それでもヴィッセル神戸を応援する

2008年(J1)観戦記


第8節 ガンバ大阪戦 4月27日(日) ホムスタ  (19,014人)


○神戸 2−1 G大阪●
   (1−0)
   (1−1)

【 得点】
 39分 大久保(神戸)
 52分 バレー(G大阪)
 57分 大久保(神戸)

【警告】(神戸のみ記載)
 64分 金南一 (次節出場停止)
 

【メンバー】
 榎本
 石櫃
 北本
 柳川
 鈴木
 栗原
 金南一(86分 田中)
 ボッティ
 古賀
 馬場(66分 松岡)
 大久保(89分 須藤)


 いやー、ジツに素晴らしい勝利だった。
 まさに王者のような戦い方だったなあ。プレイに勝利への気迫が感じられたし、攻撃の意図もよくわかったし、まるで常勝チームのような堂々とした戦いだった。

 最初から神戸がペースを握っていた。
 中盤でのボールへの寄りがG大阪より速くて激しい。で、取ったらすぐに前線に送り、そこからゴールまで一直線の攻撃は見ていてわかりやすく効果的だった。
 25分あたりでは古賀の左からのクロスに走り込んだ大久保が合わせたが残念ながらキーパーの正面で止められて得点ならずというシーンがあった。タイミングもぴたりだったし入っててもおかしくない攻撃だった。
 しかし30分あたりにはG大阪安田のセンタリングからバレーのヘッドがゴールポストの右上角に当たり失点を免れる。安田をフリーにしすぎだったな。

 そうこうしているうちに待望の神戸の先制点を大久保があげる。
 古賀からのセンタリングにヘッドで合わせたものだったが、信じられないようなゴール前どフリー。なぜかDFの前に大久保が位置していたのがウソのような状態だった。
 いろんな意味ですごい。

 

大久保嘉人のヘッド



 1−0で神戸リードのまま折り返すが後半も神戸が主導権を握っている。中盤でボールを取ってロングボールをDFの裏へ出して速攻という一見単純な戦術だが今日のG大阪にはよく効いていた。
 しかし、さすがG大阪は甘くはない。52分にセットプレーからバレーが同点とする。一旦クリアしたボールがバレーの前にいったのが不運だったかな。

 しかし、今日の神戸はこのまま終わる、あるいは逆転されるようなヤワなチームではなかった。
 57分にボッティから大久保に渡ったボールを大久保が相手DF二人を振り切ってネットに突き刺す。

 うおおーーー!

 大久保はすごいフィジカルバランスだと思ったなあ。さすがだ。

 その後65分あたりには神戸のプレスが効かなくなってきてちょっとバテたかな、と思ってたらすぐメンバーを交代させてリフレッシュさせたあたりは松田さんの戦略が効果的だったな。
 しかし終盤には神戸ゴール前の混戦でボールがポストに当たってぎりぎりで失点を免れるなど危ない瞬間もあったが、結局2−1で逃げ切った。

 いやー、もう一度書くが、今日は堂々の勝利だったぞ。
 この調子を続けていけばもっと上位を狙えそうだ。
 順位もガンバ大阪を抜いて7位まで上がった。勝ち点11,12が6チームもいて中盤の位置は混戦状態だが、この調子でゴールデンウィークの連戦を乗り切ってもらいたい。

 後半、柳川と激突して退場した金南一が心配だ。

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