続けているのです。

天才が生み出した時計:タグ・ホイヤースーパーコピー 代引き カレラ誕生の物語
36 mm径の初代ホイヤー カレラ クロノグラフは、タグ・ホイヤー創業者一族の最後の経営者であるレジェンド、 ジャック・ホイヤーによる素晴らしい発明でした。

電気技師としてオフィシャルな教育を受けたジャックは、視認性の高い計器ダイヤルの価値をわかっていました。また、モータースポーツのファンでもあった彼は、ダッシュボードの計器を瞬時に読み取れることがレーサーにとっていかに重要であるかを理解していました。こういった影響が彼の時計デザイン哲学の中心となり、特にホイヤー カレラについては、後々まで自信作の一つであると誇らしげに語っています。

ジャックはこの時計に、1950年代にメキシコで開催されたロードレース「カレラ・パメリカーナ」の名前を付けました。そのレースのスピードと危険さが、野心あふれる若者に受け入れられると考えたのです。カレラには「レース」「キャリア」「道」という意味があり、異なる文化でも上手く解釈されるだろうと考えました。彼が正しかったことは歴史が証明しています。60年を経てもタグ・ホイヤー カレラはブランドのアイコンであり、進歩的な人々のための時計として、そのスタイルや色あせることのないモダンさ、巧みな設計が高く評価されています。

60年という時が流れても、ジャックの才能は生き続けているのです。


栄光のカラー:ビビッドな新色のダイヤル
新しくなったタグ・ホイヤー カレラ デイトのダイヤルには、鮮やかな新色が採用されています。4月の発売時には、タグ・ホイヤー カレラらしいブルー、繊細なパステルグリーン、温かみのあるシルバーの3色で展開予定。 3色とも精巧なサンレイ加工のサテン仕上げです。

5月には4色目として、鮮やかなピンクのダイヤルにエレガントなスネイル仕上げを施したモデルが登場します。

この大胆なカラー展開は、伝統的なモノクロのダイヤルから脱却し、既成の枠にとらわれないダイヤルカラーを求める現代のニーズに応えたものです。

4モデルともケースは36 mmのステンレススティールです。ブレスレットはケース素材にマッチしたステンレススティール製で、フォールディングバックル付きです。スーパールミノバ® をたっぷりと塗布することで、暗い所での視認性も確保しています。一段高くなったダイヤル外周部のトラックには加速を象徴する1/4秒の目盛りが刻まれ、ダイヤルと同色で仕上げることでさらにカジュアルでエレガントな印象になっています。


新型タグ・ホイヤー カレラ デイトの美しいフォルム
タグ・ホイヤーのデザイナーとエンジニアは、着用感を追求するために、タグ・ホイヤー カレラデイトのケース直径はそのままに、均整を見直しました。


まず、上下ラグの端から端までの長さを43.55 mmから 41.6 mmにし、ケースも現行モデルより2 mm薄い10 mmにしました。ほんのわずかな改良と思われるかもしれませんが、時計の外観と腕に着用したときの装着感が大きく変わり、タイトでスポーティーなバランスが取れたデザインになっています。

リューズのデザインもケースの端にすき間なく収まるように一新しました。サテンポリッシュ仕上げを施したブレスレットは、丸いケースになだらかに溶け込むようになっています。

こういった精緻な改良を加えることで、タグ・ホイヤー カレラ デイトは人間工学に基づいた贅沢な印象を与えます。

タグ・ホイヤー カレラデイトをキャリバー7でアップグレード
見た目でわかりづらいのが、タグ・ホイヤー カレラデイトの機械部分のアップグレードです。従来のモデルにはタグ・ホイヤー キャリバー5自動巻を搭載しており、パワーリザーブは約38時間でした。
しかし、新モデルはすべてキャリバー7自動巻を搭載し、パワーリザーブも約56時間と大幅にアップしています。
また、ムーブメントの改良により、6時位置に日付窓を備えています。

タグ・ホイヤー カレラ デイトは現代のクラシック
様々な改良やアップグレードを重ねたにもかかわらず、タグ・ホイヤー カレラ デイトはレースの伝統に根ざしたデザインを守り続けています。タグ・ホイヤー カレラは、いつの時代も独創的なデザインとスイスの匠の技を象徴する存在でした。高い人気を誇る、すらりとした彫刻のような新デザインの36 mmモデルは、60年前にジャックがデザインした1963年の初代モデルと同様、長く記憶の中に残るでしょう。

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Watch &Wonders 2023で拝見することができた実機写真をお送りします。


4色(3+1)で登場する展開。


ブルーの文字盤はメタリック感を感じます。


ゴールドのインデックスとの調和が良いグリーン文字盤。


シルバー文字盤もインデックスがゴールドになることで少し変わった印象です。


ピンクは実機はより抑えられた感じで角度によってはもっと薄く感じます。


好みに合わせて選ぶ楽しさがあります。


【仕様】
タグ・ホイヤー カレラデイト

WBN2310.BA0001

[ムーブメント]
キャリバー7 自動巻

[機能]
時、分、秒、日付

[ダイヤル]
シルバーのサンレイ加工サテン仕上げダイヤル、
傾斜が付いたトラック
18Kローズゴールドプレートのアプライドインデックス
ホワイトのスーパールミノバ® を塗布したファセット加工の18Kローズゴールドプレートの時・分針
グレーラッカー仕上げのセンター針
18Kローズゴールドプレートのタグ・ホイヤーアプライドロゴ
6時位置にアプライドタイプの日付窓

