それでもヴィッセル神戸を応援する

2005年(J1)観戦記


第4節 横浜Fマリノス戦 4月10日(日) 日産スタジアム (20,548人)


△横浜 1−1 神戸△
(1−0)
(0−1)

【得点】
 34分 安(横浜)
 89分 河本(神戸)

【メンバー】
 掛川
 北本
 河本
 ホージェル
 菅原
 丹羽(77分和多田)
 朴
 三浦淳宏
 薮田(72分佐伯)
 播戸
 三浦知良(55分ホルヴィ)


 ここまで1勝1敗1分、強いのか弱いのかわからない今年の神戸である。
 相手は横浜Fマリノス。強豪だ。
 でも横浜はJリーグの合間にAFCチャンピオンシップとかも戦っていて海外遠征もあり、強行スケジュールでかつ故障者もたくさんいるらしい。
 ベストメンバーではないというのが神戸として望みの持てるところであるが、安貞桓(アンジョンファン)が復帰しているのがいやらしいところだ。この選手には目の前でやられた記憶があるなあ。球際にスピードがあり、ボールを出すオプションをたくさん持っているいい選手だ。

 前半は1進1退というかんじ。最初は神戸がいい形を何度か作っていた。
 中でもカズのヘッドがおしかったなあ。薮田の左からのセンタリングに走りこんでぴったり合わせたのに、キーパーの正面にいってしまったものだ。下に叩きつければ違う結果になっていたのになあ。カズは攻撃に守備にと相変わらずキレている感じだ。
 しかし、徐々に押されてきて神戸は攻撃が少なくなってくる。
 先制点は横浜。復帰の安だった。DF河本と1対1になって、フェイントでかわしてゴール左スミに決めたもの。貫禄の違いか。残念だ。
 それよりもっと残念だったのが三浦淳宏の退場。競り合いで相手を引っ張ったとして警告の判定を受け、ホイッスルが鳴ったあとにもボールを蹴った行為が再度の警告となった。これは不用意だぞ。ゲームで熱くなるのはいいが、退場になっちゃいかん。でも厳しい判定だなあ。

 後半は1人足りないため攻撃に厚みがない。アツがいなくなって厚みがなくなった。(とオヤジギャグのひとつも入れておこう)
 神戸もたまには攻めるが前線にいい形でボールを送り込めないのがもどかしい。

 しかし、時間が経過するにつれて横浜Fマリノスのスピードが落ちてきた。遠征の疲れが出ているのか。攻めに精彩を欠いている。というか、逃げに入ったのかなあ。キープする場面が多い。
 そして、ロスタイムになったとき、神戸の同点弾が生まれる。
 なんと河本だ。意外と言っちゃ彼に悪いが、驚いた。
 セットプレーからヘッドでの得点だったが相手DFにも当たってからゴールに入ったので一瞬オウンゴールかと思ったような泥臭いゴールだ。
 ゴール前で座り込んだり倒れている横浜のDF陣を見て胸のすく思いだった。横浜にはさぞショックだったろう。
 河本は前半に安にかわされて失点したのを取り返した感じだ。やるじゃあないか。ヒーローインタビューを受ける彼の初々しい顔がとてもよかったぞ。

 いやー。
 今日の勝ち点1は大きいなあ。
 チャンピオン横浜相手に負けていて、一人少なく、しかもロスタイムで同点にしたんだもんなあ。
 この流れを次につなげていきたいものだ。


 

▲このページのトップに戻る



(C) 2005 Masanao"Maa"Shimizu . All Rights Reserved.