初期表示はドネペジル（塩酸ドネペジルが商品名アリセプト）
ドネペジル（donepezil）および同分子結合ヒトアセチルコリンエステラーゼ例6o4wのChain AとそのPDBsumデータ
アルツハイマー病関連PDBデータ例
初期表示はアルツハイマー病のアミロイドβ線維2mxuのModel 1
42残基のアミロイドβ線維2mxuおよび5kk3のModel 1（いずれも残基番号11-42）
［左］アミロイドβ2naoのModel 1（残基番号1-42 → PNAS論文）
［右］アルツハイマー病患者の脳から得られたアミロイドβ線維前駆体タンパク質6shs（残基番号1-40 → Nature Communications論文）
-
アミロイドβ 2naoのアミノ酸配列 → アミノ酸の親水性・疎水性
| I/O値順着色 | Asp | Ala | Glu | Phe | Arg | His | Asp | Ser | Gly | Tyr | Glu | Val | His | His | Gln | Lys | Leu | Val | Phe | Phe | Ala | Glu | Asp | Val | Gly | Ser | Asn | Lys | Gly | Ala | Ile | Ile | Gly | Leu | Met | Val | Gly | Gly | Val | Val | Ile | Ala |
| 酸性・中性〈芳香族〉・塩基性区別 | Asp | Ala | Glu | Phe | Arg | His | Asp | Ser | Gly | Tyr | Glu | Val | His | His | Gln | Lys | Leu | Val | Phe | Phe | Ala | Glu | Asp | Val | Gly | Ser | Asn | Lys | Gly | Ala | Ile | Ile | Gly | Leu | Met | Val | Gly | Gly | Val | Val | Ile | Ala |
アミロイドイメージング剤18F-AV-45が結合したアミロイドβ8kf1（残基番号9-42；論文未出）とそのPDBsumデータ（18FのI/Oは通常のFで計算）
アミロイドβ線維E22G変異体8j47（残基番号12-40） → 理研プレスリリース（2024/08/30）
※参考データ：AlphaFold3構造［左］ドナネマブ（Donanemab）のFASTA形式アミノ酸配列〈Chain A・B；Donanemab - KEGG DRUGの重鎖・軽鎖〉と
アミロイドβ線維例2naoのアミノ酸配列を3件〈Chain C・D・E〉結合させた計算構造
［右］上記条件でのAlphaFold ServerのおけるFASTA形式アミノ酸配列データ入力と計算結果表示
→ AlphaFold3構造の求め方
左から アルツハイマー病患者の脳に蓄積するタウタンパク質フィラメント（Paired helical filament）5o3l《Chain A-J，305-379》，
空胞タウオパチー（Vacuolar tauopathy）9eroおよび同データのAlphaFold3構造；model_0）《Chain A・B，1-441；305-379を球表示》，AlphaFold3サイトでの計算結果表示（下段はFASTA形式アミノ酸配列）
前頭側頭葉変性症（FTLD）患者からのTAF15アミロイドフィラメント8ons
（残基番号7-99 → Nature論文） ｜ Jmolトピック（FTLD関連）
C型FTLD-TDPにおけるANXA11とTDP-43のヘテロ型アミロイド線維9for
→ Nature論文 ｜ 東京都精神医学総合研究所プレスリリース
左から 治療薬候補PF-06840003，PF-06840003が結合したインドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ1（IDO1）構造例6pz1のChain AとそのPDBsumデータ
Science論文（2024/08/23） ｜ 同論文紹介ブログ記事
→ 参考：IDO1関連Jmolトピック
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●アミノ色表示の凡例
ASP GLU CYS MET LYS ARG SER THR PHE TYR ASN GLN GLY LEU VAL ILE ALA TRP HIS PRO
●酸性・中性〈芳香族〉・塩基性アミノ酸区別表示の凡例
ASP GLU GLY ALA VAL LEU ILE CYS SER THR ASN GLN PRO MET PHE TYR TRP LYS ARG HIS