[ケース]
直径36 mm
スティール製ケース
ポリッシュ加工スティール製固定ベゼル
両面反射防止処理を施したドーム型面取加工サファイアガラス
3時位置にスティール製リューズ
サファイアガラス製ケースバック
防水性:50m

[ブレスレット]
ステンレススティール製H型ブレスレット
ダブルセーフティプッシュボタン付きステンレススティール製フォールディングバックル

販売予定価格:396,000円 (税込)
発売予定時期:2023年4月

WBN2311.BA0001

[ムーブメント]
キャリバー7 自動巻

[機能]
時、分、秒、日付

[ダイヤル]
ブルーのサンレイ加工サテン仕上げダイヤル
傾斜が付いたトラック
18Kローズゴールドプレートのアプライドインデックス
グリーンのスーパールミノバ® を塗布したファセット加工の18Kローズゴールドプレートの時・分針
18Kローズゴールドプレートのセンター針
18Kローズゴールドプレートのタグ・ホイヤーアプライドロゴ
6時位置にアプライドタイプの日付窓

[ケース]
直径36 mm
ステンレススティール製ケース
ポリッシュ加工スティール製固定ベゼル
両面反射防止処理を施したドーム型面取加工サファイアガラス
3時位置にステンレススティール製リューズ
サファイアガラス製ケースバック
防水性:50m

[ブレスレット]
ステンレススティール製H型ブレスレット
ダブルセーフティプッシュボタン付きステンレススティール製フォールディングバックル

販売予定価格:396,000円 (税込)
発売予定時期:2023年4月

WBN2312.BA0001

[ムーブメント]
キャリバー7 自動巻

[機能]
時、分、秒、日付

[ダイヤル]
パステルグリーンのサンレイ加工サテン仕上げダイヤル
傾斜が付いたトラック
18Kローズゴールドプレートのアプライドインデックス
グリーンのスーパールミノバ® を塗布したファセット加工の18Kローズゴールドプレートの時・分針
18Kローズゴールドプレートのセンター針
18Kローズゴールドプレートのタグ・ホイヤーアプライドロゴ
6時位置にアプライドタイプの日付窓

[ケース]
直径36 mm
ステンレススティール製ケース
ポリッシュ加工スティール製固定ベゼル
両面反射防止処理を施したドーム型面取加工サファイアガラス
3時位置にステンレススティール製リューズ
サファイアガラス製ケースバック
防水性:50m

[ブレスレット]
スティール製H型ブレスレット
ダブルセーフティプッシュボタン付きステンレススティール製フォールディングバックル

販売予定価格:396,000円 (税込)
発売予定時期:2023年4月

WBN2313.BA0001

[ムーブメント]
キャリバー7 自動巻

[機能]
時、分、秒、日付

[ダイヤル]
ビブラントピンクのスネイル仕上げダイヤル
傾斜が付いたトラック
ロジウムプレートのアプライドインデックス
グリーンのスーパールミノバ® を塗布したファセット加工の18Kロジウムプレートの時・分針
ロジウムプレートのセンター針
ロジウムプレートのタグ・ホイヤーアプライドロゴ
6時位置にアプライドタイプの日付窓

[ケース]
直径36 mm
ステンレススティール製ケース
ポリッシュ加工スティール製固定ベゼル
両面反射防止処理を施したドーム型面取加工サファイアガラス
3時位置にステンレススティール製リューズ
サファイアガラス製ケースバック
防水性:50m

[ブレスレット]
ステンレススティール製H型ブレスレット
ダブルセーフティプッシュボタン付きステンレススティール製フォールディングバックル

販売予定価格:396,000円 (税込)
発売予定時期:2023年5月

【お問い合わせ】
LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー
TEL : 03-5635-7054
www.tagheuer.com
@TAGHeuer
#TAGHeuerCarrera60
#WatchesAndWonders2023


[タグ・ホイヤー]
1860年にエドワード・ホイヤーがスイスのジュラで設立したタグ・ホイヤーは、世界をリードするラグジュアリーグループLVMH Moët Hennessey Louis Vuitton SE(「LVMH」)傘下の高級時計ブランドです。
タグ・ホイヤーはスイスのラ・ショー・ド・フォンに本社を置き、4か所の生産拠点を擁し139か国で活動しています。タグ・ホイヤーの製品は、公式オンラインブティック www.tagheuer.com、および世界260のブティックと2300の販売店でお求めになれます。 当社は、タグ・ホイヤーCEOを務めるフレデリック・アルノーが率いています。
タグ・ホイヤーは163年間にわたり、生粋のアヴァンギャルドな時計作りの精神と、革命的な技術を駆使した革新を追い続ける姿勢を証明してきました。 1887年に発表された機械式ストップウォッチ用の振動ピニオン、1916年発表のマイクログラフ、1969年に発表された世界初の自動巻クロノグラフムーブメントであるキャリバー11、2015年の世界初高級スマートウォッチなどがその一部です。今日のブランドのコアコレクションは、ジャック・ホイヤーのデザインによる3つのアイコニックなコレクション、タグ・ホイヤー カレラ、モナコ、オータヴィアで構成されています。
そしてこれらに、現代的なタグ・ホイヤー リンク、アクアレーサー、TAG HEUER Connected Calibre E4、フォーミュラ1 の各ラインが華を添えています。
タグ・ホイヤーのモットー「プレッシャーに負けるな」を体現するのは、アクションやハイパフォーマンスに対するブランドの情熱を表現している著名なパートナーシップやブランドアンバサダーたちです。

