2003年のJリーグ初戦である。
まだまだ寒いこの時期、今日は特に寒かった。小雨も降ってるし・・・。グランドコートを着てその上にポンチョを着て帽子をかぶって完全防寒モードで挑んだがそれでもちょっと寒かった。それならビールなんか飲むなと言う声もあるかと思うが、これだけはやめられない。
入場口はすごい人だった。
なんじゃ、この人だかりは? なになにセレッソ側ホームのA自由席は満席だと? すごい盛り上がりではないか。
そりゃセレッソは今年J1復帰だもんな。これは非常にめでたいことである。セレッソは神戸の次に好きなチームなだけにワタシも素直にうれしい。よくぞ1年で戻ってきてくれたものだと思う。
このチームはJ2(当時JFL)のときにJ1昇格を目指して必死にがんばってたときに応援してて、わざわざ長居(古い競技場のほう)まで見に行ったことがあるのだよな。
それに、最も印象あるのが2000年の2ndステージ第10節の神戸との試合。
その試合で見せた西澤のシュートがすごかった。森島からのセンタリングに対して神戸DFをフェイントでかわし、オーバーヘッドで決めたシーンは強烈に印象に残っている。あれは素晴らしいシュートだった。あれ以上のシュートは未だかつて見たことがない。
そんなことより試合の方だが、神戸はオゼアスと播戸のツートップだ。カップ戦から通じてこのコンビである。オゼアスのポストプレーと運動量のある播戸のコンビネーションがいいのか。
前半は神戸がペースを握っている。
中盤で競り負けていないし、細かいパスがわりと決まっていてきれいな攻撃パターンだった。
薮田と山口のコンビでサイドを何回も崩していたのがよかった。
前半14分あたり。左からのセンタリングが相手DFにあたり、ゴール前でフリーになったオゼアスの足元へ。それを蹴り込むがゴールわずか左に外す。決定的なチャンスだっただけに大きい。
しかし、その1分後、山口とのワンツーを受けたオゼアスが右側から外に流れながらきれいにシュートを決めた。2回は失敗しない。素晴らしい。
その後は徐々にセレッソが押してくる。
後半はほとんどセレッソのペースだった。神戸はたまにカウンターで攻める程度で押し込まれてしまった。土屋がケガで途中交代しているし、少し不安があったが、交代で入った坪内がセレッソの猛攻をくい止めた。彼もいい勉強になっただろう。
守備に関しては安心できることがわかった。シジクレイがとても頼もしいし、坪内もしっかりしている。今日は出場してなかったが北本もいいし。もちろん土屋もいる。
後半出場した三浦泰も信頼できる存在だ。彼が入ることで全体がビシッと締まる感じがする。流れで相手に合わせてしまっているような時に的確な指示と精力的なプレーでチームを覚醒させるような選手である。
さて、まず1勝したわけだが、今年こそは去年のような結果には終わらないでほしい。常に上位を狙えるようなチームになってほしいと思うのだ。
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