●極性〈酸性・塩基性〉・非極性（疎水性）アミノ酸区別
SER THR TYR CYS ASN GLN ASP GLU LYS ARG HIS GLY ALA VAL LEU ILE PHE PRO MET TRP
●疎水性インデックス順
ARG LYS ASN ASP GLN GLU HIS PRO TYR TRP SER THR GLY ALA MET CYS PHE LEU VAL ILE
●有機概念図I/O値順（特性基 R）
ASN SER ASP GLN GLU THR ARG HIS GLY LYS TYR TRP CYS MET PRO PHE ALA VAL LEU ILE
●等電点順
ASP GLU CYS ASN PHE GLN TYR SER MET TRP VAL GLY LEU ALA ILE THR PRO HIS LYS ARG
アミノ酸および特性基の親水性・疎水性 ｜ Log Pをポケットに！
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■参考情報
- Pfizer U.S. Product Prescribing Informationの情報（英文）
- 今月の分子 No. 79 - アミロイドβ前駆体蛋白質（Amyloid-beta Precursor Protein）（PDBj，2006/07） ｜ No. 115 - β-セクレターゼ（beta-Secretase）（2009/07） ｜ 189: アミロイド（Amyloids）（2015/09）
- アルツハイマー治療新薬
- MLリソース：アルツハイマー病、認知症
- Bruce Alberts ほか著，中村桂子・松原謙一 監訳，「細胞の分子生物学 第4版」，ニュートンプレス(2004)
- Richard J. Epstein 著・村松正實 監訳，「ヒトの分子生物学」，丸善(2007)
- Robert K. Murrayほか 著，上代淑人 監訳，「イラストレイテッド ハーパー・生化学 原書27版」，丸善(2007)
- Eric J. Nestler ほか編，樋口宗史・前山一隆 監訳，「分子神経薬理学 ―臨床神経科学の基礎」，西村書店(2004)
- 北泰行・平岡哲夫 編，「創薬化学 −有機合成からのアプローチ−」，東京化学同人(2004)
- 京都大学大学院薬学研究科 編，「新しい薬をどう創るか 創薬研究の最前線」，講談社ブルーバックス(2007) ※第7章『日本発 世界が驚いたアルツハイマー病治療薬の開発』
- 新井平伊，「アルツハイマー病のすべてがわかる本 」，講談社(2006)
- 杉本八郎，『アルツハイマー病治療薬ドネペジル（アリセプト（R)の研究開発』，化学と教育，47(11)，728(1999)
- 杉本八郎，『アルツハイマー病治療薬の夢を追って』，化学と教育，54(3)，130(2006) ※ドネペジル以外の治療薬（海外で承認）として，タクリン（副作用で現在ほとんど利用されず），リバスチグミン，ガランタミンを紹介
リバスチグミン（左）とガランタミン（右） - 梶本哲也，『アルツハイマー病の薬』，化学と教育，56(1)，38(2008)
- 秦千里，『OVERVIEW 高齢化社会の大きな課題 アルツハイマー病の早期治療をめざして』，化学と工業，60(1)，7(2007) ※候補化合物のR -フルルビプロフェン（商品名：フルリザン），L-685458，LY450139などを紹介。なお，p.9図3はエーザイ資料 [PDF]p.6を改変したもの。
- トピックス ※Web上のニュースは一定期間で削除されます．またNature，Scienceの記事は利用者登録（無料）が必要なものもあります．
- Googleによる“アルツハイマー”ニュース検索結果
- 認知症プロジェクトの長谷川成人プロジェクトリーダー、野中隆副参事研究員、分子病理・ヒストロジー解析室の河上緒副参事研究員らは、「C型FTLD-TDPにおけるANXA11とTDP-43のヘテロ型アミロイド線維」について Nature に発表しました。（東京都精神医学総合研究所，2024/09/11） [NEW!]
- Heteromeric amyloid filaments of ANXA11 and TDP-43 in FTLD-TDP type C（Nature，2024/09/11） [NEW!] ※2024/07/24公開9fof・9for（上掲）
- 神経変性：前頭側頭葉変性症で見つかったヘテロマー型アミロイド繊維（Nature ハイライト，2024/10/17） [NEW!]