チャペック 「アンタークティックS」を発表~日出ずる国から光の世界へ

成功を収めたアンタークティックSの発表から1年後、チャペックは、その洗練された38.5mmケースに2つの新しいダイヤルを追加し、スポーティでシックな魅力を発揮します。

チャペックのスピリットに沿って、新しいダイヤルには、独特なカラー、魅力的なテクスチャーとディテールが備わっています。伝統的な工芸品とマテリアルに現代的なひねりを加え、テクスチャーへの新しいアプローチにより、各ダイヤルは独特の方法で光をとらえるように設計されており、絶えず変化する色の遊びを通して動きと活力の感覚を生み出します。

「小さいサイズのアンタークティックSは、創造性への扉を開くものです」と、チャペックのCEOであるザビエル・デ・ロックモーレルは言います。
「これにより、わたくしたちはフェミニンな側面とマスキュリンな側面の両方を制限なく使用することができ、これらのダイヤルについて、クリエイティブ・チームを通常よりも多くの人に開放し、より多くのインスピレーションが得られるようにしました。その中の一人が私の妻で、テキスタイルとファッションへの情熱が彼女を日本の文化に導き、伝統的な布地と蓮の花が新しい文字盤のデザインに影響を与えました。」

Sashiko(刺し子)ダイヤルは、江戸時代に日本で開発された同名の伝統的な日本のステッチの幾何学的な線と立体性に敬意を表しています。妻であるマリー=アリ・デ・ロックモーレルが見つけて選んだ様式化された蓮の花に基づいた立体的な型押しパターンは、垂直に対して45度に設定された正方形を繰り返すことによって実現され、それぞれが6つのファセットで構成されています。ダイヤルに光が当たると、ロータスピンクが、パテック フィリップ スーパーコピーn級品純粋でほとんど砂糖のような色調と柔らかな藤色の間を行き来し、ブルーは春の澄んだ空の色から秋の灰色の色調に変化します。

ダイヤルの複雑な質感とは対照的に、ベルベット仕上げのリングは、インデックスの背景として「視覚的な静けさ」を与えます。アンタークティックのシグネチャーであるスポーティなインデックスよりもシンプルで巧みに仕上げられた非常に細長い台形型のインデックスは、新しいダイヤルにエレガントで洗練された雰囲気を添えています。またご希望に応じて、3,6,9,12時のインデックスを、スティール製インデックスの形状にぴったりと合うようにカットされたダイヤモンドにすることもできます。

La ‘Carte des Nuages’ (ラ・カルテ・ヌエージャス、文字通りクラウドマップ)ダイヤルは、ホワイトまたはグレーのマザー・オブ・パールの豊かな輝きを放ち、12時位置の「アンタークティック・カット」のダイヤモンドと11個のプリンセスカット・ダイヤモンドのアワーマーカーとうまく調和しています。ダイヤルの構成を特徴づける6本の細いギョーシェラインが表面に刻まれていますが、これは伝統的なギョーシェ技法を現代的かつ遊び心のある解釈でモダンに表現し、地図作成を微妙にほのめかせています。カキの貝殻の中心部で最も光沢のある部分から採取された、このモデルのダイヤルに採用されている極薄のマザー・オブ・パールのディスクは、壊れやすいため、めったにギョーシェ装飾が施されることはありません。
そのためには、ごく少数のメゾンでしか実現できない高度な専門技術が必要です。

SashikoとCarte des Nuages、両方のダイヤルには、これまでのアンタークティックSに見られた日付表示を排除していますが、特徴的なソードシェイプの時分針の特徴は残しています。細長いインデックスマーカーの「アンタークティック・カット」は、まったく新しいダイヤモンド・カットであり、ロンドンを拠点とするスタジオFuzion Ltd.のアドリアン・ビュッシュマン(Adrian Buchmann)によってチャペックのためにデザインされ、独自のチャペック・カットとして登録されています。

チャペックの規範と同様に、新しい文字盤は、デザイナー、クラフトマン、レアな技術をもつ生産パートナーなど、会社の持つユニークな「レアな人々」のコミュニティと、ブランドのスピリットに浸透するかのように、好みや欲求を吸収する友人、家族、コレクターによって生み出されたものです。チャペックは近代化された垂直統合以前に時計製造業界を支配していた水平分業の伝統で作業することにより、非常に小規模で専門的な生産者のスキルを利用して、このようなレアなダイヤルに命を吹き込みます。

