それでもヴィッセル神戸を応援する

2006年(J2)観戦記


第36節 東京ヴェルディ1969戦 8月27日(土) 神戸ユニバー記念競技場 (8378人)


○神戸 2-1 東京V●
(0-1) 
(2-0) 

【得点】
 27分 シウバ(東京)
 54分 河本(神戸)
 89分 田中(神戸)
 
【メンバー】
 北本
 エメルソントーメ
 河本
 坪内
 田中
 丹羽
 栗原(45分 ガブリエル)
 朴(89分 茂木)
 近藤(84分 平瀬)
 三浦


 いやー本当にいい試合だった。
 もしかしたらヴィッセル神戸の歴史の中でも最高の試合だったかも知れない。
 こんないい試合を見られなかったヴィッセル神戸のサポーターの人は本当に
可哀想だ。
 勝利の感激と引き替えに声は枯れてしまったが、最後は監督とのお別れで涙が出そうになってくるしサッカーのファンでよかった、ヴィッセル神戸を応援しててよかった。
 という
幸せな日であった。

 試合はヴェルディが先制。なにやら神戸DFがふとコントロールを誤ったボールがヴェルディのFWシウバの前にポンと転がった。
 「えっ」我が目を疑った。ナイスパスやん。それを落ち着いてループシュートで入れられて先制される。27分のことだ。あちゃー。

 前半神戸はあまりよくなかったなあ。攻めの形があまり作れない。チャンスと言えば三浦のFKとか近藤が左から切れ込んだときくらいか。守りは結構効いていたように思ったが。。。
 そして前半終了間際、丹羽がヴェルディの誰かを後方からチャージ。これは誰が見てもイエローカード。その約20秒後またもや丹羽がチャージ。相手は派手に倒れる。
 これで2枚目のイエローで退場となってしまった。カードが出るほどのファールではなかっと思うが。。。腹いせにボールを大きくけり出す丹羽。このとき彼に一体何があったのだろうか。
 1点負けていて一人少なくなるのは大きい。

 しかし後半9分(54分)に河本が三浦からのCKをヘッドで叩き込んで同点。

  よーし!いける。

 その後は神戸のペース。一人少ないながらもよくボールにからんでいい展開で攻めている。ヴェルディのカウンター攻撃も全力で走って戻って身体を張って守るし、今日の試合を勝つという強い気持ちが伝わってくるような感じだ。
 もしかしたら勝てるかも。。。しかし時間がない。。。引き分けでもいいか。。。でもここまで攻めているし、もしかしたら。。。なんて思っていた後半ロスタイム。左側で新加入のガブリエルだったか近藤だったかがセンタリング! 

 うぉりゃー! いけーーー!!。

 そこで、朴のシュートのこぼれ球を田中ヒデが会心の逆転ゴール!

 ぎゃーーーーー!!!

 信じられん。こんなことがあるなんて。一人少ない状態で逆転勝ち!
 こんなパターンでやられた試合はここユニバーでたくさん見たような気がするが、神戸がこういう試合ができるようになったとは。。。
 もう選手もスタジアム全体も優勝したかのような大騒ぎだ。

  しかもこの日は娘さんの病気治療のために神戸を離れる闘将バクスター監督のホーム最終試合だ。
 試合後はバクスターさんの挨拶もあって、感動したなあ。
 バクスター監督がいなくても、その戦いの気持ちは十分チームに浸透しているように思った。なんか、今日の試合でヴィッセル神戸は一段と強くなったような気がしたぞ。
 これからJ1昇格レースはどんどん過酷になっていくだろうが自信を持って戦ってもらいたい。
 きっと光は見えてくるだろう。

 ああ、今日のお酒は最高においしいわ。

 

 

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