- 他のFTLD関連情報：TAF15 amyloid filaments in frontotemporal lobar degeneration（Nature，2023/12/06） ※邦題「神経変性：前頭側頭葉変性症におけるTAF15アミロイド繊維」（Nature v625 n7994），2023/12/06公開8ons（上掲）
- 神経変性：FTLD-FUSアミロイド繊維のアイデンティティーと構造（Nature ハイライト，2024/01/11）
- Cryo-EM reveals TAF15 as potential treatment target for frontotemporal dementia（News-Medical.net，2023/12/07）
- Scientists find new protein linked to early-onset dementia（Medical News Today，2023/12/11）
- 12月9日 新しい前頭側頭型認知症の原因特定（12月6日 Nature オンライン掲載論文）（AASJ，2023/12/09）
- 他のTDP43（TDP-43）関連情報例：認知症の原因のひとつ？ 異常たんぱく質の正体解明（朝日，2007/05/27） ※東京都精神医学総合研究所のグループによるTDP43（TAR DNA-結合タンパク質-43）の研究
参考：TDP43（TDP-43）のPDBデータ例2cqgのModel 1（他に1wf0）
- アルツハイマー病の新薬「ドナネマブ」正式承認 国内で2例目（NHK，2024/09/25） [NEW!] ※ドナネマブ（Donanemab）のAlphaFold3構造（参考データ）を上掲
- アルツハイマー病に関与する DAPK1 に対する阻害剤の開発に成功（富山大学，2024/09/10） [PDF] [NEW!] → Jmolトピック
- 家族性アルツハイマー病に生じる特異な老人斑の謎に迫る −合成生物学的な視点でβ-アミロイドと老人斑の構造的理解へ−（理研，2024/08/30） [NEW!] ※“Aβの22番目のアミノ酸であるグルタミン酸（E）がグリシン（G）に換わることで起きるE22G変異は、早期の発症を伴う家族性ADを引き起こすことが知られています”。
- E22G Aβ40 fibril structure and kinetics illuminate how Aβ40 rather than Aβ42 triggers familial Alzheimer’s（Nature Communications，2024/08/15） [NEW!] ※2024/09/11公開8j47を上掲
- アミロイドβが認知症を来すメカニズム ―新たなアルツハイマー病の治療標的IDO1―（Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文，2024/08/30） [NEW!] ※記事中のPF06840003（PF-06840003）および同分子結合IDO1のPDBデータ例6pz1（他に5whrあり）を参考データとして上掲 → 関連画像｜IDO1関連Jmolトピック
- 認知症関連の症状改善承認へ 大塚製薬のレキサルティ（日経，2024/08/26） [NEW!] ※“抗精神病薬「レキサルティ」”（一般名ブレクスピプラゾール〈brexpiprazole〉）を上掲
- 抗精神病薬「レキサルティ」 日本における効能追加の承認取得について ‐"アルツハイマー型認知症に伴う焦燥感、易刺激性、興奮に起因する、 過活動又は攻撃的言動"について、国内初となる適応症を取得‐（大塚製薬，2024/09/24） [NEW!]
- レキサルティ、アルツハイマー型認知症の行動・心理症状で適応承認−大塚製薬（QLifePro，2024/09/27） [NEW!]
→ 参考：抗うつ剤と神経伝達物質- アルツハイマー病患者の認知機能と記憶力を回復する化合物を発見、統合失調症やうつ病の治療につながる可能性もあり（GIGAZINE，2024/08/09） [NEW!] ※DDL-920を上掲
- A therapeutic small molecule enhances γ-oscillations and improves cognition/memory in Alzheimer’s disease model mice（PNAS，2024/08/06） [NEW!] ※引用PDBデータは4cof・7qnd
- ドーパミンによるアミロイドβ分解機構の発見 −アミロイドβを標的とした新規治療法の開発に貢献−（理研，2024/08/07） [NEW!] ※“初期病理学的因子であるアミロイドβ（Aβ）ペプチド[2]の分解酵素「ネプリライシン[3]」”のネプリライシン（neprilysin）構造例を上掲
参考図：ネプリライシン構造例1r1hとそのPDBsumデータ- VCPのD395G変異で発症した空胞型タウオパチーのタウ線維は慢性外傷性脳症型の折りたたみ構造をとる（東京都医学総合研究所，2024/05/17）
- 小胞体レドックスタンパク質ERp18の亜鉛イオン依存的な機能制御機構を解明（京都産業大学，2024/02/08） → Jmolトピック