「このように作業することで、完全に満足するまで反復と改良を行うことができます」とザビエル・デ・ロックモーレルは説明します。「サプライヤーだけではなく、私たちのパートナーも創造的なプロセスに貢献することが多く、新しいダイヤモンド・カットの場合のように、会話の途中で新しいアイデアが出てきます。」

アンタークティックSのダイヤルの下には、キャリバーSXH5が搭載されています。これはチャペック社が自社で考案し製作した最初の完全自社製ムーブメントで、2020年5月に発表されたアンタークティックのファースト・モデルに搭載されました。
7つのスケルトン・ブリッジからなる独特な構造からも、このムーブメントがフランソワ・チャペックが19世紀に製作したポケットウォッチにインスパイアされたものであることがわかります。特徴であるフリースプラング・テンプとリサイクルされたプラチナ製のエレガントで効率の高いマイクロローターなど、ウォッチメイキングにおける過去と現在の両方から最高のものが取り込まれています。オート・オルロジュリーの仕上げは、手作業で面取りされたインワード・アングルと最先端のレーザー・エングレービングを組み合わせて。光と闇、質感と滑らかさ、マットとポリッシュの美しいコントラストを生み出しています。

ジュネーブで開催されるWatches & Wonders 2023で発表されるアンタークティックSの新しいバージョンは、ジュネーブ、コラトゥリー通り18番地のチャペック・ブティック、すべてのチャペック指定販売店で入手できます。

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Watch &Wonders 2023で拝見することができた実機写真をお送りします。


工芸的なダイヤルとケースを用いたアンタークティックS。


「刺し子」は文字盤の12,3,6,9時位置のダイヤインデックスの有無が選べます。


ダイヤインデックスによってより華やかになります。


カルテ・ヌエージャス


山口氏の眼鏡を借りてイイね!とやっているザビエル。


「ラスト」バーゼルを感じる…


【仕様】
アンタークティック S 刺し子 “アジュール”
Antarctique S Sashiko“Azure”
[概要]
ステンレススティール製ケース
日本の伝統工芸「刺し子」をモチーフに製作されたダイヤル
完全自社製キャリバー SXH5
99本の限定生産

FUNCTIONS
-3針時・分表示センターセコンド

MOVEMENT
-Czapek キャリバーSXH5 : 自動巻き3ハンズ
-パワー・ワインディング・システム: リサイクルされたプラチナ製のマイクロローター
-シングルバレルのパワーリザーブ: 約56時間
-バレルのトルク: 8.8Nmm(ニュートン・ミリメーター)
-振動数: 28,800 VpH(4Hz)
-径: 30mm(13 ¼リーニュ)
-厚: 4.2 mm
-コンポーネント総数: 193
-石数: 28
-スイスレバー・エスケープメント: 4つのゴールド製慣性ウエイト(マスロット)を備えたフリースプラング・テンプ
-19世紀のポケットウォッチからのインスピレーションによる7つのスケルトン化されたブリッジ

FINISH
-サンドブラスト仕上げブラックのブリッジ手作業による面取り サイドはストレート・グレイン装飾
-手作業による6つのインワード・アングル

CASE
-ステンレススティール
-サイズ: 38.5(径)x 10.6(厚)mm
-無反射加工がなされたグラスボックス型サファイア・クリスタル
-内側に無反射加工がなされたサファイア・クリスタル製のケースバック
-防水性: 120m
-ねじ込み式リューズ

BRACELET
-リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット独自の「イージー・リリース」システムマイクロ・アジャストメント機構
-カーフレザーまたはラバー・ストラップが付属

DIAL
-ライトブルーのフランケ・ダイアル
-日本の伝統工芸「刺し子」の刺繍パターン
-スティール製、ソード・シェイプの針
-メタルまたはダイヤモンドのアワーマーカー
-スーパールミノーバ

PRICE
-予価3,242,800.-(税別価格2,948,000.-)


アンタークティックS 刺し子“ピンク・ロータス
”Antarctique S Sashiko“Pink Lotus”
[概要]
ステンレススティール製ケース
日本の伝統工芸「刺し子」をモチーフに製作されたダイヤル
完全自社製キャリバーSXH5
99本の限定生産

FUNCTIONS
-3針時・分表示センターセコンド


MOVEMENT
-Czapek キャリバーSXH5 : 自動巻き3ハンズ
-パワー・ワインディング・システム: リサイクルされたプラチナ製のマイクロローター
-シングルバレルのパワーリザーブ: 約56時間
-バレルのトルク: 8.8Nmm(ニュートン・ミリメーター)
-振動数: 28,800 VpH(4Hz)
-径: 30mm(13 ¼リーニュ)
-厚: 4.2 mm
-コンポーネント総数: 193
-石数: 28
-スイスレバー・エスケープメント: 4つのゴールド製慣性ウエイト(マスロット)を備えたフリースプラング・テンプ
-19世紀のポケットウォッチからのインスピレーションによる7つのスケルトン化されたブリッジ

