スポンサーが変わり、監督が変わり、イルハンが入団してから、VISSEL神戸はなんだか別のチームになったようでとまどっている。
最悪なのはこの開幕戦の入場券が入手できなかったこと。
なんでやねん。
なんでVISSEL神戸の試合のチケットが完売になるねん。
もー、ワタシゃ、悔しくて悔しくて仕方がない(笑)。行きたかったなあ・・・。
ま、VISSEL神戸の試合は当日でも楽勝だと思っていたワタシが悪いのだが、4万アクセスを超えるVISSEL神戸を応援するホームページの管理者がこの記念すべき試合に行けなかったなんて本当に情けない限りだ。
イルハン人気もいいが、いい迷惑だ。
生まれ変わった神戸はどんな試合をするのだろうか。
ワタシは急遽放送されることになった深夜0時からのNHK総合テレビを必死に見たのだった。
この放送を新鮮な気持ちで見るため、ワタシは夕方からメディア規制をかけた。ニュースのテレビ番組を見ない。インターネットには接続しない。という自主的な報道規制だ。
テレビは新聞のテレビ欄を見ながら慎重にチャンネルを替えた。ニュース番組を避けて映画やバラエティ番組を見たのだ。偶然合わせたチャンネルでいきなり試合結果を放送されたんでは泣くに泣けないもんな(笑)。
先発メンバーを見てDFにパクが入っているのが違和感があったなあ。DFの経験あるのかなあ。テクニック、スピードはあるが身体が大きくないだけに見ていてとても不安なのだ。松尾が故障ぎみなので代わりに入ったようだが、ちょっとFWの選手層に比べてDFの選手層が薄いのではないだろうか、と思った。
試合は開始早々の6分に先制されてしまう。あちゃー。
神戸はなんかかみ合ってない感じだなあ。それに比べて市原はボール回しが早い。
ワンタッチパスで攻撃を仕掛けてきていい形を何回も作っていた。
ここはバウルや北本の身体を張った守りでなんとか押さえていた感じだ。
前半のハイライトはイルハンの個人技くらいか。ヒールでボールをリフトして相手をかわすという技。抜けていればスーパープレイだ。こういうのが自然にできるところがワールドクラスなんだろうか。
後半32分にようやく神戸が本領発揮。
セットプレイから北本のヘッドで同点にした。そして、直後に和多田のヘッドで逆転した。
がおー!
深夜にも関わらずワタシは叫んだ。
特に逆転のシーンでは播戸が強引気味に左サイドを縦に突破してセンタリングを上げたものに和多田がファーサイドで合わせたもので見事な連携だった。
それにしても美しい。そのゴールシーン自体も美しいが、そこに至るまでの和多田選手の長い道のりのことを思うとそのゴールは限りなく美しかった。
背番号11をカズに明け渡したこととか、昨年はケガで全く出られなかったこととかを思いながらヒーローインタビューを受けている彼を見ていると、ワタシは涙が出そうになった。
逆転してから神戸はボールをキープする作戦に出て、スローイングも藤本がショートで返してそれを受けた選手がボールキープしていたが、ワタシは久しぶりに和多田のロングスローも見てみたかったぞ。
神戸は前半は走り負けていた感じだが、後半は盛り返した。新10番の藤本の正確なフリーキックやホージェルのキープ力のある上がりなど多彩な攻撃が見られたのが収穫だ。
そして速い攻撃パターンが特徴的だった。
今年の VISSEL神戸はかなり面白い、と実感できた試合であった。
それにしても見に行きたかったなあ。
次の試合のチケットは早めに買っておこう、と思う。
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