- とある既存の薬がアルツハイマー治療にも役立つ可能性（ギズモード・ジャパン，2023/09/17） ※“多発性硬化症のための薬、ポネシモド”（ponesimod）
- The S1P receptor 1 antagonist Ponesimod reduces TLR4-induced neuroinflammation and increases Aβ clearance in 5XFAD mice（ScienceDirect，2023/08/01） ※TLR4についてはToll様受容体，S1PR1についてはGPCR参照
- 「エスプレッソ」がアルツハイマー病の原因物質の蓄積を解消してくれることが判明（GIGAZINE，2023/09/09） ※“カフェイン 、トリゴネリン、ゲニステイン、テオブロミン” → Jmolトピック
- アルツハイマー病新薬 “使用を認める” 厚労省専門家部会（NHK，2023/08/21） ※“アルツハイマー病の患者の脳にたまる「アミロイドβ」という異常なたんぱく質を取り除くことができ、症状の進行を抑えることが期待されています。”
- アルツハイマー病新薬「レカネマブ」、効果は？ 副作用は？ 厚労省が承認、初の認知機能の低下を遅らせる薬、だが副作用に懸念の声も（ナショナル ジオグラフィック，2023/09/25）
- エーザイ認知症薬、正式承認 年内にも医療現場へ（日経，2023/09/25）
- エーザイの認知症薬「レカネマブ」、厚労省が正式承認（ロイター，2023/09/25）
- エーザイのアルツハイマー病治療薬・レカネマブが承認へ 厚労省・薬食審第一部会が了承（ミクスOnline，2023/08/21）
- レカネマブ、薬事承認へ＝国内初のアルツハイマー新薬―進行抑制に効果、専門部会が了承・厚労省（時事通信，2023/08/21）
- 認知症新薬の価格は年300万円？ エーザイが打った先手とは（毎日，2023/08/21）
- TRIM11 protects against tauopathies and is down-regulated in Alzheimer’s disease（Science，2023/07/28）
- TRIM11 ― ついに発見されたアルツハイマー病等の病因蛋白タウの凝集を抑制するタンパク質（Neurology 興味を持った「脳神経内科」論文，2023/07/30）
- 7月29日 TRIM11はアルツハイマー病の画期的治療を可能にするか（7月28日号 Science 掲載論文）（AASJ，2023/07/29）
- Tau-Protecting Protein Identified as Possible Gene Therapy for Alzheimer’s Disease（GEN - Genetic Engineering and Biotechnology News，2023/07/27）
- アルツハイマー新薬を米当局正式承認 原因除去ねらうタイプは世界初（朝日，2023/07/07） ［Lecanemab - Wikipedia］
- 米、エーザイの認知症薬を正式承認 保険適用拡大へ（ロイター，2023/07/07）
- 【速報】FDA、エーザイのレカネマブを通常承認に切り替え（日経バイオテク，2023/07/07）
- エーザイのアルツハイマー治療薬「レカネマブ」、アメリカで正式に承認（東京新聞，2023/07/07）
- アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」米FDAが承認（NHK，2023/01/07）
- FDA Grants Accelerated Approval for Alzheimer’s Disease Treatment（FDA，2023/01/06）
- LEQEMBITM（レカネマブ）、アルツハイマー病に対する治療薬として米国FDAより迅速承認を取得（エーザイ，2023/01/07）
- 米当局、アルツハイマー薬を承認 エーザイとバイオジェンが開発（ロイター，2023/01/07）
- エーザイの認知症薬「レカネマブ」のリスク、そして希望（毎日，2023/01/18）
- 抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「レカネマブ」について、日本において早期アルツハイマー病に係る適応で新薬承認を申請（エーザイ，2023/01/16）
- エーザイ認知症新薬「レカネマブ」、日本でも承認申請（日経，2023/01/16）
- 視標「アルツハイマー薬承認」 薬の効果に応じた価格を 画期的だが安全性に懸念 岐阜大教授 下畑享良（日経，2023/01/16）
- リアルワールドにおける認知症の診断に最適な脳脊髄液バイオマーカーの組み合わせを明らかにしました（新潟大学脳研究所，2023/03/31） ※“脳内のアミロイドβ（Aβ）沈着を検出するマーカーとしては「Aβ42/Aβ40比」が「Aβ42」単独よりも優れること、ならびに神経変性を検出するマーカーとしては「ニューロフィラメント軽鎖」が「総タウ」よりも優れることを報告”など。研究グループの春日健作さんは第95回サイエンスカフェにいがた（2016/10/16）ゲストです。
- 日本初のドネペジル貼付薬が登場（日経メディカル，2023/01/20）