FINISH
-サンドブラスト仕上げブラックのブリッジ手作業による面取り サイドはストレート・グレイン装飾
-手作業による6つのインワード・アングル

CASE
-ステンレススティール
-サイズ: 38.5(径)x 10.6(厚)mm
-無反射加工がなされたグラスボックス型サファイア・クリスタル
-内側に無反射加工がなされたサファイア・クリスタル製のケースバック
-防水性: 120m
-ねじ込み式リューズ

BRACELET
-リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット独自の「イージー・リリース」システムマイクロ・アジャストメント機構
-カーフレザーまたはラバー・ストラップが付属

DIAL
-ピンクのフランケ・ダイアル
-日本の伝統工芸「刺し子」の刺繍パターン
-スティール製、ソード・シェイプの針
-メタルまたはダイヤモンドのアワーマーカー
-スーパールミノーバ

アンタークティック S カルテ・ヌエージャス“ストーミー・グレイ”
Antarctique S Carte des Nuages “Stormy Grey”
[概要]
ステンレススティール製ケース
ギョーシェ仕上げのマザー・オブ・パール製ダイヤル
完全自社製キャリバーSXH5
50本の限定生産

FUNCTIONS
-3針時・分表示センターセコンド

MOVEMENT
-Czapek キャリバーSXH5 : 自動巻き3ハンズ
-パワー・ワインディング・システム: リサイクルされたプラチナ製のマイクロローター
-シングルバレルのパワーリザーブ: 約56時間
-バレルのトルク: 8.8Nmm(ニュートン・ミリメーター)
-振動数: 28,800 VpH(4Hz)
-径: 30mm(13 ¼リーニュ)
-厚: 4.2 mm
-コンポーネント総数: 193
-石数: 28
-スイスレバー・エスケープメント: 4つのゴールド製慣性ウエイト(マスロット)を備えたフリースプラング・テンプ
-19世紀のポケットウォッチからのインスピレーションによる7つのスケルトン化されたブリッジ

FINISH
-サンドブラスト仕上げブラックのブリッジ手作業による面取り サイドはストレート・グレイン装飾
-手作業による6つのインワード・アングル

CASE
-ステンレススティール
-サイズ: 38.5(径)x 10.6(厚)mm
-無反射加工がなされたグラスボックス型サファイア・クリスタル
-内側に無反射加工がなされたサファイア・クリスタル製のケースバック
-防水性: 120m
-ねじ込み式リューズ
-ベゼル、ラグ、リューズにダイヤモンドをセット(合計0.95カラット)

BRACELET
-リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット独自の「イージー・リリース」システムマイクロ・アジャストメント機構
-時計側、最初の「C」型リンクにダイヤモンドをセット
-カーフレザーまたはラバー・ストラップが付属

DIAL
-マザー・オブ・パール製 裏側にグレイのコーティング
-グリッドラインをモチーフにした”Carte des Nuages”

ギョーシェ
-12時位置に独自の「アンタークティック・カット」されたダイヤモンドをセット
-プリンセスカット・ダイヤモンドのアワーマーカー(0.65カラット)

チャペック新作「アンタークティック・レヴェラシオン」~

チャペックは、人気のアンタークティック・コレクションに加わる新しい印象的なモデルを発表しました。その名前が示すように、Antarctique Révélation(アンタークティック・レヴェラシオン)は巧みにスケルトン化されており、新しいビスポーク・ムーブメントは、ダイヤル側で躍動する心臓部を露出させ、着用者はそのスリルを味わうことができます。

スケルトン加工の高度な技術により、愛好家も初心者も同様に、時計内部の仕組み、スケルトン・ブリッジ、透かし細工されたブリッジと針の相互作用を発見し、楽しむことができます。

チャペックのアンタークティック・レヴェラシオンを、この考えをさらに進めています。ムーブメント自体はダイヤル側に配置され、着用者をわくわくさせる魅力的なアニメーションとして機能します。これは、2021年に発表されたアンタークティック・ラトラパントを想起させるもので、ダイヤル側に初のスプリット・セコンド機構が搭載されました。CEOのザビエル・デ・ロックモーレルは、ブランドのファンからインスピレーションが再び得られたと述べています。 「人々は私たちのムーブメント、キャリバーSXH5の素晴らしいデザインを気に入ってくれたので、どうすればそれを文字盤上で見えるようにできるかを自問しました。」と続けました。

最初は単純に思えたことが、美学とエンジニアリングを深く探求する3年間の物語になりました。パワフルなキャリバーSXH5は、それ自体の長所と、19世紀、チャペックが製造したポケットウォッチのムーブメントからのヒントである、歯車を保持するために傾いた細いブリッジなど、非常に厳格なデザインを備えた傑出したキャリバーでした。

リシャール ミルスーパーコピーn級品 代引き「最初のリクエストの一つは、“だまし絵”としてダイヤルにムーブメントの絵を刻むことでした」とロックモーレルは言います。「しかしすぐに、はるかに複雑なアイデアが浮かび上がりました。つまり、ケース内でムーブメントの一部を上下逆さまにし、地板をスケルトン化するというものです。」

