2003年 天皇杯


第3回戦 対モンテディオ山形戦 2003年12月14日(日) 加古川(2,675人)


○神戸 3−0 山形●
   (1−2)
   (0−1)

【得点】
 34分(神戸)三浦知
 65分(神戸)土屋
 89分(神戸)播戸
 

【メンバー】
  掛川
  吉村
  土屋
  北本
  松尾
  シジクレイ
  菅原智
  朴
  ビスマルク(80分薮田)
  小島(60分播戸)
  三浦知(84分岡野)


 この試合の前日に民事再生法に基づく経営権を譲渡の報道がされて、チームの先行きが不安であったが、試合の結果は3−0という文句の付け所のないような内容だった。

 試合後のコメントを見たがチームの経営母体が変わるという点では選手達もあまり動揺はないようだ。ワタシ自身も何がどのように変わるのかよくわからないがチームが存続するのであればできる限り応援していきたいと思っている。

 さて、神戸の天皇杯の初戦は大勝。得点はカズの先制点から土屋、そしてダメ押しは播戸ということでなかなか美しかったようである。
 ああ、見に行けばよかったかなあ、と試合の結果を見て思った。

 

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第4回戦 対FC東京戦 2003年12月20日(土) 丸亀(5079人)


○神戸 2−3 FC東京●
   (1−0)
   (1−2)
     延長
   (0−0)
   (0−0)
     PK
    5−4

【得点】
 37分(神戸)朴
 64分(神戸)小島
 71分(東京)阿部
 89分(東京)阿部

【メンバー】
  掛川
  吉村
  土屋
  北本
  松尾
  シジクレイ
  菅原智
  朴
  ビスマルク(64分岡野)
  三浦知(74分播戸)
  小島(82分薮田)


 この日は寒かったなあ。
 全国各地で天皇杯の4回戦が行われていたが、雪のグランドでの試合が多かった。
 神戸は3回戦に快勝したが、この試合は苦戦した。
 特にロスタイムでの失点はイカンなあ。集中力が切れるのだろうか。ふがいない。
 PKでは掛川ががんばって止めてくれたおかげで勝てたが、いい試合だったとは言えないような気がする。
 遠く四国まで応援に行かれたサポーターの方々、ご苦労様でした。  

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準々決勝 対セレッソ大阪戦 2003年12月23日(火) 神戸ユニバー(6021人)


●神戸 2−3 C大阪○
     (2−0)
     (0−3)

【得点】
 7分(神戸)三浦知
 11分(神戸)シジクレイ
 79分(大阪)森島
 84分(大阪)バロン
 87分(大阪)バロン

【メンバー】
  掛川
  吉村
  土屋
  北本
  松尾(14分坪内)
  シジクレイ
  菅原智
  朴
  ビスマルク
       (82分薮田)
  三浦知
  小島(79分播戸)


 ついに準々決勝まであがってきて、聖地神戸ユニバーに戻ってきたVISSEL神戸である。
 って、言っても2試合勝っただけだもんなあ、それも1試合はロスタイムに同点にされてPKでかろうじて勝ったというもので、あまり胸張って堂々と「勝ち進んできた」と言えないような気がする。

  とはいえ、あと2試合勝てば元日に国立で試合ができるというのはモチベーションとしてはかなり盛り上がるものだ。またまた、今日の相手はリーグ戦の最終戦でぼろぼろにされたセレッソ大阪とあってはいやがうえにも盛り上がってくる。

  聖地神戸ユニバー記念競技場は工事中だった。
 トラックがはがされて地面が見えている。特にメインスタンド前では走り幅跳びの砂場部分の基礎が丸見えでまるで、縄文遺跡の発掘現場のようであった。

 

 

 てなことはさておいて、この日は神戸の勝利も楽しみだが、セレッソ大阪の大久保が楽しみなのだ。やっぱり今、最も旬な若手FWなので、しっかり見ておきたいと思う。
 日本代表の旬の選手が生で見られるというのもサッカー観戦の楽しみのひとつである。

試合は神戸が先制した。カズのゴールだ。コーナーキックからのボールをヘッドで合わせたもの。そして追加点はシジクレイだ。またもやセットプレイからの得点。遠くてよく見えなかったがいいペースだ。

 注目の大久保の方はというとここというときのスピードは目を見張るものがあると感じた。チャンスに一気にスペースに走り込むシーンはすごい。また、ヒジの使い方がうまいというか、あれは危険だと思うなあ。かなり強引に攻めてくるという印象だった。あれくらい強引でなければ代表はつとまらないのか。
 ま、あとでだいぶ神戸の選手にケズられていたが。。。


 
  2点差のリードで後半を迎え、徐々にセレッソが押し込んでくるようになってきた。
 森島に1点入れられて、その後動揺したのか、バロンに2点を立て続けに入れられてしまった。森島の得点が79分でバロンの2点目が87分なんで、その間約8分間の悪夢だ。
 8分で3点入れられてはいけません。 この時間帯だし。

 そして、立て直す時間もなく、試合終了のホイッスルが鳴った。

 あーあ。脱力状態である。
 せっかくの2点リードが、あんなに簡単にひっくり返るんだもんなあ。サッカーって恐いスポーツであるというのがよくわかった。
 ということで、今年最後の試合は大久保のフィジカルな強さと神戸のメンタルな弱さを見せつけられたのだった。

 この1年を見てみると、弱い部分ばかりが目についたシーズンだったなあ。それにしても残留できてよかった。
 来年はチームの母体企業も替わるし、監督も替わる。これまでのような残留が目標というようなチームではなく、優勝争いに参加するような強いチームとなって私たち神戸市民を楽しませてほしいと思う。

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