- 神経疾患：ありふれたアミロイドがアルツハイマー病を促進（Nature ハイライト，2022/12/01）
- Medin co-aggregates with vascular amyloid-β in Alzheimer’s disease（Nature，2022/11/16） ※引用PDBデータ7q4b・7q4m・6w0o・6shs（上掲）
- オランザピン、アルツハイマー病の認知機能を改善（時事メディカル，2022/07/11） → 抗うつ剤と神経伝達物質
- コロナ後遺症の倦怠感など 認知症治療薬に効果期待（ANNニュース，2022/07/23） ※donepezil。“認知症の治療薬として使われている「ドネペジル」というアセチルコリンの濃度を高める薬”，“東京慈恵会医科大学・近藤一博教授：「ドネペジルというのは、安全性が確認されている薬なので。LongCOVID（コロナ後遺症）に効くかどうかの治験は、すごくやりやすい」”。 → 新型コロナウイルス（SARS-CoV-2｜COVID-19）情報
- 7種のアミノ酸が脳を守り、認知症の進行を抑えることを発見！−脳の炎症性変化を防ぎ、神経細胞死による脳萎縮を抑制（量子科学技術研究開発機構，2021/10/23） ※“(1)ロイシン、(2)フェニルアラニン、(3)リジン、(4)イソロイシン、(5)ヒスチジン、(6)バリン、(7)トリプトファン” → アミノ酸
- アルツハイマー病の新薬候補で認知機能が低下 治療中止から6カ月で機能は回復したものの、atabecestatの開発は中止に（日経メディカル，2021/02/17） → Jmolトピック
- アデュカヌマブ、アルツハイマー病治療薬として米国FDAへ生物製剤ライセンス申請完了（エーザイ，2020/07/08） → Jmolトピック ※上掲6co3
- Cryo-EM structure and polymorphism of Aβ amyloid fibrils purified from Alzheimer’s brain tissue（Nature Communications，2019/10/29） → Jmolトピック ※上掲6shs
- Cryo-EM structures of tau filaments from Alzheimer’s disease（Nature，2017/07/05） → Jmolトピック ※上掲5o3l・5o3o・5o3t
- 脳内の老廃物蓄積を抑制する物質が判明 アルツハイマー病の新規治療薬開発へ（国立循環器病研究センター，2017/04/04） → Jmolトピック
- サイエンスカフェにいがた『“アルツハイマー病でよかったですね”といえる日を目指して』（ジュンク堂書店新潟店，2016/10/16開催）
- Atomic-resolution structure of a disease-relevant Aβ(1-42) amyloid fibril（PNAS，2016/07/28） ※上掲2nao
- Scientists might finally understand how prions spread infectious brain disease（ScienceAlert，2016/07/05）
- Atomic Resolution Structure of Monomorphic Aβ42 Amyloid Fibrils（JACS，2016/06/29） ※上掲5kk3
- Amyloid proteotoxicity initiates an inflammatory response blocked by cannabinoids（Nature Research Journal，2016/06/23）
- NMR法によりアルツハイマー病の初期過程にアミロイドタンパク質に起こる新たな構造変化とその伝播に迫る（京都大学，2015/05/18）
- 公民館サイエンスカフェ『認知症とアルツハイマー病って違うんですか?』（新潟市中央図書館 ほんぽーと，2015/01/31開催）
- 認知症対策の新戦略決定（NHK，2015/01/27）
- 認知症薬アリセプト、レビー小体型の治療に効果（朝日，2015/01/27）
- エボラ熱「治療薬」で結実 富士フイルムの眼力（日経，2014/11/14） ※“「がん」「認知症」「感染症」の３大分野に絞り、他にはない仕組みで治療する医薬品開発を狙った”。
- "認知症800万人"時代 認知症をくい止めろ 〜ここまで来た！世界の最前線〜（NHKスペシャル，2014/07/20放送） → Jmolトピック
- NHKクローズアップ現代「iPS細胞が変える薬の“常識” 〜最前線からの報告〜」 - Togetterまとめ ※上掲T-817MAを紹介。
- 「アルツハイマー病の発症前・超早期病態を部分的に解明」 ― アルツハイマー病の治療に道筋 ―（東京医科歯科大学，2014/09/17） [PDF]
- ひょっとして認知症？《608》 ドネペジルの効果の特徴（朝日，2014/09/11）