この決定により、多くの重要な課題が生じました。最初の課題は、エスケープメントを完全に逆転させることでした。次に、例えば、ローターの両面にエングレーブする必要があり、また可視化されたリューズ周りの機構を完全に再加工する必要がありました。技術的な話としては、独自の形状のブリッジのためセンターに秒針を取り付けることができなくなったため、4時30分位置にスモールセコンド用のスペースが作られました。解決策は秒目盛にサファイアクリスタル製のリングを使用することでした。時・分を表示する大きなサファイアリングにさりげなく取り付けられ、可能な限りの透明性が確保されているため、着用者はメカニズムを深く理解することができます。

徐々に新しいムーブメント、キャリバーSXH7の姿が見えてきました。進化したムーブメントでは、他のモデルの要素を見つけることができます。アンタークティック・ラトラパントで採用されていたセンターのトライポッド・ブリッジ、スモールセコンドの位置も、ケ・デ・ベルクでおなじみの7日間のパワーリザーブ表示のサブダイヤルを連想させます。

年間100本の限定生産であるアンタークティック・レヴェラシオンはWatches & Wonders 2023で発表され、4月1日から、チャペック指定販売店、ジュネーブ、コラトゥリー通り18番地のチャペック・ブティックでオーダーできるようになります。納品は2025年1月を予定しています。

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Watch &Wonders 2023で拝見することができた実機写真をお送りします。

ラトラパンテのトライポッドブリッジの意匠を取り込んだ文字盤側のデザイン。
SXH5の改造のつもりが変更箇所が多くなったため、新たなるムーブメント番号SXH7を冠することになったそうです。

地板もブリッジと同様の意匠で肉抜きすることで両面からムーブメントパーツを鑑賞することができます。
マイクロローターや歯車も「両面から観賞する」前提の仕上げが施されています。

センターセコンド用のブリッジがない分シンプルになっている…と思ったのですが…

SXH5のほうもなんか変わってる…
これについては別途確認します。

【仕様】
アンタークティック レヴェラシオン
Antarctique Révélation
[概要]
サイズ:40.5mm
ステンレススティール製ケース
スケルトン化された自動巻き、完全自社製ムーブメント
スモークグレイ・サファイアクリスタル製のミニットトラックと
スモールセコンドのサブダイヤル

[FUNCTIONS]
時・分表示
スモールセコンド

[MOVEMENT]
-Czapek キャリバーSXH7 : スケルトン化された自動巻き
-パワー・ワインディング・システム: リサイクルされたプラチナ製のマイクロローター
-シングルバレルのパワーリザーブ: 約60時間
-バレルのトルク: 8.8Nmm(ニュートン・ミリメーター)
-振動数: 28,800 VpH(4Hz)
-径: 30mm(13 ¼リーニュ)
-厚: 4.2 mm
-コンポーネント総数: 152
-石数: 25
-スイスレバー・エスケープメント: 4つのゴールド製慣性ウエイト(マスロット)を備えたフリースプラング・テンプ
-19世紀のポケットウォッチからのインスピレーションによる7つのスケルトン化されたブリッジ

[FINISH]
-サンドブラスト仕上げブラックのブリッジ 手作業による面取りサイドはストレート・グレイン装飾
-手作業による6つのインワード・アングル

[CASE]
-ステンレススティール
-ケース: 40.5(径)X 10.6(厚)mm
-無反射加工がなされたグラスボックス型サファイア・クリスタル
-内側に無反射加工がなされたサファイア・クリスタル製のケースバック
-防水性: 120m
-ねじ込み式リューズ

[BRACELET]
-リンクがモダンな「C」を描くステンレススティール製ブレスレット独自の「イージー・リリース」システムマイクロ・アジャストメント機構
-カーフレザーまたはラバー・ストラップが付属

[DIAL]
-スモークグレイのサファイアクリスタル製ミニットトラックとスモールセコンドのサブダイヤル
-スティール製、ソード・シェイプの針
-ロジウムプレイとされたスティール製のアワーマーカー
-スーパールミノーバ

[Czapek & Cie.社]
FrançoisCzapek(フランソワ・チャペック)は、チェコ生まれのポーランド⼈ウォッチメーカーで、ポーランド暴動に参戦した後、1832年、ジュネーブに逃れました。まもなく彼は自身のアトリエを開き、それから間もない1839年、同郷のAntoine Norbert dePatek(アントワーヌ・ノルベール・ド・パテック)とのパートナーシップを結び、彼をウォッチメイキングの世界に誘いこみました。そのパートナーシップが終了する1845年、彼はCzapek & Cie.(チャペック時計会社)を立ち上げ大きな成功を収めました。そして彼は、ナポレオン3世のお抱え時計師となり、パリのヴァンドーム広場にウォッチメイキングの歴史における最初期のブティックを開きました。また時計関連の書籍も著しましたが、残念ながら、その第2巻が発刊される前に亡くなってしまいました。
チャペックは、エクイティ・クラウドファンディングのおかげで2015年に優れたコレクションとともに復活し、その代表モデルは2016年11月、ジュネーブにて開催されたGrand Prix delʼHorlogerie(ジュネーブ・ウォッチ・グランプリ)のパブリック・プライズを受賞しました。このコレクションは、1850年代のCzapekの作品からインスピレーションを受けています。美しいエナメル・ダイアルと7⽇間のパワーリザーブを持つ自社製ムーブメントが特徴のこのコレクションは、クラフトマンシップとデザイン、限定性が融合したものです。セカンド・コレクションは、サスペンド・トゥールビヨンとセカンドタイムゾーン機能が搭載されたモデルで、その1年後の2017年に発表されました。そして、チャペック社にとって初めてのクロノグラフ・モデルFaubourg deCracovie(フォーブル・ド・クラコヴィ)が2018年のバーゼルワールドで公開されました。2020年に同社は、チャペック社初の自社製ムーブメントを搭載しスポーティなブレスレットを備えたアンタークティックを発売しました、このモデルはマイクロローターの自動巻きを備えた3ハンドのモデルです。