- The Prokaryote Ligand-Gated Ion Channel ELIC Captured in a Pore Blocker-Bound Conformation by the Alzheimer’s Disease Drug Memantine（Structure - Cell，2014/09/04） ※ブロモメマンチンが結合したPDB 4TWFとメマンチンが結合した4TWDを上掲。
- アルツハイマー病抑えるタンパク質発見（SciencePortal，2014/06/05）
- 米国の第II相臨床試験でアルツハイマー型認知症研究機関と共同で試験を開始（Gihyo Jp，2008/06/09） ※T-817MA
T-817MA- アルツハイマー病で蓄積されるアミロイドβタンパク質産生酵素の新たな阻害方法を開発（Nature，2014/01/23）
- アルツハイマー、血液一滴で診断 愛知の研究チーム開発（朝日，2014/01/21）
- NHKスペシャル「アルツハイマー病をくい止めろ！」（2014/01/19） - Togetterまとめ ※アミロイドβタンパク質やタウタンパク質なども紹介。
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【参考】治験中のタウタンパク質凝集阻害剤TRx0237（商品名 LMTX）についての情報例
- ひょっとして認知症？《187》 期待されるレンバー - アピタル（朝日，2013/07/05）
- TRx0237 | ALZFORUM
- Methylthioninium chloride - Wikipedia ‖ メチレンブルー
参考：タウタンパク質ペプチド（球棒表示）と14-3-3σタンパク質（針金表示）の構造例；PDBデータ4fl5のChain A・P
※Tau protein - Wikipedia ｜ 14-3-3 protein《以下 旧記事》
- 正常なタウタンパク質の蓄積が引き起こす認知症の原因究明 −ヒト型タウタンパク質発現マウスによる認知症研究の新展開−（理研，2011/06/15）
- パーキンソン病の薬、アルツハイマーに効果？ 九州大（朝日，2011/03/03）
- 【21日付の承認新薬】抗認知症薬「メマリー」「レミニール」が登場‐数十年ぶりの大型化製品も（薬事日報，2011/01/25） ※メマンチン塩酸塩とガランタミン臭化水素酸塩
- 睡眠不足でアルツハイマー？米チーム発表（読売，2009/09/25）
- アルツハイマー解明に光 名大研究者ら「海馬」形成の遺伝子特定（中日新聞，2009/09/24） ※高橋雅英教授らによるタンパク質ガーディン（girdin）の研究
- たんぱく質の“目印”くっつく化合物…京大チーム開発（読売，2009/09/24） ※浜地格教授らによる
- アルツハイマー治療に効果…マウス、薬理色素で改善 林原生物化学研究所（読売，2009/09/09） → アルツハイマー病の治療薬開発に大きな期待 −薬理色素に新たな認知機能改善作用を発見−（林原生物化学研究所，2009/09/08） ※薬理色素NK-4
薬理色素NK-4（キノリン骨格3核シアニン系色素；２つのI-1は略）- 神経幹細胞の注射でアルツハイマー病が改善（Wired Vision，2009/07/23） ※ BDNF（Brain-derived neurotrophic factor；脳由来神経栄養因子〔ニューロトロフィン neurotrophin の一種〕）の研究
参考：BDNFの構造例1bnd
（海外ニュースに掲載）- 「症状が出ないアルツハイマー」：脳と言語技能の関係を研究（Wired Vision，2009/07/14）
- 1日1杯のワイン、高齢者のアルツハイマー病のリスク低減（AFPBB News，2009/07/14）
- エーザイ「アリセプト」、高度アルツハイマー患者用新製剤の申請へ（ケアマネジメントオンライン，2009/07/09）
- 今月の分子 No.115 - β-セクレターゼ（PDBj）
阻害剤OM00-3（Chain C）が結合したβ-セクレターゼ1m4hのChain A
（トピックス分子に掲載）- 京大などがES細胞でアルツハイマー／ALSの症状再現（読売，2009/07/04） ※中辻憲夫教授らによる
- 脳神経：制御を解明 アルツハイマー理解に道 東大など（毎日，2009/06/29） ※理化学研究所・林 悠特別研究員らによる
- アルツハイマー病関連のたんぱく質、阪大グループ発見（朝日，2009/06/10） ※大河内正康講師らによるAPL1β28（APL1beta28）の研究
- 認知症の市場規模、5年後には全世界で3兆円超え――米国調査会社発表（ケアマネジメントオンライン，2009/05/28）
- アルツハイマー病：600人対象に臨床研究 早期診断へ（毎日，2009/04/20）
- 大日本住友製薬、認知症治療剤の開発中止（時事通信，2009/04/17） ※AC-3933
- 「納豆酵素はアルツハイマー治療に有望」研究結果（Wired Vision，2009/02/24）
- メトライフ医学研究賞：アルツハイマー病研究、岩坪・東大教授に（毎日，2009/02/22） ※東京大学・岩坪威教授によるγ-セクレターゼの研究に対し
- 適量のコーヒーでアルツハイマー病の発症リスクが低下、研究結果（AFPBB News，2009/01/16）
- NHK教育TV サイエンスZERO「アルツハイマー病 研究最前線」（2008/11/29・19:00〜放映）