THE HOUR GLASS GINZAにて「CORUM Special 6 Days 」を開催~

アワーグラス銀座店の店頭にて、現在の最新トレンドを発信し続ける、ファッション、ライフスタイル4誌の編集長と、時計への造詣も深い作家 松山猛氏にお越し頂き、「新たな扉を開け、挑戦し続けるコルム」について、この場でしか聞けないお話をサロンスタイルで皆様と共に語って頂ける6日間です。

高い技術力と独創的なアイデアで、より輝かしい時計の未来を切り開くコルム。
そのたゆまぬ挑戦が時計の常識を変え、クロムハーツスーパーコピー 代引きN級品数々の唯一無二の名作を生み出してきました。

国際海洋信号旗で表現したロングセラー「アドミラル」や、直線状にレイアウトされたパーツを18金の地板で支えられたムーブメントを持つ複雑時計「ゴールデンブリッジ」、希少価値の高い本物のコインを文字盤に採用した「コインウォッチ」など、その高い審美眼と、それを表現する高い伝統技術でスイス時計業界の第一線に立つブランドとして世界に広く知られています。

普段なかなか目にする事が出来ない「ゴールデンブリッジ」や「コインウォッチ」等を、店頭で手に取り体験して頂ける希少な機会となります。

皆様のご来店をお待ちしております。


【イベント概要】
CORUM Special 6 Days

日程:2023年8月19日(土)〜25日(金)
時間:各日15:00〜19:00 ※8/20(日)はビルのメンテナンスの為休業となります。
会場:アワーグラス銀座店
トークイベント:各日 15:00〜19:00


●(左より)松山猛氏(作家)、村上政氏(ENGINE 編集長)、松尾健太郎氏(THE RAKE編集長)、 藤原晃氏(Safari online兼URBAN Safari編集長)、 池上雄太(GOETHE編集長)

[トークイベント ゲスト]
8/19(土)
作家 松山 猛氏

8/21(月)
ENGINE編集長 村上 政氏

8/22(火)
Safari online兼URBAN Safari編集長 藤原 晃氏

8/23(水)
作家 松山 猛氏

8/24(木)
THE RAKE編集長 松尾 健太郎氏

8/25(金)
GOETHE編集長 池上 雄太氏

なお、上記トークイベントにご来場希望の方は、
ginza@thehourglass.com 宛に、お名前、お電話番号、ご来店希望日時をお知らせください。

イベントにて展示予定のレアピースの一部

① ゴールデンブリッジ クラシック

1980年当時、機械式時計産業が窮状に陥っていたにも関わらず、発表と同時に大成功を収めジュネーブで開催された国際発明展で優勝を獲得した「ゴールデンブリッジ」。技術的偉業としてコルムの名を押し上げました。
全ての部品が単一のライン上に水平に整列し、従来のムーブメントよりも少ない部品数で構成されているその簡潔さこそが、比類のない独創的な時計として人々の心を惹きつけています。
ケースにセットされたダイヤモンドが、美しいユニークなムーブメントをより一層引き立てます。

Ref. B113/03859
ケース:18KRGダイヤモンドセッティング
サイズ:34 x 51 x 11.35 mm
ムーブ:手巻き Cal. CO 113
防水性:30m
価 格:9,900,000円(税込)

② ゴールデンブリッジ ミス

2010 年、コルムはこの並外れたキャリバーの 30 周年を祝い、独創的で前例のない解釈を施したタイムピースを発表しました。
ゴールデン ブリッジ ミスは、時計デザインのマイルストーンをフェミニンに表現しています。
ケースサイドにもサファイアクリスタルを採用し、360 度どの角度からも縦型のバケットムーブメントの魅力を最大限にお楽しみ頂けます。

Ref. B113/00822
ケース:18KRG
サイズ:21 x 43 x 11.19 mm
ムーブ:手巻き Cal. CO 113
防水性:30m
価 格:4,620,000円(税込)

③ アドミラル 45 オープンワーク オートマティック ルミネセント カーボン

外洋ヨットレースの世界最高峰だった“アドミラルズカップ”に由来して名付けられ、1960年に発表した初代モデルから続くロングセラーコレクションである「アドミラル」に最新の限定モデルが登場。
本モデルは、軽量で高強度なカーボン素材をベースにグリーンスーパールミノバを配合したケースを採用し、暗闇でも鮮やかなグリーンに発光します。
ダイヤルはオープンワーク仕様で、自社製ムーブメント CO297の精密に動く美しい機械の鼓動を堪能できます。世界限定25本の超レアピースです。

Ref. A297/04290
ケース:カーボン(グリーンスーパールミノバ配合)
サイズ:φ45×13.4mm
ムーブ:自動巻き Cal. CO 297
防水性:100m
価 格:6,930,000円(税込)

④ アドミラル 日本限定

1983年に誕生したガンブルーは、ヨットレースだけでなくレース後のパーティでも腕元を華やかにできるデザインということから、富裕層の間で爆発的にヒットしました。
本作は、特別に制作された38mm径のケースにガンブルー 18Kゴールドのコンビネーションブレスレットを組み合わせるなど、“伝説のガンブルー”を想起させるモデルに仕上がっています。

Ref. A082/04048-B
ケース:SS、ブルーPVD
サイズ:φ38 x 9.3 mm
ムーブ:自動巻き Cal. CO 082
防水性:50m
価 格:1,650,000円(税込)

⑤ バブル 47 ルミネセント タイガー
海の水圧に耐えるための深海潜水実験用時計にインスパイアされ、泡のように大きく膨らんだその姿から、バブルと名付けられました。

サファイアクリスタルを美しいドーム形状に削り出し、8mmの厚さにする作業には、熟練の技術と時間が掛かります。また、フレッドスーパーコピー 口コミ第1位レンズのごとく文字盤を拡大させると同時に歪ませる作用を活かすため、目に錯覚を生じさせるような巧みなデザイン技術が使われています。

世界限定222本の本モデルの文字盤には、夜光塗料スーパールミノバを塗布してデザインされた虎があしらわれ、明所から暗所に移ると、ホワイトタイガーからオレンジタイガーに、針やインデックスはブルーグリーンに発光するのも見どころです。

シンプルで純然たる、複雑時計機構。

1996年にミシェル・パルミジャーニ氏によって設立されたパルミジャーニ・フルリエ。数百年前の時計を修復してきたことで、伝統的なウォッチメイキングの知識を蓄え、一流のサプライヤーをグループ内に持つことで、高度な技術を確保する稀有な存在です。

シンプルで純然たる、複雑時計機構。シャネルバッグスーパーコピー 代引き2021年に誕生したトンダ PFコレクションには、メゾンの精神と本質的な特徴である華美でないデザイン、ミニマリストな洗練が際立っています。

この度 カミネ 元町店にて、スイスのマニュファクチュール 「パルミジャーニ・フルリエ」の最新作「トンダ PF ミニッツ ラトラパンテ」や「トンダ PF スポーツ」をいち早く手にとって、ご試着いただける【2023 Touch&Feel Event】を開催いたします。ゆったりとした空間の中でメゾンの本質的にシンプルな魅力をご体験ください。

パルミジャーニ・フルリエ 2023 Touch&Feel Event
2023.8.20(日)

【カミネ 元町店】
神戸市中央区三宮町3丁目1-8
TEL:078-327-3363
営業時間:10:30~19:30

イベント詳細、お問い合わせはこちら
https://www.kamine.co.jp/parmigiani-fleurier/

【おもてなし】
8.20(日)、カミネ 元町店にご来店のお客様に、ウェルカムドリンクをお楽しみいただけます。
また、パルミジャーニ・フルリエの時計をご試着頂いた方に、プレゼントをご用意しております。

【パルミジャーニ・フルリエ 2023新作】

トンダ PF スポーツ オートマティック
PFC930-1020001-400182
自社製自動巻きムーブメント
機能:時分秒、日付
ケース素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径41mm、厚さ9.8mm
防水:100m
¥3,058,000(税込)

トンダ PF スポーツ クロノグラフ
PFC931-1020001-400182
COSC認定自社製自動巻き一体型クロノグラフムーブメント
機能:時分秒、日付、クロノグラフ
ケース素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径42mm、厚さ12.9mm
防水:100m
¥4,158,000(税込)

トンダ PF スポーツ オートマティック
PFC930-2020001-400182
自社製自動巻きムーブメント
機能:時分秒、日付
ケース素材:18Kローズゴールド
ケースサイズ:直径41mm、厚さ9.8mm
防水:100m
¥5,489,000(税込)

トンダ PF スポーツ クロノグラフ
PFC931-2020001-400182
COSC認定自社製自動巻き一体型クロノグラフムーブメント
機能:時分秒、日付、クロノグラフ
ケース素材:18Kローズゴールド
ケースサイズ:直径42mm、厚さ12.9mm
防水:100m
¥7,205,000(税込)

トンダ PF ミニッツ ラトラパンテ
PFC904-1020001-100182
自社製自動巻きムーブメント
機能:時分、ミニッツ ラトラパンテ
ディオール バッグ スーパーコピー 代引きケース素材:ステンレススティール、プラチナ950製ベゼル
ケースサイズ:直径40mm、厚さ10.7mm
防水:60m
¥4,389,000(税込)

ぜひゆったりとした空間の中でパルミジャーニ・フルリエの本質的にシンプルな魅力をご体験ください。
皆様のご来店をお待ちしております。