- アルツハイマー病の原因となる「アミロイドベータ」の産生調節機構を解明 - 新しいアルツハイマー病治療薬の開発に有望戦略 -（理研，2008/10/20）
- 「地中海料理」に心臓疾患やがんの予防効果、研究成果（AFPBB News，2008/09/14）
- アルツハイマー病：治療に光 記憶障害改善に成功 理研チーム、マウス実験で（毎日，2008/08/21） → GABA抑制の促進がアルツハイマー病の記憶障害に関与 - GABA受容体阻害剤が、モデルマウスの記憶を改善 -（理研，2008/08/21）
- アルツハイマー病の原因となる酵素の活性調節機構を解明 - アミロイド前駆体を捕まえるポケットの大きさと水分子の存在が決め手 -（理研，2008/05/22）
β-セクレターゼ BACE1のpH 5.0における構造2zhrのA鎖・C鎖（阻害剤OM99-2；空間充填部分含む）：球棒はAsp32・Asp228
※pH 4.0は2zhs，pH 4.5は2zht，pH 5.0（阻害剤なし）は2zhu，pH 7.0は2zhv- アルツハイマー病発症原因の一つを特定か（朝日，2008/05/19） ※佐賀女子短期大学・長谷川亨教授らによるホモシステイン酸の研究
L-ホモシステイン酸（homocysteic acid，2-アミノ-4-スルホブタン酸；分子上掲）- 鎮痛剤にアルツハイマー予防の効果なしと 米研究（CNN.co.jp，2008/05/17）
- アルツハイマー治療に光、さい帯血注射で有効？（読売，2008/04/29）
- 病気のもとを直接攻めろ／アルツハイマー新薬 最終段階（朝日，2008/03/10） ※治験中の新薬バピネオズマブ（bapineuzumab）について
- アルツハイマーに新タイプ 大阪市大教授ら専門誌に発表（朝日，2008/02/27） ※森啓教授らによる
- アルツハイマー病、早期診断へ 鶴岡の慶大生命研が研究（山形新聞，2008/01/11）
- 朝鮮ニンジンにアミロイド線維の形成抑止効果 信大教授確認（信濃毎日新聞，2008/01/03） ※中村宗一郎教授による
- アルツハイマー病の診断基準作成へ 札医大など33大学 新薬開発目指す（北海道新聞，2007/12/28）
- ローズマリーにアルツハイマー予防効果 岩手大など発表（朝日，2007/10/22） ※佐藤拓己准教授らによるカルノシン酸の研究
カルノシン酸（carnosic acid；Chime分子）- アルツハイマー：ワクチン飲んで治す 脳の「老人斑」撃退（毎日，2007/09/21）
- 【アリセプトの司法審査】英国高等裁判所が「アルツハイマー型認知症治療ガイダンス」に改訂命令（薬事日報，2007/08/14）
- 小野薬品、提携先が米でアルツハイマー治療薬の承認取得（朝日，2007/07/10） ※商品名：エクセロン・パッチ（成分は上掲リバスチグミン）
- 嗅覚低下はアルツハイマーの前兆と 米チーム（CNN，2007/07/08）
- アルツハイマー兆候解明へ国際研究 国内施設と米欧豪（朝日，2007/07/04）
- アルツハイマー病の治療薬、緑内障の進行抑制…東京医歯大（読売，2007/06/22） ※田中光一教授らによるメマンチンを用いた研究
- 世界のアルツハイマー病患者数が2050年までに1億人に（薬事日報，2007/06/18）
- 脳の発達にコレステロール必須、アルツハイマー治療に道（日経，2007/06/13） → 脳の発達には脳内コレステロール合成が欠かせないことを発見 −脳の発達に重要な新しいメカニズムの発見−（産総研，2007/06/13）
コレステロール（cholesterol；Chime分子）- 記憶障害以前に脳に変化＝アルツハイマー病の早期発見に期待 米研究（時事通信，2007/04/17） ※英語ニュース例：Brain structure changes can detect Alzheimer's years before symptoms appear（Earthtimes.org，2007/04/17）
- 認知症：来年度から専門医認定制度 学会決める（毎日，2007/04/16）
- 脳の掃除屋：不要物食べる細胞を解明 九大教授ら（毎日，2007/04/05） ※九州大学・井上和秀教授らによるP2Y6タンパク質に結合しているUDP（ウリジン二リン酸）の研究
- アルツハイマー病ワクチン、マウスで効果確認 名大など（朝日，2007/03/29） ※鍋島俊隆教授らによる
- アルツハイマー病：原因物質の蓄積を抑える酵素発見 大阪（毎日，2007/03/27） ※プロスタグランジンD2の合成酵素
プロスタグランジンD2（Chime分子；プロスタグランジン分子データ集，アルツハイマー病治療薬参照）- 認知症、画像診断で基準作り・東大など作成へ（日経，2007/02/16） ※井原康夫教授らによるJ-ADNIプロジェクト
- アルツハイマー病治療で新知見‐ミクログリア移植でAβを除去（薬事日報，2007/02/16） ※京都薬科大学・谷口隆之教授らによる
- 飲料で認知症予防‐赤池教授（京大）とコカ・コーラが共同研究（薬事日報，2007/02/06）
- NHK ETVワイド ともに生きる「認知症 あきらめないで」（NHK教育TV，2007/01/27放映）
- アルツハイマー病関連遺伝子を特定 新潟大など共同研究（朝日，2007/01/24） ※桑野良三教授らによる（関連資料例）
- アルツハイマー病に関与の遺伝子を特定 千葉大など（朝日，2007/01/15） ※SORL1に関する研究
- 免疫生物研究所がアルツハイマー認知症治療薬の開発・販売権を米社に供与（免疫生物研究所）（IP NEXT，2007/01/12）
- 認知症が若年層にも増えている！/SAFETY JAPAN [リポート]（日経BP，2007/01/05）
- フラボノイド：脳神経損傷回復 漢方の桂皮、陳皮に含有 都老人総研などのチーム確認（毎日，2007/01/05）
- NHK福祉ネットワーク「シリーズ認知症 反響にこたえて(2) アルツハイマー病治療の最前線」（NHK教育TV，2006/12/20放映）
- NHKスペシャル「シリーズ 認知症 その時、あなたは 第1回 “常識”を変えよう」（NHK総合TV，2006/12/17放映） ｜ 「第2回 介護の孤立を防ぐために」（2006/12/18放映） ‖ 認知症キャンペーン「認知症 その時、あなたは」
- トラミプロセートがサプリで承認（another side of ”d-inf”，2008/12/20）
- 武蔵野大学薬理学研究室ホームページ〜アルツハイマー病治療薬に関する最新情報 [Googleキャッシュ] ※2007/11/08記事参照
- アルツハイマー新薬候補tramiprosate（こども省，2006/12/15）
番組中で紹介された治験中の新薬トラミプロセート（tramiprosate；3-amino-1-propanesulfonic acid）- 透析アミロイド病の原因物質の基本立体構造解明に成功（アルツハイマー病などアミロイド病の予防と治療に期待）（JST，2006/11/14）
- 神経細胞における異常タンパク質の凝集を阻害する分子を同定（分子シャペロンが神経変性疾患を抑制する）（JST，2006/09/18）
- アルツハイマー最前線：／上 脳に病変つくる「Aβたんぱく」なくせ（毎日，2006/09/14） ※参考：Amyloid-beta Precursor Protein（アミロイドβ前駆体タンパク質）（PDB，2006/07）
Protein Fibrilの例2begのModel 1〔左〕とそのChain A〔右〕- アステラス、アルツハイマー型痴呆症治療薬「FK962」の開発を中止（朝日，2006/07/18）
- アルツハイマー病の新たな治療標的を発見（理研BSIニュース，2006年3月号）
- アルツハイマー病の新たな治療標的を発見 - アミロイドβペプチドの分解を促進 -（理研，2005/03/21） ※“神経ペプチド（生理活性物質）の一種「ソマトスタチン」がネプリライシンの活性を上昇させ、Aβレベルを低下させることを発見”
参考：ソマトスタチン〔左〕とβアミロイド分解酵素ネプリライシンの構造例1r1h〔右〕- 認知症治療薬：副作用報告８件、うち１件死亡 厚労省（毎日，2005/06/24） → 医薬品・医療機器等安全性情報214号／重要な副作用等に関する情報：塩酸ドネペジル（厚生労働省，2005/06/23）
- アルツハイマー病の実験的遺伝子治療に成功（理研，2004/01/29）
- 糖鎖を識別するユビキチン連結酵素の立体構造の解析（東京都医学研究機構，2004/03/01）
同研究による糖鎖識別ユビキチン連結酵1umi（糖鎖GlcNAc×2と近傍Phe177・Tyr279・Trp280・Lys281を強調）
※参考：古川鋼一ほか 編，「波及・深化する糖鎖研究」，羊土社(2007)，表紙・巻頭カラー図17・p.232図1- トレハロースを用いた新しい神経変性疾患発症予防法の可能性 - 分子安定化による神経変性予防 -（理研，2004/01/19）
- 田平 武『最近のアルツハイマー病の治療薬開発の動向について』（毎日，2002）
- アルツハイマー病の原因となる酵素の働きを新たに発見 - 原因酵素"βセクレターゼ"は糖鎖の合成を調節していた -（理研，2001/11/20）
- 須貝佑一，『痴ほう新薬 過剰期待は禁物』（朝日新聞・論壇；投稿，1999/11/24）
- Wyeth-Ayerst社、エーザイのアルツハイマー薬「E2020」をメキシコで申請、進む海外の認可、申請 ※E2020が塩酸ドネペジル
- 認知症プロジェクトの長谷川成人プロジェクトリーダー、野中隆副参事研究員、分子病理・ヒストロジー解析室の河上緒副参事研究員らは、「C型FTLD-TDPにおけるANXA11とTDP-43のヘテロ型アミロイド線維」について Nature に発表しました。（東京都精神医学総合研究所，2024/09/11） [NEW!]
- よく使われている医薬品（2002年度医薬品売上高世界順位ベスト100から；Chime版）
- その他参考情報
- 本ページへのアクセス解析例（ブログ記事）：アルツハイマー新薬情報へのアクセス状況（こども省，2007/01/07）
NHKスペシャル「シリーズ 認知症 その時、あなたは 第1回」放映前後のアクセス状況
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